初六等星
JR南武線堤稲田駅近くに2019年11月開店したラーメン店『麺や六等星』。開店当初は自家製極太麺と羽釜で炊くドロドロ濃厚豚骨スープ、数量限定不定休という刺激要素満載で、多くのラオタたちの耳目を集めた店だ。当然自分もラオタの端くれなので何度も訪問を検討したのだが、あまりにも営業時間が気まぐれで不安定だったし、その知名度か予想される待ち時間の長さから物凄く高いハードルを感じて及び腰になり未訪問のままだった。一応2年半ほど前に橋本に出来たこの店の2号店にあたる『二丁目ラーメン』には訪問したのだが『麺や六等星』の存在は常に頭の中で気になる店として居続けSNSで動向を確認していた。で今日の営業情報がSNSで告知されたのを目にして行けるタイミングだと思った途端稲田堤駅へと向かっていた。
突発的に営業が告知され突発的に訪れる事になったので店に到着したのは本日営業開始から1時間以上経過した後。先に店内入口脇にある券売機で食券を買ってから列に並ぶスタイル。本日のメニューは1種類のみ。その金額に合致した番号のボタンを押す。購入直後店員に食券を渡し先客6人が並ぶ列の最後尾についた。20分ほど待ってようやく店内に案内された。厨房には男の店員2人。基本物静かで控えめだが挨拶等ポイントは押さえている接客態度で好印象。客席は厨房周りにL字型カウンター7席と、真ん中に仕切りがある4人がけテーブル席1卓。
訪問を保留し続けていた間にこの店は提供しているラーメンも営業毎ごとに異なるスタイルに変わっていた。なのでかつて家元が現役だった頃の『一条流がんこ総本家』とイメージが重なる。と言ってもこちらは自家製麺を名乗るだけあって麺寄りに試行錯誤している感じ。今日は平たい麺を使ったひとつのメニューのみ。提供時ぷるぷる(背脂)の有無を確認されたので「お願いします」と回答した。
具はきざみ葱、ナルト1枚、細切りメンマ、大きく厚く脂身の多いチャーシュー2枚。たっぷりで粒の大きい背脂の塊ものっている。スープは節系の味わいが強い塩分強めの醤油味。但し表面には油分でコーティングされている。そもそも丼自体が大きくそのボリュームが半端ではない。ラーメンならではのジャンク感は強く感じた。特に今回の主役たる極太縮れ平打麺。印象的だったのがシコシコモチモチ食感だけではなくヌメヌメ感だった。普通は製麺時に使う打ち粉を取り除くけどあえて狙って少し残して茹でているのだと思う。逆に非常に官能的で魅力的な食感に感じた。味も濃くしょっぱく油ギトギトで麺も極太ヌルヌル。全体的にかなり尖っていたものの、それは密かにこの店のラーメンに期待していたものでもあったので大満足。ただ結構なボリュームだった為スープは残さざるを得なかった。気になって長年頭の片隅にいた店にとうとう訪問出来た喜びを得る事が出来た。
かなり胃袋がキツくなっていたのでどこにも立ち寄る事なく家路についた。また反省して晩飯は抜いた。




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