対麺其参
昨日、一昨日に続いて新横浜ラーメン博物館へ。「ラー博LIMITED」第11弾「河原成美の対麺」第3回目は『人類みな麺類』という大阪を本拠地としているラーメン店。自分は未訪問だが名前だけは聞いたことがある程度。ラーメン店ばかりではなく様々な飲食店を手広くやっているらしい。なので正直あまり良い印象を受けず今まで訪問したことがなかった。今回は良い機会かと思って行列に並び20分ほど待って入店した。カウンター席に案内されたので『人類みな麺類』創業者の松村店主が眼の前で麺上げをしていた。金髪だが寡黙に作業していたし周りへの気配りが感じられたから失礼だが「ちゃんとラーメン職人なんだ」と感じて偏見が覆された。厨房内には河原成美氏もいて合計10人くらい男の店員が手際よく提供や客席整理をして好感が持てた。
『特製あさりとんこつ二重奏macro』 1900円 +『あさりとごぼうのごはん』 500円= 2400円
「対麺」シリーズは特製とサイドメニューのセットでの注文と決まってきた。お祭りなんだからケチケチしないで楽しもう。
今回のラーメンの見本写真を見た初見時は「レアチャーシューがペロンとしてるし貝も入っているし、今風で洋風な自分の好みとは異なるラーメンらしくないラーメンなのかな?」と、店主同様に偏見の目で見ていた。けれど結論を先に言ってしまうと「今日食べることが出来て良かったなー」と思うくらいかなり美味しい一杯だった。
麺は全粒粉入りのかなり太めの縮れ麺。しっかりとした弾力があって存在感があった。この麺がこの一杯におけるラーメンらしさの軸になっているような気がした。スープが面白く白濁しているところと透明度があるところが入り混じっている。『博多一風堂』の豚骨スープに、濃いめの浅利出汁で作った餡を合わせているそうだ。その餡の中にはきざんだ浅利の身と貝柱が入っている。だから浅利出汁の旨味がほとんど薄まることなく口の中に入ってくる。浅利出汁はこんなに美味いのかと驚いたほど。だから見た目に反してしっかり和が感じられるラーメンに仕上がっていた。タレは『人類みな麺類』のラーメンで使用しているものを転用しているそうだ。具はあおさ海苔、ブロッコリースプラウト、貝殻付きはまぐり2枚、豚の角煮1個と大きめのレアチャーシュー2枚。あと桜の塩漬けも入っていたみたい。食べた時はそれに気づかず「柚子にしては味が違うな、何だろう」くらいに思っていた。貝塩ラーメンは元々好きな方なのだけど、ここまでしっかり貝出汁の旨味を味わえる一杯はなかったかも知れない。文句なくスープ完飲の完食マークを出した。
サイドメニューは郷愁を感じさせるくらいしっかり日本のあさりごはん。こんなのは美味しいに決まっているので勿論の完食で大満足だった。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて笑顔で退店出来た。




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