萬歳閉賑
昨日は久々に本降りの雨の1日。開けて今日は雨こそ止んでいるが空には鉛色の雲が広がり寒の戻りもあって久々コートの袖に腕を通しての外出となった。
今日を入れてあと3日で閉店することが発表されている浦舟町の『ラーメンショップ マンザイ』。昔から横浜に住んでいるラオタであれば耳馴染みのある店名のはず。古くは弘明寺駅近くの鎌倉街道沿いにも店舗があって火事の跡か?ってくらい真っ黒く煤けた強烈なインパクトのある内装だったのをぼんやり覚えている。当時は未だネットも黎明期であまり記録としては残っていないけど友人との話などで色々な意味で話題になっていた店だった。その最後の店舗であろう浦舟町の店は老夫婦が営んでいたが創業36年目で店を畳むことになった。ところがそれを惜しんだ人物が現れて店主夫婦からレシピと店舗ごと営業を引き継いだのが2021年9月9日。コロナ禍で厳しい中立ち上げて頑張っていたようだが、残念ながら明後日完全閉店し横浜から『ラーメンショップ マンザイ』は姿を消すことになる。それを惜しんで今日最後の訪問に出向くことにした。
店に到着したのは定刻の5分前だったが驚いたことに先客3人が待っていた。正直昔からの感覚があるので「え?マンザイで開店前並ぶの?」と驚いてしまったが「そりゃ自分と同じく閉店を惜しむ気持ちの人はいるよなー」と思い直した。定刻に開店する頃には自分の後ろに6人以上の行列が生じていた。女店員が出てきて新札を旧札に交換して貰えた。先客に続いて入店し店内隅の券売機で食券を買って適当な席に座った。給水器でコップに水を注いでから着席すると、あれ?厨房の中に先代のおばちゃんがいるではないか!最後にサプライズ召喚してくれたんだなー。他の店員は男1人女1人。初回で満席となって外待ちが生じていた。
最後の実食はシンプルに店名を冠したメニューで締めることにした。好みは麺かため・味濃いめを指定。サービスのきざみニンニクもお願いした。
約2年半前同じメニューを食べた時醤油ダレが強めになって味が変わったような印象を受けたのでちょっと心配していたのだ、今回は自分の記憶にある昔のマンザイラーメンの味に仕上がっており安堵した。美味しかった。名残惜しいという気持ちもあってゆっくり味わう。この昭和感を残す昔ながらのラーメン店の雰囲気を味わえるのも最後か。スープも完飲完食。厨房に向かって「ごちそうさまー」と言って裏口から退店した。
店の外には10人くらい行列が生じていた。こんな景色は初めて見たよ。何だかんだ言って『ラーメンマンザイ』は横浜の地元民には愛されていたんだなあと感慨深く思ったよ。中高年に限るのだろうけど…。これは明後日の最終営業日には大行列になっているかも知れないな。




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