寄生獣展
1990年から約5年間、岩明均が描いた名作漫画『寄生獣』。自分は単行本派だったので新巻が出る度発売日当日に買っていたくらいハマっていた。完結後も数回読み直したと思う。とにかく話の展開が神がかっていた。永井豪作の『デビルマン』と一緒で作者に何か超常的なものが憑依したんじゃないかと思えたほど。また人気が出たからと言ってダラダラ話を伸ばさずちゃんと10巻で綺麗に完結したところも名作と言われる所以だと思っている。その後アニメ化や実写化がされたそうだが全く興味を惹かれず見ていない。この作品だけは無理に映像化しても漫画以上の良い表現になるとは思えなかったからだ。
そんな今でも大好きな作品『寄生獣』が単体で原画展を開催するというので足を運んできた。会場は横浜アソビル2Fという意外と近い場所だったということもある。チケットは事前にネットで購入済の状態で会場に開場予定時刻の10分以上前に到着したのだが、平日の午後2時だというのに50人以上はいるかと思える行列が出来ていて驚いた。混雑緩和の為か少しづつしか入場させないようで、自分が入場出来たのは開場してから約20分後だった。
展示会内容は一部立体物もあったけど、そのほとんどは単行本で何度も見た絵の原画が物語の展開順に展示されている、真っ当でシンプルなものだった。自分は岩明均氏の絵が好きというより作り出した物語が好きなので、あまり「凄ぇー!」とはならなかった。ただ原画を直接見ると作者の感情が絵に乗っているのが伝わってくる気がするので、それを楽しむことが出来た。素直に観覧出来て良かったと思えた。
売店では展示された内容がほぼ全て収録された図録は購入した。最初の単行本では白黒だった絵がカラーで収録されているのでそれだけでも買う理由になる。あと入場時特典として配られた「ミギーの指人形」が意外と良いもので他のグッズはあまり興味は惹かれず、そのまま開場を後にした。


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