宝華油麺
JR東小金井駅南口を出てすぐの場所にある『中華料理 宝華』。1971(昭和46)年創業。元祖と言われる『珍々亭』と並び称されるほどの油そばの有名店。幾つかの暖簾分け店や関連店もあるらしい。10年半ほど前に一度訪れているが東小金井に来る機会は早々無いと思い再訪問してみる事にした。
店に到着したのはちょうど正午ぐらい。駅前の人気店なので当然店前には5,6人くらい行列が出来ていた。女店員が親切にメニュー表を持ってきてくれてしばらくすると注文を確認しにきたので口頭で注文した。常連らしい先客と女店員のやり取りを見ていると地元に根付いているんだなーと感じた。回転が早いようで5,6分ほどの待ちで店内に案内された。年季を感じる内装と雰囲気。客席は厨房前に一列のカウンター6席とテーブル席が4人卓が5つ。店員は男5人女2人。大きな厨房に男の店員が作業しながら「いらっしゃいませー」とか「ありがとうございました-」とか独特の口調で言っているのを聞いていると地方の老舗店で食べている感覚になるね。いい雰囲気だ。後客の来店は相次ぎ店前の行列が絶えることは無かった。
『宝そば』 900円+『半チャーハン』 200円= 1100円
看板メニューと半チャーハンのセットを注文。「油そば」とは言わず「宝そば」と言わせるところに店主の我の強さを感じる。公式HPにも店主が幼少期に母が作ってくれた紐革うどんに着想を得て「すべて私が開発した味」と言い切っている。キムチ宝そばというのもあるのか。あとラーメンメニューが意外と豊富。正油/塩/味噌/タンメン/ニラそば/エビそば/麻婆豆腐麺/焼きそばまであった。炒飯だけではなく丼ものや餃子等の一品料理を提供していて、しっかり町中華の店でもあった。
待ち時間があったので提供まで時間かかるかなーという気持ちでいたらわりとすぐ提供されて驚いた。麺は中太ストレートで自家製らしい。具はきざみ葱、平メンマ数本、ナルト1枚、チャーシュー1枚。そして「宝そば」の特徴であるかいわれ大根がたっぷり入っている。タレは結構丼の底の方に溜まっておりまるで正油ラーメンのスープそのままであるかのように茶色く澄んでいたが、混ぜてみると油そばのあの味。でも問題なし。美味しかった。
熱々で香ばしくしっかり化調と塩味が効いた半チャーハン。それに200円とは思えないくらいしっかりした量だったし。美味しかった。頼んで良かった。
予想はしていたけど「油そば」って店ごとに個性が出る食べ物ではないので食べ歩きには不向き。けれども自分はあの油そばの味が大好きだから問題はなかった。それに店の雰囲気は当然各々違うのでそれを楽しむことが出来る。武蔵野の名店は大学の近くにある事が多く学生や卒業生に長く愛される傾向がある事が伺えた。でもこの店は駅前という立地だけあって老若男女問わず地元住民に愛される事が良くわかった。仮にこの『宝華』が閉店するような事があったら小金井市民の喪失感は大きなものになるだろうなー。そんな事を考えていながら食べていたら両方とも完食していた。席を立ってレジに行き現金で支払いを済ませ退店し家路についた。




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