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2022年12月 3日 (土)

冬到星川

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12月最初の週末土曜休日。雲が優勢で肌寒い朝を迎えた。寒くなると家を出るのが億劫になってダラダラ過ごしてしまいそうになるので早めに家を出た。

横浜駅から相鉄線に乗って星川駅にやって来た。駅から歩いて4,5分くらいの路地裏に先月26日に開店したばかりのラーメン店『拉麺あさがお』が本日の狙い。何でも新杉田駅近くにある『麺屋づかちゃん』の系列店だそうだ。開店予定の10分も前に店に到着。流石に早すぎたかな?と思ったが既に3人並んでいた。定刻に開店したがその時点で我の後ろにも3人並んでいた。前客に続いて入店。入口脇に券売機。食券を買って順番に着席。厨房には男女の店員2人。客席は厨房周りにしの字型カウンター8席。こじんまりとした小料理屋のような雰囲気。後客6人。BGMは横浜FM。

221203asagao00221203asagao01 拉麺 あさがお 『味玉ラーメン』800円

ラーメンは1種類に各トッピングバージョンだが和え玉もあるようだ。味玉付きを注文した。『ハイパーファットン』から『麺屋づかちゃん』の流れからすると自然と二郎インスパイア系を想像してしまうが、そうではない一杯が提供された。麺はかために茹でられた中細ストレートでザクザクした食感。具は刻みネギと極太メンマ2本と海苔3枚、黄身しっとりの味玉丸1個とちょっと二郎系っぽい脂身の多い柔らか肉厚チャーシュー1枚。スープはかなり濃いめの醤油味で若干背脂もかかっている。それに鰹っぽい味わいも感じた。濃い味のスープにかためのストレート細麺が良く合っている。ジャンク感もあってラーメンとしての魅力も十分。二郎インスパイア経由で清湯ラーメンを作るとこうなるのか!と納得の一杯。自然に完飲完食してしまった。大満足で店を出る事が出来た。

スーパーで食材を買って家路に就き午後1時前には帰宅。午後はゆっくり家で過ごした。やや寒いが冬らしくていい感じだ。

2022年11月22日 (火)

上星蜆雅

火曜平日。でも明日は祭日なので開放的な気分になった。会社帰り強引に新店開拓してしまおう。帰宅途中横浜駅で相鉄線各駅停車に乗り換えた。上星川駅で下車。駅から徒歩1分程度、3月に訪問した『上星商店』と同じ上星川商店街に今月19日に開店した『支那そば屋 雅(まさ)』という店だ。夜営業開始から5分後くらいに店に到着。店前に待ち客無し。入口に立つと中にいた女店員に招かれ奥の方の席に座るよう指示された。店員は男2人と女1人。客席は厨房周りに変形J型カウンター約10席。卓上のメニュー表を見て口頭注文。料金後払いのようだ。先客3人後客3人。

221122masa00221122masa03 支那そば屋 雅

『特製塩しじみらあー麺』1050円+『卵黄醤油漬けご飯』150円=1200円

メニューは大きく分けて塩しじみ、醤油があり、各々のラーメンと昆布水つけ麺があるようだ。サイドメニューも結構豊富。我は塩しじみの特製ラーメンと卵黄醤油漬けご飯を選択。お肉ご飯も魅力的だったが特製と味がかぶる可能性があったので控えた。しばらくラーメンを待っていると、どう見ても特製ではない普通のラーメンが提供された。不審そうにしばらく丼を見ていたら女店員が駆けつけて来たので「特製頼んだんだけど」と伝えると厨房から「申し訳ございません!」と謝罪されすぐに特製のラーメンと取り替えてくれた。返したラーメンはそのまま他の客に提供されたようだ。提供順番の間違いだ。すぐ気付き作り直ししないで提供されたので結果的にそれほど問題ない気持ちでいたが、食べ終わり支払いする際、厨房にいた店主と思しき男店員に再度「誠に失礼しました。申し訳ありません。」と謝罪が入った。開店間もないからこういう事もあるだろう。真摯な接客に好感がもてた。

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麺はシコシコ食感の中太ストレート。具は紫玉ねぎのみじん切り、芽葱数本、半分に切られた味玉1個、鶏チャーシュー2枚と豚チャーシュー2枚。チャーシューはいずれも脂身は少なくサッパリとした味わいになっている。そして肝心のスープは事前予想していたよりしっかりとした蜆の旨味を感じられた。塩味もやや強く出ている。これは美味しいね。ついついスープを先行して味わいたくなってしまい麺があらわになってしまうほどだった。中太麺も意外とこのスープに合っている。玉ねぎのみじん切りも良い味のアクセントになっている。自然とスープを飲み干して完飲完食をしてしまった。大満足だ。

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卵黄醤油漬けご飯。これラーメン店でありそうで中々無いんだよ。卵かけご飯と似て非なる美味しさ。とても美味しかった。こちらも大満足。ラーメンもサイドメニューも含め、単純に料理上手で美味しく、近所にあったら良いのになーと思わせる店だった。良い気分で支払いを済ませ店を出た。横浜で少々買い物をしてから帰宅。明日は休みだ!

2022年11月 5日 (土)

神海老天

曇天の土曜休日。昨日一昨日と張り切って遠くへ移動したので今日は近場で過ごす事にした。ちょっと体が疲れている気がしていたからね。

相鉄線星川駅近くに面白そうな店が今月1日に開店したと聞き訪問してみる事にした。店名は『贅沢濃厚海老味噌専門店 神の海老天ラーメン』とちょっと凄い。朝7時から営業しているそうだが、我が店に到着したのは10時半頃だったかな?営業中の札が出ていたので入店した。店入口脇にタッチパネル式券売機で食券を購入。厨房には男女の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター4席。まさか4席だけって事もあるまい。2階にも客席あるのかな?先客1人。ネタ満載の店だし週末だしラオタ達が群がって激混みするかと訪問を迷っていたくらいだったが全然そんな事は無かった。後客1人。

221105kamiebi00221105kamiebi01 贅沢濃厚海老味噌専門店 神の海老天ラーメン

『海老味噌ラーメン 海老天セット』1280円

海老天ラーメンと名乗っているので海老天が無いのは寂しい気がして海老天のセットを注文。天ぷらを揚げるので提供にはどうしても少し時間がかかる模様。でも丁寧に調理されている様子が伺えた。

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麺は細麺ストレート。具は葱のみじん切り。そして看板に偽りなしの濃厚な海老風味の、少し甘さを感じる味噌スープ。そして秀逸なのがやはり揚げたての天ぷら。海老と茄子とかぼちゃとピーマン。久々に揚げたての天ぷらを食べたがやっぱり美味しいね。個人的に甲殻類の味噌の味わいが苦手なのだが、それを納得の上で訪問しているのであまり抵抗なく楽しめた。スープ完飲は出来なかったけど。

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そこで提供時店主から「半ライスも提供しますのでおっしゃって下さい」と言ってもらったのでお言葉に甘えサービスしてもらった。これが助かった。海老味噌と言えど味噌には白飯が合う。満足の食事となったよ。ここの店主は天ぷら職人なのか、ラーメン店主としてこのアイデアを思いついたのか気になったよ。手間はかかるとは思うけど、色々な天ぷらのバリエーションで客に飽きさせない事が出来るかも知れないし斬新なアイデアの店だなーと思った。接客も良く気分良く退店出来た。

星川駅から相鉄線に乗り横浜駅へ移動。少しだけ買い物をして正午過ぎには帰宅し体を休養する事にした。

2022年8月 5日 (金)

男向濃店

金曜平日。今日も昨日に続いて厚い雲で覆われた空。雨は降らないようだ。一昨日くらいまでの酷暑に比べれば全然過ごしやすく思えた。

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会社帰りに相鉄天王町駅近くに今月2日オープンしたばかりの新店『ばちこり亭』へ立ち寄ってみた。ネットの情報では『豚仙人』吉野町本店の創業メンバーが立ち上げた店だという。オレンジ色の派手な外観の店だ。夜営業開店時間の少し前に到着してしまったので店の近くで開店を待つ。定刻にシャッターが上がり開店。先客1人が先に入店。入口脇に券売機。厨房には若い男の店員2人。客席は厨房前に一列7席の小さな店舗。窓がある分『豚仙人』吉野町本店よりはやや明るい程度。新店なのにあまりそれらしくなく男っぽい店内。でもそれが逆に良い。「女性にも入り易い店にして集客アップ」等という甘言に惑わされ、ラーメン店が過剰に清潔感を出す事はない。大きな寸胴でグツグツと豚骨スープを炊いているが、豚骨臭はあまり出ていない。後客は3人ほど。

220805bachiriko00220805bachiriko01 らーめん 油そば ばちこり亭 『上ラーメン』1000円

この店は豚骨醤油ラーメンと油そばの2本立てで、それぞれノーマルと上と特上が設定されている。連食はしないつもりだし特上へ手が伸びそうだったが今日は様子見でラーメンの上を注文。しばらく待たされ提供された。麺はかために茹でられているがモチモチした食感のちぢれ太麺。具はきざみ葱と平メンマ数本、ナルト1枚、海苔4枚、ゆで卵丸1個、かなり大きめなチャーシューが2枚。スープは骨粉が感じられるくらいの結構な豚骨濃度。豚骨濃度が高いだけでなく醤油もしっかり濃いめ。おー、なかなか美味しいぞ。ラーメンも男っぽくコンセプトがわかり易いのも良い。余計な事は考えずにラーメンを啜る事へ集中出来る。ラオタからすると「あの店に影響されたんじゃないか」とか勘ぐって考えてしまいがちだが、単純に店主はこういう濃厚極太な一杯が作りたかったんだろうなと伝わってきたような気がした。なので短時間で食べ切りスープも完飲して完食マークを出した。大満足で店を出る事が出来た。ぜひ機会があれば再訪問したいとも思った。懸念点があるとしたら、また1年程度で『豚仙人』天王町店に鞍替えしてしまわないかという事くらいかな。

駅へ戻り家路についた。今週一週間乗り切ったぞ。

2022年3月11日 (金)

上星雲呑

3月11日金曜日。奇しくもあの日も金曜日だった。あれから11年も経ったのか。帰宅難民になりかけたのを力づくで帰宅した経験は今でも鮮明に覚えている。その翌朝のニュースで福島原発が白煙を上げている映像を見た。これからどうなってしまうのだろうか、と考えながらその映像を見ていた。そして10年経ち今はパンデミックに見舞われて制限のある生活を送っている。大震災・原発メルトダウン・パンデミック爆発。子供の頃はオカルト世界の出来事だと考えていた。我は今のところ幸いにも直撃は受けていないが徐々に距離が近づいているのを感じている。次は戦争体験もしてしまうのだろうか。

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そんな事を書きつつ実際の我は呑気に金曜の夜会社帰りの帰宅途中に新店開拓だ。上星川駅近くに今月7日新店が開店した。店名は『上星商店』といい『維新商店』の支店…ではなくプロデュースした店らしい。相鉄線各駅停車に乗って久々上星川駅に降り立つ。駅から歩いて約2分くらいで目的の店に到着したのは夜営業開始時間の約30分後くらい。店前には人はいなかったので早速入店…と引き戸を開こうとしたが固定されてどれなんだよと思いつつ入店できた。店内は和風でデザインは『はやし田』横浜店をコンパクトにしたような感じ。店内隅の券売機で食券を購入し席に余裕があったが指定されて着席。厨房には男の店員4人。客席は厨房周りにL字型カウンター10席。席には固定された感染防止用の仕切りがあり、これがやや幅が狭く窮屈な感じになっていた。先客4人後客6人。

220311kamihoshi00220311kamihoshi03 横濱中華そば 上星商店 

『自家製ワンタンそば』1000円+『炭火肉ネギ飯』280円=1280円

迷ったけど気前よく自家製ワンタンそばを注文。オススメ表示こそ無かったが自信ありげな印象を受けたので。食券渡す際麺かため指定をしたら通った。あとサイドメニューのご飯物で炭火肉ネギ飯も注文した。

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スープはかなり酸味の効いた濃い醤油味。若干背脂が浮いている。かなり『維新商店』っぽい。麺は中太平打ちぢれ麺。麺かため指定したからなかなかのインパクトで我好み。スープが染みて変色しているのも好みだ。具はきざみ葱、ほうれん草、太メンマ3本、星印のナルト1枚、チャーシュー1枚。雲呑は皮がしっかりしていて食べごたえ有り。卓上におろしショウガがあったのでレンゲ内で試してみたけど我はデフォルトの方が好みだったので止めた。濃い醤油でブリブリ縮れ麺は我の好みに合致するラーメンだった。

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先に提供された炭火焼ネギ飯。炭火焼き感全開で香ばしくて食欲を刺激されペロリと完食。美味かった。良い週末を迎える事が出来そうな金曜の晩飯で大満足だ。横浜で買い物をしてから家路についた。

2021年12月12日 (日)

櫻井塩魚

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好天に恵まれた日曜休日を迎える事が出来た。でも今日はあまり外出したい気分ではなかったので訪問したい店が思い浮かばず結果的に『櫻井中華そば店』へ訪問する形になった。この店は今年6月にかなり魚介が強く主張する味に変更してしまった。我は鶏油を効かせた以前の味がとても好きだっただけにとても残念な気持ちになった。これは好みだから仕方がないけどね。今回は塩を食べよう。家を出た後に訪問を決めた為開店時間を30分早い時間と勘違いしてしまい結局開店40分前に到着してしまった。それでも既に6人並んでいた。まあ早く着いた分にはいいかと開店を待った。定刻に店主により暖簾が出され順番に入店した。その頃には30人を超えるであろう行列が生じていた。驚くと同時においそれと訪問出来ない店になってしまった事を実感させられた。入口の券売機で食券を購入し奥から順番にカウンター席に着席した。水はセルフ。厨房には男の店員3人と女の店員1人。

211212sakuraichyuuka00211212sakuraichyuuka01櫻井中華そば店 『特製中華そば塩』 1200円

麺も具は相変わらずこだわりを感じさせる上質なもの。特にバラチャーシューは燻製の香り付けがされてパワーアップしている気がした。そしてスープは最終的に飲み干してしまったほど美味しい。でも以前の味を知っているだけにやっぱり魚介風味の強さが気になってしまった。醤油より影響は少ないとはいえ塩になっても魚介が結構強めに感じた。具と麺がイチイチ美味しいので結局完食した形になったけど大満足したというわけにはいかなかった。

保土ヶ谷駅から横浜へ移動し買い物をしてから家路についた。

2021年9月12日 (日)

和田天神

どんより曇った小雨混じりの日曜休日。10時過ぎに家を出て相鉄線和田町駅近くに開店した新店を狙った。今月10日にオープンした『麺屋天神』。場所は以前『黒たんめん富士屋』だった店舗。開店時間から5分ほど過ぎた頃に店に到着。厨房には男の店員3人。客席は厨房前に仕切りが取り付けられた一列のカウンター6席と2人がけテーブル席2卓。先客3人。口頭で注文。水セルフで料金先払い。後客3人。

210912tenjin00210912tenjin01麺屋天神 『天理スタミナラーメン(辛味噌)並』800円

この屋号だとてっきり博多ラーメンが出てくるものと思ってしまうが、提供されるのは奈良のご当地ラーメン「天理スタミナラーメン」だという不思議な店。しかも辛味噌と醤油の2種があり辛味噌の方が筆頭になっている。本家『天スタ』では基本醤油味。でも本家でも味噌味もあるからいいのか。いや我は現地至上主義で現地まで出向いて食べるけどそれはそれ。こちらでご当地ラーメンを名乗って出店してくれるだけでOKな気持ちになっている。だから本家に比べて似てる似てないだけで良い悪いと評価するつもりはない。で提供された一杯。レンゲが妙にデカイ!当たり前だが辛味入りの濃厚味噌ラーメン。麺は標準でかために茹でられた低加水の縮れ細麺。具は香ばしく炒められた白菜、ニラ、豚バラ肉。そしてスープは結構な濃さの味噌味。こうなると天理スタミナラーメンとの類似性は小さくなってしまうが、白菜多めの濃厚味噌ラーメンとして美味かったよ。札幌系の味噌とは違う魅力を持っている。結構満足出来たよ。次の機会に醤油味を試して天理スタミナラーメンを味わってみたい。

和田町駅前の薬局で買い物をして桜木町へ移動した。サミットで食料品の調達をした後帰宅した。

2021年8月28日 (土)

心鮮鶏塩

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星川まで来たのでついでにもう1店。次はラーメン。駅から少し離れた場所にある魚料理と焼き鳥がメインの居酒屋『心鮮』が火木土の昼限定でオリジナルラーメンの提供を始めていると聞いてやって来た。正午10分前くらいに入店。当たり前だが居酒屋な店内。厨房には店主1人。後から奥さんがやって来た。客席は厨房周りにL字型カウンター5席と4人がけテーブル4卓。口頭で注文。先客4人後客ゼロ。慣れていないらしく20分以上待たされて着丼。

210828shinsen00210828shinsen01心鮮 『特製鶏そば 塩』1100円

メニューは鶏100%の「鶏そば」と、鶏と魚介のWスープの「中華そば」がありそれぞれ塩と醤油が選択出来る。我は筆頭の鶏そば、塩を選択。何故か特製を注文してしまった。麺は柔らかめに茹でられた全粒粉入の中太ストレート。具は白葱とスプラウト、柔らかい味付けメンマ、丁寧に炙られた炙り豚チャーシュー、鶏ムネチャーシュー、一口大の鶏もも肉。味玉は和風の出汁を若干感じる味わい。透明なスープは鶏の旨みとスキッとした淡い塩の味わい。自分の料理人としての経験だけでこのラーメンを作り上げたとしたらなかなかの一杯だ。時間はかかったけど丁寧に作られているのが伝わってきて納得出来たし。これは満足だ。でも『Sido』との連食で特製を選んだのは後悔してしまった。お腹いっぱいになってしまった。

星川駅に戻り電車を乗り継ぎ桜木町に移動、サミットで買い物をして即帰宅。シャワーを浴びて空調の効いた部屋で横になったら深い眠りに落ちてしまった。

2021年6月19日 (土)

櫻井変化

梅雨らしく雨の週末土曜日。早朝ゴミを出しに行った後、また寝床に入って雨音に耳を澄ませていたら二度寝してしまった。目が覚めたがまだ雨は降っている。1日雨降りのようだ。この時期に対応してあまり食料品の備蓄はしないようにしていたので今日は流石に買い物をしなくてはいけない。ともかく11時前に家を出た。

保土ヶ谷駅近くにある『櫻井中華そば店』に訪問する事にした。あそこならば店前で雨に濡れずに待つ事が出来るし。店にはちょうど開店3分過ぎくらいに到着。店前には15人くらいの行列が生じていて急いで列の後ろについた。我の後にも10人くらいの行列がすぐ生じた。この店には開店直後から度々訪問していたが、今やすっかり全国レベルでの有名店になってしまい行列が凄まじいので約1年ぶりの訪問になってしまった。その間、この店のすぐ近くで営業していたラーメン店『情熱の薔薇』の店主が店を閉めた後この店に修行の門を叩き今は厨房に入っているという驚きの展開もあったようだ。

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更にこの店、今月に入ってから出汁のリニューアルを行ったそうだ。それもあって今日この店を選んだ。30分ほど待ってようやく着席。水はセルフ。食券はならんでいる時に店員に促され購入し渡している。結構値上がりしているなと感じた。訪問する度に値上がっている印象がある。厨房には男の店員3人と接客係の女の店員1人。着席後ほとんど待つことなく提供された。

210619sakurai00210619sakurai01櫻井中華そば店 『特製中華そば 醤油』 1200円

何度も食べているこの店の看板メニューで出汁の違いを確認してみようと注文。麺はあまり違いはわからなかったが具の構成が変わっていた。ネギは以前緑のものだったが白ネギに変えられていた。また海苔が3枚追加された。そしてチャーシューが香ばしさを感じられるものになっていた。チャーシューは以前に比べて良いものになっている。肝心のスープだが、見た目からして以前より黒っぽいものになっていた。ひとくち啜ってみると節系の魚介出汁の味わいが以前より強めに出ていた。なのでより和風になったというか。この店の持つポテンシャルから考えれば当然だが魚介と鶏と醤油のバランス感は見事だと思う。駄舌の我ですらそう思った。だけれども駄舌ではあるが好みというものはある。我は醤油と鶏油の旨味を全面に出していた以前のスープの方が圧倒的に好きだった。我の好きな鶏油が以前より弱くなっている。魚介出汁が強く出た分何だか普通の醤油ラーメンに近くなってしまった気がする。レベルの高いスープは美味しいのは間違いないのでほとんど飲んでしまったけど「変わってしまったな…。」というのが正直な食後の感想だ。店が提供するものを変えればやって来る客の顔ぶれも変わるという事だ。

その後井土ヶ谷へ移動して買い物を済ませ帰宅。雨脚は強弱を繰り返していた。

2021年5月12日 (水)

八家変貌

昨夜YouTubeで相鉄和田町駅近くにある家系ラーメン店『八家』を紹介している動画を見た。我はこの店の開店日に一度訪問済み。その時の印象はあまり良くなかった。開店初日というのを差し引いてもあんまりな接客態度だったからだ。開店が5月だったから翌年まで営業していたら落ち着いているだろうから再訪してみようか、等と思っている内に何と約6年の月日が流れていたよ。初訪問時のイメージが良くないと引きずり足が遠のくものだ。

だから失礼だがあの店がどんな風に紹介されんだろう?と斜に構えて動画を見始めた。そうしたら驚いた事に家系の源流を知る事が出来る店と言うタイトルで紹介されてたんだよ。えっ!あの金髪ピアスの若い兄ちゃん店員が厨房にいたあの店が?何かの間違いだろと思いながら動画を見続けるとカメラは厨房で麺をほぐしている一人の爺さんを映した。その店主は『家系総本山吉村家』で11年、大和にあったという我は未訪問の『大ちゃん』という店で8年、『六角家』で11年務めた経歴があり、家系界では「大ちゃん」としてその名を知られた「家系界のレジェンド」だと紹介されていた。「大ちゃん」?この店舗で以前営業していた『大ちゃん』ではないよね?あれは『地獄ラーメン田中屋』系列だったしね。ともかく前回我が訪れた開店当初とは厨房の中が変わっており、屋号はそのままでも別の店になっている事は伺えた。

210512wadamachi01ベテラン家系職人によって生まれ変わった『八家』ならば行ってみたいぞ!という事で定時退社日の会社帰りに久々相鉄線に乗って和田町へ向かった。店に到着したのは夜営業開始から20分を過ぎたあたり。厨房には動画で見た、ねじり鉢巻をした爺さんが一人だけいた。小柄で頭髪の薄い痩せた爺さんなんだけど、厨房に立つ人物が変わるだけでまるでこの店が老舗ラーメン店みたいに見えたよ。入口近くの券売機で食券を購入したら席を指定された。水はセルフ。客席は厨房周りにL字型カウンターに大分間引かれて8席くらい。2人がけテーブル2卓。先客1人後客3人。

210512hachiya00210512hachiya02横浜家系らーめん 八家 『セット(麺かため・油多め)』 1000円

海苔10枚・たまご・チャーシュー4枚・ライスが付くと書いてあるセットを、我の家系定番の好みで注文した。ライスは先に提供されたので卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入し家系ライススタンバイ。そしてラーメン登場。

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由緒正しき水色の丼で現れた一杯はやはり初訪問時とは全くの別モノである種の風格さえ漂っていた。麺は中太平打ストレート。モチモチさを残すほどよい茹で加減。きっとこれが正しい「麺かため」なのだろうなと感じさせてくれる。チャーシューは直系スモークではなく、脂身は少なくさっぱりとした印象ながら豚肉の味と柔らかい食感を楽しめるような仕上がりだった。ほうれん草は柔らか、たまごは黄身しっとり。スープに溶けない家系用の海苔が10枚も付く。家系ライスを作って食べたがご飯が無くなって余ってしまった。そしてスープは昨今の家系ラーメンからすればかなりさっぱりした豚骨濃度なのだけど豚骨出汁の旨さがしっかり味わえた。鶏油の美味さもだ。同じ老舗家系店の『介一家』山手店に相通じるものを感じたよ。家系のスープを飲み干してしまうのはいつの頃以来だろうか。こういう形で化けた店という例は珍しい。完食して大満足で退店した。店の窓の外にはご丁寧に「大ちゃんの経歴」が貼られていて文頭に書かれた内容にプラスして「八家 2年、ラーメンきわめて32年」と書かれていた。この貼り紙がいつ書かれたかはわからないが『八家』は今年で開店6年目に入るのだから、大ちゃん店主が店を途中で引き継ぎ店が変わったのだろうか?興味深い。

和田町駅に戻って早々に家路についた。

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