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2025年6月18日 (水)

一福再訪

250618sky01 今日も朝から厳しい日差し。こんな空で梅雨の中休みと言っているが本当なのだろうか?単に意地で梅雨明け宣言していないだけではないのかと疑念を持つほど完全に真夏。もう西側の窓は昼過ぎには雨戸を閉めておかないと危険と感じるくらいだ。

京王線初台駅から歩いて10分ほどの場所にある『らぁめん一福』。1990(平成2)年10月創業。個性的な味噌ラーメンをメインに提供をしている。自分がラーメン食べ歩きを始めて間もない2007年4月に一度訪問している。当時はスマホも所持しておらずガラケーだったしラーメン情報はガイド本がメインだった。この店は当時かなりの頻度で本に紹介されていたので足を運んだのだが、京王線沿線という横浜市民からすれば縁遠い場所で駅からも離れていたので店へ辿り着くのにかなり苦労した記憶がある。

現在新横浜ラーメン博物館に出店中の『博多文福』の店主が店を立ち上げる際に『らぁめん一福』が好きで参考にしたと聞き「あー確かに共通点が多いかなー」と思った。という事は約18年前の訪問なのに明確ではないにしろ自分は味の印象を記憶していたという事になり、それだけ味に特徴のある味噌ラーメンだったという事にもなる。そう思ったら再確認したくなった。調べてみると営業時間はかなり縮小しているものの現在も営業している様子だったので行ってみる事にした。

今はスマホのグーグルマップに店名を入力すれば自然と道案内してくれるので迷う事無く店に到着出来た。ただかなり入り組んだ場所にあったね。でもどうも前回訪問した店の印象と違う。後で調べたら2012年に移転していたみたいだね。開店予定時間の8分前くらいだったが既に暖簾は出され営業中の札が出ていたので入店。なので今日最初の客になったようだ。入口脇の券売機で食券を購入し厨房内の女将さんに手渡した。「この席が一番涼しいので」と席を指定された。女将さん1人だけかと思ったら他におばさん店員が1人いた。客席は厨房周りL字型カウンター7席と6人がけテーブル席1卓。先客なし後客3人。

250618ichifuku00 250618ichifuku01 らぁめん一福『味噌らぁめん』 980円

18年前はラーメン本で紹介されていた酒粕入りの「囲炉裏麺」というのを注文していたので、ぜひとも筆頭基本の味噌ラーメンを食べたくてオプション無しで注文した。他に「醤油」「味噌ぴりか」「ごまみそずい」等があった。

250618ichifuku02 麺は中太縮れ麺、具はきざみ葱とメンマ肉厚で大きめのチャーシュー1枚。あと四角い揚げた謎のものが数個のっている。見た目はごくありふれた味噌ラーメンに見えるのだが、しっかりと味噌が前面に出ている。でもその出方がまろやかで優しさを感じる味。味噌汁っぽいと言えば確かに近いがしっかりと味噌ラーメンに仕上がっているのが他店の味噌ラーメンとは違うところ。信州味噌を使い、やはり火をあまり通さずように作っているそうで、そういうところが『博多文福』の淡麗味噌と一緒なのだろう。鶏ガラ豚骨背脂、キャベツ長ネギ人参林檎等の野菜類、そこに別の鍋で仕込んだ煮干し鰹節昆布等から摂った魚介スープを合わせているとか。ラーメンの知識がほとんどなかった18年前に食べて個性的で美味しいと感じて記憶していた一杯。感無量でスープ一滴残さず完飲し完食した。

元々この店は女将さんの旦那が脱サラして始めたそうだが、旦那の方は1日で嫌になり無理やり女将さんが切り盛りせざるを得ない状況だったそうだ。ラーメンの知識等ロクにないまま始めざるを得ない状況で6年間赤字続きの体験を経験しており、ラーメン店の仕事の大変さを身にしみてわかっているので跡継ぎは考えていないという。更にもう高齢なので営業時間は昼の3時間のみ。週3日定休で不定休も多くなり、暑さが厳しい夏の時期は営業を止めているそうだ。無理もない。残念ながらこの個性的な味噌ラーメンがもうすぐ食べられなくなってしまう日が近づいている。その前に食べる事が出来て本当に良かったと思う。女将さんに「ごちそうさまでした」と言って退店した。

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