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2025年5月

2025年5月29日 (木)

平潟湾浜

『太陽堂』を退店した後せっかくなので平潟湾付近を少し散歩してみた。すると『太陽堂』の少し先にも店舗がいくつか並んでいてその中に「支那そば」と書かれた看板が飛び込んできた。「支那そば浜」とある。かかっている暖簾にも同じ文字。店頭にサンプルが飾られたショーケースがあるなかなか渋い店構え。メニュー構成をみるとラーメン専門店というより町中華っぽい。店頭の黒板には日替わり定食の内容が書かれていたし。全くノーマークだった店の出現。でも今日は連食するつもりではなかったしそのまま帰ろうと駅へ歩を進めたが…やっぱり気になったので戻ってきて入店してしまった。

内装もかなり渋く4人がけテーブル席が5卓並んでいた。先客の男女2人組は昼から紹興酒を飲み大声で喋っている。厨房は仕切りがされ提供口で見える構造でおそらく調理担当の女店員と接客担当の若い男の2人で切り盛りしている様子。若い男の店員が冊子メニューを持ってきてくれたが今日は屋号に書かれた支那そば以外注文するつもりがなかったのでそのまま口頭で注文。料金は現金のみの後払い。先客2人後客ゼロ。

250529hama00 250529hama01 支那そば浜『支那そば』 750円

麺は中細縮れ麺。具は白葱、水菜、海苔1枚、平メンマ数本、ナルト1枚、チャーシュー1枚。優しい味わいのあっさり正油スープ。まあ至って普通の町中華店で提供されるラーメンの範囲ながら意外と悪くない味わい。満足して会計を済ませ退店し家路についた。

帰宅後軽く調べてみたが、食べログでは「浜中華」、Googleマップでは「中華浜」として登録されていた。最近店名を変えたのかな?いずれにせよ年季の入った町中華店だった。

平潟三席

250529see01白く厚い雲で塗りつぶされた空模様の一日。今晩から雨が降り始め明後日の朝まで降り続けるという予報が出ている。

鎌倉に『太陽堂』というラーメン店があったらしい。今年1月26日に閉店し今月16日に横須賀長沢へ移転したらしいのだが営業は土日のみの様子。この店は自店の冷凍ラーメン販売に力を入れているらしく金沢八景駅近くの平潟湾沿いに製造拠点を持っていて、その店舗でも平日昼の2時間半のみラーメンの提供を開始したというので行ってみることにした。

開店予定の3分前くらいに店に到着すると既に先客1人が待っていたのでその後ろに立って待った。目の前に平潟湾。天気が良ければ良い景色なんだろうな。定刻に開店し店主に店内へ入るよう促された。客席は何と一列3席のみの狭き門だ。店主夫婦と思しき年配の男女2人。なんか二人共いい感じで芸術畑感が出ているように見えた。メニュー表を見て口頭で注文。料金は現金で先払い。先客1人後客ゼロ。

250529taiyoudo00 250529taiyoudo01 太陽堂 金沢八景製造所 『特製鶏中華そば』 1260円

筆頭メニューはつけ麺だったが次いで写真が大きく表示されていた「特製鶏中華そば」というメニューを注文した。他のメニューは塩と醤油、まぜそばがありスープが豚骨魚介or丸鶏から選択出来るようだった。

250529taiyoudo02 麺は中細縮れ麺。具はわけぎ、平メンマ数本、海苔1枚、味玉丸1個、豚チャーシュー1枚、鶏チャーシュー2枚。スープは鶏と謳っているが節系魚粉の味わいが前面に立っている印象。この魚介の効かせ方が今のラーメンでは無く約20年以上前の魚介豚骨ブームの時のラーメンに感じた。これはネガティブな意味ではなく、自分はその頃の魚介豚骨ラーメンが好きなので「良いラーメンに当たった」という喜びを感じた。そこにおそらく鶏油が加味されていてとても美味しかったね。味玉なんか黄身にしっかり味付けされていて丁寧に作られた一杯に感じた。文句なくスープ完飲の完食。大満足で店主夫婦に「ごちそうさまー」と言って退店した。

2025年5月28日 (水)

珍珍表油

250528sky01 東京武蔵野の地麺「油そば」の発祥については諸説あり、その1つが国立市にある1952(昭和27)年創業の老舗居酒屋『三幸』がのびたラーメンをヒントに酒の肴として提供を開始したのが最初だという説。もう1つが武蔵野市にある1954(昭和29)年創業の『珍珍亭』が元々スープを少ない形で提供していたが客の要望でスープ無しの形で提供したのが始まりという説だ。東京の地麺の発祥の店として重要な店なので『珍珍亭』には2007年3月初訪問、2011年末に再訪問している。

裏油『丸善』でセットを完食し予定ではそのまま帰宅するつもりだったが、武蔵境駅に向かう途中で自ずと表油である『珍珍亭』が目に入る。武蔵境の駅から離れたここは滅多に来る場所ではないので迷ったけど裏油に続いて表油と連食することにした。店前には9人の行列が生じていたので最後尾についた。10分ほど待って店員に入店を促された。記憶とほとんど変わらない内外装と店内の雰囲気。厨房は店内奥にあり店員は男1人女3人。客席は一列のカウンター10席と4人がけテーブル席4卓。口頭で注文。料金後払い。

250528tintintei00 250528tintintei01 珍珍亭『油そば並』 850円+『生玉子』 80円= 930円

筆頭基本メニュー並に生玉子トッピングして注文した。店員から生玉子は最初から丼に入れて良いか確認され勿論頷いた。

250528tintintei02湯気がもうもうと立ち昇る状態で提供された。麺はもちもち中太縮れ麺。具は平メンマ、ナルト1枚、脂身の少ない厚めのチャーシュー1枚。薬味葱さえ入っていない、以前と変わらぬシンプルさ。天地返ししてよく混ぜて食す。味は名前と違い全然油っぽさはなくさっぱりな口当たり。生玉子入れたのもあるけど、油そばって卵かけご飯の味に似ている気がする。ほっかほかの白米に生玉子と醤油少々を溶いたものをよく混ぜたかきこんだのが大好きで、最近ではあまり食べないが子どもの頃はよく食べていた。あれに通じるから懐かしさも感じるのかな?それにしても美味いなー。麺の歯ごたえ、タレの味わいが元祖にして完成形な黄金バランスを成していると思った。後半は卓上から酢と白胡椒を投入し味変をしてから完食。大満足で現金で料金を支払い退店し家路についた。

湘南新宿ラインと中央線に乗ってきただけなのに、まるで地方遠征で連食したかのような満足度と達成感が味わえた。

丸善裏油

250528sky00 明け方は空に雲が多く時折小雨も降るような感じだったので、今日も昨日同様ハッキリとしない天候になるのかなと思いきや、日中は久々晴れ間が広がり気温も24℃くらいにはなった。爽やかな5月が一時的に戻ってきてくれたようだった。

250528sky02 東京都武蔵野市で広まっている東京の地麺「油そば」。単純で作りやすいけど結構癖になる美味さがあるのでかなり早いスピードで広まり今では大手資本系店舗が乱立して幅を利かせている。それでも武蔵野地域では未だに個人の老舗油そば店数店が昔と変わらず営業を続けている。地元に根付いた食文化というやつだ。諸説あるものの「油そば」元祖の店として知られているのが武蔵境駅から西へ約1kmほどの住宅街のただ中にある1954(昭和29)年創業の『珍々亭』。その『珍々亭』からほぼ真っ直ぐ西へ300mほど、歩いて体感1分ちょっとの場所にある1969(昭和44)年創業の老舗町中華店『丸善』が今日の目的店。地元の人達は「表の珍々亭」「裏の丸善」、通称「裏油」と言われ日々選択に迷っていると聞く。

開店予定の5分ほど前に店に向かってみると何と男3人組が店内へ入っている場面が遠目で確認出来た。急いで自分もそれに続いた。いかにも味のある町中華然とした、とても入りやすい敷居の低い店構え。Tシャツを改造して暖簾にしているところも味わいがある。厨房には店主と思しき高齢の男と30代くらいの男の2人が立っていた。祖父と孫らしいね。店主がチャーハンを作り孫が油そば作りで分業していた。このご時世、立派な跡継ぎがいる店だと初訪問の店でも安心するよ。時折老婆が顔を出すが特に何をやっているわけではない様子。客席は厨房前一列のカウンター7席と2人がけテーブル席3卓。口頭で注文。料金後払い。先客3人後客1人。

250528maruzen00 250528maruzen03 丸善「セット(あぶらそば+みそチャーハン)」 1200円

この店の看板メニューは油そばだけではなく味噌チャーハンなるものがある。その2つを組み合わせスープをつけたその名も「セット」がダントツ人気。勿論それを注文した。油そばは標準(中)サイズ、みそチャーハンは単品より少なめと表記有り。メニューは他にラーメン、みそラーメン、タンメン、ワンタンメン、もやしそば、チャーハン、餃子、野菜炒め、チキンライス等とオレンジ色の紙に黒マジックで書かれたものがカウンター頭上に並んで貼られていた。

250528maruzen01 屋号が書かれた大きめの丼で提供された「あぶらそば」。麺は黄色い縮れ中太麺。具はきざみ葱、もやし、わかめ、平メンマ、バラ巻きチャーシュー1枚。よーく混ぜ混ぜしてから食す。塩分控えめな醤油タレがモチモチ食感の麺絡まって素朴ながら美味さが口中に広がる。自分は基本的に熱々スープのラーメンが好きで、つけ麺や混ぜそばは2番目以降の選択肢になりがちなのだが、この昔ながらの油そばに限っては例外的に大好物。いいねーこの味わい。後半は酢と白胡椒を投入し味変し最後まで飽きずに食べられ文句なく完食した。

250528maruzen02 みそチャーハンって今まで聞いたことが無くとても興味を惹かれたので実はこれが食べたくて訪れた。実際食べてみると熱々のしっとりチャーハンで、やり過ぎない程度にほんのりと、しかししっかり味噌の味がする美味しいやつだった。合わせ味噌を使っているそうだが、おそらく味噌を前面に出し過ぎるとしょっぱくて台無しになるのを店主はわかっており上手く調節しているのだと思う。こちらも一粒残さず完食した。店の近くに住んでいたらレギュラーサイズで頼んだだろうと思う。サービスの中華スープもしょっぱすぎず甘すぎず口当たりが良いものだった。

油そばも味噌チャーハンも両方美味しかったし店の雰囲気もとても良かった。地元民じゃないけど昔から通っていたかのような錯覚を起こすようだった。大満足で現金で料金を支払い退店した。

2025年5月27日 (火)

下永谷菊

250527sky01 厚い雲が空を覆い尽くして日差しも弱く暗い。最高気温も20℃にやっと届いた感じで昨日よりも肌寒く感じる。天気予報では今後ゆっくり下り坂で週末にかけて雨が降るという予報が出ていた。

下永谷で二郎系の新店が5月24日オープンしたと聞いたので行ってみることにした。『らーめん菊』という二郎系とは思えないような渋い店名。しかし店主は元住吉で常時行列状態の人気二郎系店『豚星。』出身だそうだ。場所は以前『横浜家系ラーメンすずき家』下永谷店跡地。

人気二郎系の店出身者の新店と聞き並びを予想し開店予定時間よりだいぶ前に店へ到着。店前のベンチに先客が1人待っていたので隣に座って待つ。定刻に開店する頃には15人弱の行列が生じていた。先客に続いて入店し店入口脇のボタン式券売機で食券を買って奥の席から順番に座るように言われた。しかし券売機の横にコップと給水器、レンゲ、エプロンが置かれセルフなので一旦それらを取りに行き再び席に戻ることになった。厨房にはタトゥー入の男の店主と若い女店員の2人のみ。接客態度は良好で手慣れている。客席は厨房周りL字型カウンター12席。

250527kiku00 250527kiku03 らーめん菊

『小ラーメン』 1200円+『味付けうずら』 120円= 1320円

メニュー構成は「ラーメン」「汁無し蕎麦」「辛麺」「つけ麺」「つけ味ラーメン」等。筆頭基本メニューにうずらを付けて注文した。驚いたのは提供順が恐らくロットの最後の客だろう6番目の客から逆順に1番目の客へコールの確認をして提供されるという謎システム。なので5番目にようやく提供された。おそらく6人区切りで総入れ替えする為の店側の都合だろう。

250527kiku01 コールはヤサイ・ニンニク・アブラ。ヤサイはほぼ全てもやし。アブラはかなりの塊のやつがごってりと。そしてどデカい豚肉の塊が2個。スープは非乳化で甘辛い美味しい二郎味。時間帯によって微乳化、乳化と変化するのもウリにしているそうだ。

250527kiku02 麺はオーション100%の自家製極太平打ちぢれ麺。麺量は小で300gだそうだ。自分はジロリアンではない為上手く説明出来ないが他のインスパイア店とは何かが違う本物感を味わえた。後半豚の巨大さに久々へこたれそうになったが何とか完食。腹いっぱいで大満足だ。提供順を後回しにされた分急がずゆっくりさせてもらうとしよう。もう一杯水のおかわりをして飲み干し口中を洗い流す。丼をカウンター上に上げ布巾で卓上を拭き取り厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけ退店した。食後この腹がはち切れるような感覚も本物二郎っぽいな、と思いつつ家路についた。

2025年5月26日 (月)

熊本小麦

250526sky01 朝から厚い雲に塗りつぶされ日差しも弱くくずついた空模様。風も強めに吹いて夏日が続いた先週に比べ平均気温も明らかに下がって何だか肌寒い気さえする。

新横浜ラーメン博物館で開催されている店舗リレー企画「ニッポン小麦紀行」第3弾は『元祖熊本ラーメンこむらさき』。今日は何故だか混んでいて店前には10人くらいの行列が出来ていた。7分ほど待って店内に案内された。店員は男2人女4人。

250526komurasaki00 250526komurasaki01 元祖熊本ラーメンこむらさき 新横浜ラーメン博物館店

『熊本産小麦の冷やし中華』 980円

おお、冷やし中華で来たか。何気にラー博で初めて冷やし中華を食べたかも知れない。具はもやし、紅生姜、きゅうり、きくらげ、トマト2切れ、かた茹で玉子半個、チャーシュー3枚。オーソドックスな酸味のあるあの冷やし中華。熊本産小麦で麺を使っただけで特に熊本要素なし。美味しかったことは確かで完食はしたけど時期的にまだ早すぎた冷やし中華だった。

ラーメンを食べた満足感が得られなかった為久々ラー博で連食決行。選んだ店は『博多一双』。到着時こちらも階段の途中まで行列が出来ていたが5分程度の待ちで入店出来た。店内に入った瞬間に豚骨臭がしていた。店員は男4人。250526issou00 250526issou01

博多一双 新横浜ラーメン博物館店『味玉ラーメン』 1100円

筆頭メニューの麺バリカタ指定。スープ表面の泡立ちは他の店ならば過剰にも思えるかも知れないけど、この店はその元祖なだけに全くの好印象。何より立ち昇る豚骨臭とその旨味がふんだんに味わえるスープの味の素晴らしさ。豚骨もラーメンだからこそ楽しめる美味しい味だよなー。これでラーメンを食べたかった欲が満たされ大満足で退店出来た。少なくとも数ある歴代ラー博に出店した名だたる豚骨ラーメン店の中でもこの店は『八っちゃんラーメン』に並びトップクラスに好きだなーとしみじみ感じた。たまにはレギュラーメニューも食べないとだな。

2025年5月23日 (金)

赤暖簾再

250523sky02 福岡豚骨ラーメン元祖の店のひとつ『赤のれん』の暖簾分けとして1978(昭和53)年から営業を続けている『博多麺房赤のれん』西麻布本店。今は丸の内にも支店があるらしい。ともかくこの店が東京に豚骨ラーメンを持ち込んだと噂される食べておくべき老舗豚骨ラーメン店。なので自分がラーメン食べ歩きを始めて間もない2007年7月に訪問済。約18年ぶりの再訪を試みた。

店に到着したのはちょうど正午くらい。店前に待ち客は無かったので扉を空けると客がいっぱいで満席に見えた。でも店員が「こちらに席があります」と案内してくれたので着席。店員は男4人で年配の人が目立つなー。卓上のメニュー表を見て口頭で注文し料金後払い現金のみという昔ながらそのままなラーメン屋って雰囲気。客席は厨房前のL字型カウンター8席とテーブル席が2人卓1つと4人卓4つ。後客は外待ちで行列が出来ていたので良いタイミングの入店だったみたい。

250523akanoren00 250523akanoren01 博多麺房赤のれん 西麻布本店『ラーメン』 900円

筆頭基本メニューを注文。他メニューにトンコツ味噌があった。麺の好みは聞かれなかったが指定は出来る様子。でも普通で良かったので問題なし。麺はやや平打のストレート細麺。具はきざみ青葱、細切りメンマ、小さめのチャーシューが2枚。スープはシャバシャバでもドロドロでもない、昔ながらの継ぎ足し方式で作っているという、やや甘めでまろやかな優しい味の豚骨醤油。正直ごく普通の豚骨スープに感じたけど、ここが元祖みたいなものだからね。本物感は感じられたし完食して満足出来たよ。入口の会計で現金で会計してもらい退店した。

250523sky03 その後六本木ヒルズ東京53階で開催されている「火の鳥展」を観覧した後家路についた。

煙突屋再

250523sky01 一面厚い雲に覆われた空が広がった朝を迎えたが日中は少し晴れ間が広がった。風も結構強く最高気温でも23℃程度。昨日衣替えをして扇風機まで出したのに今日は長袖でちょうど良いくらいだった。

東京南青山、青山霊園の南端に煙突がいくつも立ったインパクトのある外観の老舗ラーメン店がある。1985(昭和60)年創業と言われる『かおたんラーメンえんとつ屋』南青山店だ。バブル期は深夜に大行列を生んでいた店として有名。自分は2008年2月に一度訪れているがもう記憶が薄れているので再訪問する事にした。

店には開店予定の3分後くらいに到着。本当に掘っ立て小屋みたい。変化の大きい都心部にありながら全く変わらない店構えって凄いな。入口のドアには既に営業中の札がかかっていたので早速入店。外装から想像される通りのやや暗い店内。店員は男2人と女1人。中国語で喋っていた。メニューは壁に貼られた茶色く変色した紙に書かれておりそれを見て口頭で注文。料金は後払いみたい。客席は長机が2つ並び丸椅子が幾つか並んで配置されている。食べログによると19人座れるそうだ。先客1人後客ゼロ。

250523kaotan00 250523kaotan01 かおたんラーメンえんとつ屋 南青山店『ラーメン』 900円

基本は醤油だが塩や味噌、担々麺もあった。17年ぶりなので前回訪問時と同じく筆頭基本メニューを注文した。昼は麺の大盛り無料と言われたが遠慮しておいた。

250523kaotan02見た目から美味しいの確定の顔をした一杯がほとんど待つことなく登場。麺は中細縮れ麺。具は揚げ葱ともやし、平メンマ数枚、さやえんどう3枚、チャーシュー1枚。あっさり醤油スープに揚げ葱効果でほんのり甘い油が良い味出している。この店内の雰囲気でこういう懐かしくも美味しい一杯を出されたらそりゃやられる。スープ完飲の完食で大満足。こんな外観内装の店でも支払いは電子マネーが出来るというギャップも東京ならではだなーと思った。

2025年5月21日 (水)

拉麺丼展


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薄雲の白い空が広がり最高気温が30℃に迫る日々が続く5月下旬。けれども梅雨入り目前なので今週後半は雨降りの日が続くという予報が出ている。これから貴重になるであろう晴れの時間を有効活用したくて六本木まで出かける事にした。

ラーメン食べ歩きを続けている中で自分でも知らず知らず意識の中での「ラーメンどんぶり」への重要度が高くなっていったという意識はある。ブログに掲載する為ラーメンの写真を撮影し続けていたというのもあったかも知れない。ラーメンを食べる喜びを感じているのは決して味覚だけではない。視覚や触覚も大切な要素だ。例えば地方の老舗有名店へ行った時、その店の文字が掠れたいぶし銀のどんぶりを手に取った時「あーようやくこの店に来れたんだ!実現したんだー!」と実感して喜びがこみ上げてくる。スープを飲まないとどんぶりに書かれた店名の文字が現れて来ない問題は頻繁に発生する事だが、それもラーメンを食べ進めて店名の文字が現れていくことで視覚的に憧れの店のラーメンを確かに実食しているんだという喜びにつながっているのだと思う。

自分はラーメンイベントには基本的に参加しないようにしている理由のひとつに、発泡スチロールで出来た使い捨てどんぶりの存在がある。ただでさえ簡易厨房製作でラーメンの質が下がっているのにあの貧相な器で食べると物凄くテンションが下がる。『家系総本山 吉村家』のどんぶりがある日プラスチック製に変わっただけでも自分で驚くくらいショックを受けたくらいだから。

250521donburi04 現在六本木東京ミッドタウン近くにある美術館で「ラーメンどんぶり展」という酔狂なイベントが開催されていることを偶然知って気になったので行ってみることにした。何でもラーメンどんぶりを趣味で収集している人が所有しているものの中から半分くらいを展示しているというのだ。世の中には様々な趣味をもつ人がいるからラーメンどんぶりを集めている人もいるだろうなとは思っていたけどまさか本当にいたというのは…。なにせ店のラーメンどんぶりって普通入手出来ない非売品だからね。コレクションしようとしたらかなりハードルが高いはずだ。趣味として成り立つかさえ疑問なくらいだ。それでもその人が収集したラーメンどんぶりの数は25年間で500杯。ラー博の所有数を超えているかも知れない。それらの実物を見られるというまたとない機会だ。

250521donburi01 250521donburi02 北は北海道から南は九州まで、だいたい地域順に展示されたラーメンどんぶりの数々。超有名店のものから全国チェーン店のものまで。実際遠征して手に取ったあの日の事を思い出す既知の店から既に閉店してしまった店、まだ未訪問で行ってみたいなあと思っている店や初めて名を聞く店まで。自分でも驚くくらいテンションが上がってしまった。自分がラオタであることを自覚する時間だった。

250521donburi03 こうして改めて見ていくと「ラーメンどんぶり」って言うのは、多くの店主がかなりの思い入れて力を注いで製作を依頼しているんだなあと理解する事が出来た。勿論大切な仕事道具として作業効率とかの実用面でもあるだろうが、とにかく各店各々の個性が反映されていて美しく様式美に溢れている。集め始めたら止まらなくなってしまうのも理解出来る。

250521donburi05 他に有名人やデザイナーがデザインした1品限りのラーメンどんぶりがいくつか飾られていたがそちらには全く興味は沸かなかったな。だって実際使われてもいない、店主の思い入れとか全く無いやつだから。なのでそのコレクター所有の展示物のコーナーだけ時間をかけて3周くらい見ていたよ。とても面白い展示会だったが惜しむらくは図録が販売されていなかった。欲しかったなー。こんなこと言ったらいけないけど、保管も大変だろうからラー博に寄贈して常時展示して欲しいと思ってしまった。というわけで自分的には有意義な時間を過ごせ大満足で家路についた。

入鹿究極

250521sky01 今日も薄い雲で覆われた白色の空。陽光が通すので気温は上昇し暑い夏日となった。

『入鹿TOKYO』六本木店。2021年10月10日オープン。本店は東久留米にあるようだが実際はこちらが旗艦店みたいな扱いなのだと思う。ミシュラン獲得を狙いに搾った店造りをして実際ビブグルマンに連続掲載された高級志向の店。インバウンド狙いの高級志向なラーメンに批判的な人間が多い中、周りの事など意に介さず自分が信じた道を突き進んで結果を出したのは凄いと思う。地方の老舗ラーメン店巡りが好きな自分にとってもこの方向性はラーメンに求めるものと真逆に位置するのだが、どんなものなのか知りたくてあえて訪問してみる事にした。

常時行列が出来る人気店でかつ外国人観光客が多く訪れる店の回転率が良いとはとても思えなかったので開店予定時間のかなり前に店へ到着した。和風かつ現代的な外観だ。既に先客が1人待っていたのでその後に続いた。定刻1分過ぎに暖簾が出される頃には後ろに行列が生じていた。入店するなり店主と思しき男が「スムーズな食券購入にご協力お願いします」と圧をかけてきた。だったら迷わないよう開店前にメニュー表を回覧するなりすれば良いだろうと思った。ともかく先客に続いて入口脇のボタン式券売機で食券を購入した。キャッシュレス選択操作に戸惑っていると先の店主とは別の店員が教えてくれたけれど、あんまり良い雰囲気ではないと感じた。入口はすぐ段差がありちょっと危ない感じがあったが内装はシンプルで照明に凝っている印象。厨房には六本木が似合うような黒服を来たシュッとした2,30代の茶髪男の店員が3人。客席は厨房周りコの字型カウンター9席と奥の方に4人がけテーブル席がある個室がひとつあるそうだ。初回で満席で外待ち客が生じていた。各席の前には黄金の盆と箸とレンゲ、水の入ったコップが置かれていた。後客の外国人客に対しても英語は使わず日本語で強めに食券回収を伝えたりしていたので、こと接客態度に関しては高級感を演出している店としては丁寧さは感じられなかった。

250521iruka00 250521iruka01 入鹿TOKYO 六本木 『アルティメットポルチーニ醤油らぁ麺』 2200円

基本メニュー構成はポルチーニ醤油と柚子塩の2本立て。この店が高級志向なのはわかっていたのでケチケチせずミシュランマークが付いた筆頭特製仕様のメニューを選択した。ラー博イベントラーメン以外で久々の2000円超えの一杯だ。

250521iruka02麺は平打中太ストレート。具は海苔1枚、あさつき、メンマ数本、半味玉、鴨チャーシュー1枚、豚チャーシュー1枚、胡椒が振られた豚角ブロック1個。豚肉と海老2種の雲呑が1個づつ。また折り曲げられた変形スプーンの上にカラスミホールの削り出しとキャビアが少量のっている。味変アイテムだ。この店のウリは鶏・牛・海老・貝、4種のスープを別々に炊き上げ1つにブレンドした無化調スープ。見た目通り基本的には鶏水系醤油スープに近い口当たりだったけど味がちょっと複雑化しているのが理解る。それがポルチーニ茸なのか海老や貝全てなのかは判別不能。ただ美味しかったのは間違いない。スープは完飲し麺と具も完食した。この店は「特別な一杯を提供する」がコンセプトだと思うので、習慣性を感じないとか言っちゃうのは野暮というものだろう。特別なラーメンを食べられたという満足感は得られたのは確か。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。店前にはやはり大行列が生じているようだった。

2025年5月20日 (火)

六坊黒麺

250520sky01 今朝は薄い雲が多かったが日が昇るに連れ晴れ間が広がり最高気温が29℃に達した。それにとても風が強い。

『渡なべ』を運営している「渡なべスタイル」直営4店舗目となる『札幌六坊』が4月24日オープンした。場所は本丸『渡なべ』のすぐ近く、早稲田通り沿い馬場口交差点付近近く。この新店では『渡なべ』の限定メニューの中でも人気だった「札幌ブラック」を看板メニューにしているとの事。自分はそれを食べた事はないのだが、聞くところによるとこのメニューは「札幌醤油ラーメン」と「富山ブラック」をかけ合わせたようなラーメンなのだそうだ。興味を惹かれたが有名ラーメン店が都内に支店を出すと高い確率で開店後に大行列が生じるのが常なのでしばらく様子を伺っていた。もうすぐ開店から1ヶ月経つのでそろそろ訪問してみる事にした。

開店20分くらい前に店に到着したら既に先客1人が店頭で待っていた。その後ろに続くとすぐに自分の後ろに列が生じ始めた。定刻を3分くらい過ぎて暖簾が出される頃には10人以上の行列になっていた。オープンから1ヶ月経つのに人気が継続しているのがわかる。先客に続いて入店。入口に完全キャッシュレス仕様のタッチパネル式券売機で食券を購入し奥から詰めて着席するよう店員から言われ指示に従った。冷水入りのコップが既に席に置かれていた。店員は男3人女1人。客席は厨房周りL字型カウンター10席。

250520rokubou00 250520rokubou01 札幌六坊 『札幌ブラック』 1200円

看板メニューを基本で注文。他に塩と味噌があるがそちらはブラックとか色は書かれていない。

250520rokubou02 札幌醤油ラーメンからは黄色い縮れ中太麺(森住製麺製)、熱々ラード、挽き肉、炒めもやし、玉葱、ニンニクといった要素を。富山ブラックからは薄切りチャーシュー4枚、大きめに切った葱、黒胡椒が予め振られている等の要素が入っているそうだ。スープはアッツアツ。濃い醤油色だが出汁感のある味わいで普通に飲めてしょっぱくもなく辛くもない。でも黒胡椒でビシッとアクセントが効いている。かために茹でられた黄色い縮れ麺麺にスープが染み込み若干黒くなっているのもとても良い。流石全国を食べ歩いている生粋のラオタ渡辺樹庵氏が手掛けた一杯。両方の良い部分を上手く融合させて美味しい一杯に仕上げている。スープ完飲完食の大満足だった。これは塩も味噌も食べてみたいと思わせる品質。時間は空ける事になるだろうが再訪問は確実と言って良いと思う。空になった丼をカウンター上に上げ卓上を拭いた後厨房に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

2025年5月19日 (月)

片倉唐揚

一時期の唐揚げブーム去りし後も大阪を拠点に全国200店舗を展開しているという『からあげ専門店 鶏笑』。昨年2024年3月9日に片倉町店がオープンしたそうだが、何故かこの店舗のイートインで『博多一幸舎』創業者がプロデュースした別ブランド『幸ちゃんラーメン』の一杯が提供されていると聞いて興味本位で立ち寄ってみる事にした。

場所は市営地下鉄ブルーライン片倉町駅から三ツ沢上町駅方面に向かい歩いて5分ほどのところにあった。早速入店。入口の会計で先に注文会計を済ませてイートインスペースの適当な席に座って呼ばれるのを待つシステム。水セルフ。店員は男女2人。客席は窓側一列にカウンター5席と2人がけテーブル席5卓。前後客ゼロ。

250519torisho00 250519torisho03 からあげ専門店 鶏笑 横浜片倉町店

『ラーメン』 830円+『骨なしムネS(3個)』 340円= 1170円

ラーメンは白・黒・赤の3種。どこかで聞いた事があるメニュー構成。基本の白をノーマルで注文。麺のかたさは聞かれなかった。唐揚げはブーム無関係に大好物だし、せっかくの唐揚げ専門店なので唐揚げ3個を追加した。

250519torisho01 ストレート細麺にきざみ葱、細切りきくらげ、チャーシュー1枚。粒子の細かい背脂が若干かかっているのかな?そのせいか普通よりスープが甘く感じた以外はごく普通の博多ラーメンだった。満足した。

250519torisho04 自分は鶏肉好きだけど鶏むね肉はあまり好きじゃない。でもここ『鶏笑』はむね肉推し。試しに1回チャレンジしてみるか!とちょっと勇気を出して注文。1個1個がかなりの大きさのやつが小鉢に3個積まれて提供された。これが今までの鶏むね肉の印象を覆す驚きの美味さだった!鶏むね肉独特の塊感が苦手だったのだが、これはホコホコで全然柔らかい。これならば有り。家の近くにあったならば定期的に買うかもと思わせる一品だった。満足の退店。

この後何故か気が向いて突発的だったが菩提寺を訪ね墓参りへ。そうしたら先日の雨と風のせいか枯れ葉で半ば埋まっているような酷い有り様だった。呼ばれたのかな?そう思い結構時間をかけて出来るかぎり掃除して仏花を供え線香を炊いて水をかけた後手を合わせた。

來々小麦

朝から厚い雲が立ち込め日差しも弱く気温も昨日と比べて低くなっている。ここ2,3日の雨と強風で空気が入れ替わった気がする。

新横浜ラーメン博物館で現在行われている店舗リレー企画「ニッポン小麦紀行」第2弾は『浅草來々軒』。イメージ的に『支那そばや』が深く関わっているこの店舗でこの手の企画はお手の物という印象がある。行列に並びようやく着席。テーブル席で相席になったがギリギリ一巡目で着席出来た。店員は男1人女3人。

250519rairaiken00 250519rairaiken01 浅草來々軒 新横浜ラーメン博物館店『農林16号 醤油らぁ麺』 1400円

麺は適度な歯ごたえが感じられるストレート細麺。小麦は「農林16号」と「さとのそら」という関東の品種を使用。小麦による違いなどは理解るはずもないけど少なくとも食感は好みに合致する。具はきざみ葱と浅草海苔1枚、大判のモモ肉チャーシュー1枚。スープは蘊蓄によると金華豚のげんこつと背ガラ、名古屋コーチンの丸ガラからとっているそうだ。醤油ダレは來々軒で伝わったものと『支那そばや』特製の生醤油を合わせているという。もうほとんど全てのワードが『支那そばや』で構成されている気がするが、実際『支那そばや』系統の一杯だった。つまり結果的には上品でとても美味しかった。特に鶏の旨味を前面に出しているようなので自分の好みと合致した。スープ完飲はしなかったが完食して満足し退店することが出来た。

2025年5月16日 (金)

虎吉光再

250516sky01太陽が昇っているのはわかるものの雲が多く白けた空模様の朝。5月も折り返し地点を周り梅雨が近づいているのがわかる。九州南部では既に梅雨入りしたという。明日はこちらでも雨の1日になりそうだ。

かつての家系御三家のひとつと言われた『六角家』本店跡地の隣の店舗にオープンした家系ラーメン店『とらきち家』。昨年6月に店主が代わったのを機に『とらきち家 光』に店名変更。そのオープン4日目に大行列に並び食べたのだが家系ラーメンとしては驚くほど美味しかった記憶がある。案の定その後連日行列が生じる大人気店となった。久々に家系欠乏症になり、せっかくなら行列覚悟で美味しい家系ラーメンが食べたくなったので約11ヶ月ぶりの再訪を試みた。店には開店15分前に到着。店前には既に12人の行列が生じている。急いで最後尾にまわる。定刻の3分前くらいに開店。先客に続き入店し食券を購入し席を指定され着席。自分の次の客で1巡目はストップがかかった。危なかった。店員は店主含め男3人女1人。

250516hikaru00 250516hikaru03 家系ラーメン とらきち家 光

『焼きモモチャーシュー麺 並盛』 1200円+『きくらげ』 50円+『ライス』 150円= 1400円

今日は「焼きモモチャーシュー麺」という限定メニューがあるらしく興味を惹かれたので注文。限定メニューとトッピングは現金払いになるのでプラ板食券を購入したのはライスのみ。厨房の店員から確認された際に釣り不要状態の現金で支払った。好みは麺かため・油多め。あと『とらきち家』時代からこの店では定番にしているきくらげトッピング。限定の茶碗カレーもあったし正直揺れたけど、家系ラーメンを食べるなら白米に限る。先に提供されたので卓上からきざみニンニク、おろしニンニク、唐辛子を投入しスタンバイ。

250516hikaru01迫力の巨大なモモチャーシューが4枚のった限定メニューが提供された。見た目がレアっぽかったのでちょっと警戒したけど、ちゃんと香ばしい燻製臭がするとても美味しいやつだった。そしてラーメン自体が前回訪問時と同様にやっぱり美味かった!醤油のしょっぱさ、鶏油の心地良い甘さがダイレクトに伝わって来る気がした。

250516hikaru02 黄色い縮れ太麺との相性抜群!麺を啜る喜びが感じられる。あとはライスを駆使して夢中になって食べ進めていた。夢中になって食べてしまう食べ物。やっぱり家系ラーメンって自分の中ではラーメンという食べ物の王道を行っている気がする。気が付けば麺も具も完食し大満足。そこで改めて残ったスープ単体を飲んでみるとしょっぱさがキツくてとても飲み干せるものではなかった。あんなに夢中でうまいうまいと食べていたのに不思議だなー。でもそこが上質な家系ラーメンなのだと思う。大満足で厨房に向かって「ごちそうさまー」と言って店を出た。あー食べた!腹いっぱい!食事としてこの深い満足度、久々だった。

2025年5月15日 (木)

萬楽麺粥

250515sky01 早朝朝靄が漂い湿度もひと頃よりやや高め。空模様は相変わらず薄い雲で覆われ白けた空。そして日差しは簡単に通し気温は25℃超えだ。

秋葉原の外れに紅白の看板を掲げる店『味の萬楽』。その存在は前々から知っていたし気になっていたが、いつ行っても営業していないからてっきり既に閉店した町中華の店だと思っていた。しかしその店は実はなんと1912(明治45)年創業!という老舗ラーメン店だったのだ。しかも現在も営業中だと知ったのは実は最近のこと。平日の昼4時間だけ営業しているそうだ。どおりで…。だから今年で創業113年目!現存する最古のラーメン店の可能性もある。それを知って以来訪問の機会を伺っていたが、いよいよ本日訪問してみることにした。

開店予定時間を2分ほど過ぎて女将が暖簾をかけたので早速入店。入口脇の券売機で食券を購入。厨房には女将1人。「お好きな席へどうぞー」と言われたので適当な席に座り食券を渡すと水の入ったコップを置いてくれた。女将は元気で声が良く通る印象。客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席1卓。先客ゼロ後客2人。

250515manraku00 250515manraku03 味の萬楽 『ラーメン・小がゆセット』 1350円

この店はラーメンと中華粥の店。その両方の基本がセットになったメニューを注文した。基本は正油だが塩、味噌もあり、もやしそばやチャーシューメン、五目タンメン、冷やし中華まである。中華粥はチャーシュー、海鮮、鶏、ピータンのバリエーション有り。炒飯も提供しているから本当に町中華のようだ。

250515manraku01麺は中細縮れ麺。具はきざみ葱と平メンマ数本、海苔1枚、それと脂身がトロトロの美味そうな柔らかチャーシューの大きめなのが中央に1枚。この上なくシンプルに見えるのだが昔ながらの一杯という感じではない。普通に美味しかった。所謂昔ながらのラーメンというと、麺は柔柔で油感や出汁感が乏しくしょっぱかったり…等というイメージがあるのだが、この一杯はそういう感じもなく、むしろスープには僅かながら甘みも感じられた。それにチャーシューが見た目どおり柔らかで美味しかった!満足だ。

250515manraku04別皿のザーサイと一緒に先に提供された中華粥は、女将から「そのままでも味がついているのですが、よかったらどうぞ」と腐乳という豆腐を発酵させたものとチリソース、黒酢も出してくれた。まずそのまま食べてみるが悪くはないけど表現しづらいわかりづらい味だった。なので腐乳やチリソースを追加するもやっぱり食べ慣れていない料理なのでよくわからないまま食べ終わった。でもようやくこの店を訪れることが出来た充足感に浸りながら女将に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

2025年5月14日 (水)

始味噌浸

250514sky01 朝から薄っすらした雲が空を覆い晴れなのか曇りなのかハッキリしない白っぽい青空が広がった。日差しはあるので気温は上がりやや蒸し暑い。

小田急線藤沢本町駅から徒歩2分程度の場所にある藤沢の隠れた名店『はじめ』。創業年は不明だが20年以上の老舗店だと思う。取材拒否の店という一面もあるが、その名はラオタ達の間では前からよく知られていたと思う。自分はラーメン食べ歩きを始めて間もない2007年12月に一度だけ訪問している。約18年ぶりの再訪問を試みた。

店には開店時間のだいぶ前に到着して一番乗りで店前で開店を待った。開店予定の5分前くらいに早めに暖簾が出され店員に店内へ促された。その時には後ろに5人ほどの並びが出来ていた。店内は手作り感満載。木材加工が趣味なのか内装だけではなくカウンターの仕切りや箸箱に至るまで手作りの品に見える。厨房では結構高齢の男の店主1人が調理を行い手伝いのおばちゃん店員1人。口数は少ないながら接客態度は良い印象。客席は厨房前に一列のカウンター6席のみ。奥から順番に着席した。おばちゃん店員が冷たい麦茶入りのコップを持ってきてくれた。メニューはカウンター頭上の壁に墨汁で書かれた紙が貼られていた。口頭で注文。料金は現金後払いのようだが、忙しそうだったので提供時に釣りなしで支払いを済ませた。初回で満席となり外待ちが生じていた。初回で入れないと待ち時間は結構厳しそう。

250514hajime00 250514hajime03 はじめ

『チャーシュー味噌つけ麺』 1250円+『煮玉子』 100円= 1350円

メニューは醤油と味噌、各々のラーメン、つけ麺。今ネットで見る限りは「味噌つけ麺」が一番人気になっている様子。初訪問時は「醤油ラーメン」を注文していたので今回はその一番人気メニューを試したい。肉厚のチャーシューも評判らしいのでチャーシュー味噌つけ麺、煮玉子追加で注文した。

250514hajime01 店主は職人気質なのか調理は丁寧で注文してから提供まで20分近くかかった。でも店内の雰囲気から職人の世界という感じを受けるので黙って待つのも儀式というか作法のような感じで悪い印象は受けなかった。麺はもっちり食感の中太麺が結構な量が皿に盛られている。麺増しも可能なようだが個人的には十分過ぎる量。その上に肉厚のチャーシューがいくつものっている。海苔2枚と半分に切られたかた茹で煮玉子。

250514hajime02 大きめの器にたっぷり入ったつけ汁は表面に油層が出来ている。具材はきざみ葱、もやし、平メンマ数本、青梗菜1枚。かなり濃厚な味噌味。酸味はない代わりに濃厚味噌の塩味と胡麻油を感じる独特な味わい。評判になるのもわかる個性が感じられた。老舗店ながら質、量共になかなかの破壊力。最近値上げはしたのだろうが、それでも高いコストパフォマンス。更に老舗ならではの風格みたいなものも感じられ大満足。厨房に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。数名が店頭で順番待ちしていた。今はまだましだが夏に外待ちは結構厳しそうに思えた。

2025年5月13日 (火)

上野町醤

昨日に引き続き厚い雲に覆われた空だったが次第に晴れ間が広がっていった。けれども全体的に薄い雲がかかっているので白空の夏日となった。

今日は本牧通り沿い山手上野町に出来た新店へ行くため自宅から歩いて出向くことにした。先月29日に営業を開始した『上野町中華そば店』だ。場所は以前『一真』という家系ラーメン店があった店舗。営業時間は現時点では昼4時間のみ。店に到着した時には既に暖簾が出ていたので早速暖簾を割り入店した。厨房には男の店員2人。客席は厨房前に変形くの字型カウンター7席程度。券売機は無く卓上のメニューを見て口頭で注文し料金先払いだった。前客ゼロ後客1人。

250513uenomachichyuu00 250513uenomachichyuu01 上野町中華そば店 『特上中華そば』 1250円

メニューは醤油と塩の2本立て。今回は醤油の特上を注文した。岩海苔、味玉、チャーシュー3枚入りだそうだ。

250513uenomachichyuu02 麺は黄色い中細やや縮れ。具は白葱、青葱、紫玉葱のきざみ、岩海苔、平メンマ数枚、味玉丸1個。、チャーシュー3枚。スープは鶏の出汁感よりしょっぱさの主張がやや強めに感じた。美味しかったがネオノスというよりノス寄りな様子。看板には無化調自家製淡麗鶏スープと謳っており、筆頭メニューが具なしの「出汁かけ醤油」としていて500円で提供されているからよっぽどスープに自信があるのだろうと、ちょっと期待値を上げて望んでしまったせいか自分には残念ながらそこまで響かず。とは言え麺や具も美味しくスープもほとんど残さず完食した。時間を開けて今度はもう一方の天然塩の方で確認したいかな。

2025年5月12日 (月)

文福小麦

昨夜からの雨は朝まで降り続け、その後雨は止んだものの灰色の厚い雲で覆われ続けた暗い空模様の1日だった。

新横浜ラーメン博物館で始まった新たな店舗リレー企画「ニッポン小麦紀行」。約2ヶ月の間で各店が関わりの深い日本全国の国産小麦をテーマに期間限定のオリジナルメニューを提供するというものらしい。その第一弾を提供する店が『博多文福』。重要な用事を済ませた後にラー博へ移動した。昼過ぎに到着し店へ向かった。店前に並びはなく食券を購入しそのままスムーズに入店着席出来た。店員は男2人女1人。客入りは7割くらい。

250512bunpuku00 250512bunpuku03 博多文福 新横浜ラーメン博物館店

『味噌ジェノバ』 1450円+『淡麗だしカレー』 450円= 1900円

1日150食限定という企画メニューの食券を無事購入出来た。サイドメニューにカレーを付けた。

250512bunpuku01 スープはWスープ方式。豚骨を主体に親鳥、香味野菜を合わせた白濁させた白湯スープと、羅臼昆布、鰹の厚切り節、煮干し、椎茸等から作った和出汁を営業直前にブレンドしているそうだ。味噌ダレは日本全国から取り寄せた生味噌5種をブレンドしたものに塩分ゼロの大豆発酵ペースト「発酵そみファ」を加えているとのこと。更にバジル、黒胡椒、粉チーズを加えイタリアン風味に仕上げている。具はきざみ葱、きざみ水菜、きざみ椎茸、ミニトマト1個、チャーシュー2枚。

250512bunpuku02 麺はこの店の通常の縮れ細麺と平打ち太麺の混合。「ミナミノカオリ」と「ニシホナミ」という福岡県産の小麦を使っているそうだ。小麦による味や食感の違いは素人ではわかるはずもなく。バジルは事前想定していたより控えめで、チーズと味噌の相性はよく結果的には美味しい一杯だった。

250512bunpuku04 サイドメニューのカレーはこの店のトレードマーク的な揚げ玉がかかっていて食感はちょっと楽しいかなと思えるけど慣れていないので邪魔かなとも思えた。それよりルーの中にすじ肉がふんだんに混ざっていてドロドロ感がよく美味しかった。サイドメニューとして良いカレーライスだった。

朝飯抜きで食べたけど腹いっぱいとなり満足して退館した。

2025年5月 9日 (金)

初期六坊

朝からどんより雲った空模様の1日。天気は下り坂で今夜から明日にかけて強い雨が降るという予報が出ている。

西早稲田にある魚介豚骨ラーメンの有名店『渡なべ』店主の渡辺樹庵氏が立ち上げた『TOKYO NOODLE 六坊』という店がかつて早稲田通り沿いにあったそうだ。2005年4月に開店し2007年2月には立ち退きの為短命で閉店している。自分がラーメン食べ歩きを始めたのが2006年なのでこの店に行った事も無ければ当時存在さえ知らなかった。

その店で若き日の渡辺樹庵氏は売れるかどうかと言うのは眼中になく、ただ「びっくりさせること」に焦点を充てたラーメンを出したのだという。極北のラオタ者と言っていい渡辺樹庵氏が尖っていた頃に出したという「どこにも似ていないというラーメン」とはどんなものだろうと前々から密かに興味はあった。それが先日から『渡なべ』において、その当時のラーメンをブラッシュアップした限定メニューの提供を開始したと聞き行ってみる事にした。

開店時間を15分ほど過ぎたあたりに店へ到着した。店頭には7,8人並んでいたが10分程度の待ちで入店出来た。入口脇の券売機で食券を購入し着席。厨房には男の店員3人。

250509watanabe00 250509watanabe01 渡なべ

『もっと美味しい初期型六坊』 1200円+『味付玉子』 150円= 1350円

目的の限定メニューに味玉を付けて注文した。あまり待つことなく提供された。麺は低加水の中太麺。具は生キャベツと海苔1枚、かためのチャーシュー2枚。肝心のスープはベースは豚骨で丸鶏も合わせた感じで豚骨濃度自体はそれほど濃いという感じは受けなかった。但しスープには結構な量の肉片と脂が混ざっているのでかなりのコッテリ感。塩味もちょっと強めに感じた。だから口の中の脂分と塩分を緩和する為に生のキャベツが活躍するという仕組み。印象を一言で無理矢理表すと「肉溶かしラーメン」…かな。単純な豚骨ラーメンではないし、取り澄ましたラーメンとは違う。味は全く違うけど、家系や二郎系に通じるような、肉体労働者が仕事終わりで食べるのが似合うようなラーメン。付け合せでおろしニンニクと豆板醤が提供されたが、確かにそれが合う一杯だった。スープ完飲の完食で終わった。でも自分がもう少し若ければ更に美味しく感じた事だろう。結構胃に負荷がかかった食後感があった。それでも他の古参ラオタの人のレビューを見ると今回の「もっと美味しい~」は、どちらかというと一般客に食べ易いよう変更されたようで、当時のオリジナルはもっと濃厚でドロドロ感があったという。

250509watanabe02 渡辺樹庵氏が当時このラーメンを考案した際に参考にしたのが昔白楽にあったという『すっごいよ』という店と、全国でも有数の濃厚豚骨ラーメン店である京都の『無鉄砲』だったという。『すっごいよ』という店は自分が食べ歩きを始まる以前の2003年に既に閉店していた為未食。『無鉄砲』は実食しているが、この一杯と通じるものがあるようにはあまり感じられなかった。具材は『すっごいよ』と共通しているそうなので『すっごいよ』はこれに似たラーメンだったのかな?ともかくこのラーメンは開店してわずか4ヶ月で提供を終了して魚介豚骨の「後期型六坊」にリニューアルされたとの事。いずれはその「後期型」の復刻限定も食べてみたい。でもそれだと前から計画している『渡なべ』の基本メニュー再食が更に遠のいてしまいそうだ。

2025年5月 8日 (木)

雪国醤油

250508sky01明け方は雲が多かったものの日中は晴れて爽やかな日となった。

横浜でも味噌ラーメンの筆頭店と言われるのが市営地下鉄ブルーライン中田駅近くにある『味噌ラーメン雪国』。2015年12月10日に創業した当初は新潟県妙高市の地ラーメン「ミサの味噌ラーメン」という大量の玉葱の甘みを活かした白味噌ラーメンをインスパイアした一杯を提供していた。その後近くの大きめの店舗へ移転したのを機に、地元民の舌に合わせて改良を試みたかどうかわからないが確実に以前より美味しくなり、常に行列が生じる人気店になっていった。しかしあまりの行列と待ち時間が億劫になり足が遠のいていき、最近では夏の限定「ビーフカレーラーメン」と今冬から始まった限定「豚汁ラーメン」が提供される時だけ気合を入れて訪問するに留まっていた。看板メニューの味噌ラーメンをまた食べたいというのもあるが、それ以上に未食の「醤油」と「塩」の存在が前々から気になっていた。あれだけの味噌ラーメンを作り上げる店が、メニューから外さず提供を続けているのはそれなりに理由があるはずと勘ぐってしまう。だから今日は積年の希望を実行してみる為市営地下鉄に乗り中田へと向かった。

店には開店3分前くらいに到着。店前には7人ほど行列が生じていたが店内の待合室に10人くらい待機しているはずだ。先客に続いて入口脇の券売機で食券を購入した後待合室に移動となり、結果的に30分ほど待ってようやく着席する事が出来た。店員は男3人女2人。

250508yukiguni00 250508yukiguni01 味噌ラーメン 雪ぐに

『醤油』 950円+『味玉』 150円= 1100円

通算9回目の訪問で味噌に誘惑されずようやく初めて醤油を注文する。味玉も追加した。

250508yukiguni02 関東育ちの人間のせいかこういう真っ黒いスープのラーメンには興奮してしまう。麺は中太ストレート。具はきざみ葱、ほうれん草、海苔1枚、大きな平メンマ数本、ホロホロと崩れるくらい柔らかいバラ巻きチャーシュー2枚。味玉は黄身がゼリー状になっていた。黒い色のスープはクッキリとした生姜醤油。新潟長岡の地麺である「生姜醤油ラーメン」に仕上がっていた。自分が食べてきた中ではかなり高いレベルだった。店主はよっぽど新潟県への地元愛が深い人なのだろう。結構濃いめの醤油スープだったが思わず飲み干してしまい完飲の完食、大満足の一杯だった。これは今年の夏の間には未食の「塩」にも挑戦してみたいと思った。厨房の店員に向かい「ごちそうさまー」と言って退店した。店員はいずれも若く、昨今では珍しく行く末を心配しなくて良い店というのもいいな。入口にはまだ行列が生じていた。

2025年5月 7日 (水)

藤沢拉塾

250507sky01 昨日の本降りの雨の1日から明けた今日の朝は空には雲が多くひんやりしていた。日が昇るに連れ晴れ間は広がり初夏と言って良いくらいの陽気になった。空気は爽やかだ。

今日は藤沢駅南口から徒歩5分程度の場所にある2007年創業の『麺処ら塾』へ、約13年ぶり三度目の訪問を試みた。この店の店主は『支那そばや』が創業の地である鵠沼海岸近くで営業していた時代から佐野実の下で働いていた人物だというのは有名な話だ。

店には営業開始予定時間の15分前に到着した。でも店頭の待合席には先客が既に1人座っていた。定刻に開店した頃には後客の行列が生じていた。先客に続いて入口脇の券売機で食券を購入し店員に渡すとカウンター席の奥から順番に座るよう言われた。記憶の中にある風景とほとんど変わりがない店内。空のコップが予め置かれていてセルフで冷水を注ぐ。厨房には年配に見える男女2人。もう一人の女店員は注文受付客案内担当らしい。客席は厨房周りL字型カウンター16席で初回で埋まった様子。ネット上の情報だとこのところ常に行列が生じているらしい。

250507rajyuku00 250507rajyuku01 麺処 ら塾

『塩ワンタンメン』 1350円+『名古屋コーチン味付玉子』 130円= 1480円

人気メニューである塩ワンタンメンに味玉を付けて注文した。

250507rajyuku02 スープがなみなみと入った整った綺麗な顔をした一杯。麺はストレート中細麺。細かく刻んだ葱と揚げ葱、平メンマ数本、海苔1枚、ホロホロと崩れる大判のチャーシュー1枚。雲呑は小さめの肉餡のやつが5個ほど。味玉は塩味玉。鶏と魚介、香味野菜等の複雑な旨味の組み合わせがしっかり感じられつつ、しっかり塩味のスープ、塩味のラーメン。結構スープの油分が多いので最後までアッツアツのまま楽しめるのでついついスープ完飲の完食をしてしまった。つまり美味しかった。と、同時に最近こういう味のラーメンに出会えてなかった為に「懐かしさ」「伝統」という言葉が頭に浮かんだ。三度目の訪問だったが実は過去全て塩注文だったので、醤油を確認する為四度目の訪問を狙う気持ちが既に湧き上がっている。大満足で退店した。

2025年5月 5日 (月)

皐月太華

250505sky01 今朝は雲が多かったけど昨日より清々しい。気温が下がったのかな。良い気分の朝だ。

日中は晴れたり曇ったり。今日は家事優先。結構根を詰めて頑張ったが一気には無理だ。休憩を入れる。それに今日はこどもの日。横浜橋商店街まで出て柏餅買いに行くかな。我は味噌餡のヤツが好物だ。父も好きだった。去年は一緒に食べたのに今年はもう父はいない。1年前には想像もしていなかった…。

ついでに昼飯。『麺や太華』が営業していたので入店。入口脇の券売機で食券を購入。厨房に男女2人の店員。空いていた席に座り食券を渡し好みを伝える。先客2人後客2人。

250505taika00 250505taika01 250505taika04 麺や太華 横浜橋店

『中華ハーフ』 600円+『半炒飯』 450円= 1050円

このところ連食続きだったので少し控えて初めてのハーフハーフの組み合わせ。この店で炒飯を外す事は心理的に出来なかったから。先に提供されたので先に食べた。炒飯の調理が終わってから中華そばの調理に入ったからだ。中華そばハーフは麺量がハーフというだけ。好みはいつも通り麺かため・背脂多め・味濃いめ。味濃いめにすると関東育ちの自分にはちょうどいい塩梅。醤油のしょっぱさが刺さる。両方とも美味しかった。大満足で退店した。

柏餅も仏花も買って帰宅。まずは父と母の位牌が並ぶ仏壇に柏餅を備え熱いお茶も添えた。先に食べて下さい。今日は父が死んでしまったあの日からちょうど2ヶ月目だ。家の作業を再開して何とかかんとかやり遂げた。気持ち的にはせいせいしたが結構な肉体労働で疲れた。冷水シャワーを浴びてあとはゆっくり過ごした。

2025年5月 4日 (日)

鶴屋油堂

250504sky01 今朝は晴れていたものの雲が多く風が強かった。空気が入れ替わったのか気温が若干上がったのを感じた。こうして徐々に季節が移ろっていくのだろう。

大型連休中なので電車やバスに乗って近場を移動するだけでも混んでいたり遅れたりして気分を害する可能性が高い。なるべくなら自宅で引きこもっていた方がよいと思っているのだが、晴れているし買い物の用もあったので午前中から横浜駅へ出かけた。外出したらせっかくなのでラーメンを食べよう…とラオタなのでついつい考えてしまう。けれどこの時期に欲を出して難易度の高い店を選んだりすると臨休や大行列にぶち当たる可能性が高い。時間と精神を浪費する愚の骨頂に値する行為だ。こういう時こそ資本系の店を利用する良い機会だと捉える。面白みはないだろうが、臨休もなく確実に営業していて行列に並ばないし、質だって一定以上は保証されている良い選択肢だ。

向かったのが横浜駅近くの鶴屋町に先月25日開店したばかりの『元祖油堂』横浜鶴屋町店。珍しく油そばが食べたい気分だったしね。油そばは比較的調理が簡単で作業が平均化しやすいので資本系の独断場になっているような気がする。その大手がしのぎを削っているのだから質は高まっているのだろう。そんな中『町田商店』率いるギフトHDが繰り出してきたブランドが『元祖油堂』になる。1号店にあたる横浜西口店には約4年前に訪問していて印象は良かった。後発ながら関東を中心に勢力を拡大している最中。横浜駅周辺だけでこの店舗でもう3店舗目になるのだそうだ。

開店時間のタイミングでちょうど店に到着。『鮨らぁーめん釣りきん』鶴屋町店の隣にあった。既に営業中の札が出ているが客がいる様子がない。狙い通りノンストレスで入店。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入。若い男の店員ばかり4人くらいいたかな。店内はガラガラだけど明るく元気でハキハキとした接客。普段個人店ばかり行っているのでこういう接客が新鮮に感じられる。店内も広くピカピカで綺麗だし12種類もある卓上調味料の見せ方も綺麗で見事だなーと感心した。水だけではなくジャスミン茶、黒烏龍茶、レモン水が透明なタンクに入って無料で提供されている。ホスピタリティ面で言う事なし。これでいいじゃん、と思ってしまう部分もある。客席はカウンターのみ18席だそうだ。後客1人。

250504aburadou00 250504aburadou01 元祖油堂 横浜鶴屋町店『油そば+A(特大)』 1000円

パルメザンチーズと卵黄が入った+Aセットを選択。麺量は300gの特大まで無料サービスで店員も盛んに勧めてきた。ラーメンとは違い麺が主役になる場合は無料であれば増すようにしているのでそのまま特大でお願いした。麺は中華麺専用粉にパスタ粉を配合したという、もっちり食感の黄色い中太縮れ麺。具はきざみ葱、平メンマ、パルメザンチーズ、卵黄、きざみチャーシュー。最初から玉葱とニンニクは投入した。それから混ぜ混ぜ。一口食べてみる。デフォルトだと結構カエシの醤油味が強めに出ているように感じたので、卓上調味料から酢、ラー油、黒胡椒、ケイジャン等を投入し味変を試みた。ついつい入れ過ぎて味が濃くなってしまうと玉葱を投入して薄めて調整したりとか色々楽しんだ。気が付けば完食。大満足で退店する事が出来た。

油そばという食べ物自体が店による味の差が乏しいと感じるので個人的には積極的に食べ歩きの対象になり難い。でも美味しいし楽しさもある麺料理ではあるのでたまに食べたくなる。そういう時には敷居が低く入り易い資本系列の店を活用するのは良い選択肢だと思う。

2025年5月 3日 (土)

隠支那店

250503sky01昨日の強風雨から一夜明けた日の朝は雲ひとつない快晴の空が広がり、遠い富士山だけではなく、一昨日渋沢駅から間近で見た丹沢山地までも見通す事が出来た。5月初旬の朝の空気は清々しく気持ちが良い。

今日は久々に横須賀方面へ遠征した。狙った店は京急県立大学駅近くに今月2月1日にオープンした『支那そば ひらおか』という店だ。食べログを参考に店に向かったがなかなか見つからず。それもそのはずで普通は飲食店が入らないようなアパートみたいな建物の1階の奥まった場所の一部屋の前に店名が書かれていたA看板でのみ存在が示されていた。これは目がけて行かなければ、いや目がけて行ったとしてもなかなか訪問が困難な店だぞ。店主はよくこんな立地で営業を始めようと考えたなーと少し驚いたよ。「営業中」と書かれた札がかかってはいるが普通のアパート一室の入口だったので多少の勇気がいったが意を決してドアを開け入店。やはり狭い店内。厨房には男の店主1人調理中で「いらっしゃいませ」と言われた。客席は厨房前一列のカウンター6席のみ。端の席に座ってメニュー表を見て口頭で注文。利用金後払い。先客2人で後客は来なかった。

250503hiraoka00 250503hiraoka01 支那そば ひらおか 『雲呑麺』 1100円

店主は東京浜田山にある老舗の名店『支那そば たんたん亭』のラーメンが好きでインスパイアしているのだという。『たんたん亭』はいくつもの名店を輩出しているが出身というわけではないようだ。『たんたん亭』の名物はワンタンメンなのでそれに従い雲呑麺を注文した。

250503hiraoka02丼からして『たんたん亭』感丸出しな感じ。若干縮れのある中細麺。具はきざみ葱、平メンマ数本、海苔1枚、脂身の少ないチャーシュー2枚、そして肉雲呑5個。スープは表面に薄っすら油膜がある独特の魚介出汁の味。『たんたん亭』へ訪問したのは約13年前にもなるので単純に比較考察出来ないが、記憶に残っている味とはほぼ一致している。昨今では珍しくなった味わいで懐かしい気持ちもあるけど、それを差し引いたって美味しいと感じた。やっぱり『たんたん亭』系って美味しいなー。ほぼスープを飲み干し大満足で完食した。明らかにラーメンが好きで、あえてこの立地でこじんまりと地味に営業を始めた店主を応援したい気持ちになった。現金で支払い「ごちそうさま」と言って退店した。

2025年5月 1日 (木)

黒麺比較

250501hadano01 『ぶたまるき』を大満足して退店した後、多少無理してでもやっておきたい事があった。それは『なんつッ亭』秦野本店との連食比較だ。自分は約1年半前に新たな体制で営業を始めた町田店で実食済だとは言えその好奇心を抑えられなかった。

実に約18年ぶりに『なんつッ亭』秦野本店に再訪問。『ぶたまるき』から歩いて5分かからず到着。開店時間が『ぶたまるき』より30分遅い為、開店予定の10分ほど前で、待合席に既に4人待っていた。定刻キッカリに開店。先客に続いて順番に奥から詰めて着席。店員は男1人女3人だと思う。製麺室があるんだね。こちらも冊子メニューを見て口頭で注文。料金後払い。客席は厨房周りに変形L字型カウンター15席と4人がけテーブル席2卓。後客は10人くらい入っていたと思う。

250501nantsuttei00 250501nantsuttei01 なんつッ亭 秦野本店 『らーめん』 870円

こちらも筆頭基本メニューをデフォルトのまま注文。好みとかは聞かれなかった。他に赤マー油や味噌と塩、魚介豚骨、鶏白湯などのメニューがあった。

250501nantsuttei02あまり待たずに提供された。見た目は麺や具の構成は『ぶたまるき』と一緒で若干マー油の量が少なめに見えた。結論を先に言ってしまうと明確な味の違いはよく分からなかった。時間を空けず比較するには絶好のタイミングと思って食べたのだが思うように行かなかった。マー油の濃い味が支配的な同じ系統のラーメンだというのは百も承知だったはずなのに。心なしかこちらではマー油のビター感はあまり感じなかったかな?くらい。だから最初はほぼ同じと思っていたんだけど、何故か途中から箸を動かす速度がトーンダウンしてしまった。これは単純に『ぶたまるき』で完飲完食してしまい満腹になったからなのか?それともこの一杯の微妙な味付けの差がこの現象を引き起こしたのかわからなくなってしまった。というわけでスープは残してしまったが麺と具は完食して満足。電子マネー決済で支払いを済ませた。会計後女店員が1人入口まで出てきて「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」と挨拶してくれた。

250501butarou00 『なんつッ亭』秦野本店駐車場敷地内で創業者の古谷氏が今年2月22日に開店させた二郎インスパイアのラーメン店『男坂ぶ太郎』。流石にもう連食は出来ないので外観を撮影するだけに留める。印象的だったのがその看板の半分以上を『ぶたまるき』の広告に使っていたこと。「原点であり頂点の味」とある。詳細は知らないけど現『なんつッ亭』経営陣と色々あるらしいだろう事は推測出来た。

渋沢駅に戻り真っ直ぐ家路についた。反省してもつい連食してしまうのはいけないなー。明日は雨の予報だし家で大人しておくとしよう。

秦野黒麺

250501sky01 5月最初の日の朝は昨日より雲は多いが美しい日の出を拝む事が出来た。気分も快調だ。

秦野の地からラーメン界で一時代を築いた名店『なんつッ亭』。約2年ほど前に名物創業者古谷氏から大手資本へ経営が移行した。その古谷氏の右腕と言われた人物が昨年9月21日その味を引き継いだ新たなラーメン店『ぶたまるき』をオープンさせた。『なんつッ亭』黄金時代の味が体験出来るのかも知れないと開店当初から気になっていたので秦野まで行ってみる事にした。

小田急線渋沢駅に降り立つ。改札を抜けると目の前に緑の山々が迫って見える。それを眺めると同じ神奈川県内とは言え遠征した気分になる。目的の店の場所は駅から徒歩5,6分、現『なんつッ亭』秦野本店から道なりに240mの場所にある『なんつッ亭』創業店舗だ。かつて『喜今日屋』というラーメン店が入っていた場所だそうだ。店に到着したのはちょうど開店時間くらい。既に開店していたけど。店前に待ち客なし。早速引き戸を開け入店。厨房には男2人女2人。先客は2人だけだった。「カウンターのお好きな席へどうぞ」と言われたので着席。卓上の冊子メニュー表を見て口頭で注文。料金後払い。客席は厨房周りにL字型カウンター10席と4人がけテーブル席2卓。後客は続々来店し11人くらい来てちょうど満席になった。

250501butamaruki00 250501butamaruki01 ぶたまるき『黒らーめん』 930円

筆頭基本メニューを注文。麺のかたさ、味の濃さ、マー油の量、ニンニクの有無が選べるがあえて何も言わずデフォルト状態のものを注文した。他に赤らーめんや魚介豚骨ぶたの海、つけ麺等があった。

250501butamaruki02 全てノーマルの注文したのだが求めていた真っ黒なイイ顔をした一杯が提供された。麺はかために茹でられたシコシコ食感の自家製ストレート細麺。具は青葱の小分け切りと茹で細もやし、海苔1枚、チャーシュー1枚。レンゲでスープを一口入れると心の中で「オホッ!ビターッ!」って呟いたくらいきっちりマー油の苦みが感じられた。ところがそれは最初の一口程度で後は飲んでいく度に豚骨スープに馴染んで豚骨のくどさ、マー油の苦さといったマイナスの部分が影を潜め、全て美味しくなって箸が止まらなくなった。気が付けばスープ完飲の完食。『なんつッ亭』は本店以外はある時期から業務用スープに切り替え評判を落としその勢いを失ったそうだが、この一杯がそのまま創業当時提供されたのであれば、秦野の地から一時代を築いたのも納得だと思った。電子マネーで支払いを済ませ厨房に「ごちそうさまー」と声をかけて大満足で退店した。

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