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2026年4月 9日 (木)

東京好来

熊本県の最南部、鹿児島県との県境に接する人吉市にある『好来(はおらい)ラーメン』。1958(昭和33)年創業の老舗ラーメン店だ。自分は約7年半前に訪れた。人の良さそうな高齢の店主が「うちはラーメンしか出来ないんで」と着席したら口頭注文も不要でラーメンが提供されるような地方の田舎のラーメン店ならではの雰囲気がある良い店という印象だった。

そんな地方の老舗店が「東京ラーメンストリート」に今年3月5日から7月末迄の期間限定で出店する。これは驚くと同時に、これこそ名前貸しではないか?という疑念も頭をもたげてきた。それでも『好来ラーメン』という屋号の魅力に逆らえず入店することにした。店舗は『ひらこ屋』の隣。開店時間が『ひらこ屋』から30分遅れなので『ひらこ屋』退店後すぐ店対面の行列スペースへ行ったら誰もいなかったのでこっちも先頭で開店を待った。定刻に開店する頃には後ろに10人以上の並びがあった。店員に呼ばれて店前の券売機で食券を買い店員に渡してから入店した。店員に「お好きな席へどうぞ」と言われたので壁側の隅の席に着席した。店員は男3人女4人だったと思う。客席は両壁向かいに一列9席のカウンター席と中央に一列7席づつで向かい合ったテーブル席。壁には熊本人吉市の宣伝ポスターが貼られていた。

260409kourai00 260409kourai01好来ラーメン 東京ラーメンストリート店 『好来ラーメン』 1000円

店名を冠した基本メニューを注文。本店同様麺のかたさの好み等は聞かれなかったのでそのままで楽しむことにした。

260409kourai02 丼はやや小ぶりに見えたがその分具材の満載感が高まっていて提供された瞬間にテンションが上がる。このあたりの演出も熟練者が立ち上げ時関わっているんだろう。こちらとしてはテンションは高めてくれるほど良い。麺は中細ストレート。結構かためな茹で加減の印象。具は青葱、細いもやし、細切りきくらげ、豚バラチャーシュー2枚。この大量のシャキシャキ細もやしは地方の雰囲気が思い出されて良い。スープは豚骨と鶏ガラから摂っているそうで豚骨臭はしない。タレは淡口九州醤油を使っているそうだ。意外と透明度が高く、九州豚骨というよりすぐ近くの鹿児島ラーメンにも近いのかなとも感じた。でも最大の特徴なのはスープを覆い尽くす黒いマー油。いかにも焦がしニンニクといった感じで本物感を否が応でも感じられる。なので満足度が高い。スープは完飲出来なかったが完食の大満足で退店出来た。

自分が全国地麺巡りの旅を始めたきっかけは、20年前当時雨後の筍のように作られた「ラーメン集合施設」内のご当地ラーメンを名乗る店のラーメンの低品質加減に愕然したことに始まる。「いくらなんでもこんな不味いわけないじゃん!本店とは違うはずだ!」と思い立ち、2009年2月に初めてのラーメンを主目的にした地方遠征を敢行した。結果、想像以上にラーメンの味の差は歴然だった。でもそれ以上に本店の存在感と独特の雰囲気に痺れ、以降夢中になって地方遠征食べ歩きを繰り返すことになった。

そんな自分が東京駅直下のラーメン集合施設へ抱く事前の印象は「そうやってラーメンのことをよくわかっていない、地方からの旅行者や外国人観光客を騙して喰い物にするのか?」という偏見に満ちたものだった。でも今回実際訪れて認識が変わった。勿論ラーメン集合施設十把一絡げで認識を変えるわけではないけど、ちょっと見直した。『ひらこ屋』と『好来ラーメン』を食べた限りでは、「このレベルがラーメン集合施設の初体験だったら、わざわざ全国の本店へ出向いてラーメン食べ歩こうとは思わなかっただろうな。」と感じたくらいラーメン自体の質は良かったよ。それでも本店と味にどれだけ近づけているか等の比較は時間の壁で明確に出来た訳ではないし、各地方の店が持つ独特の店内の雰囲気は再現しようがないのだけど。明確になったのは、こんな駅近で天候に左右されないで、それなりのレベルのラーメン食べられるのであればまた訪れてみるのも良いかな?と思えたことかな。

東京平子

260409sky01 朝のうちは晴れ間が多かったのだが日が昇るに連れ風が強くなり雲優勢の空模様となった。明日は1日雨の予報が出ている。

地方にまで足を運びラーメンを食べに行っていた人間からすれば「おっ!」と思うようなビックネームの店が東京駅直下の「東京ラーメンストリート」というラーメン集合施設に出店していると知り気になっていた。ただ自分は昔の記憶からラーメン集合施設というものに不信感が拭えていない。単に「名前貸し」して、出てくるラーメンはその品質が著しく劣るものを食べさせられた経験を積み重ねていたからね。でも時代は変わり、コロナ禍以降ラーメン店経営が飲食店生き残り戦略のひとつとして大手外食産業からの注目が集まり個人店が買収や併合されるようになってきた。その裏でラーメンの再現度及び量産品質技術が昔に比べて向上してきているのだと思う。専門の請負人みたいな者も現れているはず。金が集まればなんとやら、だ。というのを期待して思い切って行ってみることにした。

青森県青森市にある『中華そば ひらこ屋』。2005年12月に創業して以来青森を代表する行列店。青森の煮干しラーメン店の中でもかなりの濃厚煮干しスタイルに属する。自分は15年も前になるが初めての青森遠征時に本店を訪れている。その店が東京駅直下で昨年8月7日から初の県外常設店として営業中。これは驚くべきことだ。

店には営業開始の20分前に到着。先客はゼロ。食券先買いシステムだったので買ってから店前の指定スペースに並んだ。定刻に開店。その頃には後ろに10人くらいの行列が出来ていたと思う。食券を渡すと店員から「お好きな席へどうぞ」と言われて適当な席へ座った。冷水入りコップがすぐ提供された。厨房はよく見えなかった。男女5,6人。客席はカウンター席が壁側に一列6席、向かい合わせで一列6席計12席。テーブル席が2人卓✕6、計12席。

260409hirakoya00 260409hirakoya01 津軽煮干 ひらこ屋

『こいくち煮干』 1000円+『完熟照り煮玉子』 150円= 1150円

看板基本メニューを味玉付きで注文。ラーメンは他に「あっさり煮干」「にはち煮干」「辛い煮干そば」「限定元祖ゴロー系イカニボ搾り」の順で並んでいた。

260409hirakoya02 美味そうないい顔をした一杯を提供された。丼の縁に泡がで付いているのも良い雰囲気を醸し出している。麺は中太のやや縮れ麺。具はきざみ葱、結びが作られた珍しい色の濃いメンマ、薄いけど大きめのチャーシュー4枚。トッピングの濃い色をした半分に切られた味玉1個。スープは求めていたエグみも感じる濃厚煮干し味。やや酸味もあるがどことなく甘さも感じた。オリジナルの三段仕込みらしい。15年も前に訪れた本店の味は覚えていないので比較は不可能だがかなり美味しいのは確か。巷で氾濫しているパツパツ麺のセメント煮干しとは明らかに異なる一杯に感じた。食べながら自分のテンションが上がっていく。青森煮干しラーメン、久々に食べたけど美味しい!。スープこそ完飲はしなかったけど結構飲んで大満足の完食。これは「あっさり煮干」の方も気になってきたぞ。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

2026年3月24日 (火)

新橋喜長

260324sky01 今日は暖かい春らしい日となった。桜はまだ2~3分咲き位だけど。今年始めて春物の薄い上着を着て家を出た。

『中華そば 喜長(きちょう)』。新橋駅から徒歩2分くらいの場所に今月18日にオープンしたばかりの新店。ネット情報では神田にある『わいず』の関連店らしい。自分はあまり都内の新店へ赴くことなどしないのだが、横浜からJR1本で行けて、開店時間が早めで駅近で通し営業、何より提供しているラーメンとつけ麺が美味しそうに見えた。それもそのはずで、つけ麺の方が今はなき『荻窪丸長』インスパイア、中華そばの方は『としおか』インスパイアだという、コアなラオタのツボを押さえた仕様になっているそうだ。虎ノ門ヒルズで開催中の展示会に行くのも都合が良いし、訪れてみることにした。

せっかく早めの営業開始店なのに出遅れてしまい、更に道に迷ったりして店に到着したのは開店予定から20分も過ぎた後だった。店前には20人くらいの行列が生じていた。急いで列の最後尾に並ぶも食券先買い注意の看板を見て慌てて店内入口の券売機で食券を購入してから並び直した。結局40分くらい待たされてからの入店となった。厨房は突き当り奥にありその前に一列5席、入口に近い壁側に一列6席のカウンター席があった。店員は男2人女1人。外国人だが接客は特に問題なかった。

260324kichyou00 260324kichyou03 中華そば 喜長 『チャーシュー竹の子つけそば』 1380円

まずは当店人気No.1表記がある筆頭メニューを選択した。つけ麺の方は特製とはせずこの表記なのは『荻窪丸長』を意識しているのが理解る。基本はつけ麺と中華そばの2本立てだが細麺変更が無料、中華そばは塩もあるようだった。

260324kichyou02 麺は自然な薄い茶色っぽいモチモチ食感のストレート太麺。『荻窪丸長』の中細縮れ麺とは異なる現在っぽい極太麺。でもきざみ海苔が雰囲気出している。

260324kichyou01 つけ汁は予め黒胡椒たっぷりで辛く真っ黒く酸味も強めに効いて、確かに尖った『荻窪丸長』を思わせる味。更にざく切り葱と大きめの柔らかメンマ、いい脂感がある短冊切りされたチャーシューがつけ汁の器に詰まっている様子もテンションを上げてくれる。『荻窪丸長』の懐かしい感じを残しつつボリューム感をアップさせたようなつけ麺だった。こりゃあいい。ゆっくりと楽しむように味わいつつ麺と具は完食。スープ割りをお願いすると店員自らスープ割りを注いでくれた。こんなところまでインスパイアというのはリスペクトが感じれれ好印象。大満足の退店となった。店の外には変わらず長い行列が出来ていた。

260324sac00 その後虎ノ門ヒルズへ移動し展示会を1時間くらい観覧して新橋駅の方に戻ってきた頃には午後2時をまわっていた。また店に戻ってみると前に5人待ちの状況だった。「このくらいなら少しの待ち時間で済みそうだから入っちゃうか」と思い本日2度目の入店を決意。早速食券を買ってから列の最後尾についた。6,7分の待ち時間で入店出来た。

260324kichyou05 +『中華そば』 980円+『味付玉子』 150円= 2510円

やっぱり『としおか』インスパイアの中華そばの方も気になったので。時間は十分空けたとはいえ特製は控えて味玉トッピングだけにしておいた。

260324kichyou06 つけ麺の麺より細いがしっかり太麺。やや縮れ。麺量は本家『としおか』に比べれば少ないけど自分は今回それで助かった。具はきざみ葱、海苔1枚、多めの柔らかメンマ、分厚く大きめのチャーシュー1枚。あと追加した味玉は黄身トロリで色も味も濃い。チャーシューも柔らかで美味しかった。スープは節系魚介出汁が分厚く、更に醤油ダレもしっかり濃い。最初スープを飲んだ時にはあまり『としおか』を連想出来なかった。確かに近いし雰囲気あるなーとは思ったけど。何故かと良く考えたら自分は『としおか』で塩ラーメンしか食べたことがないからだ。醤油だとこんなクドさになるのか?とは言え並の節系醤油ラーメンよりは美味しかったんだけどさ。スープは少し残させてもらって麺と具は完食し大満足の退店だった。機会があれば塩の中華そばを食べてみたいなと思いつつ家路についた。

2026年3月17日 (火)

謝謝拉麺

今日もどんよりと曇った肌寒く感じる1日だった。桜の開花前はこういう日が多いな。

260317godzilla01 先月半ば日比谷駅近くの老舗ラーメン店『芳蘭』へ訪問した際にすぐ近くで見かけた敷居の低そうな中華料理店を見つけた。店名が『謝謝ラーメン』となっていた。調べたらこちらも創業1967(昭和42)年の老舗店だった。機会があればこの店も訪れてみようかとその時は呑気に思っていた。そうしたらSNSでこの店が今月25日で閉店してしまうという情報が回ってきた。最近閉店情報が多く回ってくるなー。油断していると行きそびれてしまうと思い訪ねてみることにした。

有楽町駅から歩いて訪れた。早速入店。先客2人がいた。奥に厨房があり店員は男2人女1人。後から男1人追加。客席はテーブル席のみで6人卓✕5つのこじんまりとした店内。卓上のメニュー表を見て口頭で注文。後客2人。

260317sheshe00 260317sheshe03 謝謝ラーメン『半ラーメン+チャーハンセット』 1050円

半ラーメンとチャーハンのセットを注文した。ラーメンは正油と塩から選べるというので正油にした。+100円で味噌に変更可能とあった。付け合せに珍しく冷奴が付いてきた。他に単品でつけ麺やタンメン、広東メン、焼きそば、餃子などあった。生姜焼きや回鍋肉等の定食セットも数種類あった。

260317sheshe01 ラーメンは麺は多加水中太平打麺。具はきざみ葱、かいわれ数本、平メンマ数本、小さめのチャーシュー1枚。あっさり正油で卓上の白胡椒がよく合うごく普通の町中華のラーメン。でもこういうのが気楽に食べられて丁度よいって感じの一杯。

260317sheshe02 チャーハンは玉子多めな印象の、こちらもごく普通の町中華のチャーハンで程よいボリュームがあり満足度も高かった。卓上の調味料類は一切使わず完食するくらい美味しかった。

初訪問で最後の訪問となるとは思うが居心地の良いいい店だった。都心のど真ん中で懐に優しい中華料理を長年提供し続けてくれて、近隣に務める人々にとっては貴重な店だったことがうかがえた。閉店理由は店舗の老朽化だそうだ。こういう所謂日本の町中華の店が貴重に思える時代が訪れてしまうのは正直寂しい気持ちがある。店員も割と全員若い感じだったのでもしかしたらどこかで移転オープンという可能性もあるかも知れないかな?と思いつつ現金で料金を支払って退店した。

2026年2月13日 (金)

芳蘭味噌

260213sky01 朝から雲が多かったが気温はそれほど低くならず。まだ2月半ばだというのに冬の寒さの勢いが弱まって来ているのを感じた。これからも気温の高低は繰り返されるし雪もまた降ることもあるだろうけど、やっぱり今年も短く暖冬だったという印象だな。

今日は味噌ラーメンの老舗店へ赴いた。最寄りは日比谷になるが場所はJR有楽町駅の南西の線路沿いの古いビルの地下にある『古典札幌柳麺 芳蘭(ほうらん)』。創業は1974(昭和49)年。札幌すすきのに本店がありそこの姉妹店だと看板に書かれていたが実際はもうほとんど関係がなくなっているというネット情報があった。到着時店頭に暖簾が出ていたので渦巻きのような急階段を降りて地下の店舗に到着し早速入店。ほんのり煙草の臭いを感じた。卓上には灰皿が並んでいたし禁煙可の店らしい。救いは恐らく自分が本日最初の客で後客も来なかったので喫煙者に鉢合わせしないで済んだ。店中央にはダイヤル式のピンクの公衆電話が鎮座し四方?の壁にはサイン色紙がビッシリと飾られていた。頭が禿げ上がったおっちゃん店主のワンオペのようで「お好きな席にどうぞー」と言われたので適当にカウンターの席に座った。水入りコップを持ってきてくれた時に口頭で注文した。客席は壁側に波形のカウンターが7席とテーブル席が4人卓✕4つと6人卓が1つ。

260213houran00 260213houran01 古典札幌柳麺 芳蘭『味噌バターらーめん』 1300円

メニューは醤油・塩・味噌・その他の順番で並んでいたが、この店は味噌が有名という事前情報に習って味噌を注文した。しゅうまい味噌らーめんという奇妙なメニューが気になって迷ったけど単にしゅうまいをラーメンに入れているだけっぽいのでそれではつまらないと思い直し、味噌バターを注文した。味噌ラーメン単品で1400円と高価だったがランチは100円引きサービスになるみたいだ。場所柄もあり明らかに酔っ払い狙い感を醸し出されていた。

260213houran02 『永福町大勝軒』クラスの洗面器みたいにデカい丼で提供された。酔っ払い相手のボッタクリ店ではないみたいだと反省した。麺は黄色い中太縮れ麺。具はきざみ葱とメンマ、丸ごときくらげが数個、大きめのチャーシューが2枚が雑に入っていた。あとバターね。スープはしっかりしょっぱい濃いめのスープ。とは言え『どさん子ラーメン』とかあの時代の古い系統の味噌ラーメンだった。でもこれが3周くらい回って今は美味しく思える。しょっぱさが強いスープだったのでバターを頼んで正解ではあったけど。ちょっとスープは残したもののほぼ完食。満足して現金で支払いをして退店した。

2026年1月 5日 (月)

可以味噌

260105sky01 薄ら雲はあるものの青空が広がった日。この時期らしい気温だけど陽があたるとそこそこ暖かかった。

東京メトロ半蔵門線神保町駅そばにある『神保町 可以』。『渡なべ』@高田馬場の系列店として2010年3月2日に創業した。現在は「生姜醤油ラーメン」と「煮干し中華そば」を看板として提供しているが、創業当時はかなり個性が際立っている味噌ラーメンを看板メニューに掲げていたという。渡辺樹庵氏が「世の中に無いラーメンを作ろう」と意気込み作り込んだ他に類を見ない味噌ラーメンだったと聞き興味をそそられていた。その幻の味噌ラーメンをちょうど年明けから復刻販売していると聞いて訪れることにした。

入店し入口脇の現金対応のみの券売機で食券を購入。店員にお好きな席へどうぞと言われたのでコートをハンガーにかけた後適当な席へ着席した。店員に水入りコップを渡されたので食券を渡した。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りL字型カウンター12席に先客10人後客2人。

260105kai00 260105kai01 神保町 可以

『復刻味噌ラーメン』1300円+『味付玉子』150円=1450円

目的の復刻味噌に味玉を付けて注文した。写真を撮ろうと試みた時どうしても影が入ってしまうので仕方なく遠目にして倍率調整した。ラオタの心に理解があるのが『渡なべ』グループの店だと思っていたので残念な気持ちになった。照明取り付け位置の改善を希望したい。

260105kai02渡辺樹庵氏がイメージしたのはかつて松戸にあり2019年頃閉店してしまったという『金龍』という店の七味や山椒でスパイス感が強い味噌ラーメンと、新潟にある『ラーメン東横』の割りスープ付き濃厚味噌ラーメンをかけ合わせたような一杯だという。

麺はビロビロに縮れた平打太麺。かために茹でられているので噛みごだえがありかなり存在感がある麺。具はザンギリ葱とかため食感のバラチャーシュー2枚。レンゲに挽肉が入っていた。スープは濃厚で背脂も浮いていて赤味噌の味がかなり強め。ベースに煮干しとか魚介系が旨味成分として入っているのかも知れないけど味噌の味に駆逐されているような感じ。なのでしょっぱさも強く感じたけど苦さも感じた。苦みという表現が適切かわからないけど癖が強い味がした。そして後味には山椒が顔を出すという不思議な構成。麺と具は食べきったけどスープの完飲は諦めざるを得なかったくらい濃かった。ラーメンならではの様々なジャンク要素が楽しめる魅力がある一杯に仕上がっている唯一無二の味噌ラーメンであったことは確か。だから食べる価値はあったと思うし食べられて大満足。ただ美味しさより癖の強さが勝っている一杯だったので、再食するには少し時間が必要かなという気分になった。冷水を飲んで口中をリセットさせてから退店をした。

かなり久々の神保町。ここにはお気に入りの美味しい老舗カレー店が幾つもあるし、いつの間にか『京都第一旭』の支店や枕崎まぜそばの店、千葉の背脂チャッチャの名店『なりたけ』の炒飯専門店等興味を惹かれる新しい店の存在を確認した。でも自分は三が日家から一歩も出なかった為体重が増してしまった現実を直視し、誘惑を振り切って家路についた。

2025年12月22日 (月)

七彩煮干

251222sky01 昨日一昨日、それから今朝まで雨が降ったり止んだり不安定な天候だった。今日は雨は降らない様子だが空には雲が多く風が強い1日だった。

『麺や七彩』。完全無添加・無化調・無農薬素材を掲げ打ち立て自家製麺をウリとして2007(平成19)年2月に西武線都立家政駅近くに店舗を構え営業を開始した。自分は開店の翌年に一度訪問しているが、その後東京駅のラーメン集合施設等に移り現在では八丁堀に店舗を構え関連店舗を都内に数店舗展開しているようだ。

開店前に店に到着すると誰もいなかったので店前で待っているとすぐ後ろにポツポツと後客が現れた。定刻に暖簾が出され店内へ促された。入口脇にボタン式券売機。女店員に食券を渡すと奥の席から順番に座るよう言われ座った。目の前にはお盆と箸、水の入ったコップが予め置かれていた。店員は男3人女1人。客席は厨房前一列のカウンター席が6席が2つ、壁側L字型カウンター4席だったと思う。続々後客は来店したがギリギリ満席にはならなかった様子。

251222shichisai00 251222shichisai01 麺や七彩『特製らーめん(煮干)』 1870円

ラーメンメニューは煮干/醤油/塩/つけ麺、後は限定メニューがいくつか。筆頭の煮干を特製で注文。結構な値段。でも麺量は並150g/中200g/大250gが無料で選択可だった。今回は中でお願いした。

251222shichisai02 都立家政駅近くにあった頃の初訪問時の記録を見ると注文が入ってから麺を打ち伸ばす為だと思うが提供までかなり待たされていたことが伺える。それが今回、確かに厨房内でバン!バン!と音を立てて麺を手打ちしていたけど、通常のラーメン店とそう変わらない待ち時間で提供された。かなり改善努力したことが伺えた。麺は平打で縮れの強い太麺でいかにもな手打ち麺。具はきざみ葱、辛味葱、柔らか細切りメンマ、黄身しっとりの味玉丸1個、豚バラと低温調理2種のチャーシューが各3枚づつ。スープは表面に魚粉も浮いていたので強烈なニボニボ感のやつかと思ったらさにあらず。最初はしっかり煮干しの味わいが感じられるのだがそれが持続せずあっさりした醤油の味わいの中に収束していく。なかなか美味しかったけど辛味葱が結構な量入っていたので味がわかりずらくなってしまい特製トッピングを選択したのは余計だったかな?とは思った。とは言えこの店の最大のウリは注文後に打つ自家製麺の方だと思うのでそちらは十分楽しませる一杯には仕上がっていると思う。具材も良く総合的には食べやすかったしスープ完飲の完食マークを出して満足の退店となった。

2025年10月28日 (火)

銀座豚箱

251028sky01 昨日に続いて雲は多いが青空が覗き最高気温も21℃を超え過ごしやすい日となった。午後には雲が多くなってしまったけれど。

今月7日銀座にオープンした『ラーメンGINZA TONBOX』。鶏水系ラーメンの筆頭店と言われる『ラーメン屋トイ・ボックス』の山上店主がプロディースした新店として注目を集めている店だそうだ。店名も似ているけど経営はHITOSUKEなる会社でラーメン業界初進出らしい。店到着時店前に待ち客無し。早速入店。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を買い店員に渡すと席を指定され着席。タンブラーコップで冷水が提供された。店内は何だかお洒落でよくわからないけど銀座っぽい雰囲気。厨房内には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター7席。先客3人後客7人。

251028tonbox00 251028tonbox01 ラーメン GINZA TON BOX

『醤油ラーメン』 1200円+『味玉』 200円= 1400円

ラーメンは醤油と塩があり筆頭が醤油だったので醤油を選択。味玉も付けた。

251028tonbox02整った顔立ちの一杯が提供された。麺は中細ストレート。具は刻んだ白葱と青葱、海苔1枚、肩ロースチャーシュー3枚。スープ表面には細かい背脂が浮いている。そしてスープは鶏ではなく豚から作っているそうだ。『トイ・ボックス』の鶏水醤油ラーメンに感じるキレッキレなスッキリ感はやや鳴りを潜めている感じだけど、その分脂の甘み旨味が上手くのっていて結果ほぼ同格の美味しい清湯醤油ラーメンに仕上がっている。他店との比較はあまり良くないのかも知れないが、先日食べたラー博『ロックンスリー』の地豚醤油ラーメンより個人的には好みに近かった。僅差ではあるけどね。どちらにしろ味の評価という点ではトップレベルなラーメンだったのは間違いないのでスープ完飲の完食マークを出して大満足で退店した。

2025年10月 7日 (火)

虎之門瀧

どんより雲に覆われた1日。最高気温も26℃に届かなかった。

『たきちゃんラーメン』。銀座線虎ノ門駅近くの虎ノ門ヒルズビジネスタワーの地下1階に2022年4月15日に開店した所謂ちゃん系ラーメン店。平日は朝10時から営業している。開店から7分ほど過ぎたくらいに店に到着すると厨房には女店員1人だけで先客1人のみとガラガラだった。虎ノ門ヒルズ内だけあって店舗はピカピカで広々している。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入し店内に入った。コップに水を注いで適当な席へ座り食券を店員に渡した。客席は厨房周りL字型カウンター9席と一列のカウンター3席。6人がけ丸テーブル2卓。しばらくして男の店員が1人厨房に入った。後客もパラパラと10人くらい入店してきた。

251007takichyan00 251007takichyan01 中華そば専門店 たきちゃんラーメン 『中華そば』 950円

久々のちゃん系、ベーシックな味を堪能したくて基本の中華そばを並で注文。他につけ麺の「もり中華」、辛口の「辛中華」等があった。「めし」は流石にこのご時世なので有料になっていた。

251007takichyan02 ざく切り葱どっさり、大量の切り落としチャーシュー、油の浮いたスープ並々といったいかにも「ちゃん系」な顔立ちの一杯が提供された。麺は勿論だるま製麺の多加水平打ストレート。しょっぱさと油感のあるスープを受け取るつもりでレンゲで一口スープを啜ったのだが、想像よりしょっぱさ控えめ。それどころか想像を上回って豚の旨味が感じられた。醤油感や油感も十分で「あれ?ちゃん系ってこんなに美味しかったっけ?」と驚かされた。食べながら少し幸せな気持ちになれたほど満足度が高かった一杯。スープを飲み干す勢いで食べたけどやっぱり罪悪感が出て少し残したが麺と具は完食。大満足で退店した。

2025年7月31日 (木)

田町油麺

250731sky01  JR田町駅近く慶応仲通り商店街にある『油そば専門店めんめん三田本店』。2021年11月1日オープン。開店時間ちょうどくらいに店に到着したがシャッターが半分下がったまま。向かいのコンビニで5分ほど涼んでいるとようやく開店したので早速入店。入口脇の券売機で注文。ボタン式とタッチパネル式両方設置されていた。厨房には女店員1人のみ。客席は厨房周りL字型カウンター8席とテーブル席2人卓が2つ。先客ゼロだったが後客は続々来店し8人くらいきた。結構人気だな。

250731menmen00 250731menmen01 油そば専門店めんめん 三田本店『油そば 並盛150g』 840円

筆頭基本メニューの油そば並盛(麺量150g)を注文。麺量は有料で増加可能。他に「四川風しびれ辛味油そば」があった。

250731menmen02 麺はややかために茹でられた中太縮れ麺。具は青菜、メンマ数本、ナルト1枚、チャーシュー1枚。とてもシンプルな見た目。チャーシューは小ぶりながら厚めでしっかりした味わい。好きな玉葱の微塵切りが卓上にあったので即投入。タレはほぼ醤油そのままのような濃い色をしているが味は優しくやや甘めにすら感じた。見た目同様シンプルな味わい。本当に油そばのシンプルを追求したかのよう。卓上から酢や胡椒等を追加して味変。最後は帆立風味の「締めスープ」を丼に投入し口の油分を取り除いて完食。満足して退店した。ちょうど昼時とは退店直後もすぐ数名が入店していった。この暑さでスープ有りのラーメンを避ける気持ちが働くのは理解出来るが、それを差し引いても油そばって意外と人気高いんだな。田町駅前にあるギフト経営の『元祖油堂』なんて行列が出来ていたよ。

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