新生龍宝
昨夜から降りはじめた雨は止まず灰色の雲に覆われた空。最高気温も21℃台止まりとなった10月初日。
昭和の雰囲気を色濃く残した愛すべき店舗だった中村橋の定冠詞付きの町中華店『龍宝』。残念ながら老朽化が進行し新しい店舗へ移転する事が決まった。新店舗は旧店舗から歩いて1分もかからない場所。相変わらずこじんまりした店舗だった。今日から開店再開予定と聞いていたが工事の都合で流動的になることを店主から聞いていたので、本当に営業再開しているかわからないまま不安混じりの訪問だった。事前下見していた新店舗に白い暖簾がか出されているのを見てホッとした。営業開始時間ちょうどあたりに暖簾を割ったのだが既に先客が3人いて当たり前のように食べていた。あまりにも自然な光景だったので実は月曜あたりから営業再開していたのかと思えたけど本当に今日から営業を再開したらしい。厨房には店主夫婦2人。客席は厨房周りにL字型カウンター6、7席と4人がけテーブル席1卓と上がりに4人卓。真新しいけど飾り気がなく落ち着く雰囲気。こちらも徐々に慣れていくだろう。先客3人後客4人。皆何も言わないが営業再開を祝う気持ちでやって来たことが判る。
肩書きを変えたのは暖簾が新しいものに更新されていてそこに「中華そば」とデカデカと書かれていたからこちらで勝手に変えた。メニュー等は基本的に従来通りの様子。以前通り麺類中心の町中華の店。多少値上がりしていたが元々こっちが心配になるくらい内容に対して低価格過ぎたので、移転を機会に思い切って変更出来た事は店主に「良かったね」と言いたかった。この店には末永く営業を継続して欲しいから。
満腹セットの半中華丼を注文した。開店記念にかたゆで玉子1個をサービスしてもらえた。最近になって何故か中華丼という料理が好物になって旧店舗終了間際に食べようと思ったが間違えて半天津丼のセットを注文してしまい後悔していたので営業再開の暁にはと思っていたんだよ。店主は長い間使い慣れた旧店舗の厨房から真新しい厨房に変わったので苦戦している口ぶりだったが味の方は全く問題なし。しっかり龍宝の味だ。完食!店主夫婦に「おめでとうございます」と伝え支払いを済ませ退店した。全く別の場所への移転ではなくて本当に良かった。これからもちょくちょく訪れて新しい店舗にも親しみが徐々に生まれてくるだろう。




























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