真風鯛塩
今日も朝から快晴で最高気温31℃を超える真夏日となった。しかし明日午後から明後日にかけ大型の台風が関東地方に接近通過する予報が出ているので、今日は貴重な快晴の日となりそう。早朝の内に洗濯を済ませ干してから家を出た。
1か月ぶりに再び吉祥寺へ訪れた。今日は先月臨休を喰らったラーメン店へのリベンジ訪問がメインだが、自分にとって吉祥寺に来たら井の頭恩賜公園でのんびり癒されることが長年のルーチンとなっている為、早めに吉祥寺へ到着してまずは公園へ向かった。人出もまばらでいつもよりのんびりした緑の空間が広がっていた。池のほとりにあるベンチに座り、木々の枝を揺らす風の音や小鳥のさえずりを聞きながら本を読むという贅沢な時間をしばし味わう。もう少し季節が進むと暑さと湿気でこんな贅沢は出来なくなってしまうだろうから。
昨年9月、約3年半ぶりに吉祥寺を訪れた際街をぶらついていると大行列が出来ているラーメン店を見つけ「吉祥寺でもこんな行列店があったんだ」と驚いた。帰宅後調べたら『吉祥寺 真風』という店だった。真風と書いて「まじ」と読ませている。2006年5月創業なので20年を超える実力店と見て良いだろう。全然知らなかったので是非訪れてみたかった。駅南口から歩いて2,3分くらいの飲食店が立ち並ぶ通りに面した場所に店はあった。開店予定時間からだいぶ前に到着したので店前には誰もいないし、先月訪問した時のような臨時休業を知らせる張り紙も無かったのでそのままシャッターが降ろされた店前で待つことにした。定刻を1分ほど過ぎた頃に店主自ら暖簾を出し入店を促された。その頃には自分の後ろには10人くらいの行列が生じていた。入口脇のボタン式券売機で現金で食券を購入すると店員に奥の席へ案内された。店内は狭く黒い木を活かした暗い店内で20年前頃に流行ったパシオ系と言われる内外装に近い。店員は男女2人。客席は厨房周りL字型カウンター10席。初回で満席になり店内待ち4人で収まらず店外にも行列が出来ていた。
初回なので「店1番のおすすめ&人気No.1」と書かれた筆頭メニューをまず食べるしかないだろうと何も加えずそのまま注文した。他に「白(豚骨)」「黒(豚骨醤油)」「味噌」があり全てのメニューは+200円でつけ麺に変更出来るそうだ。
麺はかために茹でられた縮れが強めの中細縮れ麺。具はきざみ葱、ほうれん草、海苔1枚、きざんだ穂先メンマ?、小ぶりのチャーシュー2枚。スープはクリーミーな塩豚骨白湯なのでちょっと『山頭火』に近い印象を受けた。鯛塩という程鯛の味は強く出ていないけど、食べ進めるうちにじわじわ旨味を感じてきてしっかりと美味しく思える。「バランスが良い」と書くと「あんまり美味しくなかった」事のマイルドにした表現に使われてしまうことが多いが、こちらは良い意味で、ほんのり甘いスープの味わい、かための麺のプリプリとした食感、具の種類とそのボリューム、全てが絶妙なバランスで構成されていて本当に素晴らしい。だからと言ってガッチガチという訳でもなく、卓上の擦り胡麻を入れるとより美味しく感じる事が出来た。そういう懐の深さも更に良い評価につながった。今の流行とは異なる20年以上前の古いタイプのラーメンだけど、今でも行列を生じさせている理由がそこにあると思えた。勿論スープ完飲の完食マークを出して厨房の店主に「ごちそうさま」と声をかけ退店した。他のメニューも気になるので再訪問する可能性は高い。




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