萬楽麺粥
早朝朝靄が漂い湿度もひと頃よりやや高め。空模様は相変わらず薄い雲で覆われ白けた空。そして日差しは簡単に通し気温は25℃超えだ。
秋葉原の外れに紅白の看板を掲げる店『味の萬楽』。その存在は前々から知っていたし気になっていたが、いつ行っても営業していないからてっきり既に閉店した町中華の店だと思っていた。しかしその店は実はなんと1912(明治45)年創業!という老舗ラーメン店だったのだ。しかも現在も営業中だと知ったのは実は最近のこと。平日の昼4時間だけ営業しているそうだ。どおりで…。だから今年で創業113年目!現存する最古のラーメン店の可能性もある。それを知って以来訪問の機会を伺っていたが、いよいよ本日訪問してみることにした。
開店予定時間を2分ほど過ぎて女将が暖簾をかけたので早速入店。入口脇の券売機で食券を購入。厨房には女将1人。「お好きな席へどうぞー」と言われたので適当な席に座り食券を渡すと水の入ったコップを置いてくれた。女将は元気で声が良く通る印象。客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席1卓。先客ゼロ後客2人。
この店はラーメンと中華粥の店。その両方の基本がセットになったメニューを注文した。基本は正油だが塩、味噌もあり、もやしそばやチャーシューメン、五目タンメン、冷やし中華まである。中華粥はチャーシュー、海鮮、鶏、ピータンのバリエーション有り。炒飯も提供しているから本当に町中華のようだ。
麺は中細縮れ麺。具はきざみ葱と平メンマ数本、海苔1枚、それと脂身がトロトロの美味そうな柔らかチャーシューの大きめなのが中央に1枚。この上なくシンプルに見えるのだが昔ながらの一杯という感じではない。普通に美味しかった。所謂昔ながらのラーメンというと、麺は柔柔で油感や出汁感が乏しくしょっぱかったり…等というイメージがあるのだが、この一杯はそういう感じもなく、むしろスープには僅かながら甘みも感じられた。それにチャーシューが見た目どおり柔らかで美味しかった!満足だ。
別皿のザーサイと一緒に先に提供された中華粥は、女将から「そのままでも味がついているのですが、よかったらどうぞ」と腐乳という豆腐を発酵させたものとチリソース、黒酢も出してくれた。まずそのまま食べてみるが悪くはないけど表現しづらいわかりづらい味だった。なので腐乳やチリソースを追加するもやっぱり食べ慣れていない料理なのでよくわからないまま食べ終わった。でもようやくこの店を訪れることが出来た充足感に浸りながら女将に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。




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