東京平子
朝のうちは晴れ間が多かったのだが日が昇るに連れ風が強くなり雲優勢の空模様となった。明日は1日雨の予報が出ている。
地方にまで足を運びラーメンを食べに行っていた人間からすれば「おっ!」と思うようなビックネームの店が東京駅直下の「東京ラーメンストリート」というラーメン集合施設に出店していると知り気になっていた。ただ自分は昔の記憶からラーメン集合施設というものに不信感が拭えていない。単に「名前貸し」して、出てくるラーメンはその品質が著しく劣るものを食べさせられた経験を積み重ねていたからね。でも時代は変わり、コロナ禍以降ラーメン店経営が飲食店生き残り戦略のひとつとして大手外食産業からの注目が集まり個人店が買収や併合されるようになってきた。その裏でラーメンの再現度及び量産品質技術が昔に比べて向上してきているのだと思う。専門の請負人みたいな者も現れているはず。金が集まればなんとやら、だ。というのを期待して思い切って行ってみることにした。
青森県青森市にある『中華そば ひらこ屋』。2005年12月に創業して以来青森を代表する行列店。青森の煮干しラーメン店の中でもかなりの濃厚煮干しスタイルに属する。自分は15年も前になるが初めての青森遠征時に本店を訪れている。その店が東京駅直下で昨年8月7日から初の県外常設店として営業中。これは驚くべきことだ。
店には営業開始の20分前に到着。先客はゼロ。食券先買いシステムだったので買ってから店前の指定スペースに並んだ。定刻に開店。その頃には後ろに10人くらいの行列が出来ていたと思う。食券を渡すと店員から「お好きな席へどうぞ」と言われて適当な席へ座った。冷水入りコップがすぐ提供された。厨房はよく見えなかった。男女5,6人。客席はカウンター席が壁側に一列6席、向かい合わせで一列6席計12席。テーブル席が2人卓✕6、計12席。
『こいくち煮干』 1000円+『完熟照り煮玉子』 150円= 1150円
看板基本メニューを味玉付きで注文。ラーメンは他に「あっさり煮干」「にはち煮干」「辛い煮干そば」「限定元祖ゴロー系イカニボ搾り」の順で並んでいた。
美味そうないい顔をした一杯を提供された。丼の縁に泡がで付いているのも良い雰囲気を醸し出している。麺は中太のやや縮れ麺。具はきざみ葱、結びが作られた珍しい色の濃いメンマ、薄いけど大きめのチャーシュー4枚。トッピングの濃い色をした半分に切られた味玉1個。スープは求めていたエグみも感じる濃厚煮干し味。やや酸味もあるがどことなく甘さも感じた。オリジナルの三段仕込みらしい。15年も前に訪れた本店の味は覚えていないので比較は不可能だがかなり美味しいのは確か。巷で氾濫しているパツパツ麺のセメント煮干しとは明らかに異なる一杯に感じた。食べながら自分のテンションが上がっていく。青森煮干しラーメン、久々に食べたけど美味しい!。スープこそ完飲はしなかったけど結構飲んで大満足の完食。これは「あっさり煮干」の方も気になってきたぞ。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。




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