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2023年3月26日 (日)

泡鶏白湯

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昨日に続いて朝から冷たい雨が降る日曜休日。本心からすれば家から一歩も外に出たくない気分だったが食料調達の為朝10時過ぎに傘を開いて家を出た。

上大岡駅すぐ近くにあった唐揚げと手羽先の店『鳥八三』。その店の跡地に先週3月23日『横浜鶏系ラーメンぷく福』という店が開店したと聞き訪問してみた。鶏白湯メインのラーメン店らしく『鳥八三』でも鳥白湯ラーメンを提供していたのでラーメン専門店にリニューアルしたのかも知れない。開店とほぼ同時に入店。店員は男3人女1人。客席は厨房周りに逆L字型カウンター6席と4人がけテーブル2卓。口頭で注文。後客5人。

230326pukufuku00230326pukufuku01 横浜鶏系ラーメン ぷく福 『鶏白湯ラーメン』750円

看板の「横浜鶏系ラーメン」というのは売り方の話で、家系に模しているけど結局は鶏白湯の醤油味の事だろうと推測。我は鶏白湯であれば塩の方が好みなのでストレートに「鶏白湯ラーメン」の方を注文した。好み等は確認されなかった。そうしたら『鳥八三』時代の鶏白湯ラーメンとは異なる真っ白な泡で覆われた一杯が提供された。

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麺は中細やや縮れ麺。具は玉葱のみじん切りと海苔1枚、低温調理の鶏チャーシュー2枚。スープはほんのり甘味を感じるクリーミーでとても優しい口当たり。鶏チャーシューも柔らかで美味しい。しょっぱさも泡で緩和されたのかラーメンによくある胃もたれ感は皆無と言っていい一杯。これは事前の想定より美味しかったので箸が進み完飲完食してしまった。今の我の体調にちょうど良かったし満足して支払いをして店を出た。

蒔田に移動しライフで買い物をしてから正午過ぎには帰宅。午後は窓の外の雨音に耳を傾け昼寝をしてしまった。良い休養が出来た。

2023年3月18日 (土)

旨味豚骨

グロービート・ジャパン『らあめん花月嵐』創業30周年を記念した限定ラーメン『シン・ゲンコツらあめん』。『飯田商店』店主が監修したこのラーメンの感想をYouTubeで見て興味を惹かれた。調べてみると昨年末から提供開始されていたらしい。なのでもう販売終了している可能性が高い。でもオフィシャルサイトで確認するとまだ提供している様子だったので、一番近い上大岡カミオ店にやって来た。店頭に置かれたA看板にそのメニューが表示されていて安堵して早速入店した。店入口の券売機で食券を買い店員に渡した。「お好きな席へどうぞ」と言われ入口に近いカウンター席に着席。客の出入りが激しく忙しそうだったが、店員男女2人だけできちんと回していた。多忙時間の客さばきは個人店チェーン店区別なく大変なのだから、その対応には関心したね。 

230318kagetsuarashi00230318kagetsuarashi01 らあめん花月嵐 上大岡カミオ店『シン・ゲンコツらあめん』1170円

目的のメニューをシンプルに注文。水と同時に説明書も提供された。花月嵐の看板メニューである化調バリバリ背脂チャッチャな「嵐げんこつらあめん」をテーマとして取り組んだらしいが、それとは対局にあるような、背脂もなく透明度のある清湯スープの一杯が提供された。驚くべき事に無化調であるだけではなく、タレも脂も使用しないで、豚をじっくり煮込むことで出るその旨味のみで作られたスープなのだという。

230318kagetsuarashi02麺は中細ストレートで適度なしなやかさとモチッという食感。具は新鮮さを感じる青葱のきざみと謎の黒い粒2,3粒。アンコールペッパーというカンボジア産の胡椒なのだそうだ。スープに味が移らないよう調理されたと思しき薄味の豚バラチャーシュー3枚。僅かな塩味と脂の甘み、柔らかさを感じた。そして問題の主役たるスープには衝撃を受けた。

我はここ1,2年で遅まきながらようやく豚骨出汁の魅力に気が付いた。ブリックス濃度は関係無い。家系だろうが九州豚骨だろうが、美味しい豚骨出汁が味わえるのが美味い一杯なのだという単純な事が長年理解出来ていなかった。その極北みたいなものをまさか『花月嵐』で味わう事になろうとは夢にも思っていなかった。サラッとした清湯スープ。だけど僅かな塩気と脂感を感じたのは過去の経験から舌にバグが生じているからだろう。もうひたすらに美味い。麺もチャーシューもスープの味を邪魔しないよう設計されているのは頭では理解していても、それらすらスープの邪魔に感じていたほどだ。もうね、スープ単体で売ってくれないかな?『花月』各店で提供しているのだから不可能ではないだろう…等とスープを飲みながら考えていた。

そう、この一杯をチェーン店で提供しているというのももう一つの衝撃だ。ちょっと前の『花月嵐』限定メニューは、アイデアとして面白そうなのだけど、どうしても食後感がチェーン店のラーメンのそれになって残念な気持ちになった。今回もそうだろうとハードルを低くして食べたら、とんでもない衝撃を受けてしまった。もう食べながら「お見逸れしました」と心の中でつぶやいていたよ。これを全国各店舗で再現するにはラーメンの調理技術だけではなく、冷凍、冷蔵、保温、加熱、運送等のテクノロジーが進化しているからこそだろう。勿論汁一滴残さずスープを完飲し完食、大満足で退店した。また食べに来ようかと真剣に考えている我がいた。

帰りは蒔田のライフで食料を調達して帰宅した。結局ずっと雨が降っていた。その雨音を自室で聞いていたら睡魔に襲われ夕方まで寝てしまった。

2023年2月11日 (土)

長岡醤斗

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先々週先週と同じく1号店『麺匠るい斗』を退店したその足でそのまま2号店『niるい斗』へやって来た。今日は店前に3人並んでいた。店内に入って食券を買ってからその列の後ろについた。5,6分で店内に案内された。後客も来たが同様に少し待っていたようだ。厨房には店主と男の店員1人と女の店員2人体制。

230211niruito00230211niruito01 niるい斗 『生姜醤油ラーメン』830円

今回は生姜醤油ラーメンを注文。創業当時の約7年半前に食べて以来だ。当時より180円値上がりしている。今は長岡の文字を外してしまったようだ。

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艶やかな一杯はあまり待たずに提供された。創業当時と構成は変えていないようだが、見た目はより美味しそうになっているように感じた。早速食べてみる。生姜醤油と聞くとスッキリした味の食べやすい醤油ラーメンのイメージがあるが、この一杯は結構醤油の味が濃い目で油分も多い印象だ。これぐらいした方が生姜の味わいが活きるのだろう。脂身の多めな薄切りチャーシューが多めに入っていていいね。こちらも創業から約8年経ち研鑽を積み質が上がっているようだ。美味しくて満足。店主に「ごちそうさまー」と伝え店を出た。従来の基本メニューから「背脂煮干しラーメン」は外され「喜多方ラーメン」に変更してしまったようだね。どちらも美味しいから悩みどころだがまた復活して欲しいとも思う。朝食を抜いてきたとは言えやっぱり連食はキツくなってきた。腹いっぱいだ。

午後1時前には帰宅。休日の午後はゆっくりと自宅で過ごす。これが今の我に必要な時間だ。

初味噌斗

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昨日の積雪が嘘だったかのように見事に雲ひとつない青空が広がった土曜休日。風は強かったけどね。

4週連続中永谷訪問。三度『麺匠るい斗』『niるい斗』の連食へ挑む。今回も1号店『麺匠るい斗』から訪問。またもや開店20分も前に到着し店前の待ち席で開店を待つ。開店5分前くらいになってようやく後客がやって来た。「15周年記念メニュー」が終了したからかな。それでも定刻に開店した頃には後客は10人くらいになった。車の中で待っていたのだろう。我は1番のりで入店。男の店主1人と女の店員4人体制。後客は続々来店し間もなく満席になり外待ちも生じていた。

230211ruito00230211ruito01 麺匠るい斗 『味玉味噌らーめん』1050円

調べたらこの店で標準の味噌を食べていなかった事が判明したので「これは食べないと」と今日の訪問につながった。創業11周年記念限定の「スパイス赤味噌らーめん」は実食経験はあったが、その時とても美味しかった記憶があったのでね。今日は標準の味噌を味玉付きでお願いした。

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基本構成は先週食べた醤油と変わっていないように見える。だけど…しっかり美味しい味噌ラーメンに仕上がっている。麺がスープにとても合っている。お世辞抜きで味噌ラーメン専門店の一杯に全然引けを取らないレベル。これは美味しいよ。この店のトレードマークになっている肉厚炙り叉焼も素晴らしい。ラーメンを食べる喜びをたっぷり堪能出来た。おろし生姜が付いているのも流石。後半はそれを溶いて味変し完飲完食した。大満足。味噌は季節限定なのかな?これは毎年食べたいなと思ったレベルだ。つけ麺や混ぜそばも未食だけど我は基本的にスープ有りこそがラーメンだと考えているので、それは食べたくなった時でいいかなと思っている。

2023年2月 4日 (土)

上越味斗

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先週と同じく『麺匠るい斗』を退店したその足で『niるい斗』へ。今回店前に待ち客の姿は無くそのまま入店出来た。こちらを後にしておいて正解だった。店員は店主含め男2人女2人。先客7人後客も続々来店し外待ち客も一時的に生じていたようだ。今回も先週に続いてレギュラーメニューの再確認。この店についてはついつい限定メニューばかり狙って食べてしまっていたからね。

230204niruito00230204niruito01 niるい斗 『上越味噌ラーメン』880円

今回は「上越味噌ラーメン」狙い。これまたかなりマニアックなご当地ラーメンなのだが横浜にはこれを提供する店がもう1軒ある。今や大行列店となった泉区中田の『雪ぐに』だ。あちらは開店当初は本場の味をかなり忠実に再現していたのだが、移転を機に味を変えて味噌ラーメンとしての美味しさはレベルアップしたのだが、その分上越味噌ラーメンらしさは薄れてしまっていて、ご当地ラーメン好きの我からすれば少々残念な気持ちでいた。だからこそこの店の「上越味噌」はどうだったか再確認したい気持ちがあった。

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約5年ぶりに上越味噌を注文。構成もあまり変わっていない。値段は130円値上がっている。玉葱たっぷりでチャーシュー4枚入りなかなかのボリュームだ。かために茹でられたやや平打ち気味の中太麺のスープへの絡みも良く、こちらも味噌ラーメンとして美味しい。ただ我が約11年前に訪問した本場の『食堂ニューミサ』の一杯とはかなり別の仕上がりになってるなーというのが正直な感想。味噌の粒粒感と白味噌の甘さ、更に玉葱の甘さが加わったかなり甘い味噌ラーメン。だけどしっかりニンニクが効いて挽き肉たっぷりでクセになる美味しさを持っていた。そんな記憶の中のものと比較すると違うんだよなー。ちょっと胡麻油多過ぎな印象。でもこれはしょうがない事だ。食べに来る客は横浜市民が大多数なのだから、その好みに合わせるのは当然だ。本場の味を知りたいのならやはり現地に出向いて体感するしかない。スープ完飲とはいかなかったが麺と具は食べきって店員に「ごちそうさまー」と言って退店した。かなり腹がいっぱい。もう連食はキツイなー。バスで港南中央まで移動し家路についた。

魚豚醤斗

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昨夜はブログを書いていて途中疲れて横になったらそのまま寝落ちしてしまった。疲れていたようだ。夜中寒くて起きてちゃんと寝直したら朝には疲れは抜けて回復していた。十分な睡眠はとても大切。さて、一週間待ち望んでいた土曜休日の始まりだ。朝ゴミ捨てに出て空を見上げると雲が多めだけどまずまずの天候のよう。外のバケツの水も氷は張っていない。日が昇るに連れ雲も少なくなっていった。

先週同様『るい斗』と『niるい斗』へ訪問する。予定通りレギュラーメニューの再確認の為だ。まずは1号店『麺匠るい斗』。到着したのは開店15分ほど前。誰もおらず店前のベンチに腰掛け開店を待つ。今日は開店までに後ろに10人以上並んだな。15周年記念メニューが周知されたのが原因かなと推測してみた。一番乗りで入店。入口脇の券売機で食券を購入し店員に渡すと一番奥のカウンター席を指定されたので着席。水が出される。厨房には店主と女店員4人。後客は続々来店し満席となり外待ちが生じていた。1号店を先にしておいて正解だった。

230204ruito00230204ruito01 麺匠 るい斗 『味玉醤油ラーメン』1000円

筆頭メニューを味玉付きで注文。筆頭レギュラーメニューを注文するのは約7年ぶり。現在『niるい斗』が入っている旧店舗から移転した直後ぐらいの頃だ。その時我は『渡なべ』の量産型だとか酷い感想を書いている。果たして今はどうなっているのかとても楽しみだ。

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構成は約7年前とほとんど変えていない様子。値段は220円値上がっている。で感想としては「これは美味しい」だった。やはり今でも生き残っている魚介豚骨ラーメンはそれなりに研鑽を積んでいるので、そういうレベルに達しているんだよ。特に濃厚という訳ではないけれど、それは途中で飽きる事無く最後まで美味しいままで食べられる設計になっている為だ。また適度な噛みごたえがあるメンマや肉厚の炙りチャーシューが良質で、これも食感が単調にならず飽きさせないように工夫されているのが伝わってきた。なので完飲完食の大満足。食べる前は不安視していたけど、こういう良い結果になって個人的に嬉しかった。「ごちそうさまー」と言って退店した。

2023年1月28日 (土)

佐伯油斗

『麺匠るい斗』を退店した足でそのまま隣の2号店である『niるい斗』へ一週間ぶりの訪問。この店のレギュラーメニューを再実食したくなったので。店前に数人並んでいたが5分程度で出来た。食券を買ってから並ぶシステムだったんだね。厨房には店主と男の店員1人、女の店員2人。後客も続々来店。1号店の『麺匠るい斗』より人気の様子。メニューのバリエーションが豊富だからだと思う。我としてもご当地ラーメンの再現に特化したメニュー構成なのでこちらの店の方が訪問回数は多い。

230128niruito00230128niruito01 niるい斗 『大分佐伯ラーメン』800円

開店当初に訪問して注文した以来、約12年半ぶりに筆頭メニューを注文。渡辺樹庵氏が一時期入れ込んでいた、今は無き大分佐伯の『香蘭』インスパイアと思しき一杯。丼も含めてね。マニアックなご当地ラーメンの中でも本格的な一杯がが近場で食べられる嬉しさよ。

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麺はもちっとした食感の中細ストレート。具はきざみ葱ともやし、小ぶりのチャーシュー2枚。予めガーリックパウダーがしっかりかかっている。一方以前ほど胡麻の量は少なくなっていた。スープは油ギトギト、醤油ダレ強めでしょっぱい。豚骨臭はほとんど感じない。九州豚骨の中でも特に異彩を放つご当地ラーメンが見事に再現されている。ラーメンのジャンクな魅力を味わえる一杯。連食2杯目としては結構ヘビーだった為スープこそ完飲出来なかったが大満足で完食した。『麺匠るい斗』とこの『niるい斗』は、各々のレギュラーメニュー再実食の為、今後不定期に訪問を繰り返す事になりそうだ。

帰りに上永谷のイトーヨーカドーで買い物をしてから家路についた。その頃には雲が多くなり日差しを遮ってきたので急いで布団を取り込んだ。

鶏豚皮斗

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1月最終土曜休日。屋外に置いてあったバケツには朝、厚さ5mm程度の氷が張っていたよ。寒かったが朝から気持ち良いいくらいの青空が広がった。布団を干してから家を出た。

『渡なべ』スタイルプロデュースである『麺匠るい斗』が創業15周年を迎え、それを記念した短期限定メニューが提供されていると聞き楽しみにしていた。今回はブルーライン下永谷駅からてくてくと歩いて店に向かった。そうしたら開店予定の20分も前に店に到着してしまった。店前のベンチで寒い中為す術もなく待つことにした。定刻に開店し店主に入店を促された。その頃には我の後ろに3人くらい並んでいた。早速入店。入口前の券売機で食券を購入。一番奥から席につくよう言われて着席した。厨房には島村店主と女の店員4人。後客は9人くらい。

230128ruito00230128ruito02 麺匠 るい斗

『鶏と豚皮』1000円+『味付玉子』120円=1120円

渡辺樹庵氏が大阪にある『光龍益』という店のラーメンをインスパイアして一時『渡なべ』で限定提供されていたメニューらしい。鶏をベースとして豚皮を溶かし込んだスープだとか。聞いているだけで美味そうだ。朝飯抜いて来たので目の前に提供された時はたまらなかった。きざみニンニクと辛味韮も別に提供された。

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麺はポクポクした食感の全粒粉入り中太縮れ麺。具は大きめに輪切りされた長葱と太メンマ数本、しっかりと炙りを入れられたバラチャーシュー1枚。追加トッピングの味玉は黄身トロリで程よい甘みが美味しい。スープは鶏白湯っぽいようでそうではない。豚皮由来と思われる油の甘みに程よいしょっぱさ。とろみを感じる口当たり。これは美味いぞ。輪切りされた長葱の食感と苦味がとても良いアクセントになっているのも見事だ。後半味変用のきざみニンニクや辛味韮も少し試してみたけど我的にはそのままの方が好みだった。スープを飲み干して完飲完食。これが限定メニューであるのが惜しいくらいの大満足だった。この店もレギュラーメニューを食べ直ししなくてはいけないなー。

2023年1月21日 (土)

辛味噌再

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今日は連食しちゃおう。『本牧家』を退店した後そのまま歩いて『niるい斗』へやって来た。期間限定とは言え、この店では何度か提供されている山形赤湯『龍上海本店』インスパイアの「山形辛味噌ラーメン」を食べたくてね。開店から40分過ぎたあたりに店に到着。入店し券売機で食券を買うと席を指定され着席。厨房には店主含め男2人と女2人。先客1人後客4人。

230121niruito00230121niruito01 niるい斗 『山形辛味噌ラーメン』920円

3年前食べた時に比べ見た目からしてグレードアップされ美味そうだ。実際とても美味しかった。『龍上海』本店では辛味噌を溶かす前のスープは味噌汁に近いものなのだが、この一杯は溶かす前からいい塩梅な味わいでとても美味しい。勿論麺も具も素晴らしい。控えめながら青のりも良い仕事をしている。やり過ぎないように節度を持って仕上げているところがこの店の凄みだ。後半レンゲを使って赤味噌を少しづつだけど良く溶かして食べ進めた。すると辛さだけではなく強烈なニンニクのパンチが炸裂し始めた。『龍上海』より味の激変度が高い。これも憎い演出だ。素晴らしい。強烈過ぎてスープこそ飲み干せなくて少し残したが麺と具は完食し大満足。この店のレベルの高さを改めて感じた。この店に限ってついつい限定狙いで訪問してしまっていたが、レギュラーメニューも同じくグレードアップされているはずだから改めて訪問してみたくなったよ。

バスで港南中央に移動しスーパーで買物をした後帰宅した。冷え込みが厳しくなってきた。

本牧家閉

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風が強く日が昇るに連れ次第に雲も増えてきて日差しを遮ってきたので体感的には結構寒さを感じる土曜休日。今日は環二へ行ってみる事にする。

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横浜家系の老舗店『本牧家』本店が今年5月7日をもって閉店すると発表され衝撃を受けた。『本牧家』は1986年『家系総本山 吉村家』の2号店として創業し、その後独立したが横浜家系の歴史を語る上で重要な老舗店。時が経てばこういう事態になってしまう事はわかっていたはずだが…悲報だとしか言いようがない。

今回は戸塚平戸方面から品濃口経由でバスを乗り継ぐというトリッキーな方法で店にやって来た。店に到着したのはちょうどシャッターが上がるタイミング。既に閉店の報を聞いて駆けつけたと思われる客が20人弱の行列をなしていた。急いで最後尾につく。店の入口から既に豚骨臭が漂ってきて食欲を刺激してくる。順番に入店し食券を購入し席が空くのを待つ。店員は店主含め男店2人と女2人。高齢になった店主も鉄人だが、娘さんなのか女店員の客裁きが見事なんだよ。先客が家族客だったので後の1人客をだいぶ待たせてしまい、かなり後から入った客の集団の分と分けて先に1人分だけ調理するよう店主に指示したりと、待っている客の心理を見抜きながら回しているんだよ。ただスムーズに店を回転させているだけではないというところが凄い。達人の域に達しているように見える。この様を見ることが出来なくなるというのは非常に残念だ。開店から20分ほどで着席を促され、その5分後くらいにラーメンが提供された。

230121honmokuya00230121honmokuya01 横浜らーめん 本牧家 本店 『ラーメン並』800円

基本のラーメンを好み全て普通で注文。トッピングもなし。今日ばかりは『本牧家』のラーメンをシンプルに味わいたかった。

230121honmokuya03230121honmokuya02 もう見ただけで美味そう。我からすれば「昔からある家系ラーメン」そのものの顔をしているように思える。でも気がつけばこういうラーメンにお目にかかる機会が減ってしまった。既に見た目だけでも『吉村家』や『武蔵家』系とは全く別の種類のラーメンに映る。そして丼から立ち昇る豚骨の香り。レンゲでひと掬いし口に運ぶとじんわりと広がる豚骨出汁の旨味と醤油な味わい。優しい味わいだなー。麺はプレーンだと結構柔らかいのだが、それもこの優しい味わいにとても合っているのが理解出来た。この良さを我は若い時には理解出来ていなかったと思う。濃い口醤油のガツンとした『吉村家』直系や、濃厚豚骨の『武蔵家』系列に流れてしまったからね。今更だがこの味わいが理解できる年齢になったよ。『本牧家』本店が閉店してしまう前に間に合って良かった。非常に飲みやすく染み入る味わいのスープは汁一滴残さず完飲完食。今日は『本牧家』のラーメンを堪能することが出来て大満足だ。店員に感謝の気持ちを込めて「ごちそうさまでしたー」と言って退店した。

この店が無くなってしまうのは家系ラーメンを愛する者全員にとって大損出だと思う。家系ラーメン自体が盛り上がっている昨今、しかも『本牧家』からは多数の独立店が巣立っているのだから、存続に向けて何とかならないものか?とも女々しくも思ってしまうよ。非常に残念だ。

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