蜻蛉旨味
今日は吉祥寺周辺の気になったラーメン店の連食を試みる。次の店は『Tombo(とんぼ)』という2017年9月12日にオープンした店。店主は昔方南町にあった今は無き『地雷源』という当時ニューウェーブと言われたラーメン店に頼み込んで弟子入りし、後にその後継店にあたる『さいころ』の店主まで務めた人だそうだ。
『吉祥寺 真風』を出てから久我山方面へ道路沿いに10分ほど歩いた場所にある。今日はまだ湿度はそれほど高くなかったので歩いても不快にはならなかった。ちょうど正午くらいに店へ到着した。同じ建屋の隣の床屋のサインボールも相まって、ラーメン店というより床屋のような佇まいの店だった。早速入店。入口に大きな画面のタッチパネル式券売機で電子決済して食券を購入し店員に渡すと「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席に座って提供を待った。店内は奥にのびる鰻の寝床のようだが内外装は白く清潔感があった。厨房には男の店員2人。客席は厨房前一列のカウンター9席のみ。先客3人後客4人。
『醤油の旨味ソバ』1400円+『味付玉子』 250円= 1650円
筆頭の醤油に味玉を付けて注文。他に汐、かけ、つけ麺、まぜそば等もあるようだ。
麺は中細ストレート麺で綺麗に折り畳まれスープに沈んでいた。具はきざみ葱、海苔1枚、メンマ数本、脂身の多い柔らかなバラチャーシュー1枚。あまり考えず追加した味玉は250円もして驚いたけど、黄身はゼリー状で甘みがあって美味しいものだった。スープは丸鶏、豚骨、魚介、昆布等を使った無化調の醤油清湯スープ。そこに鶏油、豚油、香味油の3種類の油がかかっているので油感バッチリ。更に香味油を作った時に出た玉葱やニンニク、エシャロット等の絞りカスが散らされている。ちょっと『支那そばや』に通じるところがあるけど、こちらの方がメニュー名にある通り旨味がしっかりわかり易く主張している。更に油感も醤油感もしっかり伝わってくるので自分の好みには合っている。「旨味ソバ」の名前に相応しい美味しい一杯だった。完食して大満足だったのだけど、正直ちょっと価格設定が高めに感じた。質を落とすぐらいだったら値段を上げて欲しい派の自分にとってはあまり問題ないけれど、普段使いしたいと思っている地元の人間からは敬遠されそうな印象。ラオタがめがけてやって来る店なのかも知れない。店員に「ごちそうさまー」と言って退店した。




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