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2025年9月

2025年9月30日 (火)

八家本陣

最高気温が28℃を下回り幾分秋らしくなった雰囲気のある9月最終日。

相鉄線和田町駅近くの八王子街道沿いにある家系ラーメン店『八家』。2015年開店当初はヤンキーっぽい若い店主だったが2017年頃に家系ラーメンベテラン選手と言われた高齢の店主に交代。しかしその店主が体調不良となり今年6月から店を閉めそのまま休業状態が続いていたが、店裏側にある居酒屋店の店主が店舗ごと店を買い取り今月22日『八家本陣』としてリニューアルオープンした…というのがネットの情報を漁った限り得た情報。

店到着時店前に待ち客の姿は無かったのでそのまま暖簾を割った。店内隅に券売機があったがどうもトラブルがあったらしく店主が開いて原因調査中だった。その為券売機のボタンを見て口頭注文し料金はその場で現金払いをした。厨房には先程の店主含め男の店員2人と女の店員1人。厨房周りにL字型カウンター12席くらい。厨房内は手を入れたようだが内装は以前とあまり変わっていないように見えた。水はセルフ。先客6人後客1人。

250930hachiya00 250930hachiya02 横浜家系らーめん 八家本陣 『ラーメン』 900円

経験からしてベテラン店主がいなくなり経営者が変わると警戒心が僅かに生まれてしまうもの。特に家系は。前店主から引き継いだものの作り方は独自路線と聞いていたし。なのでとりあえず様子見で基本のラーメンのみを注文した。注文時に店主側から好みの確認はされなかったので強引に麺かためを指定した。

250930hachiya01丼が一新されている。ラーメンの見た目も以前の昔ながらの横浜家系とは異なるが醤油も油感も良さそうで美味そうな顔をしている。麺は平打ち中太縮れ麺。菅野製麺所製らしい。適度なかたさでシコシコした食感。具は家系標準だが海苔が2枚になっていた。チャーシューはパサパサタイプかなと思ったら食べてみるとしっかり肉の食感があった。肝心のスープだが家系ラーメンとしてのツボを押さえた醤油感も鶏油感も立っていて、かつ豚骨の旨味もしっかり出ていた。麺との相性も良かった。スープはやや濃かったので少し残さざるを得なかったけど麺と具は完食した。前店主時代とは別物の家系にはなっていたけど、この状態のスープで安定提供出来ているなら結構良い家系ラーメン店になっていくと思う。大満足で退店した。

2025年9月29日 (月)

純連大島

250929sky01 空には雲が多いが日差しは差し込み蒸し暑く、明日で9月が終わるというのに昼に気温が30℃超えの夏日になった。

新横浜ラーメン博物館新企画「ラー博LIMITED」第5弾は『札幌すみれ』と11人の弟子達が順番に出店するという28日間に及ぶ長大企画。約1年半前「あの銘店をもう一度」の企画で『すみれ1994』として村中社長が弟子達を順番に呼び寄せて同じ厨房に立ちラーメンを提供する、というものがあったが、今回はその弟子達が独立後の自分のラーメンを順番に提供するというものだ。それが今日から幕を切る。第1弾は『大島』。東京都江戸川区船堀に2013年5月11日オープンした店で店主は『札幌すみれ』で12年間修行した後暖簾分けを許されたらしい。現在自分は未訪問。順番に並び暖簾を割ると店員は店主を含め男2人女4人。

250929ooshima00 250929ooshima03 すみれオールスターズ「大島」

『煮玉子入り味噌ラーメン』 1500円+『ライス』 250円= 1750円

煮玉子入り味噌ラーメンを注文。連食するつもりはないのでライスも付けた。自分の中では味噌ラーメンにはライス必須というのが通例でもある。

250929ooshima01 森住製麺の黄色い縮れ中太麺。具はきざみ葱、柔らか平メンマ数本、ホロホロチャーシューの上におろし生姜。表面に油が浮く熱々味噌スープ。飲んでみると濃い味噌ガツン!ニンニクガツン!最初の一口目からインパクトが凄い。紛れもなく記憶の中にある『すみれ』の味。厳しい酷暑が長く続いていた為久々の味噌ラーメンだったこともありとても美味しく感じた。たっぷりのライスをフル活用してスープ一滴残さず完食し大満足だった。

250929ooshima02 非常に美味しかったのだが『札幌すみれ』との違いまで判るほど自分の舌は鋭敏ではなかった。『すみれ1994』でラー博創業当時の「30年前の味噌ラーメン」を食べた直後に『すみれ』横浜店に足を運んで味の比較を試みたのだが自分は全く違いがわからなかった経験を既にしている。推測するに『すみれ』の味噌は既に限りなく完成していて、日々微妙に改善したりしているのだろうが一般客にはほとんどわからないレベルに達しているのだと思う。だから今回弟子達による味の「絆リレー」も「食べ歩きの面白さ」という観点でいうとあまり高くはないのではと思っている。『すみれ』の味噌ラーメンだから当然美味しいのだろうけれども。自分はコレクター気質が強いので全店訪問してみるつもりではいるけれど、週に3~4回土日含めてラー博に足を運ぶのはなかなかキツイものがある。今から飽きが来ないかと少々不安な気持ちだ。せめて丼で個性を出してテンションを上げてくれればと思っていたけどラー博30周年で使いまわしている丼を使用していたし。まあ最初のうちは訪問して各店の微妙な違いを自分が理解出来るか試してみることにしよう。こういう機会は貴重であまり経験出来るものではないとは思うし。

2025年9月28日 (日)

狂乱咖喱

空には雲が広がっていて、夏と秋が入り交じっているような体感温度だった9月最後の日曜日。

若葉町の路地裏に今月14日『カレー倶楽部』を名乗るカレーの新店が開店したと聞いたので行ってみる事にした。元々キッチンカー販売でスタートした店が念願の店舗オープンを実現したという経緯らしい。店には開店時間くらいに到着したと思ったが他店と共用の入口だったのでわかりずらく入りにくい雰囲気だった。迷っていると後から来た夫婦2人組が先に入店したのでその後に続いて入店した。入口もだが内装も明らかにBARだった店舗に手を入れた感じ。入口脇にキャッシュレス決済専用のタッチパネル式券売機があり注文を済ませ空いている席に着席した。厨房には男の店主1人。客席は一列のカウンター8席。先客2人後客ゼロ。卓上には写真撮影用スペースまで作っていた。

250928curryclub00 250928curryclub01 カレー倶楽部 『狂乱カレー スタミナver.』 1000円

この店の基本メニューは「狂乱カレー」になっている。基本メニューの他に野菜がのった「彩りver.」、鰹節等がのった「和風ver.」、炒め挽肉がのった「スタミナver.」があった。今日は一番自分の好みに合いそうな「スタミナver.」を注文した。本来は1350円だが開店記念で12月14日迄全メニュ一律1000円となっていた。最初から千切りキャベツと福神漬がのっているスタイル。カレーの上にかかっているのはニンニクと胡麻油を効かせた特性マヨネーズらしい。大盛り注文でもないのにしっかりしたご飯の量をもってくれた。ドロドロタイプのカレーだが一般的な日本風カレーとは一線を画している。昨今流行りのビジュアル重視のスパイスカレーとも違う。ちゃんと手作り感があってオリジナル要素も出しているので好感がもてた。実際食べてみると凄く自分の好みと合致していてとても美味しかった。挽肉たっぷりver.だったせいか遠くにタコライスが感じられた。辛さは辛過ぎず甘過ぎず、このカレーに合った絶妙ないい感じ。カレー大好きな人だったら好きになるであろう一皿。大満足で完食し退店した。店の入りづらさに難があったが一度入店したのでまた立ち寄りたいなと思った。

250928miyoshibashi01 「日本一かわいい商店街」をキャッチフレーズにしていた横浜橋通商店街近くの三吉橋商店街の片側が壁で覆われ丸ごと取り壊しが始まっていた。以前『ラーメン三亀』が入っていた店舗の場所だ。角にあったゲームセンター「ミヨシバシセンター」跡地は子供の頃良く遊んだ記憶もあった。当たり前のように見慣れていた光景がどんどん消えていってしまうな。後に何が出来るか知らないがマンションとかになっていたら興ざめでそうなったら最早商店街とも名乗れなくなってしまうだろう。

2025年9月26日 (金)

荒粒魚介

250926river01 午前中から30℃超えの夏日となったが、連日34℃超えの日々を耐えてきた身からすれば全然問題なく過ごせた。

『拉麺きむら』。『龍誠麺』が今月4日リニューアルした店だそうだ。『龍誠麺』訪問時は「ら蕎麦」という蕎麦麺を使用したトリッキーなメニューを推していたのだが今回は中華そばメインにしていると聞き期待している。到着時店前に客の姿はなく早速入店。店員は男2人のようだが訪問時2人共メニュー試作なのか賄い中なのかはわからないが客席でラーメンを食べていた。入店すると急いで片付け厨房に戻っていった。客席は4人がけテーブル3卓。メニュー表を見て口頭注文。先客ゼロ後客1人。

250926kimura00 250926kimura01 拉麺きむら 『中華そば(しょう油)』 1000円

中華そばは塩としょう油の2種類。塩が筆頭だったが何となくしょう油の方を注文した。

250926kimura02 径が小さい細長い筒のような丼で提供された。麺はモチモチ食感の中太ストレート。具はきざみ葱、きざみ水菜、海苔2枚、ホロホロ崩れているチャーシュー1枚。スープはしょっぱさよりやや甘さが目立つ魚介醤油。飲むとザラザラした食感がするくらい荒い魚粉がたっぷり入って油分も強め。見た目は地味だったけど食べてみるとジャンク感が立っていてかなり自分好みな一杯だった。こういう尖り方は好きだ。そのままスープ完飲の完食。十分満足出来た一杯。塩を狙って再訪問したいとも思った。けれど客席がテーブル席のみで少ないのと立地が厳しいのでそこが難。

2025年9月25日 (木)

來々軒惜

250925rairaiken06 日本のラーメンの礎になったと言われれる『淺草 來々軒』復活というラーメン博物館らしいプロジェクトで2020年10月14日から約5年間営業を続けていた同店も今日を入れてあと4日で営業終了するという。それを聞いて名残惜しい気持ちになり連食することにした。行列に並び10分くらい待って入店。厨房には男の店員4人と女の店員3人。

250925rairaiken05 250925rairaiken01 淺草 來々軒 新横浜ラーメン博物館店 『椎茸そば』 1600円

1日100食限定の卒業ラーメンがあったので注文。開店1周年の記念メニューとして提供して好評だったらしい。

250925rairaiken02 「椎茸そば」と言いつつ椎茸以外にもなめこ、エリンギ、きくらげ、エノキ等複数のきのこがふんだんに入っている。チャーシューも赤縁のかためのやつとバラチャーシューの2種入り。驚いたのはきのこ類、特に椎茸って強めの味なので他の味を圧倒してしまいがちなのだが、どういうわけか味はほぼ消され食感を楽しむだけに処理されていたこと。ラーメンスープの味わいはほぼそのまま楽しめた。恐らく椎茸嫌いの人でも食べれるレベルだと思う。そういう人は注文しないだろうけど。実に美味しかった。ラー博のコラムで淡麗系ラーメンを『ロックンスリー』に代表される鶏と水だけで旨味を最大限に引き出す「単一系」と、『支那そばや』に代表される複数の厳選素材で旨味を重ねる「複合系」と大別していたけどこちらは明らかに後者。そもそもこの店が『支那そばや』が全面協力している店だったし。今日はその両方を連食したのでよく比較出来たのも良かった。

ラーメン史の中でも歴史的意義があると思われるこの店が無くなってしまうのは本当に惜しい。当時の味を忠実に再現しているわけではないことを百も承知で言っている。今年6月に『來々軒』の料理長だった人物が開いたとされる『祐天寺 来々軒』のラーメンを食べたのだが基本的な構造はかなり似ていると感じた。あのラーメンを『支那そばや』が上手くブラッシュアップして、入場券とラーメン代を払って食べに来る現在の人が満足出来る一杯に仕上げていることがよく理解出来た。全く別物をでっち上げたわけではないのだ。ラー博に常設されているから存在意義が大きいと思っていたので卒業は残念だ。

拉博六九

250925sky01 今朝は外気温が20℃を下回った。日中の空模様は相変わらず雲が多く白けた感じだが体を撫でる風は涼しさを感じ秋風を思わせた。

かつて町田駅近くにあったラーメン店『69’nROLL ONE』店主の嶋崎順一氏がラー博に出店するという情報を初めて聞いた時は「えっ!本当?」と驚いた。その出で立ちと湯切り時のアクションで当初色物のように見られていた面もあるが、何と言っても「鶏水系ラーメン」と「昆布水つけ麺」という現在のラーメンの2大潮流の、何と両方を生み出した人物という強烈な実績の持ち主。両方って凄いよなー。例え商業施設とは言え博物館を名乗っているラー博への出店資格というハードルは易易と超えているのは理解る。ラー博の歴史の中でも単独出店の話題としては久々に大物の出店になると思う。

一方ラオタ達が心配したのが「あのラーメンをラー博で出せるのだろうか?」ということだった。一般店とは比較にならない大量の杯数が出ることが前提で品質の確保が出来るのだろうか?鶏水系ラーメンの始祖者とは言え彼が関西に店を移したその後首都圏では類似のラーメンを出す店が爆発的に増えてしのぎを削っている現状がある。下手なものを作ると期待が大きい分評価は爆下がりして、ひいては「ラー博品質」にも疑問が生じてしまう事が予想がされる。それがどうなるのかは蓋を開けてみないとわからない。なので嶋崎氏が厨房に立つであろう開店初日にラー博に足を運んだ。

長蛇の列に並びようやく入店。スタッフの人数は大勢いて特に精鋭と思われる女性スタッフが素晴らしい接客をしていた。厨房には当然嶋崎氏の姿があった。厨房が客席から離れているせいもあって注視していたけど例の湯切りアクションは確認出来なかった。

250925rocknthree00 250925rocknthree01 ロックンスリー『地鶏醤油』 1500円

しばらくは昆布水つけ麺の方は封印し鶏水ラーメンに集中する模様。別トッピングもチャーシューしかない。品質確保に期待が出来る雰囲気。メニュー名が「地鶏醤油」に変わっている。もう「2号ラァメン」とは言わないのか。一般の客から「じゃあ1号は?」と聞かれるからだろうか?ちょっと淋しい気がした。自分は町田駅改札近くの店舗以降の状況は知らないから。強烈な大行列が続く中提供スピードは比較的早いように感じる。

250925rocknthree02 丼が相模原時代に提供していたものと酷似しているものを使用していて雰囲気が出ていた。麺は中細ストレート。記憶にあるものより結構モチモチ食感。『支那そばや』系列とはまた違った感じだけどスープとの相性はよく違和感は全く感じなかった。具はきざみ葱、穂先メンマ1本、チャーシュー1枚。きざみ葱は小口切りと斜め切りの2種。チャーシューは薄口で少し胡椒がかかっている。注目していたスープだが心配が愚かだったと思えるほど素晴らしく美味しかった。比内地鶏の数量確保が困難だったので苦肉の策として日々全国の地鶏をブレンドして使用するようにしたのだそうだ。この日は比内地鶏の他に青森シャモロックと宮崎県産地頭鶏を使用しているそうだが全然問題なし。そんなの理解る客などごく僅かだと思うし。このレベルの鶏水ラーメンをラー博で大量提供出来るのか。驚いた。残された問題は嶋崎氏が厨房にいない時にどうなるかだけど、それは今後を見守るしかない。嶋崎氏の「昆布水つけ麺」は未だ食べた経験がないので今後も楽しみだ。

2025年9月24日 (水)

野毛斜上

薄い雲がかかって白い空だが最高気温も27℃止まりで過ごしやすかった。酷暑のせいで頭が回らず後回しにしていたことを少しずつ進めておこうか。

今月16日に野毛にオープンした新店を訪れた。店名は『純豚骨らぁめん ナナメ上をゆく』。鎌倉からの移転らしい。というか元『横浜家系 岳家』店主が家系を捨てて完全リニューアルした店だという。場所は『横濱焼豚らーめん りゅうちゃん』跡地の地下店舗。入居ビルの側面にはまだデカデカとした看板がそのままで放置されていた。

店頭では店員がビラ配りしていて持参で麺類200円OFFだそうだ。早速真っ白な暖簾を割る。厨房には年齢はいっていそうだが体格の良い男の店主1人。あと先ほどビラ配りしていた女店員が1人。客席は一列のカウンター6席とテーブル席が2人卓☓1、4人卓☓2。ワンオペ設定で前の店よりだいぶ席数を減らしている。先客ゼロ後客3人。卓上のメニュー冊子を見ていると店主が「厳選食材を使っていまして…」と説明してくれた。口頭で注文。料金は後払いのようだ。

250924nanameue00 250924nanameue01

純豚骨らぁめん ナナメ上をゆく

『らぁめん』 940円+『半熟玉子』 100円= 840円<サービス価格>

厳選素材を使用した筆頭の「ご褒美らーめん」なるものは1750円もしたので、最初の訪問ということもあり基本のラーメンを注文した。基本以外にも「旨辛らぁめん」というのもあるようだ。

250924nanameue02 麺はモチモチ食感の太麺使用。具はチャーシュー1枚、平メンマ数本の上に大葉がのり、更にその上にきざみ葱、きざみ茗荷がのっている。あと海苔1枚。家系と差別化する為だろうけど茗荷や大葉はこのラーメンに合ってないと個人的に感じた。スープのウリ文句は「店内寸胴1本で豚骨100%、完全乳化スープ」。トロンとした口当たりの豚骨醤油味。豚骨臭は特に感じなかったな。食べ進めていくと美味しかった。でもこの美味しさは食べながら舌で探っていくと得られる感じ。醤油ダレ自体は尖っていないので、豚骨のまろやかさが印象に残る。なので習慣性はあまり高くないかな。スープは完飲し完食。満足した。

ラーメン提供前に蘊蓄がびっしり書かれたメニュー冊子を読んでいたので抜粋すると「脂っぽいラーメン、味の濃い(しょっぱい)ラーメンをお求めの方は入店をご遠慮下さい」とか「約10分ごとに4杯しか出来ません」等書かれていた。ラーメン経歴の長い店主が日々改良を重ねていく過程でスープ作りに凝りに凝っていったことが伺えた。良い悪いは別にしてこういう気概に溢れたラーメン店主って昔はよく見かけたが最近見なくなったなー。何と言っても本来店名が書かれるべき看板には「唯一無二」の四文字が書かれているんだもの。そのラーメン職人魂に頑張れ!と応援したい気持ちになった。もう少し過ごしやすい気温になったらもう一方の「旨辛らぁめん」を食べに行こうかなとも思う。会計をしたらもらったチラシ効果で200円引きサービスしてくれた。

2025年9月22日 (月)

吉祥寺油

今年は東京の地麺である「油そば」を意識的に食べ歩いている。その中でぜひ行ってみたかったのが『ぶぶか』。カップ麺で有名な店で「油そば」の知名度を全国区に広めた立役者だと思っている。東京を中心に多店舗展開していたように記憶していたのだが次々と閉店していて現時点で残っているのが本店格の吉祥寺北口店の1店舗のみ。創業は1995(平成7)年。調べてみると元々は明星食品の外食部門子会社として始まったらしい。でもほぼ創業者の個人店で何と屋台から始めたそうだ。店名は覚えやすいように当時有名だった棒高跳びの世界記録保持者だった「セルゲイ・ブブカ」から。当初は豚骨醤油ラーメンがメインだったが『珍々亭』の油そばを食べ一発で好きになってインスパイアして始めたらしい。その後は多店舗展開するほど人気店になったが今はサガミHDという外食産業の傘下になっている。

現存する唯一の『ぶぶか』実店舗は吉祥寺パルコ裏手にあった。店到着時に店前3人の待ち客の姿があって6~7分待ってから入店。店入口のタッチパネル式券売機でキャッシュレス決済で食券を購入。店舗は奥に長い鰻の寝床状態で客席は厨房前カウンター一列13席。厨房には店員が男1人女2人。後客も2人くらい来たが先客が退店していったので空席も出来ていた。

250922bubuka00 250922bubuka01らーめん専門店ぶぶか 吉祥寺北口店 『黒丸油そば』 830円

油そばは王道の「黒丸」とあっさりの「白丸」、辛味の「辛丸」の3種があり、ラーメンの「極丸」というのもあった。ここは王道基本の「黒丸」のデフォルトを注文した。

250922bubuka02 麺は縮れ太麺で最初からタレがよく絡んでいる。意外にもタレの量も多め。具はきざみ葱、平メンマ数本、海苔1枚、ナルト1枚、チャーシュー1枚。まずは麺を啜ってみると胡麻油の味を感じた。自分は鶏油の甘い味わいが好きなのでちょっと自分の好みとは違った感じ。なので早い段階で卓上の酢とか醤油を投入し味変を試みた。今まで色々な専門店に行ったが油そばは基本同じ油そばの味だったのだけど違うのもあるんだと興味深かった。それが『ぶぶか』実店舗だというのも面白かった。完食し満足して退店した。機会があればラーメンの方も試しに再訪してみたい。

浸出来心

『中華つけ蕎麦 でき心』。2023年7月15日に開店。JR中央線の線路沿いに西荻窪方面へ5分ほど歩いた場所にある。同名の居酒屋の二毛作形態で昼だけ営業の店だが、2023年11月に閉店した老舗店『丸長』荻窪店のインスパイアしたつけそばを提供して評判になっていると聞いている。開店予定の7分前くらいに到着したのだが既に20人弱の行列が生じていた。自分が最後尾についたタイミングで店員が入店を促した。開店を7分ほど前倒ししてくれたようだ。けれど入店したら既に満席。でも入口付近の店内の待ち席に座れた。その時点で店員が注文を確認してきたので注文。厨房には男女2人の店員。接客良好。手慣れた感じで行列をコントロールしていた。30分弱待ってようやく着席出来た。客席は厨房前一列のカウンター8席。店内待ち席は7、8席。後客は続々来店していて店外待ちも常に生じていた。かなりの大人気店だった。

250922dekigokoro00 250922dekigokoro03 中華つけ蕎麦 でき心 『メンマつけそば』 1200円

昔タイプのつけそばだといつものことだがメンマトッピングのメニューを注文。

250922dekigokoro01もうビジュアルから『荻窪丸長』のつけそばそっくり。かなり作り込んでいることが伺えた。やや細めの中太縮れ麺に刻み海苔がかつての本家よりしっかりした量がのっている。

250922dekigokoro02 つけ汁の器の小ささも『荻窪丸長』を再現している。きざみ葱と短冊切りしたチャーシューとトッピングのメンマがぎっしり入っていてこのままだと麺が浸けられないのでメンマを麺側に移動して食べた。メンマは程よいコリコリ食感。つけ汁は酸味と胡椒で結構辛め。そこに短冊切りチャーシューから出る脂が溶けて絶妙な味わいとなり、麺を浸けて食べる工程が止まらなくなってそのまま完食に至った。空になった麺皿を受け皿にしてつけ汁を差し出しスープ割りをお願いするのも本家と同じ。そしてこのスープ割りしたつけ汁を飲むと思わず「あー」と心の中で言ってしまうほどじんわりと染みてくる。単なるスープ割を超えている気がしてこの店の評価が更にグンッと上がった。荻窪と吉祥寺、同じ中央線沿線で地元意識となって、そのまま閉店した『荻窪丸長』への愛着及びリスペクトが深くなってこの一杯が出来上がったのだと思う。空いた皿等をカウンター上に上げ卓上を布巾で拭いて店員に「ごちそうさまー」と大満足で退店した。

今まで自分にとって吉祥寺という街は「癒やしの場」であって、ラーメン激戦区という捉え方をしていなかった。それはラーメン店探しをメインにしてしまうと訪問目的がブレて癒やしの妨げになると考えていたのだと思う。とは言えラーメンは好きなので何度も訪問しているから食べる事は食べていた。でも老舗好きの自分からすれば『ホープ軒本舗』を筆頭に『青葉』『春木屋』、それと昔からよく訪れた『珍来亭』等があるから心情的にそちらを優先的に選択して新店開拓はあまりして来なかった。でも今年から吉祥寺に癒やしを求める必要がなくなったのでぼちぼち未訪問店開拓を伺ってみようかな?と考えている。それは今日吉祥寺駅周辺を散歩していていたら時々行列が出来ている店があるなーと思って近づくと全部ラーメン店だったんだよ。今日は飛び石連休の中日ということもあって人出が多かったというのもあるだろうが、それにしても結構な数の行列店がある事を今更知った。

夏終開放

250922sky01

今朝、日課の早朝散歩へ出かけた時に長く厳しかった今年の夏がようやく収束したことをはっきりと感じた。これからも時々夏日が戻って来る事はあるかも知れないけど、あの危険を感じさせる酷暑の日々は今年はようやく終わった事を肌感覚で理解出来た。昨日までは全然涼しく無い、むしろ蒸し暑い朝が続いていたので、出発するのも気が進まず早く帰宅することばかり考えながら散歩に出かけていた。それが今朝は「散歩ってこんなに爽快で気持ち良くなれるものだったのか!」と思い出したというより驚かされたよ。

なるべく外出は控える。外出するにしてもなるべく午前中で済ませて早期の帰宅を心掛ける。危険な酷暑に対応する為に意識してこれらの事に注意し生活のリズムを整えてきたしてきた。その期間があまりに長かったのですっかりそれが日常化していたが、その拘束から解放される。それが判ったので朝からテンション急上昇。気持ちが高まり急遽「どっか行くか!」という気持ちになり家を出た。

250922inogashira01 目的地は吉祥寺。約3年半ぶりの井の頭恩賜公園だ。会社に勤めはじめの20代の頃、どういう経緯で初めて行ったかは忘れたのだが、「穏やかな空間」を絵に描いて額縁に入れたかのような景色がすっかり気に入って、以降月イチくらいのペースで訪れるようになった。日々蓄積していく心の疲れを自分で癒す事が目的だった。自分の生活圏からいい感じに離れているし、駅の方に戻れば敷居の低い飲食店や本屋も潤沢にある。週末の貴重な時間を楽しく過ごせる。いわば自分の逃避場所だった。ブラック企業という言葉すら無かった当時を振り返れば相当追い詰められて精神を病んでいたのだと思う。そういう時代をなんとか生き抜いた。だから今この公園の景色を穏やかに眺める事が出来ている。

250922inogashira02 3年前の5月以来久々に訪れたのだがやはりいつまでも同じ風景が待ってくれている…訳ではなかった。水面ギリギリまで大きく枝を伸ばしていた桜の木も倒木の可能性があったのか伐採されていて少し雰囲気が変わってしまった。

250922inogashira03

池のほとりのベンチに腰掛けリュックから本を取り出し読んでみる。スマホ依存脱脚の方法としてとても効果的。欲望を刺激する情報や怒りや不安を煽るSNSから開放されると想像以上に心地良い。過ぎゆく時間の流れも忘れ没頭出来る。読んだ本は清水浩史著「海のへんな生き物が教えてくれたこと」。いいね、ゴマモンガラ。「すべての人間の悪は孤独であることができないところから生ずる」か。確かに。深い。

 

その後お気に入りの書店「ブックス・ルーエ」で予備知識無しで偶然手に取った新刊1冊文庫本2冊を衝動買い。紙の本も失われる文化かも知れないがあるうちは活用させてもらう。これも夏の暑さからの開放感によるもの。子どもの頃は季節の中では夏が好きだったのに、今はとにかくしんどくなってしまった。こればっかりは積み重ねた自分の年齢のせいというより地球側の変化が大きいと思うけど。尋常じゃないよ、あの暑さは。

2025年9月20日 (土)

追憶龍宝

250920ryuuhou06 中村橋の片隅にひっそりとある古びた外観の町中華の店『龍宝』。その味わいのある現店舗での営業は今日で最後となる。一昨日訪問して気持ちの区切りをつけたつもりだったけど、それを思うと最後にもう一度あの店舗で食べておくべきだと思い立ち店へと向かった。店には開店予定時間ちょうどに到着したが何と満席で店外に先客2人待ちの状態。馴染の客は名残惜しいと思って駆けつけたのだろう。考えることは皆一緒という事か。5分ほど待つと先客が退店したので店員に入店を促された。厨房には店主夫婦2人。口頭で注文。客の入れ替わりがあるがほぼ満席キープの状態だった。料理到着までの間スマホはいじらず店内の雰囲気を味わい記憶させることに専念した。

250920ryuuhou00 250920ryuuhou03

中華料理 龍宝 『チャーメン』 750円+『餃子』 420円= 1170円

今日はセットにこだわらず好きなものを食べようと上記の単品を注文した。約4年半前にも同じ注文をして特に満足度が高かった単品の組み合わせだ。

250920ryuuhou04 大きさも具の量も文句なくしっかり美味しい餃子7個。皮は焼け目側はカリカリ香ばしくて具側はもっちりしてどちらもアッツアツ。噛むと豚肉の肉汁、溶け出した脂の甘味が湧き出てくる。今まで食べてきた餃子の中でトップクラスなのは変わらない。大満足。素晴らしい。

250920ryuuhou01 250920ryuuhou02 チャーメンがある横浜町中華の店は良い店の証拠と勝手に考えている。韮、もやし、人参、白菜、木耳、椎茸、豚肉等の様々な食材から出た水分とエキスが香ばしい熱々の油と醤油が混じり凄く美味い。また中太平打ストレート麺がよく絡んでくれるので余す事なく口に運んできてくれた。町中華の真髄メニューの気がしてきて、現店舗最後にこれを注文した自分を褒めたいと思ったくらい。やっぱり好きだ、この店。大大満足で支払いを済ませ「来月から新店舗に移ってもまた来ます」と店主と話して退店した。

今日午後2時には店を閉め移転の為一時休業に入り、工事進行中の為明確ではないが来月早々に新店舗での営業を開始するとの事。現店舗は早々に取り壊しに入るそうだ。店を知って通い始めたのはたった約5年間だっただけど本当に雰囲気が良く居心地の良い店舗だったなー。最終営業日に行けて良かった。女々しくも後ろ髪を引かれる思いで家路についた。

2025年9月19日 (金)

濃豚骨水

昨夜から今朝まで雨が降った。そのせいかわからないが朝の外気温が22℃と昨日に比べてガクンと下がった。この調子で秋が訪れてくれればいいのだが果たしてどうだろうか。

「ラー博LIMITED」第4弾として『博多一風堂 河原成美の挑戦』が今日から3日間限定で出店する。看板には申し訳程度に博多一風堂のロゴが小さく表記されており河原成美の名前が大きく書かれている。最早個人参戦なのか?挑戦内容は「ゼラチン質やでんぷん質に頼らず水と豚骨だけで高濃度ブリックスの豚骨スープを目指す」というもの。昨年ラー博で開催された「一風堂クロニクル」を通して感じたのが、河原成美という人はラーメン作りが大好きな人なのではないか?と思える。様々な食材や手法を試して作ってみるのが大好き。誤解を恐れずに言ってしまうと、築き上げた地位や財力で「ラーメンで遊ぶのが大好きな人」。ラーメンかラーメンではない別の料理か瀬戸際のものまで作ってしまう。それが今回は原点回帰で豚骨スープの方に意識が向いたのだと理解している。勿論それで客を驚かせて喜ばせようというのが根幹にあるんだろうとは思う。

厨房には派手なシャツに身を包んだ河原成美氏と店員が男6人女2人。いずれも側近の人という感じで接客が手慣れている様子。そして厨房で麺を湯切りして手際よくラーメンを作っていく河原氏。この店舗でカウンター席に座ると厨房との距離が近いのでかなり貴重な氏の姿が見れる。250919ippudou00250919ippudou05 『生スープ(60cc)』 300円

今回の目的である高濃度ブリックスの、醤油ダレを加える前の生スープが数量限定で販売されていた。こういうラーメン好きが好むであろうものを出しちゃうところが心憎い。実際こういう機会は滅多にないのでせっかくだから注文してみた。博多一風堂の通常スープのブリックスは6~7°BXのところ今回挑んだのが16°BX。これに醤油ダレや脂を加え21.1°BXになったそうだ。ブリックス計はスープに当てた光の屈折率で計測するものでスープに溶け込んだ成分の濃さを示すもの。だから別にスープのドロドロ度合いを示すものではない。今回このスープを飲んでみて学ぶことが出来た。

250919ippudou01 250919ippudou02 博多一風堂 河原成美の挑戦

『柔らか軟骨入り高濃度BRIXラーメン』 1530円

数量限定の柔らか軟骨入りのメニューを注文した。麺のかたさはバリを指定。今回はスープの味自体を体験して欲しいという意向があるのできざみ葱以外の具は別皿提供になっている。経験値はそれほどあるわけではないが良い豚骨ラーメンの色をしているように見えた。豚骨臭はほんのりといった程度だし骨粉が混ざっているという事もない。但しこのスープは約22時間炊き込み通常の3割程度の量しか取れないというだけあって豚骨の旨味はしっかりと感じられた。これ以上炊いてしまうとエグみが出てしまうギリギリのラインだそうだ。だから3日間通して1500食限定という貴重な一杯。ザクザク食感の極細ストレート麺といい感じの醤油の味。美味しい豚骨ラーメンを食べる時に感じられる喜びを堪能出来た。そして今回力を入れている数量限定の別皿具材の柔らか軟骨煮。沖縄のソーキのように軟骨がゼラチン状になっていて味も染みていて美味しかった。

250919ippudou04 +『明太子ごはん』 450円= 2280円

今日は連食するつもりもなかったので明太子ごはんも注文した。これも上質。濃厚豚骨ラーメンと食べると口の中がサッパリして正に素晴らしい口直しメニューとなっていた。大満足で退店出来た。

これは全くの邪推なのだが、『博多一風堂』が大企業化してしまって創業者の河原氏の自由が効く範囲が狭くなってしまったのでラー博という場を使って自由に好きなことをして羽根を伸ばしているように見えた。厨房に立ち黙々とラーメンを作っている氏の姿を見ているとそのように感じた。

2025年9月18日 (木)

龍宝時間

250918ryuuhou05 中村橋の路地にある古びた外観の町中華の店『龍宝』。自分がこの店に初めて訪れたのは約5年前の年末。コロナ禍の始まった年の年末だ。在宅勤務が始まって昼飯を食べる店を探していて偶然見つけた。この昭和感漂う寂れた雰囲気の外観。それだけでもう自分の好みにどストライク。炒飯と餃子を注文したのだが両方とても美味しかった。当時の記事にも書いたが「灯台下暗し」。何故こんな近場にあった素敵な店を今まで見逃していたのかと後悔の気持ちになったほどだった。以降この店の訪問が在宅勤務時のお楽しみとなって通い続ける事になった。今年亡くなった父を連れて行ったのはもう4年前になるのか。父はお気に召さなかったようだったけど今となっては良い思い出だ。コロナ禍が明けた以降は訪問回数こそ減ってしまった。いつまでもそこにある。そう勘違いしていた。

ところがもうあの昭和を感じさせてくれた味わい深い店舗での営業ももう間もなく終わってしまう。閉店ではなくすぐ近くの新店舗に移転するのだからそんなに深刻な話ではないのだけれど、自分的にはかなりショックな出来事。最後にあの雰囲気を味わうべく店へ訪れることにした。開店予定の3分前くらいに到着したがいつもの通り暖簾は出されていて暖簾を割ると厨房に店主夫婦2人。先客3人。口頭で注文。後客は続々来店し即満席。その後も暖簾を割る客が3,4人いたが諦めて帰っていくほど大人気。

250918ryuuhou00 250918ryuuhou03 中華料理 龍宝『満腹セット(ラーメン+半天津飯)』 930円

今日は満腹セットの半天津飯セットを注文した。相変わらず美味しい。でも今日は店の雰囲気を楽しむ方に意識を向けていた。

250918ryuuhou01 250918ryuuhou02この店舗で本当に良い時間を過ごさせてもらった。ずっと当たり前のようにあるものだと思っていたものが次々と失われるのは悲しいなー。でも閉店ではないのは何よりの救い。来月から新店舗で店主の作る料理は食べられるんだ。必ず訪問する。

2025年9月17日 (水)

目黒二郎

250917sky01 日の出の時間は日に日に遅くなっているが朝のひんやりした空気には程遠く暑さを感じる。日中は9月も折り返し地点を過ぎたというのに最高気温は34℃に達した。まだまだ真夏続行の勢いがある。気候に文句を言っても無意味なので自分なりに対処してやり過ごすしかない。

『ラーメン二郎』目黒店。創業は1995(平成7)年。『ラーメン二郎』三田本店から初めて暖簾分けされた店。自分はジロリアンではないのであまり二郎系店のアンテナは立てていないにも関わらずその名をよく聞く有名店舗。自分は本店至上主義者で「本店行けばクリア」と考えていた。だって人生の時間は有限だし支店まで掘っていたらキリがないから。本店優先は変わらないけどもう少し心の余裕をもつことを心がけようと思い始めた。昨日訪れた『滝野川大勝軒』に続いて目黒二郎にも訪れてみる気になった。

店には開店予定の30分前くらいに到着。最寄りの『ラーメン二郎』関内店の状況から推測してそれでも到着が遅かったように思ったのだが何と店前には誰もいなかった。臨時休業の張り紙もなく営業時間と無休という張り紙があるのみ。なので店前の木陰で待つことした。しばらくすると後客が2人現れ、もうしばらくするとおばさん店員が出てきて店前行列整理用の柵を設置し始めた。勝手がわからなかったが後客の人に促され先頭に並んだ。定刻1分過ぎくらいに開店する頃には後ろには15人ほどの行列が生じていた。店員に促され入口脇のプラ板食券機で食券を購入すると席を指定され着席した。水セルフ。厨房には若くみえる男の店員とおばさん店員の2人だけ。客席は厨房周りL字型カウンター8席のみ。昔ながらのラーメン店然とした雰囲気。何年ぶりか忘れたくらい久々の本物二郎。少し緊張して提供を待った。

250917jiro_meguro00 250917jiro_meguro01 ラーメン二郎 目黒店 『小豚入り』 700円

基本のラーメンが何と600円。これでも昨年4月に値上げをしてそれ以前は500円だったというから驚きだ。今回は小豚を注文。コールは「ヤサイ・ニンニク・アブラ」でお願いした。

250917jiro_meguro02 提供された瞬間一般的に想像する「ラーメン二郎」の一杯としてはおとなしめな印象のものが提供された。丼の種類のせいがあるかもしれないがどことなく「中華そば」の雰囲気を感じてこちらとしては好印象。麺は適度なかたさの平打ち縮れ太麺。密度が高くやっぱり本家二郎っぽいなと感じた。ヤサイは見た目もやしとキャベツが8:2くらいの割合い。適度なかたさのチャーシューが4枚入っていた。スープは分類すれば微乳化になるだろうか?なかなか厚めの油層が出来ている。でも食べると適度な醤油感がありしょっぱさ控えめで食べ易く美味しかった。ボリュームも一般的なラーメン+αといった感じで「初心者向二郎」と言われているのも納得がいった。行列を敬遠してインスパイアな二郎系ラーメンばかり食べてきたからだと思うけど、自分がこの目黒店の一杯を食べて一番感じたのは「当たり前だけどラーメン二郎って別のカテゴリーではなくラーメンの一種類なんだな」という事だった。だからラーメンを食べている時に感じる喜びを味わえた。スープこそ残してしまったが麺と具は完食。丼をカウンター上に上げて卓上を拭いて店員に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。この店は4人入れ替え制らしく何とか4人グループの最後にならなくて済んで良かった。店を出ると20人を超えるであろう行列が出来ていて人気は確かなんだなと思いつつ店を後にした。

2025年9月16日 (火)

滝野川訪

250916sky01 昨夜から朝まで雨が降ったり止んだり不安定な灰色の空模様で凄い湿気だった。昼近くになって晴れ間が広がってきて気温も上がっていった。

『滝野川大勝軒』。半ば神格化されている創業店主である山岸一雄氏から本店の2代目店主を指名された現本店店主の飯野敏彦氏が1995年に独立した時に開いた店らしい。元々は北区滝野川にあったからこの店名なのだが2015年3月20日に池袋駅に近い豊島区役所の裏手に移転したそうだ。その名は聞いていたのだが今まで訪問したことが無かった。最近東池袋大勝軒系列の老舗店巡りの一環として初訪問を試みた。

店に到着したのは正午くらい。店前に並びはなくそのまま暖簾を割った。入口脇にあったボタン式券売機にて現金で食券を購入。厨房には男の店員2人。店員に「お好きな席へどうぞ」と言われたので適当な席へ座った。接客の口調は丁寧さはないが温みを感じる。厨房周りに逆L字型カウンター11席。有名な店舗なわりに近場にある『横浜西口店』等と比べるとこじんまりしている印象。先客6人後客も同じくらいだったと思う。

250916taisyouken00 250916taisyouken01 滝野川 大勝軒 『メンマラーメン』 1650円

最近の東池袋大勝軒系店舗訪問では定番化しているメンマラーメンを注文した。あのシャクシャク食感が癖になっているから。麺はモチモチ食感の東池袋大勝軒ならではの自家製ストレート太麺。具はきざみ葱、海苔1枚、ナルト1枚、色の濃い平メンマが大量にのっている。チャーシューは4枚ほど入っていて肩ロースかな。燻製臭こそないがかためで噛み切るときの食感が良い。

250916taisyouken02 そしてスープはもちろん節系の魚介と動物系が絶妙に馴染んたもの。これこそが日本の味だよなーと思える味わい。大量のメンマの影響かやや甘めに感じる。単価は高いように感じたけどこの店に限らず東池袋大勝軒系の店は物量で不満をねじ伏せる。麺量は300gくらいあるのではないだろうか?この味と食感で「ラーメンを食べている時の幸福感」が湧き出てきてテンションが上がる一杯だった。物量に苦戦して時間はかかったものの完食し大満足で退店することが出来た。

2025年9月13日 (土)

春木屋黒

250913sky01 昨日から天気は下り坂で時々雷鳴も轟いた。明けて今日もどんよりした曇り空で時折小雨も降る空模様。

新横浜ラーメン博物館の短期間集中シリーズ「ラー博LIMITED」第3弾を今日からの3連休中に開催をぶち込んできたので朝10時前にラー博に到着出来るように家を出た。開館予定時間の30分前に入館し20分前くらいに店に店舗前の行列に並んだ。今回はの出店は『春木屋 郡山分店』。何とか初回入店でカウンター席に座れた。店員は店主を含め男3人女3人。

250913harukiya00 250913harukiya01 春木屋 郡山分店 新横浜ラーメン博物館店

『春木屋郡山ブラック切り落としチャーシューメン』 1350円

今回は春木屋というより郡山分店の方を重きをおいて「郡山ブラック」がテーマになっている。「富山ブラック」が名を知られるようになって以降「地名+ブラック」を冠したラーメンが全国のあちらこちらで発生した。「郡山ブラック」はそのはしりみたいな存在。元になったのは『ますや本店』だろう。

数量限定の切り落としチャーシューメンを注文。麺は自家製の低加水中細縮れ麺。標準の春木屋の麺とは微妙に変えているそうだ。具はきざみ葱、平メンマ数本、海苔1枚、チャーシュー2枚、切り落としチャーシュー数個。タレがよく染みた切り落としの煮豚が美味かった。スープは当然ながら煮干しの効いた春木屋のものとは大きく異なり、鶏の旨味主体のたまり醤油っぽい味わい。記憶にある『ますや』の味に似ている気がする。でも表面に油層があって中華そばの魅力はしっかり作り上げているのは流石春木屋。満足の一杯だった。でも逆に普通の『春木屋』の一杯が恋しくなってしまった。店を出ると当然ながら長蛇の列が生じていた。

春木屋開店前の行列で待っている間『博多一双』の店舗から熟成した豚骨の良い香りが漂ってきてね。久しく熟成豚骨の香りを嗅いでいなかったから心が揺らいでしまっていた。で『春木屋』を退店した時に斜向かいの『博多一双』の店前に人がいなかった。え?今日連休初日だようね?当然長蛇の行列が生じているだろうと思っていたので意外だった。ならこの好機、熟成豚骨ラーメンを少し味わってから帰ろうとそのまま入店した。店員は男3人女2人。席は半分くらい埋まっていたが後から来客が相次いでいたので丁度良いタイミングだったのかも知れない。

250913issou00 250913issou01 博多一双 新横浜ラーメン博物館店『ラーメン ミニ』  680円

連食なので基本のミニを注文。麺はバリカタでお願いした。ラー博はミニで注文出来るので軽い気持ちで連食出来てしまう。それが自分にとって良いことなのか悪いことなのかわからない。でも今日に限っては熟成豚骨ラーメンを味わうことが出来て幸せな気持ちになれた。残念なことにこのレベルの熟成臭のする美味しい豚骨ラーメンを他に市内で食べられる店って皆無と言っていいくらいだから。とっても美味しくて満足して退店し家路についた。

2025年9月11日 (木)

龍宝移転

250911sky01 熱帯夜と日中の蒸し暑さの日々はしぶとく続く。でも季節の変わり目なのか雲は美しく見える。

250911sky02遠くに小さな虹が見えた。変だな、昨夜は雨など降っていないはず。もしかしたら北部で雨が降ったのかな?

自分としては衝撃的な情報をコメントで教えていただいたので、近所の大のお気に入りの町中華の店である『龍宝』へ久々に訪れることにした。店には開店予定の3分前くらいだったが暖簾は出されており、暖簾を割ると既に先客が3人座っていた。1人は店外の定位置に座りにいった。厨房には店主と奥さんと思しき女性の2人。先代の姿が見えなかったので店主の手すきの際に尋ねてみたところ、今年4月にお亡くなりになったそうだ。今年3月に亡くなった自分の父と同じくらいのタイミングで体調を崩されていたようだったので、失礼だが重ね合わせて心配していたのだが、…そういう結果になってしまったか。残念、お悔やみ申し上げます。半年ほど訪問していなかった間にこの店も色々あった様子が伺えた。口頭で注文。

250911ryuuhou00 250911ryuuhou03 中華料理 龍宝 『満腹セット(ラーメン+半チャーハン)』 930円

今日はいつもの日替わりランチセットではなくレギュラーの満腹セットを注文した。今まで無理していた分各種値上がりはしていた。この店に限っては継続を願ってにむしろ値上げを望んでいたくらいだったから少し安心した。

250911ryuuhou01 250911ryuuhou04 全然半サイズではない半チャーハンと、しょっぱくない美味しい町中華のラーメン。相変わらず美味しくボリュームもあり文句なく完食の大満足だった。

250911ryuuhou05 昭和の雰囲気を色濃く残す店舗で、しかも出される料理全て美味しいので大のお気に入りの店になっている『龍宝』。しかしながらこの味わい深い現店舗での営業が何とあと10日ほどで終了してしまう。幸いにも現店舗から徒歩1分も離れていない場所に移転して来月から営業を再開してくれるらしいけど、もうあの雰囲気は失われ印象もだいぶ変わってしまうことが予想される。なんかさぁ、お気に入りの近所の町中華店って寺や神社みたいに何時までもそこにあるのが当たり前みたいに考えてしまっていた。しかし時の流れは残酷に唐突にそれを突きつけてくる。他に代えがたいあの空間の中で過ごす、まるでタイムスリップしたような幸せな時間。それがもう間もなく失われてしまう。その前に絶対また訪れたいと思っている。

2025年9月10日 (水)

玉学家移

250910sky01 早くも9月も中旬に差し掛かりようやく最高気温が34℃に達しないようになったかと油断していたらとんでもなく蒸し暑かった。空を見上げると全然夏の顔をしていた。

今年8月5日泉区上飯田町にオープンした家系ラーメン店『横浜らーめん玉学家』。何でも町田市の玉川学園で約14年間営業した後に移転してきたからこの店名らしい。場所は老舗家系ラーメン店『四号家』と環状四号線を挟んだ斜向かい。この何も無い場所に移転してきたというのは所謂「ラーメン店2軒並びの法則」を狙ったのかな?並びではないけどさ。

電車で最寄りの駅は相鉄線いずみ野駅になるのだろうがそれでもとても遠い。自分は市営地下鉄ブルーラインの立場駅からバスに約20分揺られて到着した。定刻の3分前くらいに開店し先客に続いて店内へ。店内隅のボタン式券売機で食券を購入し先客に習って奥の席から順番に着席。水はセルフ。店員は男3人。客席は厨房周りL字型カウンター11席。先客3人後客は次々と来店しピーク時は店内に5,6人待ちが出来ていた。

250910tamagakuya00 250910tamagakuya03 横浜らーめん 玉学家

『ラーメン醤油』 950円+『刻み玉ねぎ』 150円+『半ライス』 150円= 1250円

メニューは醤油と塩があった。醤油を「麺かため・油多め」で、刻み玉ねぎトッピングを加えて注文。半ライスも付けた。先に提供された半ライスには卓上から刻みニンニクときざみ唐辛子を投入しスタンバイ。

250910tamagakuya01 麺はもちもち食感の中太麺。具は家系標準。チャーシューは柔らかめのものが1枚。スープは所謂量産型に近い見た目に見える。けれども違和感なく美味しく食べ進めることが出来た。普段使いに適した家系ラーメンという印象。生活圏内にあれば重宝しそうだがわざわざ出向いて食べに行くといった種類の店ではないかな。スープは少し残したものの完食して満足の退店となった。

2025年9月 9日 (火)

淡麗天義

熱帯夜の明け方少し小雨が降った。日中も雲が優勢で直射日光はやや弱まったが蒸し暑い日となった。

戸塚駅西口国道1号線沿いに今年8月27日にオープンした『淡麗らーめん 幻の天義(あまぎ)』。ネット上の噂では『横浜らーめん壱八家』等を運営している㈱エイトの新ブランド店だとか。場所も同グループのブランドだった家系ラーメン店『横浜らーめん源泉』の店舗跡地。店には開店5分後くらいに到着。店前には誰もおらずそのまま暖簾を割った。入口脇にタッチパネル式券売機。内装は見るからにお洒落で高級感あふれており格調高さをアピールしていた。店員は男3人女1人。全員白ワイシャツにソムリエエプロン姿。厨房は奥まったところにあった。客席はL字型カウンター8席とテーブル席が2人卓2つと4人卓1つ。席は指定されて着席。荷物入れカゴを持ってきてくれた。卓上には予めお盆と蘊蓄が書かれた冊子、冷水入りのタンブラーコップが置かれていた。食べている時店員がこまめに水を追加で注いでくれた。前客ゼロ。後客はパラパラだったが退店する頃には6人くらい来た。

250909amagi00 250909amagi03 淡麗らーめん 幻の天義

『天義淡麗塩ラーメン』 1300円+『恵寿卵の味付玉子』 200円= 1500円

メニューは筆頭が塩で次いで醤油、煮干し、魚介つけ麺と並んでいた。筆頭の淡麗塩を味玉付きで注文した。麺は「しなやか麺」と「全粒粉麺」が選択出来る。デフォルトが「しなやか麺」となっていたのでそのままで注文した。値段も各々格調高い。

250909amagi01 あまり待つことなく提供された一杯は正に黄金色のスープ。熊本地鶏の「天草大王」を使っているのをウリにしている。飲んでみると鶏の旨味といい塩梅の強めの塩味。麺は中細ストレート。名前どおりしなやか麺だった。具は芽葱、きざみ葱、色とりどりの粒あられ、紫玉葱のスライス、穂先メンマ2本、チャーシュー2枚。200円の味玉は別皿で提供された。黄身がオレンジ色してナチュラルに美味しかった。

250909amagi02 高級志向なので色眼鏡で見てしまいがちだけど、自分は鶏油の旨味を前面に出しているスープが好きなこともあるがかなり美味しいと感じた。塩もわかり易く立たせているのも好みと合致する。ただ高級志向の方向性なので習慣性は高くない。「また近々食べに来よう」とはなりにくい。また勝手な想像になるけど、この店の高級志向は経営戦略がどうのこうのではなく単に「こういう店がやりたかったから始めた」という感じを受けた。それがこの淡麗ラーメン完成に合わせて提供する店を作ったのか、どちらが先かわからないけれども。多少高額だけどその分非日常感を感じられたので良い印象のまま退店した。

2025年9月 8日 (月)

野々家歩

250908sky01 朝は霧が出るくらいひんやりした空気が戻って来たものの、日が昇っている間はやはり暑く、日が落ちてからも熱帯夜。それでも最高気温はギリギリ35℃には届かなくなったので日中の行動制限はやや緩和して訪問を保留していた店へ出向くことにした。

狙い定めたのは今年8月9日にオープンした家系ラーメン店『野々家』。店主は『寿々喜家』で修行して独立したそうだ。住所は大倉山になっているが駅から歩くと15分ほどかかるような場所にある。暑いが頑張って歩いて到着出来たのは開店の15分ほど前。店前のベンチに先客が1人座っていたのでその隣に座った。定刻を2分ほど過ぎたあたりに開店した頃には後ろに10人を超える行列が生じていた。店前に駐車スペースがあり冷房が効いた車内から出遅れたと思われる客が数名慌てて出てきたよ。先客に続いて入店。入口脇にキャッシュレス決済対応のタッチパネル式券売機があり食券を購入し店員に渡すと奥の席から順番に座るよう言われた。水はセルフ。サーモスの真空断熱カップだった。店員は男の店主と男女の店員2人づつ。客席は厨房前一列のカウンター10席。初回で満席となり外待ちが生じていた。

250908nonoya00 250908nonoya03 らーめん野々家

『らーめん並』 950円+『小ライス』 150円= 1100円

『寿々喜家』出身ということで昔ながらの横浜家系だとわかっていたので好みはあえて全て普通にして小ライスだけを付け注文した。先に提供された小ライスは本当に少量だったが沢庵が2切のっていた。卓上からおろしにんにくと唐辛子を投入しスタンバイ。

250908nonoya01 家系ラーメンの教科書に写真付きで出てくるような顔をした一杯が提供された。麺は大橋製麺のやや縮れたもちもち中太麺。具は家系標準だがチャーシューは脂身の少ないのが2枚。ほうれん草も多め。スープは期待していたとおりじんわり旨味が出ている美味しい家系のもの。見た目はあっさりしているように見えるが油感もしっかり感じられる。普通に美味しい家系の一杯。それが嬉しくてスープ完飲してしまったほどだ。食後冷たい水を飲み干して大満足で退店した。店外に出ると入店時と変わらず10人超えの行列が生じていた。この立地で開店から1ヶ月経過したのにこの人気。家系ラーメン店の飽和状態と言われているのにこういう状態が続いているというのは人気は本物なのだと思う。

2025年9月 6日 (土)

大公室蘭

南太田本店の方で気持ち的に消化不良気味で終わってしまったので禁断の連食をすることにした。『上大岡 拉麺大公』の方でも北海道地麺風の限定ラーメンを今日から提供を開始しているというので明日の訪問を予定していたが急遽行ってみることにした。正午過ぎくらいに店に到着。店内隅の券売機で食券を購入し店員に渡すと席を指定されたので着席。水セルフ。店員は男女2人。先客6人後客6人。

250906kamitaikou00 250906kamitaikou01 上大岡 拉麺大公『室蘭風カレーラーメン焼き味噌仕立て』 1000円

こちらの店舗では「室蘭風カレーラーメン」だ。室蘭の『味の大王』にも訪問しているが、そもそもがカレーうどん風の、ある意味オリジナル要素低めの古いタイプのカレーラーメンなので下手を打つ可能性が低いし、「焼き味噌仕立て」とあるのでオリジナル要素が強いであろうことが想像され逆に楽しみだった。

250906kamitaikou02実際に提供された一杯は、まるで二郎系インスパイアのようにもやしが山となった、見た目でもほぼオリジナルであることが理解った。麺は北海道ラーメンらしい黄色い中太縮れ麺。具はきざみ葱、もやし、太メンマ数本、チャーシュー1枚。スープがかなり濃厚で少なめで麺量も多めだったので、まるで味噌カレー混ぜそばのよう。こういう縮れ麺は好きなので食感も楽しく、カレーの効かせ方も昔風で安心感がある。ただかなり濃厚で胃にドスンとくる一杯だった。満足出来たが連食だったこともあり腹がかなり圧迫された。2杯目でカレー味の二郎ラーメンを食べたかのよう。でもこれは自分が選択したこと。この時点で今晩の晩飯は抜くことを決め退店した。

大公旭川

250906sky01 昨日関東南部を通過した台風は宵の口まで丸1日恵みの雨を降らせた。そして翌日の今朝。久々にひんやりとした空気を感じた。蝉の鳴き声は鳴りを潜め静かな秋の虫の合唱が聞こえた。今年初めて秋の訪れを感じた。勿論台風が一度通り過ぎた程度で収まるほど生易しい夏ではないだろうけどピークはようやく過ぎてくれたのだと思う。とは言え日中は最高気温は32℃超えの暑さ。今日も近場での移動に留めよう。

『拉麺大公』南太田本店が限定メニューで旭川醤油ラーメンを提供していると聞き訪れることにした。開店5分過ぎくらいに店に到着。待ち客の姿はなくそのまま入店。店内隅の券売機で食券を購入し店員に渡すと席を指定されたので着席した。水はセルフ。店員は男3人。先客2人後客3人。

250906taikou00 250906taikou01 拉麺大公 南太田本店 『旭川風焦がしラード中華そば』 980円

この限定名。ラオタならば旭川の名店『ラーメンの蜂屋』インスパイアなのだろうなとピンと来る。『蜂屋』は旭川本店にも創業店にも行ったしラー博復帰時にも複数回訪れるほど好きな個性あふれる大好きなラーメンなので期待は高まった。

250906taikou02 麺は中細ストレート。具はきざみ葱と細メンマ数本、脂身多めのトロンチャーシュー2枚。スープが黒くラードと完全に一体化しており『蜂屋』のものとは結構異なる見た目。実際に飲んでみると自分の記憶の中の『蜂屋』とはだいぶ違った。極端に言ってしまうと濃厚魚介豚骨スープに近い味わいに感じた。こう書くとラオタのマウントとか言われてしまいそうだが店側は『蜂屋』インスパイアとは一言も言っていない。あくまでも旭川風なのだからこちら側が勝手に期待してしまったに過ぎない。麺と具は完食し退店した。

2025年9月 4日 (木)

大砲菜麺

250904sky01 久々に雲が優勢となり強烈な日差しは緩和された。とは言えその分強烈な湿気があって不快指数高め。生まれたての台風が関東に接近中だから影響が出ているのかも知れない。

今日から4日間限定で新横浜ラーメン博物館の新企画「ラー博Limited」第2弾として久留米の超有名店『大砲ラーメン』が出店するというので行ってきた。長蛇の列に並び食券を買って入店。店員は男4人女2人。

250904taihou00 250904taihou01 大砲ラーメン 新横浜ラーメン博物館店 『呼び戻しチャンポン』 1150円

今回はチャンポン1本。『大砲ラーメン』は昭和45年屋台として創業したが当時はラーメンだけではなくチャーハンやチャンポンも提供していたらしい。後に昭和42年に店舗を構え昭和45年にラーメン専門店となった。その時にメニューから外されたチャンポンを55年ぶりに復活させるというのが今回の趣旨。三代目店主が今年の秋福岡でチャンポン専門店『月と燈會(らんたん)』を出店するそうだからその前哨戦ということになる。

250904taihou02 オリジナル?の八角形の丼で提供された。麺は中太丸麺ストレートでしっかりちゃんぽん麺。具はもやし、コーン、枝豆、キャベツ、細切りきくらげ、いか、海老、豚肉、味玉スライス等。各々の具材の食感が良くしっかり炒められて香ばしい。そしてスープは『大砲ラーメン』の呼び戻しスープ。臭いは出ていないが濃度があってしっかり豚骨の旨味が出ている。これは美味しい!このメニューで出店するのは全然理解出来るよ。またちゃんぽん専用ソースもお願いすれば出してくれるそうだ。本場長崎ではちゃんぽんにウスターソースをかけて食べるらしいからね。せっかくだからお願いしてもちょっと試してみた。確かに味変としてはいい感じ。でも元のスープの味が抜群なのでほぼそのまま食べた。スープ完飲で完食し大満足の退店となった。これは貴重な機会をものに出来てよかった。

2025年9月 3日 (水)

内勝拉麺

250903sky01 昨日より幾分マシになったようではあるがそれでも猛暑であることには違いない。今日も近場駅チカの店を訪れることにした。

今年4月29日菊名駅近くで家系まぜそば専門店として営業を開始した『内勝家』。「元祖家系まぜそば」と名乗るようになった様子。そして最近1日20杯の数量限定ながら家系ラーメンの提供を開始したと聞き気になっていた。嘘か本当かわからないが店主は『吉村家』での修行経験があるそうなので面白そう。店には開店のだいぶ前に到着したが結局定刻に開店するまで後客は現れなかった。店員は厨房内の店主1人のみ。店内中央にある券売機で食券を買い好みを伝えて渡して着席。後客は食べ終わるころに3人きた。

250903uchikatsuya00 250903uchikatsuya03 元祖家系まぜそば 内勝家

『内勝黒ラーメン』 1000円+『味玉』 150円+『ライス』 150円= 1300円

好みは麺かため・油多め。味玉とライスを付けた。卓上には豆板醤は見当たらなかったのでライスにはおろしニンニクだけ投入した。

250903uchikatsuya01 250903uchikatsuya02 麺は黄色い中太縮れ麺。スープは結構サラッとしているように見えたが標準でも味濃いめでしっかり鶏油が効いた吉村家直系感を感じさせるものだった。美味い!数量限定品とはいえしっかりしたレベルの高い家系の一杯。ライスがすすむ。そしてスープ完飲こそ出来なかったが完食した。大満足の食事が出来た。

2025年9月 2日 (火)

王道大森

250902sky01 このところの酷暑続きで積極的にラーメンを食べたいと思わなくなってしまった。まあ無理して食べることもないのだが、ちょっと頑張って塩分補給の意味もこめ久々に家系ラーメンを食べてみようかという気持ちになった。ラオタなので出来れば未訪問の店へ訪れたいが、この暑さなので駅から距離があるような店は避けたい。それを考慮して選んだのが今年4月18日JR大森駅前にオープンした『カズ家』。二郎インスパイア系ラーメン店『バリ男』大森店のリニューアルだ。ここの店主は自分で数店舗のラーメン店を経営しつつ『王道家』の修行に励んで出店を認められた努力の人なので凄いなーと思う。創造性はあまりないけど憧れたものへの思い入れが強いタイプ。切り替えの判断が早いところも凄いと思う。今月にも『バリ男』行徳店も『カズ家』に鞍替えするそうだ。

店には開店から10分過ぎくらいに到着。開店直後は連日行列だったらしいが流石にもう開店景気は去っただろうと予想しやって来たのだが、予想通りで店前には並びはなくそのまま入店した。入口脇にタッチパネル式券売機。現金のみ対応のようだ。店員は男4人女1人。客席は厨房周りにL字型カウンター12席とテーブル席が2人卓と4人卓が1つづつ。先客3人だけだったが後客はわらわらと10人以上入ってきた。

250902kazuya00 250902kazuya03 王道家味の継承店 家系ラーメン カズ家 大森店

『王道ラーメン』 1300円+『半ライス』 100円= 1400円

筆頭の王道ラーメンというのを麺かため・油多めを指定して注文。チャーシュー3枚・味玉・海苔と書かれている。久々の家系なので半ライスも付けた。

250902kazuya01 250902kazuya02 麺は中太縮れ麺。確かに海苔と味玉と炭火焼チャーシュー3枚が入っているが、海苔は8枚も入っていて細切れチャーシューまで入っていた。これは半ライスでは足らなかったな。普通サイズにしておけば良かった。スープは美味しかったし、やっぱり元『吉村家』直系の『王道家』だけに近いと言えば近い味なのだけど何かが違うんだよな。『吉村家』の味に長く慣れ親しんだ身からするとその僅かな違いが気になっちゃうというか。『武蔵家』くらいに別物な感じだったらすんなり美味しいと感じるのに。不思議なところだ。暑さで体も塩分を欲していると思ったけどそれでもしょっぱいと感じた。でも卓上の無限にんにくは美味しかったし家系ラーメンを食べている満足感は得られたのでスープこそ残したが麺と具は完食して厨房に「ごちそうさまー」と言って退店し家路についた。

2025年9月 1日 (月)

印度飯近

今日から9月に入ったが、そんな人間側の都合等お構いなしに災害級の猛暑の日々は継続されている。

自分が大好きなインド定食チェーン店の『ターリー屋』が上大岡に出来ていたことを最近になって知った。調べてみると今年4月1日にはオープンしていたらしい。過去一番近かった川崎西口通り店までわざわざ足を運んでいたので横浜市内出店を密かに熱望していたのだが、生活圏の上大岡駅近くに出店してくれていたとは嬉しい!誰か早く教えて欲しかったと思いつつ早速店へ向かった。

場所はかつて鶏白湯ラーメン店『ぷく福』だった店舗。開店から20分過ぎたあたりで入店。店内にはインド系男店員2人。客席は逆L字型カウンター4席と4人がけテーブル席2卓。川崎西口通り店と比べるとかなりこじんまりしている。メニュー表を見て口頭で注文。料金後払い。前後客はゼロだった。

250901thaliya00 250901thaliya03 インド定食 ターリー屋 上大岡店

『チキンケバブライスキーマ定食』 1375円+『ラッシー』 110円= 1485円

『ターリー屋』が大好きになった理由は何と言っても「チキンケバブライスキーマ定食」の存在。問答無用で注文。ナンとカレーのセット等他の店でも食べれるから。カレーの辛さは3種から選べ「HOT(辛口)」を選択。ライスは大盛・特盛無料とあるので大盛をお願いした。

250901thaliya01 250901thaliya02 久々の、待望の再会。相変わらず食欲を刺激する顔をしている。目玉焼きがのっている料理って何故かワクワクしてしまう。かための香ばしいチキンケバブが沢山入っているのがたまらない。その下には千切りキャベツとご飯。だけどジャポニカ米だがしっかり黄色いターメリックライス。考えてみればケバブライスって斬新だよな。トルコ料理でも無いだろう。それにキーマカレーを付けてインド定食として売るというのも凄い。見事な発明品だね。まずはソースがかかったケバブライスを味わって、カレーを少しづつかけていく。辛口でもそれほど辛くない。最後に目玉焼きを潰して瞬く間に完食した。うんまかった!口直しにヨーグルトが付いているのも嬉しい。最後冷たい甘口ラッシーでスッキリサッパリ!大満足の食事が出来た。近場に出来たので上大岡に来たら優先して訪問するようになるかも知れない。圧倒的にこのメニュー目がけての訪問になるだろうが、生活圏に出来たことで他のメニューにも目をやる余裕が生じるだろうし。席を立って現金会計して退店した。外税表示だったのがやや残念だった。

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