則明美々
快晴の空が戻って来た。気温もこの時期らしく空気が冷たく指先が悴む。
都内で未訪問の味噌ラーメン店を探していたら面白そうな店を見つけたので行ってみることにした。都営浅草線浅草駅近くに2023年4月18日オープンした『浅草 熟成味噌らーめん のりあき・美々』だ。店主は『けいすけ』グループで長年修行されていたとか。店到着時ちょうど先客が2人入店し食券を買ってから外待ちしたのでそれに続いた。陽の当たらない店前で10分ほど待ってからようやく入店を案内された。店員は男店主と女店員の2人。客席は厨房前一列のカウンター6席と奥に4人がけテーブル席1卓。かなり狭い店内だ。コートをハンガーにかけて指定された席に座った。水はセルフ。味噌ラーメンなので紙エプロンはお願いした。後客は6人くらい来店しほぼ満席状態が続いていた。
『熟成味噌らーめん味玉』1350円+『ライス』200円= 1550円
基本の熟成味噌らーめんの味玉付き、加えてライスを注文。ライスの量は小/中/大が選べたので中にした。生卵と味変用の味噌が別皿でサービスで提供された。
久々にオリジナル感が出ている美味しそうな味噌ラーメンが提供されてワクワクした。麺はややかために茹でられた歯ごたえの良い中太縮れ麺。具はきざみ葱、炒めもやし、極太メンマ2本、味玉丸1個、大きく柔らかなチャーシュー1枚。おろし生姜と柚子皮が上にのっている。スープは見た目からして「すみれ系」とも「花道庵系」とも違うけど濃厚さが伝わってくる味噌スープ。新潟の味噌を使っているそうだ。サラッとしているんだけど味噌の味がしっかり濃いめに出ている。表面の油層も十分。更にその上に細かい粒子の背脂までかかっている。なかなかに美味しい。おろし生姜も徐々に混ざって爽やかさが加わって飽きが来ない。生卵に麺を浸して食べたり、別皿に用意されたあん肝と糀味噌を合わせたものを自分の加減で投入して味噌感を更に補強出来たりする等ギミックも多く楽しい。こういう楽しませ方は『けいすけ』全盛期を知っているのでその片鱗を感じた。
最後はライスに生卵を溶かし味噌スープと残った味変用味噌、卓上の醤油を入れて混ぜて卵かけご飯を楽しんだ。味噌味の卵かけご飯、予想以上に美味しかったな。スープ完飲完食し腹も膨れて大満足で退店した。空気は突き刺さるように冷たかったけど身も心もポカポカのまま家路についた。




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