台風は過ぎ去り一昨日夜から降り続いた雨は昨日夕方には止んだ。風雨とも事前想定よりずっと弱く雨戸に雨が打ち付けることもほとんど無かった印象で終わった。明けて翌日の今日は台風一過の晴天とはならず、しばらくはずっとどんより曇った空模様が続くという予報。でもその分陽光は弱まって気温は低く蒸し暑さは感じず過ごしやすくなっていた。
今日は珍しく最近界隈で話題になっている店へ訪れてみることにした。押上駅から隅田川方面へ約1kmほど歩いた場所にある『中華そば 政好』という店だ。なかなかドラマチックな店で、1978(昭和53)年『太楼ラーメン』の名で創業した、以前は押上駅近くにあった町中華の店だったそうだ。2023(令和5)年に先代店主が亡くなり、その後を継いだ店主の奥さんとその娘が現在の店名へ改名しラーメン店へリニューアル。しかし昨年3月5日に建物老朽化要因の自然発火で店舗が全焼してしまい閉店を余儀なくされることになってしまう。その後クラウドファンディングで店再建の支援を募り目標金額の242%で達成。同年12月11日に現在の店舗へ移転オープンしたという経緯があるそうだ。
店には開店前に到着。誰もいなかったので店前に並んでいた丸椅子に座らせてもらい開店を待った。定刻に暖簾が出され入店を促される頃には後ろに4、5人の並びが出来ていた。入口脇に設置されたボタン式券売機で食券を現金で購入すると店員に席を指定されたのでその席に着席し食券を渡した。水はセルフ。店員は男1人女2人。接客は丁寧。客席は厨房周りL字型カウンター12席と4人がけテーブル席1卓。来客はその後も続いてカウンター席は埋まった。外待ち客はなかった模様。
中華そば 政好
『中華そば』 980円+『生姜めし』 320円+『切れ端チャーシュー』 200円+『味玉』 150円= 1650円
筆頭にあった「政好セット」と名付けられた中華そばと生姜めしのセットを注文。トッピングに味玉を付けた。でも券売機に貼られた紙に書かれた数量限定と書かれた「切れ端チャーシュー」も魅力的に感じてこれも合わせて注文した。しばし待っているとお盆ごと提供された。
麺は中細ストレート。具は微塵切りされた多めの葱とほうれん草、平メンマ数枚、ナルト1枚、海苔1枚、チャーシュー1枚。そこに追加した切れ端チャーシューと味玉丸1個。
ナルトやほうれん草でいかにもルーツが町中華店っぽい見た目な一杯。しかしスープがそこら辺の店とは違っていた。丼になみなみと注がれ表面にはラード層が張り背脂も少々浮いている豚出汁感強めのパワフル系。味は醤油はしっかり感じつつ塩味は抑え気味でどちらかというと甘しょっぱい感じ。生姜も若干感じたからか新潟長岡『青島食堂』の一杯が連想された。前評判通り実に美味しくてスープ完飲の完食で終わった。
サイドメニューの生姜めし。きざみ生姜とそぼろ肉がのったシンプルなものなんだけど、これがこの店のラーメンと実に合っていて美味かった。当然ながらこちらも完食。大満足で冷水を飲み口をティッシュで拭い厨房に向かって「ごちそうさまー」と言って席を立った。「ありがとうございましたー、お気をつけてー」と言われて退店した。
最近のコメント