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2026年4月

2026年4月30日 (木)

開店魁星

朝から灰色の厚い雲で覆われた空が広がりどんよりとしていて気温もかなり低く肌寒く感じる。今夜から明日日中にかけて大雨の予報も出ている。そんな空模様なので遠出する気分にはならず外食は近場で済ませることにした。

関内駅近くにある白トリュフオイルを使ったラーメン店『麺や魁星』が、本日、伊勢佐木モール内のガストの斜め前あたりに新店舗を構えオープンするという。オープン初日というのは客側が店側の練習台にされることを意味するので自分としては極力避けているのだけれど、近場にある既知の店だし遠出する気分でもなかったので「まあいいか」というノリで訪れてみることにした。

店には開店10分くらい前に到着。既に2人が待っていたので後に続き待った。定刻に開店し先客に続いて入店し給水機でコップに水を注いでから奥の席から座った。店員は男3人と女1人。客席は厨房周りL字型カウンター9席。初回で満席になった。卓上のメニューを見て口頭で注文。料金は現金後払い制。

260430sakigakeboshi00 260430sakigakeboshi02 麺や魁星 伊勢佐木モール店 『コク塩ラーメン』 1100円

メニューは本店では数量限定だった「コク塩」を筆頭に「赤唐コク塩」「コク煮干し醤油」「生姜醤油」「塩」があった。筆頭の醤油を注文。あと並んでいる時にトッピング1品無料券を貰ったので燻製味玉をお願いした。営業初日あるあるで麺上げから提供まで結構な時間がかかっていた。

260430sakigakeboshi01 麺は中太やや縮れ麺。本店とは変えているそうだ。具は九条葱、紫玉葱、かぼちゃ、ドライトマト、メンマ、チャーシューは鶏と豚の2種2枚づつ。デフォルトでこの具沢山はなかなか頑張っている感が伝わってきた。燻製味玉は燻製の匂いや味も全く感じられなかったが黄身の色が濃くトロトロだった。スープは塩鶏白湯だが貝スープも合わせている。店のSNS情報では本店はホンビノス貝を使っていたが、この店では帆立を使っているとか。鶏白湯と貝出汁の相性はよくなかなか美味しかった。スープ完飲の完食。頑張って個性を出そうとしているのも好印象だった。席を立って支払いを済ませたところ1か月有効のサービス券を貰った。開店練習台料ということかな?調べてみたらこの店、川崎や金沢八景、宇都宮にまで支店を出店していたようだがいずれも短命で終わっていた。今度は本店から近い目の届く範囲での出店ということだろう。長く続くことを期待したい。

2026年4月28日 (火)

荻窪丸信

260428sky02 『中華そば 丸信』。駅から青梅街道沿いに歩いて6,7分。創業は1950(昭和25)年7月という荻窪を代表する老舗店。『丸長』から独立したが「丸長のれん会」には属している。『丸長』荻窪店が閉店した後、丸長のれん会で最古参店となっている。約19年ぶりに再訪問してみることにした。

青梅街道沿いのビル1階に店舗はあった。あまり老舗感は感じさせない店構えだが看板は古めかしい。到着時店前に待ち客はいなかったのでそのまま入店。店員は厨房で調理担当をしている男の店員と接客会計担当の女店員2人。客席は厨房前L字型カウンター6席と4人がけテーブル席3卓。店内は空間に余裕があって日本蕎麦店っぽい雰囲気を感じた。先客4人後客1人。

260428marushin00 260428marushin01 中華そば 丸信

『ラーメン』 850円+『味付けたまご』 100円= 950円

基本のラーメンに味玉を付けて注文。

260428marushin02 麺はもちもちとした食感の中太ストレート。具はきざみ葱、平メンマ数枚、小さな海苔1枚、大きめで柔らかい肩ロースチャーシュー1枚。トッピングの味玉丸1個は黄身しっとり。スープは豚ガラと節系の魚介出汁が効いた典型的な荻窪ラーメンを感じさせるもの。とても落ち着く味わい。満足の完食。現金で支払いを済ませ「ごちそうさま」と言って退店した。

三鷹江口

久住昌之著「近くへ行きたい。秘境としての近所-舞台は〝江ぐち〟というラーメン屋。」という本が手元にある。文庫化された際「小説 中華そば江ぐち」へ改題されたが、この本は小説ではなく軽いエッセイみたいなもの。内容は近所のお気に入りのラーメン屋について、あれこれ妄想を膨らませていく話。店内の衛生管理責任者のプレートから店主?の名前を知ったり、電話帳に製麺業と書かれていたから自家製麺だったと知ったり。店員の所作、ほんの少しのやり取りから性格や関係性を妄想して各々のあだ名を付けたり。今のように店側から情報を発信する時代からすると考えられない妄想爆発の様子が面白く、自分のお気に入りの一冊になっている。この本が自分がラーメンに興味をもつ遠因になったし、ラーメン店の店主や店員とは必要最低限のやり取りに留め、なるべく距離を取って観察するようになった。またこの本を読んで以降、久住昌之氏の著書は買い続けている。久住氏が後にドラマ「孤独のグルメ」原作者として有名人になるとは当時思いもしなかったけど。

260428sky01 この本の舞台となる『中華そば 江ぐち』は勿論実在していた。1949(昭和24)年屋台から創業し路面店になり最終的には三鷹駅南口から徒歩3分ほどの場所の地下1階に店舗が移った。路面店からビルの地下1階に移転した時の衝撃の様子は先に紹介した本に克明に記載されている。残念ながら店主が急遽し2010(平成22)年1月に閉店してしまった。自分は約20年も前になるが食べ歩きを始めた直後に聖地巡礼のように一度だけ訪れることが出来た。

そして『中華そば江ぐち』が閉店した同じ年の5月1日に『江ぐち』があった店舗をそのまま引き継ぎ開店したのが『中華そば みたか』という店。店主は『江ぐち』末期の4年ほど店主夫婦の指導を受けていた若者なので途中とはいえある程度の引き継ぎは出来ていたはず。自分は約15年前に一度訪問しているがそろそろ再訪問してみたくなった。店には開店20分前に到着。店前の階段下のところに既に先客が1人待っていたのでその後に続いて暖簾が出されるのを待った。店主は定刻を10分前倒しで暖簾を出して店内に案内してくれた。その頃には階段をぐるっと回り込むほどの行列が生じていたので初回で満席で外待ちが出来ていた。ということは現地の人々に認められ支持されているということだ。店員は店主含め男3人女2人。客席は厨房周りコの字型カウンター10席。席は指定され冷水入コップが提供され口頭で注文した。ステンレスとタイルで出来た昭和の雰囲気を色濃く残す厨房の真ん中に店主が立ち、麺上げから盛り付けまで全て1人で担っている。煮立った湯が入った大鍋に麺を数玉入れて、一緒にワンタンや煮玉子も入れて、平ざるで麺上げという魅せる調理風景。カウンターに座る10人の客全てが店主の挙動に注視している。まるで舞台で1人立っている主役役者のようだ。15年前は幼さも感じられたけどすっかり貫禄もついていた。女店員は都度コップに水を注いでくれた。

260428mitaka00 260428mitaka01 中華そば みたか『五目そば』 1000円

味は醤油ひとつで後は全てトッピング追加メニュー。基本のラーメンは700円になっていた。初訪問時と同じ「五目そば」を注文。

260428mitaka02麺は自家製の、本の表現に習うと象牙色をした中太ストレート麺。食感もややかためでボソッとしていて色も相まってちょっとだけ日本蕎麦っぽい印象を受ける。スープはごく普通の豚と昆布、野菜から作った醤油スープ。化学調味料も。サラッとしていて飲みやすく、油感は控えめだが物足りなさは感じない。いかにも東京のラーメンって感じがする。具はみじん切りの葱、どっさりもやし、ピーマン、平メンマ数枚、ナルト2枚、正方形に切られたハム2枚、半分に切られたかたゆで玉子、薄いチャーシュー3枚くらい。ピーマン、ハム、かたゆで玉子ってのがどこか昭和を感じさせられて良い。そして何よりこの店内の雰囲気でライブ感の中で食べる一杯は満足度が高い。スープ完飲の完食マークを出した。大満足で現金で支払いを済ませ「ごちそうさまー」と言って退店した。店前の階段には地上近くまで列が延びていた。

2026年4月25日 (土)

本丸亭南

260425sky01 昨日より幾分ましだが雲に覆われた空模様。気温もやや低めだった。

淡麗塩ラーメン専門店『本丸亭』。2000(平成12)年に厚木で創業。創業者の故・金丸氏は大阪の老舗ラーメン店『揚子江』で働きその塩ラーメンに触れ多分に影響されたと思われる。金丸氏には二人の直弟子がいて1人は厚木創業店を継ぎ、もう1人が2005(平成17)年に営業を開始した横浜元町店を継いで、今では別経営になっているそうだ。そして元町店側の方は『横濱 本丸亭』と名乗り2013(平成25)年に営業を開始した横浜(鶴屋町)店に本店機能を移し都内等に進出し多店舗展開を続けている。

そんな『横濱 本丸亭』が今月13日に市営地下鉄ブルーラインセンター南から徒歩8分くらいの場所に出店したと聞いて訪れた。閉店した新橋店の移転という形だそうだ。店には開店10分前くらいに到着した。誰もいなかったので店前の椅子に座って開店を待った。横浜市内の支店なのでラオタ達は興味は低いと思うけど週末なので家族客が多いだろうなと予想したら案の定次々と家族客が多く現れた。定刻を1分過ぎて開店。入口脇にタッチパネル式券売機。但し現状は現金対応のみ。店員は男3人女1人。客席は厨房前一列6席と4人がけテーブル席3卓。初回で満席になり店外待ち客が生じていたようだ。

260425honmarutei00 260425honmarutei01 横濱塩らー麺 本丸亭 センター南店

『海老ワンタン入り塩らー麺』1450円

『本丸亭』の淡麗塩らー麺なら味玉より海老雲呑がよく合うことは経験済なのでこれを注文した。

260425honmarutei02 麺は平打ち縮れ太麺。具はきざみ葱、春菊、分厚く切られたチャーシュー2枚。海老雲呑は5枚くらい入っていた。透明で油が感じられる塩ラーメンらしい塩ラーメンのスープ。このスープがぷりぷり食感の麺と海老雲呑を引き立たせる。この店のラーメンのトレードマークである春菊は大阪『揚子江』を引き継いでいる。そして分厚いチャーシューが美味しい。チャーシュー音痴の自分が昔から美味しいと思っいる一品なのでなかなかのものだと思う。スープ完飲の完食マークを出して大満足で退店した。それより丼の「横濱」の文字を見て「厚木が創業店だったはずだよな?」と気になって帰宅後調べてその経緯を今更知ったので冒頭で記した。

2026年4月24日 (金)

市場美山

260424totsuka01 昨日から降り続いた雨は今朝ようやく止んだ。けれど灰色の雲で覆われた空はほぼ1日続行となった。空気も爽やかというよりひんやりに感じた。

戸塚青果卸売市場内にある『市場食堂 中華 美山(みやま)』。不確定情報だが市場開業と同じ1953(昭和28)年創業と言われている。そんな老舗の未訪問店が市内に未だあったというのも驚きだったし、『ラーメン雪ぐに』の柴田店主お気に入りの店とも聞いていたので興味を持ち訪ねてみることにした。

戸塚と言っても店は駅からは遠く、車なしでは難儀するような場所にあった。バスに乗って一番近いバス停まで行ってそこから歩いた。卸売市場内にあると言っても営業開始は11時から約3時間。開店予定時刻の10分以上前に到着した。まず目を引かれるのは店舗の外観。簡易プレハブ建築で、それに長い年月が積み重なっているから一瞬怯むくらいにオンボロ状態になっており、いかにも「知る人ぞ知る」といったような店構えだった。店前には誰もいなかったので入口で立って待っていた。結局予定から10分過ぎたくらいにようやく高齢の男店主が入口を開け入店を促してきた。その頃には駐車場で車内待ちしていただろう数人の後客も続いて入店した。店内は不潔な感じはあまりしない。ドアは開け放たれ開放感がある。爺さん店主1人で店を回している為、注文や配膳がセルフ方式になっていた。厨房カウンター前に広げられたノートに名前と食べたいメニュー欄に横棒を書いて注文。給水機からコップへ水を注いで適当な席へ座って完成を待つ。客席は厨房前一列のカウンター2席とテーブル席が2人卓✕1と4人卓✕2と5人卓✕1。後客は間を開けて最終的に7人入店していた。

260424miyama00 260424miyama01 市場食堂 中華 美山 『肉ソバ』 1000円

食べログとか見るとちょっと前まで普通の町中華店並にご飯ものや一品料理等があったようだが、今は壁のホワイトボードにマジック書きされた「肉ソバ」「サンマーメン」「タンメン」の3種だけになっている。筆頭の肉ソバを注文した。料理が完成すると厨房カウンター上に料理が並べられ店主から呼ばれるので受け取りに行って引き換えに料金を払う流れになっていた。

260424miyama02 麺は中太ストレート。スープは醤油清湯。その上にきざみ葱と白菜、木耳、人参、筍、豚肉が餡掛けされたものが大量にかかっている。所謂五目そばというやつだった。味も基本的には町中華で提供される餡掛け醤油麺そのもの。但しスープは並々と注がれ溢れ出し、受け皿にまで及んでいる。そしてしっかりしたボリュームと、何と言ってもアッツアツ!これこそが町中華店の食事に求められるものだから、この時点で大合格。味の方も実際食べてみると塩胡椒がバッチリ決まってハッキリした味わいに仕上がっておりとても美味しく満足度も高かった。スープこそ完飲出来なかったが麺と具は完食。丼とコップを厨房に戻し高齢で頑張る爺さん店主に「ごちそうさま」と伝えて気分よく退店した。高齢店主の様子を見るとそう長くは営業を続けることは困難だと予想される。自分は閉店してしまう前に訪れることが良かったと思えた店だった。

2026年4月23日 (木)

朝松翔亭

朝から灰色の厚い雲に覆われた空。天気予報では昼前から明日の明け方まで長時間雨が降ると言っている。タイミング良く比較的近場で朝6時から営業している新店が出来たらしいので行ってみることにした。

今月21日に開店したばかりの『松翔亭』という、二郎インスパイアラーメン店『豚仙人』を展開している松翔グループの店でラーメンとカレーの店だそうだ。場所は本牧マリンハイツの、昔二郎インスパイアラーメン店『本牧YARAKASHITEI』があった店舗。店には朝7時半くらいに到着。この時間に本牧マリンハイツに来たのは初めてで、仕事終わりの港湾関係者達で賑わっているのかな?と想像していたけど実際は閑散としていた。営業中の札が出ていたので早速入店。がらんとした店内。店入口脇の券売機で食券を購入すると店員から「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席に座って食券を渡した。厨房には男の店員3人。客席は厨房周りL字型カウンター12席と4人がけテーブル席3卓。先客1人後客1人。

260423matusyoutei00 260423matusyoutei03 ラーメン カレー 松翔亭 『朝ラー満腹セット』 1600円

朝10時までの朝ラーセットがあったので注文した。並ラーメンと並カレーライスの満腹セットだ。

260423matusyoutei04 半カレーではなく並サイズで注文したら何とラーメン丼にドーンと盛られて提供され驚いた。丼盛りの牛すじカレー。人参もじゃがいも玉葱も溶け込んでしまって姿形はなくなっていて腹にずっしり溜まるような濃厚さ。辛さはそれほどでもなく空腹な人間には幸となる美味しい牛すじカレーに仕上がっていた。文句なく完食。

260423matusyoutei01 懐かしい丼で提供されたラーメン。明らかに流行りの「ちゃん系」を意識しているのは伝わるがラーメンの味は全く別だった。麺は中細縮れ麺。具はきざみ葱、大量のワカメ、細切りメンマ、大きめのチャーシュー3枚。スープは醤油清湯ではあるが、懐かしそうに見える見た目だけどあっさりすっきりなラーメンではなかった。ワカメの影響かしょっぱさは強く感じるし、ラードは濃厚で動物系が強く出ていて結構味濃いめに感じた。カレーと一緒に食べたからよく理解ったのだけど、カレーとセットで食べることを前提に作られているように感じられた。いや、ラーメン単品で美味しくないわけではないのだけど、カレーと一緒に食べて初めて満足感が得られるような印象だった。こちらもスープこそ完飲しなかったものの完食。お腹いっぱいになれた。

店の狙いや構成はなかなか良いと思うけど、もうちょっと活気のある賑やかな空間で食べたらもっと美味しく感じられたと思う。ホルムズ海峡騒動の影響なのかは知らないけれどちょっと淋しい雰囲気だったから。ここのグループって新しいブランドを立ち上げても、旗色悪くなるとすぐ『豚仙人』に鞍替えしてしまう印象があるからなー。そうなると面白くないからちょっと堪えて頑張ってほしいかな。お腹いっぱいで満足して退店した。雨が降り出す前に帰宅することが出来た。

2026年4月22日 (水)

渡辺二四

260422sky01 思い返せば昨日でこの新しいブログに切り替えてからもう1年の時が流れていたんだな。またちょうど1年前の今日、このブログになってからの最初の一杯として選んだのが西早稲田にある魚介豚骨ラーメン店『渡なべ』の「23周年記念らーめん」だった。自分はこの店の魚介豚骨らーめんが大好きなのでね。そして1年後の今日は「24周年記念らーめん」を狙って『渡なべ』に足を運ぶことにした。

店には開店予定よりだいぶ前に到着した。店前には誰もおらず。結局10分前にもう1人現れただけだった。『渡なべ』ってもっと人気があると思っていたので意外だった。ほぼ定刻に暖簾が出され店内に招き入れられた。入口脇の券売機で現金で食券を購入。厨房には男の店員2人。店員に食券を渡すと奥の席に座るよう言われた。すぐ冷水入りコップが提供された。しばらくして後客が4人現れた。

260422watanabe00 260422watanabe01 渡なべ

『24周年もっと美味しい渡なべ』 1500円+『味付玉子』 150円= 1650円

『渡なべ』の周年記念の限定メニューは毎年「もっと美味しい渡なべ」を標榜している。他店が出す周年記念限定メニューとは心持ちが違う。同店の基本メニューである「(魚介豚骨)らーめん」をその枠内でグレードアップさせるということを毎年行っている。挑戦的というか、自分の店のラーメンの味に自信を持っていて、かつ向上心を持っていないとなかなか出来ない試みだ。素晴らしいなと思う。例年通り味玉を付けて注文した。

260422watanabe02 麺も具材も基本メニューと同じで、スープに新たな試みをしている。昨年は昆布の旨味を強調させる為にダブルスープにしていたそうだが、今年は醤油ダレを強調させるために和歌山の湯浅醤油という高級な醤油を使っているのだそうだ。でも一番重要なのが最初の一口目で「あー『渡なべ』の濃厚魚介豚骨の味だー」と思わせてくれることで、今回それを見事に達成していた。昨年19年ぶりに基本の「らーめん」を食べたのだが唸るくらい美味しくて驚いた。今回の一杯は基本の「らーめん」に比べて醤油ダレが強調されている意図は何となく感じた。タレを強調させるためややサラッとした仕上がりの濃度になっているのも何となく解った…気がした。でもそれは前情報として入れていたからそう感じただけの可能性が高い。それくらい間違いなく美味しい満足度の高い『渡なべ』の濃厚魚介豚骨の一杯だった。つまり自分の舌では「もっと美味しい」かどうかは判らなかったし、基本のらーめんも今回の限定らーめんも両方とも美味しかったとしか言いようがない。足を運んで良かったと思うくらい大満足だった。

蛇足なのだが、隣の後客は何と基本の「らーめん」と今回の「もっと美味しい渡なべ」を連食していた。羨ましいと思うのと同時に今の自分には出来ないかな?と思った。味の比較をしてみたい、その気持はとてもよく理解る。だからと言って興味深く食べられるのは最初の2,3口くらい迄で、その後に、違いがあると言っても同じような方向性のラーメンを2杯食べることになるのだ。スープだけじゃなく麺も具も。それは自分には苦行になるし、だからと言ってそのまま残すということも両方出来ない。仮に連食するなら近くの関連店の『札幌六坊』で別の味のラーメンを食べるだろう。他人が好きでしていることだから全く余計な話なのだがそう思ってしまったよ。自分はスープ完飲の完食でお腹も丁度良く満たされ大満足のまま厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

2026年4月21日 (火)

北鎌老舗

260421sky01 明け方は晴れ間が広がっていたがみるみる雲で覆われていった空。時折小雨も降ったのだが外出には影響なさそうという微妙な空模様だった。

260421green01 今日は老舗店を狙う為北鎌倉を訪れた。おそらく初めて降りた駅だけど、駅の周辺には歴史ありそうな家屋や寺がいくつもあったり、曇空でも逆に映えるというか、いかにも奥鎌倉っていう感じの良い雰囲気の景色が連なっていた。

駅改札から歩いて3分程度の場所に今日の目的の店はあった。創業1912(大正元年)年で今年で114年経つという老舗中の老舗店『新とみ』。元々は東京赤坂で創業した寿司店で、二.二六事件が隣町で起きて不穏な空気を感じ取り逃れる為に鎌倉に移転。戦後のコメ不足で寿司が握れなくなったので、闇市で知り合った台湾人から支那そばを習ったのをきっかけに1920(昭和25)年からラーメンも提供しはじめたそうだ。それが現在でも引き継がれ寿司店だけどラーメンを提供している経緯らしい。戦中戦後の日本の生の歴史を感じさせてくれる。

まだ午前中の11時前だったが既に暖簾が出ていたので早速暖簾を割った。こじんまりとした着飾っていない和風の内装。メニューが書かれた紙が沢山壁に貼ってあった。店員に「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席に座る。しばらくすると店員が暖かいお茶とウェットティッシュを持ってきてくれたのでその時に口頭で注文した。厨房には老夫婦。接客係の男の店員1人。客席はテーブル席のみで2人卓✕1、4人卓✕3。先客2人後客1人。

260421shintomi00 260421shintomi03新とみ『ラーメンセット(いなり2ケ)』 880円

いなり寿司2個がつくラーメンセットを注文した。ラーメン単品だと730円だった。

260421shintomi01戦後ドラマで出てきそうな絵に描いたような中華そばが提供された。麺は地元鎌倉の老舗製麺所である「邦栄堂製麺」の中細縮れ麺。地味に縮れ麺の食感が良くズルズルと啜ると楽しさまで感じられた。具はきざみ葱、平メンマ数枚、ナルト1枚、チャーシュー1枚。スープは淡い醤油味、というか現在のラーメンに慣れている舌からするとほぼお湯に感じる。遠くに昆布出汁を感じるくらい。でもこの店のこの雰囲気ではこれが正しいと思えてしまう。結果スープ完飲の完食に終わった。

260421shintomi04 いなり寿司も普通に美味しかった。いい体験が出来て満足だ。「ごちそうさまー」と言って舌代を支払って退店した。

2026年4月20日 (月)

雪国元味

260420sky01 雲は多少あるが概ね良い天気。空気も爽やかで過ごしやすい。

市営地下鉄ブルーライン中田駅近くにある日々行列を作っている大人気の味噌ラーメン店『雪ぐに』。自分は昨年11月に同店の看板筆頭メニューである「味噌」を約4年ぶりに食べたのだが、これが当たり前だけど凄く美味しくて心に刺さったんだよ。改めてこの店に長い行列が出来る理由を思い知ったというか。一方で、店主の店を立ち上げた当初の「修行先の新潟妙高のミサの味噌ラーメンを横浜で広めたい」という思いから創業当時に提供していた味噌ラーメンとはかなり様変わりしていた。ご当地ラーメン好きの自分からするとそれはそれで少し寂しかった。味噌の粒粒感たっぷりの白味噌ベースのスープに甘い玉葱がどっさり入った「ミサの味噌ラーメン」は寒い雪国ならではの魅力的な味噌ラーメンだったから。なので「限定でもいいから、いつか創業当時の味を復刻して欲しいな」と思ったんだよ。そうしたら今月末埼玉県八潮市に『食堂ミサ』の支店が出来ることに合わせてだと思うが、「店主の修行先で学んだラーメン」を限定メニューとして販売を開始したという情報を得た。早速訪れることにした。

この店は大人気店なので並びが凄い為、開店のだいぶ前に店へ到着したのだが、店前には既に先客5人が待っていた。え?もう待合室も満席で外待ちか?と思ったら、店舗の空調工事をしていたから入店出来なかったみたいでしばらくすると順番に入店が促され先客に続いて店入口脇にある券売機で食券を購入後無事に待合室に案内された。待っている間に食券は回収され定刻に客席へ案内された。店員は柴田店主含め男4人女2人。相変わらず皆明るく低姿勢の素晴らしい接客。当然ながら初回で満席、待合室も満席となり店外に長い行列が生じていた。

260420yukiguni00 260420yukiguni03 ラーメン雪ぐに

『あらい道の駅』 1100円+『ひき肉増し』 150円+『ライス中』 200円= 1450円

「創業当時のミソラーメン」とか判り易いメニュー名にすればいいものを「あらい道の駅」って何?と思ったら柴田店主の修行先だった『食堂ミサ』の支店名だそうだ。納得。デフォルトで葱やチャーシューは入っていないと書かれていた。確かに「ミサの味噌ラーメン」にチャーシューは合うように思えなかったので「ひき肉増し」を付け、更に美味しい味噌ラーメンには必須となるライス、しかも新潟産コシヒカリを使っているこの店のライスを中で注文した。

260420yukiguni01湯気がもうもうと昇るアッツアツの味噌ラーメンが提供される。麺はしっかりした中太縮れ麺。通常でも意外としっかりした麺量だった。具は大きめの玉葱たっぷり、もやしたっぷり、挽肉たっぷり。スープは当然白味噌ベースだけど甘くなく、割と味も濃くしょっぱめでハッキリした味わい。これに玉葱や挽肉の甘みが溶けていくので食べている間に更に美味しくなっていく気がした。

260420yukiguni02 時間をかけてじっくり味わった。ライスも活用し文句なしでスープ完飲の完食マークを出した。本当に美味しかった。あまりに美味し過ぎたので「これ本当に創業当時のミサ直伝の味か?」と疑念を持ってしまうほど。このレベルだったら味を変える必要なかったのでは?とさえ思った。おそらくは店主が弛まぬ努力を続けていく内にラーメン作りの技量が上がってしまって、当時と同じレシピや調理法を実践していたとしても、自然と当時に比べて美味しく仕上がってしまったのではないかと推測する。

これほどのクオリティーなら更に欲を出して言ってしまおう。現行のメニュー構成を見直してでも、このメニューを「雪ぐに元味」としてぜひレギュラーメニュー化して欲しい。そうすれば柴田店主の開店当初の「新潟の地の文化を広める」という夢の達成につながると思うから。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけ良い気分で退店した。

2026年4月18日 (土)

黄金大口

260418green01 朝の内は厚い雲で覆われた空模様だったが正午近くになると晴れ間が広がってきた。爽やかな風が吹き5月並の気温だそうだ。

京急線黄金町駅近くに本店がある『黄金家』が今月6日にJR横浜線大口駅前へ支店を開店させた。鴨居店神奈川新町店に続く4店舗目になる。勢いが止まらないな。これも地元民から支持された賜物だろう。長年横浜に住んでいると、中国人経営の家系ラーメン店で外れを掴まされた例が数多く蓄積されていくことになる。なのでこれは偏見とかではなく経験から来る警戒心だ。だから黄金町本店が開店した時も外れ覚悟で訪れたんだけど、所謂中国人家族軽々の悪癖(店内で自分の家族をくつろがせる、開店閉店時間がルーズetc)は見られず、そつのない接客だったし、提供されるラーメン自体も家系ラーメンの芯はしっかり食っている仕上がりだった。その後の支店でもその品質はほぼほぼ維持されていた為、自分にとって『黄金家』は中国人経営のラーメン店でも例外的に高い評価をしている。そろそろ家系ラーメンを食べたい時期でもあったので新しく出来た大口店へ訪れてみることにした。

店には開店5分後くらいに到着。駅西口ロータリーそばの好立地だ。開け放たれた入口から早速入店。店内は白い壁と赤いカウンターと机と椅子、スペースはゆったりめに取られていて、いかにも家系ラーメン店らしい、良い意味で敷居の低さを感じさせる。入口近くにボタン式券売機があり食券を購入した。現金対応のみだが高額紙幣対応のやつだった。厨房には中国人の男の店員2人。挨拶などの接客は全く問題なし。客席は厨房周りL字型カウンター15席と4人がけテーブル席1卓。水はセルフ。空いていたカウンター席へ適当に座り店員に食券を渡し好みを伝えた。先客5人後客10人くらいだった。

260418koganeya00 260418koganeya03 横浜家系ラーメン 黄金家 大口店

『並盛ラーメン』 900円+『ほうれんそう』150円+『目玉焼丼』 330円= 1380円

今回は自分の考える「黄金家黄金セット」を注文。つまり黄金家と言えばほうれん草と目玉焼丼でしょう。好みはいつも通り麺かため、油多め指定。

260418koganeya01 ラーメン自体のスープの美味さとほど良い麺のかたさ加減が良い。久々の家系ラーメンだったのでことさら美味しく感じた。ちょっとだけ残念だったのは追加したほうれん草が茎の部分が7割くらいだったこと。自分は葉の甘さが好きなんだよ。あとは文句なく完食。

260418koganeya04 名物目玉焼丼。ライスの上に目玉焼き2個がのって予め醤油が景気よくかかっている。我が家も目玉焼きは醤油と味の素派なのでこの味がほっとするんだよ。こちらも米一粒残さず完食した。

食べ終わり丼をカウンター上に上げて卓上を布巾で拭いていたら店員に「ご丁寧にありがとうございます」と言われた。店員の教育が行き届いているように感じた。こういうところが今の勢いにつながっているのだろう。

2026年4月17日 (金)

星虎再訪

260417tree01 桜の花は完全に散って新緑輝く季節へ。風も爽やかでとても過ごしやすい。こんな快適な期間は今の首都圏では年々短くなってきている。もう少し経つとあの不快指数が跳ね上がる高湿度と生命力を奪うような強烈な酷暑の日々が始まるのだ。今は貴重な時期だということを心の片隅に置いてなるべく有意義に過ごしていきたい。

『麺屋星虎(スタート)』。2024年8月11日開店。開店間もない頃に一度訪問している。その時の印象が良かったので近々再訪しようなどと思っている内に約2年弱の時が流れてしまっていた。店には定刻の15分前に到着したのだが既に暖簾が出されていた。早速入店。厨房には店主1人だけ。相変わらずワンオペだから営業時間がある程度融通がきくということか。店内隅にあるタッチパネル式券売機で食券を買って着席。水はセルフ。客席は厨房前コの字型カウンター10席。先客1人後客1人。

260417start00260417start01 麺屋 星虎 『シチューら〜麺』 950円+『味玉』130円= 1080円

今回は限定メニュー狙い。味玉付きで注文した。

260417start02 「カレーラーメン」は過去何度も食べた経験はあるし昔から珍しくもないが、「シチューラーメン」というものは今回初遭遇になる。提供された時点で丼から甘い香りが立ち昇る。乳製品を温めた時の香りだと思う。麺は中細でほぼストレート。具はきざんだ水菜、人参、コーン、平メンマ数本、四角いバラチャーシュー2枚。追加した味玉は黄身しっとり。スープは市販のシチュー並にドロドロ…しているわけではなく通常のラーメンスープレベルにサラッサラしているけど、味はしっかりホワイトシチューそのものってかんじ。自分はホワイトシチューは冬季の大好物になっているので違和感等感じず美味しく食べすすめられた。結果スープ完飲の完食。

「シチューラーメン」、面白いとは思った。ちゃんとラーメンにまとめ上げた店主の力量と挑戦する精神は素晴らしい。けれどやはり限定止まりのメニューかなー。あまり広まりは期待出来ないかなー。仮に「シチューラーメン」をメインメニューに据える店が出てくることが想像出来なかったし。そんなことを言いながら自分が知らないところで静かなブームが始まってたりしたりして。どちらにしろ面白い体験が出来て大満足だ。次回はレギュラーで未食の塩を食べに訪れたい。店主に「ごちそうさまー」と言って退店した。

2026年4月16日 (木)

食堂七彩

260416sky01 昨晩から降り続いた雨は明け方には止み朝はやや肌寒く感じた。でも日中は風が強く吹き青空が広がり陽射しは強く暑くさえ感じた。

自家製麺と無化調を謳った『麺や七彩』は2007年2月27日に西武新宿線都立家政駅から徒歩1分ほどの場所で開業した。自分は開業から約1年半後の2008年10月に訪れている。後に多店舗展開するに際し本店機能を八丁堀付近の新店舗へ2015年5月27日に移転させた。そして元の都立家政駅付近の創業店舗は『食堂七彩』へリニューアル。今日はその店舗に約17年越しに改めて訪れることにした。

都立家政駅に降り立ったのは目的の店の開店時間のだいぶ前。地べたに線路がある駅の踏切を挟んで細い商店街が長く伸びる、この沿線で良く見かける光景が広がっていた。その商店街をぶらぶらした後開店15分前に店へ行った。先客の姿もなく店前で待つことになった。結局後客が続くことはなかったが、店主は2分ほど前倒しして暖簾を出してくれ入店を促してくれた。店員は男2人女1人。客席は厨房周りL字型カウンター10席。約17年半ぶりで当時の記憶はすっかり抜け落ちているけど、内外装共新しさをを感じたので改装しているのだと思う。「お好きな席へどうぞ」と言われたので入口にある給水機でコップに水を注いだ後適当な席へ座った。注文はQRコード読込or口頭注文。料金は後払いでも良いみたい。しばらくすると後客が次々と6人入店してきた。

260416shichisai00 260416shichisai03 食堂七彩

『稲庭中華そば 塩』 1050円+『ソースチャーハン』 950円= 2000円

レギュラーメニューは「喜多方らーめん」「稲庭中華そば」「担々麺」。この店舗でのウリと思しき「稲庭中華そば」を注文。醤油と塩が選べたので塩を選択。あと今日の本当の狙いである「ソースチャーハン」を合わせて注文した。

260416shichisai01 稲庭中華そば 塩。文字通り「稲庭うどん」の製法を活かして作られたしなやかな中細ストレート麺が綺麗に折り畳まれている。小麦の味は勿論、滑らかさを感じる食感が素晴らしい。具はきざみ葱、超細切りメンマ、モモとバラのチャーシューが1枚づつ。スープは鶏と魚介出汁の旨味とキッチリ塩を感じる味わいが良かった。バッサリ要約してしまうと筆頭「喜多方らーめん」のストレート麺バージョン。個人的に喜多方ラーメンはどちらかと言えば塩が好みなので、そういう観点で味わうとバッチリ決まっていた。文句なく完食。

260416shichisai04 今日のメインとして狙っていた「ソースチャーハン」。戦後『来集軒』関連の一部店舗で提供されていたものがルーツらしい。それで昨日浅草の『来集軒』でもチャーハンを食べたのだが、塩胡椒を効かせたチャーハンでそれはそれで美味しかったのだがソースチャーハンではなかった。でもこの店でソースチャーハンを提供していると聞いて遠路はるばる横浜から訪れたわけだ。ハーフサイズもあったけどここはレギュラーサイズで食べなければ。提供された瞬間、そのビジュアルに心ときめいた。早速レンゲを入れ一口食べた。事前予想では辛さと酸味が来るのかな?と予想していたのだが、意外と甘さが先行してきた。でもしっかりソースの味が追いかけてきた。更に浅草『来集軒』のチャーハンと同じくシャキッとした玉葱の食感が良いアクセントになっていた。合間にラーメンの塩スープを飲むといい感じですんなりと食べ進められた。この組み合わせ大正解!ソースチャーハン、いいね。広まって気軽に食べられるようになって欲しいなー。文句なく完食。電子決済で支払いを済ませ店を後にした。

2026年4月15日 (水)

来集軒再

260415sky01 連日雲優勢のはっきりしない空模様が続く。日中は大丈夫なようだが今夜から明朝まで雨が降る予報が出ている。

浅草『来集軒』。昭和の面影を色濃く残す東京老舗ラーメン店。1910(明治43)年に創業した『来集軒製麺所』がルーツで、その後直営の中華料理店として1950(昭和25)年に創業したと言われる。しかしここで創業した『来集軒』は現在営業している店舗とは別で、『来集軒 浅草合羽橋総本店』という大型中華料理店であってその店舗は1988(昭和63)年に閉店している。現在ある町中華然とした店舗の方は総本店が閉店した翌年の1989(平成元)年に創業したということが判明している。つまり平成に営業を開始した店ということになるのだが、その割に店舗自体がくたびれていて、良い雰囲気なのだから紛らわしい。そして本業?の『来集軒製麺所』が昨年廃業してしまったので麺も別の製麺所のものに変わったそうだ。昔ながらの老舗店…と思われていた店も色々あった上で続いているというのがよく分かる。自分は一度訪問しているがもう18年も前の話なので味の記憶等とうに消えてしまっている。改めて訪れてみる気持ちになり店へ向かった。

JR上野駅からのんびり浅草の方まで歩いて向かった。大都会の広い道路の脇には細い路地が何本もあってそこには歴史が匂う渋い店がある。そういう景色が面白かった。合羽橋商店街にも行ってみたけど、見た限りその客の8割くらいは外国人観光客となっていて外国人向け観光スポットに様変わりしていた。そういう様子が見れたりで楽しい散歩だった。

それでも店には開店予定の10分前くらいに到着してしまった。なにせこの店正午に開店なので。しばらく周辺を歩いて開店数分前に戻ってきたらちょうど店主が屋号が書かれたシンプルな暖簾を掲げる時だった。その直後に入店したが店内には既に先客2人が座っていた。厨房は奥にあり店員は男1人とおばちゃん2人。会計台が厨房前にある。客席はカウンター的に使われている壁向かい半円形テーブル6席と4人卓テーブルが4つ。メニューはホワイトボードにマジック書きされていてその周りにはサイン色紙が沢山飾られていた。その半円形テーブルの1席に座ると水入りコップが提供されその時に口頭で注文した。料金現金後払い。後客6人。

260415raisyuuken00 260415raisyuuken03 来集軒『ラーメン』 800円+『チャーハン』 950円 = 1750円

麺メニューは「ラーメン」「ワンタンメン」「チャーシューメン」「ミソラーメン」「タンメン」「もやしそば」「五目ソバ」「チャンポン」「ソース焼きそば」「台湾メン」等多彩。他に「シューマイ」「チャーハン」等も有名。今回は基本のラーメンとチャーハンを注文した。

260415raisyuuken02 老舗の風格を感じさせる一杯が提供された。麺は黄色い中細縮れ麺。具はきざみ葱、四角い海苔1枚、甘い味付けのメンマ数本、小ぶりのチャーシュー1枚。スープは豚骨、鶏ガラ、野菜から摂ったもので、タレもほとんど醤油そのものな感じの、オーソドックスな醤油ラーメン。ところが所謂老舗店でよくある麺柔々のあっさり味付けのラーメン…ではないのが面白い。麺はほどよいかたさがあり存在感を感じ、スープも動物系がしっかり感じられる味わいなのでグイグイ飲める。最後まで普通に飲み干せる美味しさなのだが、こういう老舗ラーメンは卓上から白胡椒を少し振ってみるのも乙なもの。やっぱり美味しく結果スープ完飲の完食に至った。

260415raisyuuken04 実は今日食べてみたかったのはラーメンよりチャーハンの方が本命だった。写真で判るとおり「しっとり」を通り越してむしろベチャッと感じるくらいのチャーハンは味付けがほぼ塩胡椒のみのシンプルな味付け。だけどこれが何故だか美味しいんだよ。時々大きく切られた玉葱から出る甘みもいい感じ。こんな味のチャーハン初めて食べたかも。夢中にかき込んでこちらも米一粒も残さず完食。大満足で支払いを済ませ退店した。

2026年4月14日 (火)

隣文太郎

260414sky02 『中華そば まつのみ』を訪れた際、3軒隣くらいに瓦屋根を模した存在感のある店構えの店が否が応でも目に入った。店名は『北海道ラーメン文太郎』。ああ、以前ラーメン店調査をした時見つけたが場所に難があって訪問を後回しにしていた店だと思い出した。オープン日は2020年1月10日だそうでもう6年以上の営業実績があることになる。駅から離れたこんな場所に再び訪れる可能性は低いので『まつのみ』を退店直後に突発的に入店してしまった。

地方のロードサイドで良く見かけるような、どこか田舎っぽい店構え。早速入店。店員は男女2人。客席は厨房脇壁向かいに一列のカウンター4席、テーブル席は4人卓2つ。座敷席があり4人卓と6人卓が各1つ置かれていた。先客2人だけだったのでテーブル席に案内された。卓上のパウチされたメニュー表を見て口頭で注文した。料金後払い。後客1人。

260414buntarou00 260414buntarou02 北海道らーめん文太郎 『極み札幌味噌らーめん』 1050円

この店は北海道ラーメンを名乗っている為、筆頭味噌は札幌、塩は函館の冠が付く。但し醤油は冠なし。サイドメニューにいくら丼や帯広豚丼、ザンギ等もあった。筆頭の札幌味噌の基本を注文した。すり鉢丼で提供された。麺は札幌らしい黄色く縮れ強めの中太麺。小林製麺製らしい。具は青葱、茹でもやし、太メンマ2本、海苔1枚、肉厚肩ロースチャーシュー1枚。スープはアッツアツのラードで覆われていてしっかり濃いめの味噌味で美味しかった。味噌の粒粒感は皆無で滑らかなスープだったけど。普通に美味しかったのでスープ完飲はしなかったけど完食した。この店は一般の家族客狙いの、近所にあれば使い勝手が良い店であり、ラオタが狙っていく店ではない印象だった。だからついでの突発的訪問でちょうど良かった。カードは使えず現金払いをして退店した。

美丘松実

260414sky01 雲優勢の空模様。雨は1日降らないようだ。空気は爽やかで過ごしやすい。

今日は久々たまプラーザへ行って新店を狙う。駅から緩やかな上り坂を15分ほど歩いた美しが丘中央部に今月3日にオープンしたばかりの新店『中華そば まつのみ』という店だ。ネット上の情報では店主は有名行列店の『中華そば多賀野』@荏原中延で1年、その店の出身者が店主を務める『中華蕎麦 時雨』@関内で2年在籍していたという。店主が『多賀野』のラーメンに惚れ込んでいたことが伺える経歴だ。ワンオペで自家製麺まで行っているらしく、現時点では昼3時間のみ営業の高ハードル店となっている。

店には開店予定の約9分前に到着。なかなか立派な店構え。店前のベンチに既に3人が座っていたのでその横に座って開店をまった。定刻に店主が暖簾を出し先客に続いて入店。店入口の券売機で食券を購入。前情報通り厨房には男の店主1人のみ。客席は厨房前一列6席のカウンター席のみ。テーブル席も2卓あったがオペレーションの為に現在は塞いで一部待合席にしていた。後客は続々来店し外待ち客も生じていた。

260414matsunomi00 260414matsunomi01 中華そば まつのみ

『中華そば』 1050円+『煮玉子』 150= 1200円

筆頭基本メニューに煮玉子をトッピングして注文。他に塩とつけ麺があるがつけ麺は準備中。1LOT3杯らしく丁寧に作っていることが伺えた。2LOT目の最初になったので少し待つことになった。

260414matsunomi02美しい顔をした一杯が提供された。麺は自家製中細ストレート。噛むと弾力があり存在感がある麺。具はきざみ葱、細切りメンマ、海苔1枚、小ぶりのモモチャーシュー2枚。追加トッピングの味玉は綺麗に半分に切られていた。スープは薄っすらと背脂が浮く、じんわりと魚介の旨味が味わえる醤油味。麺・スープ・具全て美味しかったのでスープ完飲の完食に終わった。実に多くのラオタ達が好みそうな一杯。だが逆にラオタ達からするといつかどこかで食べたことがあるような印象の弱い一杯とも言えてしまう。でも地元の人達にとっては良い店なのではと思う。営業時間が短く敷居は高いけど。丼をカウンター上に上げ店主に「ごちそうさまー」と言って退店した。

2026年4月13日 (月)

牛力咖喱

260413sky01 昨日まで好天に恵まれていたが今日は雲優勢の空模様になった。

今日は突発的に話題になっているSF映画を観に行ったのだがあまり自分には刺さらず。やたら愛とか正義とか言い出していたアメリカ人が変わってきたんだなーとは思いつつ、主題のコミュニケーションの表現がアメリカ人だなーと思った。

映画館を後にして伊勢佐木長者町へ。我が横浜のソウルフードカレー『バーグ』弥生町店へやって来た。店員は男2人女3人。店員に「空いているカウンター席へどうぞ」と言われたので着席し口頭注文。先客10人くらい後客1人。

260413barg00 260413barg03 スタミナカレーの店 バーグ 弥生町店

『牛スタミナカレー(ナマ)』 1280円

今週のオススメメニューを注文。

260413barg02 通常のスタミナカレーの豚バラ肉を牛肉に変えただけのメニュー。ナマかヤキかも選べる。味噌汁はサービスで付くけど。ちゃんと焼肉タレっぽい味付けも同じ。それに牛肉の甘さが合わさってなかなか美味しかった。豚バラスタミナへの慣れがあるので多少違和感はあったけど別バージョンとしてレギュラー化してもいいかもと思わせる完成度はあると感じた。通常のスタミナより300円高いけどね。支払いを済ませ退店した。

2026年4月 9日 (木)

東京好来

熊本県の最南部、鹿児島県との県境に接する人吉市にある『好来(はおらい)ラーメン』。1958(昭和33)年創業の老舗ラーメン店だ。自分は約7年半前に訪れた。人の良さそうな高齢の店主が「うちはラーメンしか出来ないんで」と着席したら口頭注文も不要でラーメンが提供されるような地方の田舎のラーメン店ならではの雰囲気がある良い店という印象だった。

そんな地方の老舗店が「東京ラーメンストリート」に今年3月5日から7月末迄の期間限定で出店する。これは驚くと同時に、これこそ名前貸しではないか?という疑念も頭をもたげてきた。それでも『好来ラーメン』という屋号の魅力に逆らえず入店することにした。店舗は『ひらこ屋』の隣。開店時間が『ひらこ屋』から30分遅れなので『ひらこ屋』退店後すぐ店対面の行列スペースへ行ったら誰もいなかったのでこっちも先頭で開店を待った。定刻に開店する頃には後ろに10人以上の並びがあった。店員に呼ばれて店前の券売機で食券を買い店員に渡してから入店した。店員に「お好きな席へどうぞ」と言われたので壁側の隅の席に着席した。店員は男3人女4人だったと思う。客席は両壁向かいに一列9席のカウンター席と中央に一列7席づつで向かい合ったテーブル席。壁には熊本人吉市の宣伝ポスターが貼られていた。

260409kourai00 260409kourai01好来ラーメン 東京ラーメンストリート店 『好来ラーメン』 1000円

店名を冠した基本メニューを注文。本店同様麺のかたさの好み等は聞かれなかったのでそのままで楽しむことにした。

260409kourai02 丼はやや小ぶりに見えたがその分具材の満載感が高まっていて提供された瞬間にテンションが上がる。このあたりの演出も熟練者が立ち上げ時関わっているんだろう。こちらとしてはテンションは高めてくれるほど良い。麺は中細ストレート。結構かためな茹で加減の印象。具は青葱、細いもやし、細切りきくらげ、豚バラチャーシュー2枚。この大量のシャキシャキ細もやしは地方の雰囲気が思い出されて良い。スープは豚骨と鶏ガラから摂っているそうで豚骨臭はしない。タレは淡口九州醤油を使っているそうだ。意外と透明度が高く、九州豚骨というよりすぐ近くの鹿児島ラーメンにも近いのかなとも感じた。でも最大の特徴なのはスープを覆い尽くす黒いマー油。いかにも焦がしニンニクといった感じで本物感を否が応でも感じられる。なので満足度が高い。スープは完飲出来なかったが完食の大満足で退店出来た。

自分が全国地麺巡りの旅を始めたきっかけは、20年前当時雨後の筍のように作られた「ラーメン集合施設」内のご当地ラーメンを名乗る店のラーメンの低品質加減に愕然したことに始まる。「いくらなんでもこんな不味いわけないじゃん!本店とは違うはずだ!」と思い立ち、2009年2月に初めてのラーメンを主目的にした地方遠征を敢行した。結果、想像以上にラーメンの味の差は歴然だった。でもそれ以上に本店の存在感と独特の雰囲気に痺れ、以降夢中になって地方遠征食べ歩きを繰り返すことになった。

そんな自分が東京駅直下のラーメン集合施設へ抱く事前の印象は「そうやってラーメンのことをよくわかっていない、地方からの旅行者や外国人観光客を騙して喰い物にするのか?」という偏見に満ちたものだった。でも今回実際訪れて認識が変わった。勿論ラーメン集合施設十把一絡げで認識を変えるわけではないけど、ちょっと見直した。『ひらこ屋』と『好来ラーメン』を食べた限りでは、「このレベルがラーメン集合施設の初体験だったら、わざわざ全国の本店へ出向いてラーメン食べ歩こうとは思わなかっただろうな。」と感じたくらいラーメン自体の質は良かったよ。それでも本店と味にどれだけ近づけているか等の比較は時間の壁で明確に出来た訳ではないし、各地方の店が持つ独特の店内の雰囲気は再現しようがないのだけど。明確になったのは、こんな駅近で天候に左右されないで、それなりのレベルのラーメン食べられるのであればまた訪れてみるのも良いかな?と思えたことかな。

東京平子

260409sky01 朝のうちは晴れ間が多かったのだが日が昇るに連れ風が強くなり雲優勢の空模様となった。明日は1日雨の予報が出ている。

地方にまで足を運びラーメンを食べに行っていた人間からすれば「おっ!」と思うようなビックネームの店が東京駅直下の「東京ラーメンストリート」というラーメン集合施設に出店していると知り気になっていた。ただ自分は昔の記憶からラーメン集合施設というものに不信感が拭えていない。単に「名前貸し」して、出てくるラーメンはその品質が著しく劣るものを食べさせられた経験を積み重ねていたからね。でも時代は変わり、コロナ禍以降ラーメン店経営が飲食店生き残り戦略のひとつとして大手外食産業からの注目が集まり個人店が買収や併合されるようになってきた。その裏でラーメンの再現度及び量産品質技術が昔に比べて向上してきているのだと思う。専門の請負人みたいな者も現れているはず。金が集まればなんとやら、だ。というのを期待して思い切って行ってみることにした。

青森県青森市にある『中華そば ひらこ屋』。2005年12月に創業して以来青森を代表する行列店。青森の煮干しラーメン店の中でもかなりの濃厚煮干しスタイルに属する。自分は15年も前になるが初めての青森遠征時に本店を訪れている。その店が東京駅直下で昨年8月7日から初の県外常設店として営業中。これは驚くべきことだ。

店には営業開始の20分前に到着。先客はゼロ。食券先買いシステムだったので買ってから店前の指定スペースに並んだ。定刻に開店。その頃には後ろに10人くらいの行列が出来ていたと思う。食券を渡すと店員から「お好きな席へどうぞ」と言われて適当な席へ座った。冷水入りコップがすぐ提供された。厨房はよく見えなかった。男女5,6人。客席はカウンター席が壁側に一列6席、向かい合わせで一列6席計12席。テーブル席が2人卓✕6、計12席。

260409hirakoya00 260409hirakoya01 津軽煮干 ひらこ屋

『こいくち煮干』 1000円+『完熟照り煮玉子』 150円= 1150円

看板基本メニューを味玉付きで注文。ラーメンは他に「あっさり煮干」「にはち煮干」「辛い煮干そば」「限定元祖ゴロー系イカニボ搾り」の順で並んでいた。

260409hirakoya02 美味そうないい顔をした一杯を提供された。丼の縁に泡がで付いているのも良い雰囲気を醸し出している。麺は中太のやや縮れ麺。具はきざみ葱、結びが作られた珍しい色の濃いメンマ、薄いけど大きめのチャーシュー4枚。トッピングの濃い色をした半分に切られた味玉1個。スープは求めていたエグみも感じる濃厚煮干し味。やや酸味もあるがどことなく甘さも感じた。オリジナルの三段仕込みらしい。15年も前に訪れた本店の味は覚えていないので比較は不可能だがかなり美味しいのは確か。巷で氾濫しているパツパツ麺のセメント煮干しとは明らかに異なる一杯に感じた。食べながら自分のテンションが上がっていく。青森煮干しラーメン、久々に食べたけど美味しい!。スープこそ完飲はしなかったけど結構飲んで大満足の完食。これは「あっさり煮干」の方も気になってきたぞ。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

2026年4月 8日 (水)

初皿台湾

260408sky01 昨日はまた不安定な天候になり気温も低下した。今日 は朝から雲ひとつない快晴の青空が広がった。例年並みの気温だというが少しひんやり感じた。でも概ね爽やか。

名古屋のご当地ラーメンに「台湾ラーメン」があるが、それをアレンジして爆発的な人気となり全国に広まった名のが古屋の新ご当地ラーメン「台湾まぜそば」。しかしそれとは別に「台湾ラーメン」の汁なしバージョンとして生まれた「皿台湾」という、賄い料理から広まった料理があるそうだ。その「皿台湾」を上大岡にある『大公タンタン』が、現在限定メニューとして提供していると知り興味が出たので行ってみることにした。

店には開店前に到着。既に2人が並んでいたのでその後に立って待つ。定刻1分過ぎてシャッターが上げられ先客に続いて入店。人数を確認され「お好きなカウンター席へどうぞ」と言われた。口頭注文なので店員が聞きに来るのを待っていたがなかなかこなかった。一昨日のことがあったので心配になったが入店順に確認されて安堵した。ただ注文時店主に「皿台湾はひとつづつ作るのでお時間かかるかも知れないですが大丈夫ですか?」と聞かれてまた疑心暗鬼になった。というのはこの店でも露骨に順番飛ばしされた過去があるからだ。卓上のピッチャーからコップに冷水を注いで待つ。後客は続々と10人くらい来店していたようだ。

260408taikoutantan00 260408taikoutantan01 大公タンタン

『皿台湾チャーシュー』 1100円+『生たまご』 100円= 1200円

店発信のSNSでは「皿台湾風まぜそば」という表記だったが、店内表示では「皿台湾チャーシュー」になっていた。辛さとニンニクの有無が調整出来て、自分は辛さ:普通、ニンニク有りをお願いした。あと生たまごの追加トッピングをした。

260408taikoutantan02 順番通り提供されてまずは一安心。見た目は完全に汁無し状態。麺までは炒めていないのだろうが混ぜそばというより焼きそば寄りに見える。もうもうと湯気が立ち上って熱を感じる。その中央に生玉子。シンプルに食欲をそそるビジュアル。まずは一口。ニンニクガツン!唐辛子がツン!炒められたシャキシャキもやしとニラ、豚ひき肉、それと輪切りの唐辛子。最初は辛い野菜炒めを食べているみたいだった。でもその下には中細ストレート麺がちゃんと潜んでいた。シャキシャキもやし食感とずるずる啜る麺の食感が混ざり至福。自分の好きなジャンクな魅力満載でどんどん食べすすめてしまった。「皿台湾」発祥店の『人生餃子』では迫力の大きなチャーシューがのるようだが、こちらは普通のチャーシューが1枚添えられている。そこは期間限定メニューだから仕方ないか。食べすすめていく内に唐辛子のダイレクトな辛さが蓄積してきたので中央の生玉子を溶かして混ぜたが、その味も美味しいな。皿台湾、好きになりそうだ。いつかは本物を食べてみたいという気持ちが出てきた。大満足の完食。水をガブ飲みして口をティッシュで拭い一息ついてから現金で支払いを済ませ、厨房に「ごちそうさまー」と言って退店した。

2026年4月 6日 (月)

ニ閑人酸

260406sky01 青空が広がり南風が吹き外気温が23℃を超えた。たまらず扇風機まで出したほど。今年初めて半袖を着て家を出た。

元町商店街の片隅にあった『中華そば さとう』元町店がいつの間にか閉店していたようだ。最近はいつ営業しているかわからない状態が続いていたからさもありなんという感じではあるが残念だ。その跡地に『らーめんニ閑人』という店が一昨日の今月3日に開店したと聞き訪れた。鎌倉にある『一閑人』にいた店員が独立して開店させた店らしい。

店に到着したのは開店予定の15分前だったが5人並び出来ていた。最後尾について待つ。定刻に開店したが何と店頭のメニューを見ていた2人が横入りして先に入った。かなり気分を害したがそれだけではすまなかった。厨房には男の店員2人。「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席に座った。客席はL字型カウンター10席。券売機はなく口頭注文方式らしいが、何と店員は座った順番とは無関係に注文を確認しはじめた。結局自分は開店後に入った客より後の最後の10番目にされた。わざわざ開店前に並んで待った時間が一方的に無意味にされてしまったことに腹が立った。もう食事をする気分になれず、こんな店早く出たいという気持ちに陥っていた。

260406nikanjin00 260406nikanjin03 らーめんニ閑人 『つけ麺 大盛り』1250円+『味玉』 150円= 1400円

筆頭には「豆乳塩らーめん」があったがあまり惹かれなかったので暑かったしつけ麺の方を大盛り・味玉付きで注文した。

260406nikanjin01  麺はかために茹でられた平打ち縮れ麺。大盛りだと茹で前450gと表記されていた。具は各種野菜と海苔2枚、きくらげ、平メンマ数枚、チャーシュー1枚、追加した味玉丸1個。あとライム1片が添えられていた。野菜類がやたら多くサラダつけ麺という印象。

260406nikanjin04 つけ汁は提供前レンチン。一見魚介豚骨出汁に見えるが、他の味は一切感じられないくらい酸味が支配していた。最後割りスープを出してもらったがそれでも印象変わらず酸っぱいスープだった。そんなわけでせっかく生活圏に出来た店だけど再訪問は厳しいかな。現金払いして退店した。店外には客が数人待っていた。

2026年4月 5日 (日)

胡椒麺近

260405sky01 一昨日の昼前から今日の夜明けくらいまでほとんど本降りの雨が降り続けた。今朝は既に雨は止んでいたものの空は灰色の雲で覆われていた。

昨年夏に閉店した馬車道の『生香園本館』跡地に、居酒屋チェーン店『甘太郎』のグループが新たに立ち上げた中華食堂ブランド『甘太郎食堂』の1号店が先月30日オープンしたと聞いたので訪れてみることにした。店前に待ち客なし。早速暖簾を割った。店構えをそうだが店内も『生香園本店』時代の面影は皆無。カウンター席もあったがテーブル席がメイン。厨房は奥にあり店員数は不明。チェーン店らしく女店員が礼儀正しく接客してもらえテーブル席に案内してもらえた。口頭で注文。先客6人くらいだったが来客が相次ぎ7~8割の席は埋まっていた。

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甘太郎食堂 馬車道店

『こしょうそば』 1000円+『甘太郎餃子』 500円= 1500円

筆頭にラーメンメニューが数多く並び続いて中華単品料理、餃子、炒飯、カレーライス等が並ぶ。上記メニューを注文。厨房が未だ不慣れなのか提供されるのに20分近く待たされた。

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この店に訪れようとしたのはメニューの中に「こしょうそば」があったから。品川駅近くにあった今はなき町中華店『天華』の名物メニューだった「コショーそば」。野菜あんかけがかかった町中華の中華そばに大量の胡椒がかかった一品。3年前には高田馬場にある『渡なべ』で限定メニューとして提供されたこともあった。それを食べてとても美味しかった記憶がある。そして「あー胡椒って味変アイテムではなくメインの味として成立するんだ」と知ることになった。それ以来「コショーそば」と聞くと反応してしまう自分になっていた。

大量のもやしの餡かけがのった塩タンメンの上に大量の白胡椒がかけられ、更にラー油がかけられている。早速食べてみるとしっかりとダイレクトに胡椒の味が感じられた。もちろんガッツリ辛い。ラー油がかかっているので更に辛さが増している。でも美味い!かために茹でられた中太縮れ麺もいい感じだ。資本系の店であまり期待していなかったけどこれは良い意味で予想を裏切られた。満足度高し!

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屋号を冠した餃子も頼んでみた。大きめの餃子3個。酢と胡椒で食べた。噛むと肉汁が溢れ出てくる美味いやつ。中にはしらたきっぽいのも入っているが餃子の魅力を邪魔することはなく食べ応えのある餃子だった。こちらも美味かったなー。

まさかこんな形で生活圏内で「こしょうそば」が食べられる環境が出来るとは思いもよらなかった。しかも資本系で敷居が低いので気軽に立ち寄れそうなのも良い。大満足で支払いを済ませた。他にも町中華風カレーや丼ものも面白そうだったので再訪問はほぼ確実だ。

2026年4月 3日 (金)

川両側桜

260403river03 今週日曜に大岡川を訪れた時には川の片側しか桜が咲いておらず文字通り片手落ちで物足りなさを感じていた。今日は最後のリベンジの機会だと思い再び足を運んでみた。暑くも寒くもない爽やかな空気の中のんびりと歩く。

260403river01260403river05_20260403204601 結果期待していた大岡川の桜を拝めることが出来た。陽光を浴びて輝いて見える。

260403river02 260403river06 川に向かって覆いかぶさるように伸びる桜。この光景が見ておきたかったので満足。

260403river08ところどころ葉桜になってきているので間に合って良かった。

晴間桜林

260403sky01
一昨日の午後から昨日の夕方まで雨をもたらした低気圧は東海上に抜け今朝は雲ひとつない快晴の空に恵まれた。けれども予報では明日の昼前から再び雨が降る予報が出ていて、今日は貴重な、もしかしたら今年最後になる絶好の花見日和になるようだ。やっぱり桜は快晴の空の下で愛でたい。

260403sky02260403sakura01 日の出直前の人がほとんどいない根岸森林公園。ちょっと早すぎたかも知れないけど。

260403sakura02 260403sakura03260403sakura05今年もこの時間の満開の桜をみることが出来たことに感謝したい気持ちになった。

260403sakura06 しばらく天候が不安定な日が続く様子だったのでこの快晴の日を利用して急遽菩提寺へ墓参りに行くことにした。今週の強風の影響か木の枝が結構落ちていた。それらを除去して花を入れ替え線香に火をつけ手を合わせた。

地下鉄に乗って伊勢佐木長者町へ移動。先日新横浜ラーメン博物館で一風堂創業者の河原成美氏が繰り出した奇抜なお祭りラーメンを4日連続で食らったので今はちょっとラーメンへの倦怠感を感じている。なので今日は我ら横浜市民のソウルフード、『スタミナカレーのバーグ』へ訪れてみることにした。最近店舗展開が勢いづいているようだが、自分は昔からの弥生町店がホーム。昨年の大晦日以来になるのか。早速入店。店員は男2人女3人くらいだったかな。先客3人後客4人。でも直接テイクアウト客が多く来店していた様子。

260403barg00 260403barg03 スタミナカレーの店 バーグ 弥生町店

『自家製味噌カツカレー』 1180円+『豚汁』 200円= 1380円

いつも看板のスタミナカレーを注文するのだが久々に今週限定のメニューを注文してみた。味噌汁付きだが200円プラスで豚汁に変えられると書かれていたので豚汁に変えてみた。豚汁ってとんかつ屋に行かなきゃなかなか食べられる機会がないからね。

260403barg01 千切りキャベツの上にのったカリカリの味噌カツがのっている。このかたいクリスピーな感じが良かったね。豚汁も含めなかなか美味しかった。大満足で支払いを済ませ退店した。

2026年4月 1日 (水)

雨間桜林

260401sky01 昨日は本降りの雨で風も結構強く吹いた。明けて翌日。日の出の時間が徐々に早まって見上げた空には厚い雲が流れその雲の端から徐々に明るくなっていくのが見えた。ところがこの晴れ間も束の間で次の低気圧がすぐ西から迫っていて正午にはまた雨が降り出すという予報が出ていた。

260401sakura01 260401sakura02 根岸森林公園の桜は若干高台にある為なのか例年他の場所より開花が遅い。丁度今が満開の時期だと思うが悪い天候の時にぶち当たってしまったなー。昨日の強風で散ってしまったのではと思い早朝足を運んだ。

260401sakura03 予想通り道には枝が多数落ちていたり、花見客のブルーシートより早く桜の絨毯が一部出来ていた。

260401sakura04 でも根岸森林公園の桜林らしい迫力のある風景は今年もみることが出来た。惜しむらくは快晴の空の下で見てみたかったけど、まだ機会がまだあるといいな。

260401hakubishin01 帰り道公園近くの住宅地で猫とは明らかに異なる小動物を見つけた。近づいてみるとハクビシンだった。片足を引きづって歩いていたが車に轢かれちゃったのかな?

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