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2026年4月21日 (火)

北鎌老舗

260421sky01 明け方は晴れ間が広がっていたがみるみる雲で覆われていった空。時折小雨も降ったのだが外出には影響なさそうという微妙な空模様だった。

260421green01 今日は老舗店を狙う為北鎌倉を訪れた。おそらく初めて降りた駅だけど、駅の周辺には歴史ありそうな家屋や寺がいくつもあったり、曇空でも逆に映えるというか、いかにも奥鎌倉っていう感じの良い雰囲気の景色が連なっていた。

駅改札から歩いて3分程度の場所に今日の目的の店はあった。創業1912(大正元年)年で今年で114年経つという老舗中の老舗店『新とみ』。元々は東京赤坂で創業した寿司店で、二.二六事件が隣町で起きて不穏な空気を感じ取り逃れる為に鎌倉に移転。戦後のコメ不足で寿司が握れなくなったので、闇市で知り合った台湾人から支那そばを習ったのをきっかけに1920(昭和25)年からラーメンも提供しはじめたそうだ。それが現在でも引き継がれ寿司店だけどラーメンを提供している経緯らしい。戦中戦後の日本の生の歴史を感じさせてくれる。

まだ午前中の11時前だったが既に暖簾が出ていたので早速暖簾を割った。こじんまりとした着飾っていない和風の内装。メニューが書かれた紙が沢山壁に貼ってあった。店員に「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席に座る。しばらくすると店員が暖かいお茶とウェットティッシュを持ってきてくれたのでその時に口頭で注文した。厨房には老夫婦。接客係の男の店員1人。客席はテーブル席のみで2人卓✕1、4人卓✕3。先客2人後客1人。

260421shintomi00 260421shintomi03新とみ『ラーメンセット(いなり2ケ)』 880円

いなり寿司2個がつくラーメンセットを注文した。ラーメン単品だと730円だった。

260421shintomi01戦後ドラマで出てきそうな絵に描いたような中華そばが提供された。麺は地元鎌倉の老舗製麺所である「邦栄堂製麺」の中細縮れ麺。地味に縮れ麺の食感が良くズルズルと啜ると楽しさまで感じられた。具はきざみ葱、平メンマ数枚、ナルト1枚、チャーシュー1枚。スープは淡い醤油味、というか現在のラーメンに慣れている舌からするとほぼお湯に感じる。遠くに昆布出汁を感じるくらい。でもこの店のこの雰囲気ではこれが正しいと思えてしまう。結果スープ完飲の完食に終わった。

260421shintomi04 いなり寿司も普通に美味しかった。いい体験が出来て満足だ。「ごちそうさまー」と言って舌代を支払って退店した。

2025年12月 1日 (月)

朝麺山椒

251201sky01 今日から今年もとうとう12月に突入。今月末にはもう大晦日か。感慨深い。快晴の空が広がり最高気温は23℃にまで達した。

京急線追浜駅の横須賀街道沿いに2020年3月26日にオープンした『担々麺 麺山椒』。店主は既に閉店してしまった『麺屋庄太』出身らしい。自分は4年以上前に一度訪問しているのだが、先日『鯛出汁ちゃんぽん しお風』へ訪問した際に開店時間の朝10時前だというのに店前に早くも数人の行列が生じているのを見てその人気の高さを改めて知ることになった。それが改めて今回再訪問する気持ちに繋がった。

店には開店時間の20分前くらいに到着したが既に先客が4人待っていた。定刻に店主によって暖簾が出される頃には自分の後ろに6人以上の行列が生じていた。先客に続いて店内隅にあるボタン式券売機で食券を現金購入し厨房前一列7席のカウンター席に順番に座った。当然ながら初回で満席になり外待ち行列は続いている。店員は男の店主と女の店員の2人のみ。2人共手際よく調理しているようだが一杯づつ丁寧に作っているので時間がかかることが伺えた。

251201menzanshou00 251201menzanshou03 担々麺 麺山椒

『担々麺』 1200円+『半熟味付け玉子』 150円+『ご飯(小)』 100円= 1450円

基本メニューは「(汁あり)担々麺」と「汁なし担々麺」の2本。初回訪問時は汁ありを選択していたから今回は汁なしにしようか迷ったけど、12月なのだから暖まりたいと思いやっぱり汁ありの方にした。辛さ(ラー油の量)とシビレ(石臼挽き山椒の量)が5段階から選べる。前回訪問時は辛さ3シビレ4を選択し物足りなかったことが当時のブログで書かれていたので、今回は辛さ4シビレ5でお願いした。トッピングに味玉、それと小ライスを付けた。

251201menzanshou01 251201menzanshou02 麺は縮れの強い中太縮れ麺。頼めばストレート細麺にしてくれるそうだ。具は白髭葱、青梗菜、炙り筍スライス2枚、たっぷりの挽肉。スープは泡立っていて鶏白湯ベースらしいが香ばしい胡麻の風味がしっかり味わえる。自分が大好きなタイプの担々麺だった。辛さ:4シビレ:5の選択も自分にどストライク。すこぶる付きの美味さだったと言っていい。なのできざみ大蒜や唐辛子等の卓上調味料は使うことなく最後まで食した。

251201menzanshou04 挽肉もたっぷり入っていたのでご飯の方にかけてスープもかけて最後まで美味しく完飲完食。大満足だった。ほぼシャッター通りと化している寂れた追浜の商店街を抜けてようやく辿り着く担々麺専門店。普通に考えれば閑古鳥が鳴くはずなのに平日の朝早くから大行列を生じさせている。近くの日産自動車の工場閉鎖が決定してその影響がどれほどのものか自分にはわからないけど、この店はまず大丈夫じゃないかな。それくらいこの店の実力があることを確認することが出来た。大満足の退店となった。店から出ると行列は店前だけでは収まらず店舗の角を曲がって伸びていた。

2025年11月11日 (火)

追浜潮風

251111sky01 天気予報では晴れとなっていたが結局どんより雲が立ち込める空の1日となった。雨は降らない様子。

京急線追浜駅近くの横須賀街道沿いにある行列店『麺山椒』。その斜向かいに今月9日に『鯛出汁ちゃんぽん しお風』なる店がオープンしたと聞き訪ねてみることにした。何でも『麺山椒』店主がプロデュースを手掛けた店だそうだ。営業時間は朝6時から昼2時までとなっているのでいつもより少し早めに家を出た。店到着時店前には待ち客の姿は無し。店頭のメニュー表よりQRコードを読み取り店内の機械で支払うシステムだそうだ。QRコードを読み取り入店し店内隅の読み取り機で支払いを済ませ着席。厨房には男の店主と明らかに店主の親族と思しきおばさん1人。客席は厨房周りL字型カウンター8席。先客4人後客ゼロ。

251111shiokaze00 251111shiokaze03 鯛出汁ちゃんぽん しお風

『鯛出汁ちゃんぽん』 1100円+『角煮ご飯』 380円= 1480円

ちゃんぽんメニューは1種のみでご飯物のサイドメニューとの組み合わせがメインとなる。角煮ご飯を注文した。

251111shiokaze01 251111shiokaze02麺はシコシコした食感の四角いストレート太麺。もやし、キャベツ、海老、コーン、豚バラ肉等ちゃんぽんらしい具材の上に多めの味付け背脂、更にその上にはきざみ生姜がトッピングされていた。中央の具材の山を崩さぬようまずはスープをレンゲで一口。おお、クリーミーな鶏ガラ豚骨白湯の中に鯛の出汁を感じる。美味しい。しばらくその状態でスープを楽しんだ後で具の山を切り崩しつつ食べ進めた。するときざみ生姜が二郎系ラーメンのニンニクが如く味を支配して一気に爽やかな味わいになった。その分繊細な鯛出汁感は感じなくなってしまったけどね。スープ完飲の完食マークを出した。

251111shiokaze04 サイドメニュー角煮ご飯。店主に山椒の有無を確認されたのでお願いした。こちらは味も柔らかさも普通の角煮。完食し満足の朝食となり退店した。

2025年11月10日 (月)

霜月逗子

251110sky01 昨日はほぼ丸1日雨降りだった為家から1歩も出なかったが、今日はは日中晴れ間が出て気温も少し上昇し外出することにした。

京急線逗子・葉山駅から徒歩5分ほど歩いた路地の一角に今月1日オープンした新店『ポークブロー』。ネット上の情報では店主はかつて金沢文庫駅近くにあった魚介豚骨つけ麺店『吉田製麺所』の元店主だという噂がある。店にはちょうど開店するタイミングで到着。待ち客の姿はなくそのまま入店。入口脇にボタン式券売機があり現金で食券を購入。店員に食券を渡すと「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席へ座った。内外装とも何となくお洒落な雰囲気がある。水はセルフ。店員は男3人。店内はうなぎの寝床のように奥に伸び幅が狭く客席は厨房前一列のカウンター10席と突き当りに4人がけテーブル席が1卓。先客ゼロ後客6人。

251110porkbros00 251110porkbros01 ポークブロー『中華そば』 1100円

そもそもこの店に訪れることにしたのは「二郎系に寄せた中華そばを提供している」と聞き面白そうだと思ったから。券売機の時点でニンニク/ヤサイ/背脂の量/味の濃さを選択出来たがあえて全てノーマル状態を選択した。下手にいじると巷に氾濫している二郎インスパイア系のラーメンに寄ってしまい没個性になってしまう可能性を恐れたからだ。麺量は通常250gという記載がされていた。また通常は縮れ麺だが無料でストレート麺に変更、有料で玄米麺、白湯スープに変更が可能らしい。

251110porkbros02 麺は平打中太縮れ麺。かなりゴワゴワした食感で存在感があり二郎系の麺っぽい。具は青葱、茹でもやし、ナルト1枚、分厚いウデ肉チャーシュー1枚。デフォルトできざみニンニク少々と胡椒がかかった背脂がもやしの上にかかっていた。あえてそれらを混ぜないよう意識して食べ進めたからかも知れないけれど以外と二郎色に染まらず動物系出汁の醤油清湯スープの味を楽しめた。ざく切りの青葱もいい緩衝材の役割を果たしていた。後半になりチャーシューに食らいつくくらいの時点でスープにニンニクの味が混ざり二郎系っぽい味が楽しめた。スープ完飲の完食マークを出した。面白い一杯だった。満足の退店となった。

2025年5月 3日 (土)

隠支那店

250503sky01昨日の強風雨から一夜明けた日の朝は雲ひとつない快晴の空が広がり、遠い富士山だけではなく、一昨日渋沢駅から間近で見た丹沢山地までも見通す事が出来た。5月初旬の朝の空気は清々しく気持ちが良い。

今日は久々に横須賀方面へ遠征した。狙った店は京急県立大学駅近くに今月2月1日にオープンした『支那そば ひらおか』という店だ。食べログを参考に店に向かったがなかなか見つからず。それもそのはずで普通は飲食店が入らないようなアパートみたいな建物の1階の奥まった場所の一部屋の前に店名が書かれていたA看板でのみ存在が示されていた。これは目がけて行かなければ、いや目がけて行ったとしてもなかなか訪問が困難な店だぞ。店主はよくこんな立地で営業を始めようと考えたなーと少し驚いたよ。「営業中」と書かれた札がかかってはいるが普通のアパート一室の入口だったので多少の勇気がいったが意を決してドアを開け入店。やはり狭い店内。厨房には男の店主1人調理中で「いらっしゃいませ」と言われた。客席は厨房前一列のカウンター6席のみ。端の席に座ってメニュー表を見て口頭で注文。利用金後払い。先客2人で後客は来なかった。

250503hiraoka00 250503hiraoka01 支那そば ひらおか 『雲呑麺』 1100円

店主は東京浜田山にある老舗の名店『支那そば たんたん亭』のラーメンが好きでインスパイアしているのだという。『たんたん亭』はいくつもの名店を輩出しているが出身というわけではないようだ。『たんたん亭』の名物はワンタンメンなのでそれに従い雲呑麺を注文した。

250503hiraoka02丼からして『たんたん亭』感丸出しな感じ。若干縮れのある中細麺。具はきざみ葱、平メンマ数本、海苔1枚、脂身の少ないチャーシュー2枚、そして肉雲呑5個。スープは表面に薄っすら油膜がある独特の魚介出汁の味。『たんたん亭』へ訪問したのは約13年前にもなるので単純に比較考察出来ないが、記憶に残っている味とはほぼ一致している。昨今では珍しくなった味わいで懐かしい気持ちもあるけど、それを差し引いたって美味しいと感じた。やっぱり『たんたん亭』系って美味しいなー。ほぼスープを飲み干し大満足で完食した。明らかにラーメンが好きで、あえてこの立地でこじんまりと地味に営業を始めた店主を応援したい気持ちになった。現金で支払い「ごちそうさま」と言って退店した。

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