味噌引掛
明け方は綺麗な朝焼けが望めたが、次第に雲に覆われ日中はどんよりとした空模様になってしまった。
『味噌っ子ふっく』。JR荻窪駅から青梅街道沿いに歩いて10分ほどの場所で2018年10月1日創業した。店主は『味噌麺処 花道(現:花道庵)』出身で暖簾も寄贈されている。以降東京の味噌ラーメン行列店のトップに君臨している。
この店に初訪問する為朝早くからかなり久方ぶりに荻窪まで足を伸ばした。開店予定の約35分前くらいに店へ到着したが店前には既に先客7人の行列が生じていたので急いで最後尾についた。定刻に暖簾が出された頃には後ろに30人以上はいたかな、最後尾が見えないほどの大行列が生じていた。先客に続いて順番に店内に入って入口脇にあるタッチパネル式券売機で食券を購入。寒い中35分以上待った甲斐があって初回で着席が出来た。予め冷水入りのサーモスのコップが置かれていた。店員は男3人。そつのない接客態度。客席は厨房周りL字型カウンター10席。食券先買いシステムのようで後客がずーっと都度入口の引き戸を開けて食券を買ってまた出て行って次の客がまた開けていくの繰り返し。コートをハンガーにかけて自分の席に座ったのだが、ちょうど入口近くの席だったのでその度に外の冷気を浴びることになり寒かったなー。まあその寒さの分味噌ラーメンが美味く感じるだろう。
『辛味噌らーめん』 1130円 +『味玉』 150円 +『らいす小』 100円 = 1380円
ラーメンは味噌/辛味噌/担々麺の3種。寒い中待っていたのでより中から温まろうと辛味噌を選択。味玉と小ライスも付けた。紙エプロンを付けて着丼を待った。
麺は三河屋製麺のストレート太麺。麺量は茹で前200gとか。ツルッとしてモチモチ食感でありながら噛むとブツッと切れて噛み応えが良い。このあたりは『花道庵』譲り。でも具は少し個性を出していた。色の濃い小さな平メンマ数本と挽肉、炙りと窯焼きの2種のチャーシューが各1枚。そして中央に香ばしい炒めもやしが積み上げられ1番上には糸唐辛子がのっている。あと追加トッピングした味玉は黄身にしっかり味が付いていた。
辛味タレのある方とは逆からスープを飲んでいく。結構ガツッと味噌のしょっぱさが来る。味噌ラーメンの美味しさってこのくらいハッキリ伝わって来た方が良い。麺を引っ張り出して啜りスープをレンゲで飲み進めていると自然に反対側の辛味が混じってきていい塩梅の辛さになっていく。そしてしっかり炒められた油感のあるもやしに程よい甘さすら感じてくる。奇跡の配置って感じ。あとは夢中になってどんどん麺とスープを食べ進めた。2種のチャーシューと味玉は順番にライスに引っ越しさせて平らげていく。自然とスープを完飲し完食に至った。
基本スタイルは『花道庵』を踏襲しているけどより尖った方向に僅かに調整したような印象を受けた。北海道『すみれ系』とは別の進化を遂げた東京味噌ラーメンのある段階での到達点のような一杯はとても美味しかったし、これが広がり北海道へ侵攻したりしたら面白い展開になりそうだ。体はすっかり温まったしボリュームも十分で大満足で退店した。店前には開店時と変わらぬ長さの大行列が出来ていた。




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