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2026年5月15日 (金)

心斎味仙

260515sky01 昨晩降った雨の影響か、朝の内は厚い雲に覆われた空だったが、日が昇るに連れ雲は姿を消して安定した青空が広がった。最高気温は24℃止まりで空気は爽やかで過ごしやすい1日となった。

西武新宿駅前通りと新宿税務署通りの交差点近くにある『心斎橋味仙』。こう書いて「ミナミアジセン」と読ませる。文字通り大阪心斎橋で1981(昭和56)年創業以来長く営業を続けていたのだが、2018(平成30)年10月この地に移転してきたらしい。筆頭基本メニューが「台湾麺」になっていて、中細ストレート麺を使いスープは透明度があり挽肉が入っているから、少しラーメンの知識がある人からすれば、名古屋の地麺「台湾ラーメン」の祖である『味仙(みせん)』の関連店かと思うはず。でも全く無関係な店らしい。読み方も違うし。そんな不思議な経歴の店に興味を惹かれ新宿までやって来た。

食べログに書かれていた開店時間ちょうどにやって来たが既に営業中の札が出ていて先客2人が食事をしていた。厨房には東南アジア系の男の店員が1人。店内隅に設置されたボタン式券売機で食券を購入すると片言の日本語で「こちらの席へドーゾ」と予め水の入ったコップが置かれた席へ案内された。客席は厨房を取り囲むコの字型カウンター15席。食券を差し出すと「セロリ入ってますが大丈夫ですか?」とか「ご飯サービスになりますがどうしますか?」と聞かれた。ワンオペで忙しいのに大声で片言の日本語を喋り明るい。接客態度で良い人柄が滲み出ていた。調べてみるとミャンマー国籍の名物店員らしい。後客は6人くらい。いずれもラオタ系ではなく学生や作業着姿の男達やおばちゃん2人組だったり、およそ新宿の街っぽくない客層で普段使いしている様子だった。店内には台湾歌謡曲みたいなBGMが流れていた。

260515ajisen00 260515ajisen03 心斎橋味仙 『担仔麺』 850円

ラーメンメニューは「台湾麺」「担仔麺」「炸醤麺」「四川麺」「葱油拌麵」の5種。最後の「葱油拌麵」は汁無し麺で、他の4種は辛さとこってり度がチャート化された写真が店内にありわかり易くなっていた。看板に書かれていた「担仔麺」がイチオシなのだろうと推測してそれを注文した。セロリ有、ミニご飯有りでお願いした。そうしたら味玉が入ったしっかりした麺量の一杯としっかりした量のご飯の上にチャーシューの細切れがのっていたものが提供された。新宿の地で850円でこのボリューム感は「あれ?注文間違えたかな?今令和8年だよな?」と不安になるほどだった。ご飯メニューに魯肉飯や炒飯があったけどもうこれで十分だろう。ランチ限定サービスかも知れないけど。

260515ajisen01 「担仔麺(タンツーメン)」とは名古屋「台湾ラーメン」の原型となった、実際に台湾で食べられている麺料理のこと。適度なかたさがある中細ストレート麺で豚そぼろ肉が入っているところまでは一緒だが、もやしと香菜代わりにきざんだセロリが入っている。また台湾や名古屋『味仙』今池本店では日本の茶碗サイズで提供されるが、こちらはしっかりラーメン丼に結構な麺量で提供された。

260515ajisen02 辛味ラー油が少しかかっている程度で辛味もそれほどではない。スープは日本のラーメンとは異なり出汁の旨味はあまり感じないものだったけど、あっさりしていながら塩味も感じてで飲みやすかった。セロリはそれほど主張してこなかったので食べやすくもあった。味玉は自分が好きなかたゆで玉子。店名の漢字が同じなので名古屋『味仙』と勘違いして辛味を期待していた客が不満を言うのは理解出来るけど、自分は違いを知りたくて訪れたし激辛マニアというわけでもないので、あっさりと食べやすく美味しく食べすすめられた。スープ完飲の完食になった。

260515ajisen04 更にはこんなミンチ肉飯までサービスされては文句なんて出ないよ。コップの水を飲み干し空に丼をカウンター上に上げて「ごちそうさまー」と言って退店しようとすると、ミャンマー人店員は厨房から出てきて入口の重めの扉を開けてくれて「アリガトウゴザイマシター!」と見送ってくれた。腹いっぱいになって気分良く店を後にした。

260515minira01味仙という店名だけど名古屋の『味仙』とは全く無関係。だけど台湾の担仔麺風のラーメンを同じく提供している。『心斎橋味仙』と名乗りながら新宿歌舞伎町で営業している。店内には台湾歌謡曲が流れているけど厨房ではミャンマー人店員が1人奮闘している。色々と面白い店だった。好印象で気に入ったので機会があれば再訪問したいなと思った。

2026年5月 8日 (金)

六坊白塩

昨年4月24日に開店した渡なべスタイルの新店『札幌六坊』へ三度目の訪問。入店直前に4人組が入ってきたので券売機待ちした後入店し食券を買って席を指定され着席。冷水入りコップが提供されたタイミングで食券を渡した。店員は男1人女1人。後客は続々来店し外待ちの並びが生じていた。

260508rokubou00 260508rokubou01 札幌六坊『札幌塩ラーメン』 1200円

「札幌ブラック」、「札幌味噌ラーメン」は食べていたので未食だった塩を注文した。麺は他メニューとおそらく同じで森住製麺の黄色く縮れ強めの中太縮れ麺。具もおそらく他と一緒で太葱の輪切り、もやし、玉葱、平メンマ数枚、挽肉、小ぶりなチャーシュー数枚。スープは丼から溢れ銀の受け皿に滴り落ちるところまで同一。

260508rokubou02 当たり前だけどスープだけが塩味になっている。だから醤油の「札幌ブラック」に対応してこっちは「札幌ホワイト」でも良さそうなもんだけど商標問題とかあるのかな?塩味はしっかり出ていて脂分多め。チャーシュー等の具材から旨味ものっているように感じる。濁っているように見えるが表面に油層がある為で透明度はある。縮れ麺との相性も良くて満足度は高い。スープこそ飲み干せなかったが麺と具は完食し大満足。これで『札幌六坊』の醤油/味噌/塩ようやく全て制覇した。3種とも油感と麺のコリコリ食感、葱のシャキシャキ食感、チャーシューの多さ、丼から溢れるほどのスープ量等、ラーメンを美味しく感じさせるツボをしっかり押さえているのが素晴らしかった。丼をカウンター上に上げ卓上を拭き厨房に向かって「ごちそうさまー」と言って退店した。

渡辺動因

雨こそ降らないようだが圧倒的に雲優勢の空模様。未だ気温も湿度もそう高くないから爽やかな空気に感じるが、もう梅雨の気配みたいなものは感じ始めている。

西早稲田にある魚介豚骨ラーメン店『渡なべ』。先々週24周年記念の限定ラーメンを食べに行ったばかりだが、今回新たに始まった限定メニューがまた気になるものだった。今回の新しい限定メニューは「すっごいよ豚骨」。『すっごいよ』というのは2000年4月オープンして2003年1月頃には閉店してしまった、白楽にあったというラーメン店の店名。この店のラーメンに衝撃を受けて渡辺樹庵氏は『渡なべ』を開店することになる。但し『すっごいよ』のラーメンは『渡なべ』の魚介豚骨ラーメンとは全くの別物だという。しかも1万杯以上のラーメンを食べ歩いた実績を持つ渡辺樹庵氏自ら「未だに『すっごいよ』に似たラーメンを食べたことがない」と言わしめる一杯にとても興味を惹かれた。この幻のラーメンを渡辺樹庵氏が記憶を頼りにして今限定復刻しているのだから行かないわけには行かないだろう。我ながらミーハーだなーと思いつつ店へと向かった。

店には開店15分過ぎくらいに到着し店前には待ち客の姿はなかった。ところが中に入ろうとするとちょうど満席で外待ちすることになった。3分ほどで先客が席を立ったので入れ替わりで入店。入口脇の券売機で食券を購入すると店員に空いている席を指定され水入りコップが置かれるのを引き換えに食券を渡した。店員は1人だけ。後客は次々来店し常時ほぼ満席だった。

260508watanabe00 260508watanabe01 渡なべ

『すっごいよ豚骨』 1200円+『味付玉子』 150円=1350円

目的の限定メニューに味玉を付けて注文した。麺は中太やや縮れ。具は生キャベツ、海苔1枚、肉肉しい厚い大きめのチャーシュー2枚。スープは塩っ気が強めに感じたけどタレの強さはあまり感じない普通の豚骨味だった。豚骨臭もあまり感じない。でも麺も太いから九州豚骨ラーメンとは全く違う印象になっている。

260508watanabe02 昨年の今頃食べた「もっと美味しい初期型六坊」はこの「すっごいよ豚骨」と具を共通していると聞いていたので確かに似た印象を受けた。ただスープは「初期型六坊」と比べてずっと食べやすい。店員から味変アイテムとして刻みニンニクと辛ニラが提供された。『渡なべ』がおすすめしてくる味変アイテムって自分にとっては元のスープの美味しさを壊してしまうことが多々あるので敬遠しているのだが、今回に限っては経験からこのラーメンにバッチリ合いそうなのが理解ったので、慎重に少しづつだが加えていった。するとやっぱり両方共効果的で美味しさが上がった。スープ一滴残さず完食の大満足。自分がラーメン食べ歩きを始まる前に閉店してしまった幻の店のラーメンを疑似体験出来て良かった。

2026年4月22日 (水)

渡辺二四

260422sky01 思い返せば昨日でこの新しいブログに切り替えてからもう1年の時が流れていたんだな。またちょうど1年前の今日、このブログになってからの最初の一杯として選んだのが西早稲田にある魚介豚骨ラーメン店『渡なべ』の「23周年記念らーめん」だった。自分はこの店の魚介豚骨らーめんが大好きなのでね。そして1年後の今日は「24周年記念らーめん」を狙って『渡なべ』に足を運ぶことにした。

店には開店予定よりだいぶ前に到着した。店前には誰もおらず。結局10分前にもう1人現れただけだった。『渡なべ』ってもっと人気があると思っていたので意外だった。ほぼ定刻に暖簾が出され店内に招き入れられた。入口脇の券売機で現金で食券を購入。厨房には男の店員2人。店員に食券を渡すと奥の席に座るよう言われた。すぐ冷水入りコップが提供された。しばらくして後客が4人現れた。

260422watanabe00 260422watanabe01 渡なべ

『24周年もっと美味しい渡なべ』 1500円+『味付玉子』 150円= 1650円

『渡なべ』の周年記念の限定メニューは毎年「もっと美味しい渡なべ」を標榜している。他店が出す周年記念限定メニューとは心持ちが違う。同店の基本メニューである「(魚介豚骨)らーめん」をその枠内でグレードアップさせるということを毎年行っている。挑戦的というか、自分の店のラーメンの味に自信を持っていて、かつ向上心を持っていないとなかなか出来ない試みだ。素晴らしいなと思う。例年通り味玉を付けて注文した。

260422watanabe02 麺も具材も基本メニューと同じで、スープに新たな試みをしている。昨年は昆布の旨味を強調させる為にダブルスープにしていたそうだが、今年は醤油ダレを強調させるために和歌山の湯浅醤油という高級な醤油を使っているのだそうだ。でも一番重要なのが最初の一口目で「あー『渡なべ』の濃厚魚介豚骨の味だー」と思わせてくれることで、今回それを見事に達成していた。昨年19年ぶりに基本の「らーめん」を食べたのだが唸るくらい美味しくて驚いた。今回の一杯は基本の「らーめん」に比べて醤油ダレが強調されている意図は何となく感じた。タレを強調させるためややサラッとした仕上がりの濃度になっているのも何となく解った…気がした。でもそれは前情報として入れていたからそう感じただけの可能性が高い。それくらい間違いなく美味しい満足度の高い『渡なべ』の濃厚魚介豚骨の一杯だった。つまり自分の舌では「もっと美味しい」かどうかは判らなかったし、基本のらーめんも今回の限定らーめんも両方とも美味しかったとしか言いようがない。足を運んで良かったと思うくらい大満足だった。

蛇足なのだが、隣の後客は何と基本の「らーめん」と今回の「もっと美味しい渡なべ」を連食していた。羨ましいと思うのと同時に今の自分には出来ないかな?と思った。味の比較をしてみたい、その気持はとてもよく理解る。だからと言って興味深く食べられるのは最初の2,3口くらい迄で、その後に、違いがあると言っても同じような方向性のラーメンを2杯食べることになるのだ。スープだけじゃなく麺も具も。それは自分には苦行になるし、だからと言ってそのまま残すということも両方出来ない。仮に連食するなら近くの関連店の『札幌六坊』で別の味のラーメンを食べるだろう。他人が好きでしていることだから全く余計な話なのだがそう思ってしまったよ。自分はスープ完飲の完食でお腹も丁度良く満たされ大満足のまま厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

2026年2月27日 (金)

継羅偉伝

260227sky01 昨日と同じく雲の多い空だったが青空の割合は若干多く風も穏やか。なので体感気温は高くなったのでコートは家に置いて家を出た。

今月は都内の味噌ラーメン店を重点的に訪ねてきたわけだが、札幌からの「すみれ系」と東京発信の「花道庵」系の二大潮流があることが確認出来た。更に深堀りしていくと『札幌すみれ』は札幌にある『純連』という店から別れたルーツがある。『純連』は1964(昭和39)年創業。その後創業店主の長男が店を引き継いだが、1989(平成元)年に創業店主の三男が暖簾分けされ出来たのが『札幌すみれ』ということになる。ルーツが一緒で大別すれば同じ味噌ラーメンを出しているからラオタ達から「純すみ系」等という言われ方をしている。しかし実際道外に多く進出して話題となって人気もあるのはもっぱら『札幌すみれ』出身者の店ばかり。新横浜ラーメン博物館へ出店したことが影響が大きいのだろう。一方の『純連』の方は調べた限りでは札幌市内に札幌本店と北31条店の2つの店舗しか存在していない。でも過去に東京に支店を出店していたことがある。それが202年6月6日に開店し2014年9月30日に閉店してしまったJR高田馬場駅近くにあった『さっぽろ純連』東京店だ。自分は一度だけ訪問したことがある。その閉店理由は当時の東京店の従業員が独立するにあたり店舗を譲ったから。その店が『さっぽろ羅偉伝』で今や貴重な「純連」出身の店ということになる。立川方面に支店もあるみたいだが向かうは高田馬場本店の方だ。2月が終わってしまう前にぜひ訪問しておきたかった。

店に到着したのは開店から5分ほど過ぎたあたり。駅から上り坂を6,7分かけて辿り着いた。早速入店。入口のボタン式券売機で食券を現金で購入すると一列のカウンター13席に既に先客7人が座っていたので空いている席に座って店員に食券を渡した。従業員は男1人女1人。水はセルフ。後客は2人くらいだったと思う。

260227raiden00 260227raiden03 さっぽろ羅偉伝 高田馬場店

『みそらーめん』 1000円+ 『半チャーハン』 500円= 1500円

メニューは「みそ」「辛みそ」「正油」「塩」。店のおすすめは「みそ」だと書かれている。言われなくてもだが「みそ」を選択。サイドメニューに半チャーハンがあったのでそれも合わせて注文した。過去訪れた「すみれ系」の店と比べて随分と早く提供されたので驚いた。

260227raiden01 麺は札幌森住製麺製の中太縮れ麺。具はきざみ葱、メンマ数本、きざみチャーシュー数個とチャーシュー1枚。おろし生姜は中央のきざみ葱の上にのっていた。

260227raiden02 スープ表面に熱々ラードがあるので明らかに「純連すみれ」系の味噌ラーメンとわかる。間違いなく美味しい味噌ラーメンだった。ただ味噌の味やしょっぱさは『三ん寅』『郷』等という「すみれ系」の大行列をつくる店と比較するとどうしてもおとなしめの印象だったことは否めない。これは尖った個性を前面に出して攻めるか、多くの客に寄り添い万人受けするように出すかの方向性の違いだと思う。しっかりした量の普通に美味しい味噌ラーメンが意外と早く提供してくれたので全然満足だ。

260227raiden04 半チャーハンはこれ本当に半サイズ?間違えられたのかと戸惑ったほどしっかりしたサイズ。味はごく普通だけど熱々でこのボリュームなので不満箇所なんてない。大満足だ。

両方共完食したら体が熱くなって長袖をまくり上げ額から落ちてくる汗を拭うのが大変だった。丼と皿をカウンター上に上げて拭いて店員に「ごちそうさまー」と声をかけ退店した。体の発熱がしばらく収まらず着ていた上着をリュックに押し込んでから家路についた。

2026年2月19日 (木)

田坂味噌

260219sky01 今日は朝から1日気持ち良いほどの快晴の空が広がった。風も強く体感温度は下がっている冬晴れの1日となった。今後一週間の天気予報を見ると味噌ラーメンが心底美味しく感じられる時期が収束に向かっているのが見えたので、連日になってしまうが都内の有名味噌ラーメン店に訪れる為出かけることにした。

『味噌麺処 田坂屋』。2023年3月4日に池袋駅西口に開店。店主は『味噌麺処 花道庵』出身。開店予定のだいぶ前に店に到着。誰もいなかったので「先頭はここ」と書かれた札のところに立って開店を待った。定刻に暖簾が出される頃には後ろに10人くらいの行列が出来ていた。入店すると入口脇にボタン式券売機があり食券を購入すると店員が「奥の席からどうぞ」と言われたのでコートをハンガーにかけて着席した。水セルフ。厨房には若い男の店員が2人。客席は厨房周りL字型カウンター9席。初回で満席となり外待ち客も生じていた。

260219tazakaya00 260219tazakaya03 味噌麺処 田坂屋

『味噌ラーメン』 980円+『ウズラ味噌漬け』 150円 = 1130円

メニューは味噌・辛味噌・あえめん・激辛と並んでいる。筆頭基本の味噌にうずら5個を付けて注文した。

260219tazakaya01 シンプルな白い丼で提供された。まずは店外の開店待ちでかじかんだ手をアッツアツの丼で温めた。これも味噌ラーメンをより美味しく食べる前の儀式みたいなものだ。麺はもちもち食感の縮れ太麺。具はきざみ葱、細切りめんま、大量の炒めもやし、大きめのチャーシュー1枚。シャキシャキの大量の炒めもやしはやっぱり嬉しいね。別皿で提供されたずらは味噌漬けというほど味噌の味は感じず普通の茹でたうずらの玉子だった。

260219tazakaya02 スープは白味噌主体だけどしっかりしょっぱさが感じられるだけではなく、ニンニクと背脂も入っていて満足度が高い。実に『花道庵』を感じる一杯。巨大な池袋駅を挟んで西口にこの『田坂屋』、東口に『花田』。その両方が大人気で大行列をつくっているのをみると東京で味噌は『すみれ』系だけが人気なわけではないと実感した。この『田坂屋』の味噌ラーメンも例に漏れず美味しかったのでスープ完飲完食に至った。店員に「ごちそうさまー」と声をかけて大満足で退店した。店外には7,8人くらいの行列が出来ていた。

2026年2月 4日 (水)

三寅味噌

260204sky01 今日も気持ち良いくらいの快晴の空が広がった。しかし流石に雨がこんなに雨が降らない日が続くと水不足が心配になる。

『札幌すみれ』から暖簾分けされ東京で日々大行列を作っている大人気店『三ん寅(さんとら)』へ初訪問することにした。昨年10月に開催された新横浜ラーメン博物館の企画『すみれオールスターズ』でリレー出店された時に食べているものの実店舗への訪問は初めてとなる。オープン日は2019年10月29日。実に格好良い店名だよなー。店主は『札幌すみれ』で約17年働き札幌本店の店主まで担った凄腕の人物だという。

場所は有楽町線江戸川橋駅から徒歩3分程度の路地の一角。店には開店予定の約30分前に到着したが既に店頭に5人先客が待っていた。定刻に店主自ら暖簾が出された頃には大行列が生じていた。先客に続いて順番に入店し入口脇にある券売機で食券を購入し店員に渡すと席を指定されたのでコートをハンガーにかけてから着席した。水は卓上のピッチャーからセルフ。店員は店主含め男2人女2人。客席は厨房前一列4席と壁側3席のカウンター席と、テーブル席が2人卓✕2と4人卓✕1。当然初回で満席になって店外には常に大行列が生じていた。

260204santora00 260204santora03 三ん寅

『味噌らーめん』 1200円+『味玉』 200円+『ごはん(小)』 150円= 1550円

メニューは味噌/醤油/塩。筆頭の味噌をレギュラーサイズで、味玉、ごはん小を付け注文。提供まで結構待たされることになった。

260204santora01 提供時アッツアツの丼だったが少しも湯気が立ち上っていない。スープ表面がラードで覆われふたの働きをしているからだ。麺は西山製麺の黄色い中太縮れ麺。具はきざみ葱、細切りメンマ、炒めもやし&玉葱、挽肉とほぐしチャーシュー、ロースチャーシュー1枚。その上にはおろし生姜。追加した味玉の黄身の色は濃く味もしっかりしていた。

260204santora02 朝飯を抜いた状態で寒い店外で約30分、良い匂いのする店内で25分待たされたあとに提供されたこのアッツアツ極上の一杯は、頭の中は「美味ェー」で埋め尽くされそれしか考えられなかったほど。同門の『ラーメン郷』@鶴間のように油も味噌もヘビーな方向に振っているわけでもなく、絶妙にバランスが取られながらそれでいてしっかりパンチを感じる。この辺り様々な地方の店舗を経験した店主の技量なんだろうね。こんなラードたっぷりなのにスープ完飲の完食で終わった。勿論大満足の退店となった。

2026年1月30日 (金)

花田味噌

260130sky01 快晴の冬空が広がった。朝なんてかなり寒いと感じたけど外のバケツの水も凍らなかったし霜柱も出来ていなかった。

『麺処 花田』。池袋東口から歩いて6,7分の繁華街の路地に2010年4月28日オープンした。店主は『味噌麺処 花道(現:花道庵)』出身。今は上野に支店も出している。

激戦区池袋でも筆頭クラスの行列が出来ているという事前情報があったので開店予定の20分前くらいに店へ到着したら既に先客1人が待っていた。その後に続いて待つことにした。店主によって暖簾が出されたのは開店予定の3分後。その頃には後ろに20人を超える行列が生じていた。入口脇のボタン式券売機で食券を購入し店員に渡すと席を指定された。コートをハンガーにかけてコップに水を注いで着席。店員は男の店主1人と女店員2人。客席は厨房周りL字型カウンター10席と奥に一列5席。当然ながら初回で満席になり外待ちが生じた。食券先買いルールらしく頻繁に後客が店内に入っては出ていった。

260130hanada00 260130hanada01 麺処 花田 池袋本店

『味噌』 1100円+『半熟玉子』+ 140円+『バター』 140円= 1380円

メニューは味噌と辛味噌、各々のつけ麺という4種構成。筆頭味噌に半熟玉子とバターをトッピングして注文した。味玉とは別に半熟玉子があるのはあまり例がないので少し面白いと思った。野菜とニンニクの量が無料で増せるらしく食券を渡す時店員に確認されたが初回なので両方普通にした。

260130hanada02 麺は『花道庵』出身らしく三河屋製麺製の中太丸麺で少し波がついているタイプ。具はきざみ葱と韮、もやし、柔らかメンマ数枚、大きめ肉厚の巻バラチャーシュー1枚。もやしは炒めた後煮ているようでシャキシャキ感はおとなしめ。追加トッピングの半熟玉子丸1個とバター1個。スープは濃い味噌味。白味噌主体の『花道庵』よりやや合わせ味噌感を増したような印象。一般的な味噌ラーメンに近くなっている気がする。だから驚きとか衝撃というのはないけど安心の美味しさが得られた。そして重要な要素であるスープの温度はアッツアツ!。麺量もあり満足度も高かった。後半バターが自然に溶け出していい塩梅の甘さが広がった。スープ一滴残さず完食し大満足の退店となった。

2026年1月 6日 (火)

渡辺味噌

260106sky01 快晴の冬空が広がった1日。こころなしか昨日より寒い気がする。

年々夏の酷暑が勢いを増し長期化したことに反比例して自分の中で冬の期間の貴重さ有り難さが増している気がする。この冬の期間を楽しむ一環として美味しい味噌ラーメンを食べ歩くというのも楽しみの大きなひとつになっている。

昨日『神保町 可以』で幻の復刻味噌を楽しんだのだが、本店格の『渡なべ』でも今期間限定で味噌を提供していると聞き興味を惹かれ西早稲田を訪れた。店到着時店前には誰もいなかったのでそのまま暖簾を割った。入口脇の券売機で食券購入し店員に渡すと席を指定されたのでコートをハンガーにかけてから着席。水は提供された。店員は男2人。先客5人後客5人。

260106watanabe00 260106watanabe01 渡なべ

『渡なべの味噌らーめん』1400円+『味付玉子』150円=1550円

通常の渡なべの基本の「らーめん」を味噌味にしたものらしい。つまり魚介豚骨味噌ラーメン。意外とこういうのは今まで食べたことが無かったかも知れない。

260106watanabe02 麺も具も基本の「らーめん」と同じだと思う。スープを飲んで驚いたのはしっかり『渡なべ』の美味しい魚介豚骨味がするのに、それでいてしっかりまろやかな味噌の味がしたことだ。素人からするとまぜそばとかでもそうだけど魚介(魚粉)味って強いから支配的になっちゃうんじゃないかと思ってたのだけどそうにはなっていないんだよ。味噌は見た目や味から想像すると白味噌っぽい、しょっぱさ控えめの優しい味わいなんだけどしっかり味噌だと判る。勿論スープ完飲の完食。新年早々凄い一杯と出会えて嬉しい。大満足で退店した。

2025年12月26日 (金)

東池味噌

251226sky01 朝の内は雲が広がり雨も少しパラついたがすぐに雲は追いやられ青空が広がった。風が強く吹いたからだ。体感気温はかなり下がって寒く感じた。

東京メトロ有楽町線東池袋駅近くにある『東池袋大勝軒』本店。ラーメン界の世界遺産と言われた1961(昭和36)年創業の『東池袋大勝軒』の継承店にあたる。こちらの創業は2008(平成20)年1月5日。自分は今回14年ぶり2度目の訪問になる。今年は『豪快』@藤沢や『サニー』@ひばりが丘『所沢大勝軒』@新所沢と古き良き東池袋大勝軒系統の店を巡っていたので、今年も終わろうという今、本店をもう一度味わってみたくなった。

店に到着したのは開店10分前くらい。既に先客が2人いた。定刻に暖簾が出された頃には自分の後ろにも数人の並びが出来ていた。先客に続いて入店。入口脇にボタン式券売機。現金で食券を購入し店員に渡すと席を指定されたので着席した。水は店内隅にある冷水機でセルフで注ぐ。厨房には男の店員3人。客席は厨房周りL字型カウンター11席。店内にテーブル席が2人卓が1つと4人卓が2つと店外に4人卓2つ。後客は続々来店し店内待ち客が常に5,6人いる状態だった。

251226taisyouken00 251226taisyouken01 東池袋大勝軒 本店

『みそラーメン』 1450円+『ゆでたまご』 150円= 1600円

普通の池袋大勝軒系の店なら「メンマラーメン」を注文するのが自分の常だけど、せっかく本店に来たのだから別の特別メニューを選択した。本店でも期間限定数量限定の「みそラーメン」にゆで玉子を付けて注文。

251226taisyouken02麺は当然ながら東池袋大勝軒の中太ストレート麺。通常の並でも麺量320gだそうだ。具はザンギリ葱、平メンマ数本、炒めもやし、きくらげ、大きめのブロックチャーシュー数個。追加したかたゆで玉子、大好きだ。初めての東池袋大勝軒の味噌ラーメンはイメージ通りオーソドックスなもの。でも味しっかりめ。美味しかったし何より安心しながら食べ進めることが出来た。でも流石は東池袋大勝軒、客を腹いっぱいにしたい思いが強い。食べてもなかなか減ってくれない。そこで卓上からおろしニンニクを投入したりして何とか麺と具は完食した。体がポカポカするどころか汗をかいたよ。狙い通り満足度の高い一杯だった。大満足の退店となった。

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