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2024年10月 4日 (金)

町田家訪

241004sky01 雲が多く時折雨が降ったりして蒸し暑く、まだまだ夏日続行の10月上旬。今週も何とか凌いで迎えることが出来た金曜平日の退社時間。天気が気持ち悪いので早々に帰宅しようと思っていたけど、今週を乗り切った開放感を抑えきれず、久々町田に出てみる事にした。

昨年8月末に『町田商店』本店へ訪れたが、町田には古くから全く別の家系店があったのを思い出した。1996(平成8)年4月に創業した『町田家』だ。『たかさご家』系列で現在小田急相模原、新百合ヶ丘、新宿南口の3支店を展開中。それ以外にもこの店出身という家系店は数多い。軽い家系欠乏症にもなっていたので実に約17年ぶりに本店へ訪れてみる事にした。店に近づくに連れ僅かだが漂ってくる豚骨臭。昔ながらの店炊きの家系店だと判る。早速入店。店内隅の券売機からプラ板食券を購入。席は指定され既に冷水入りコップが置かれていた。店員に食券を渡し好みを伝える。店員は男2人。2人共朴訥だが年季から来ているであろう細かな気遣いが見て取れる。客席は厨房回りにL字型カウンター12席。先客4人後客2人。清潔に保たれているがスープの匂いが染み込んでいるであろう店内に流れるFMラジオ。壁に貼られた各種張り紙。どうって事無い店内だけど「あーラーメン屋ってこうだったよなー。こういうのでいいんだよなー。」と妙に懐かしさも感じた。

241004machidaya00 241004machidaya03 ラーメン町田家 町田本店

『ラーメン並盛』800円+『味玉』120円=920円

基本メニューを味玉付き、麺かため・油多めで注文。ミニライス無料サービスタイムに間に合ったのでお願いした。この米不足なのに例えミニサイズとは言えサービスしてくれるのは感謝しかないよ。卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入しスタンバイOK!

241004machidaya01 241004machidaya02 麺は軽く縮れた中太麺。家系王道の酒井製麺の麺らしい。もちもちした食感でかため注文でも柔らかい。具は家系標準装備。ほうれん草多めでチャーシューもやや大きめで肉厚。材料費が高値維持してしまっている状態なのに、こういう客が直接判るような所でケチらない姿勢に好感が持てるよ。スープは我の記憶にある『たかさご家』のものよりしっかり家系に寄っている印象。勿論クラッシック横浜家系スタイルの方でね。美味しく食べ進める事が出来てこれも好印象だ。家系ライスで食欲増進しながら食べ進めたので自然とスープ完飲の完食で終わった。冷水をグビグビと飲み干して丼をカウンター上に上げて卓上を雑巾で拭いて席を立った。店の雰囲気も込で大満足の気持ちで退店する事が出来た。

2023年11月 4日 (土)

鶴川進化

231104tree001 昨日に続き最高気温25℃超えの夏日となった土曜休日。今回の三連休は遠出をする予定は全く組まなかったが、朝からこんな好天に恵まれているのに近所周辺の活動ばかりは寂しく思えて急遽都内へ遠征してみる事にした。重要な家事がありそちらを優先しなくてはならなかった為ギリギリ何とか早めに家を出ることに成功した。

狙った店は『しおらーめん進化2nd』という店。『進化』の店主は『せたが屋』昼営業形態『ひるがお』出身で生粋の塩ラーメン専門家。塩へのこだわりが凄いと有名だ。既存の本店や町田駅前店とは味も麺も異なる塩ラーメンを提供する店舗を昨年10月19日に開店し以来注目を浴びていると聞き気になっていたので、この機会に訪問してみる事にした。

場所は都内と言っても町田市の外れの方。小田急線鶴川駅から約1.2kmも離れている。まず車で移動するのが順当なのだろうが、青空が広がった過ごしやすい気温なので我は駅から黙々と歩いて店へ向かう事にした。15分ほどかけて歩いてようやく店に到着したのは開店の30分前くらい。到着時は先客ゼロだったが8分後くらいから後ろに並びが生じ始めた。定刻に開店し店員に促され店内へ。結構広い店内に感じた。入口脇の券売機で食券を購入し振り返ると厨房前一列のカウンター8席の一番奥の席に水入りのコップが置かれてそこに案内された。他に2人がけテーブル席4卓と4人がけテーブル席1卓があった。厨房には黒Tシャツを着用した男の店員ばかり4人。後客は続々来店しすぐ満席になって外待ちも生じていたようだ。

231104shinka2nd00231104shinka2nd04 しおらーめん進化2nd

『しお味玉らーめん』1100円+『鶏塩飯』400円=1500円

筆頭の味玉入り塩と「当店自慢」とアピールされていたサイドメニューを合わせて注文した。他に背脂生姜ラーメンやしおつけ麺等もあった。

231104shinka2nd01231104shinka2nd02

最初の客だった為か我の分だけ早々に提供された。提供された時点で確かに今までの店舗で提供されていた『進化』のラーメンとはまるで異なる事がわかった。まず麺が違い過ぎる。ブリブリの縮れ太麺だ。具は白葱と青葱のきざみとメンマ数本、あとスモーク臭が立ち上る吊し焼きチャーシュー1枚。このチャーシューが実に旨くて特製を頼む客が多いのも納得出来るレベルだった。そして肝心のスープ。卓上に書かれた薀蓄には「名古屋コーチンの丸鶏をメインに20種類以上の食材をを使用し…」とお決まりのような事が書かれていたが、既存の名の知れたネオ中華そばラーメン店が提供する塩ラーメンとは全く似ていなかった。一言で言うと「旨味の厚みが凄く濃い味わい」の塩スープに仕上がっている。もちろん鶏の旨味が主体にはなっているがそれだけでは説明不可能な味わい。これだったらこの縮れの強い太麺を合わせたのも全然理解出来る。この自家製の麺が弾力があって美味しいんだよ。これはラオタが語りたくなる一杯だわ、と納得した。文字や写真では十分伝える事が困難な味と食感なんだよ。自分の塩ラーメンの経験値が上がった気がした。もちろん汁一滴残さず完飲完食の大満足だった。

 

231104shinka2nd03

サイドメニューは実質この店舗の前身にあたる昨年8月に閉店した中山店で食べたものと同じだろう。スープの味が保たれなくなる恐れがあったので早々に味玉を引っ越しさせ食べた。基本胡麻油を効かせた味わい。鶏肉が冷たかったので自分が注文時に期待していたものとは違ったが、こちらもいい塩梅で塩が立つよう調整されていて美味しかった。厨房に向かって「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。店員が1人送り出してくれた。

帰りはちょうどバスが来たタイミングだったのでそれに乗り鶴川駅に戻り、町田からJR横浜線に乗り換え終点の桜木町駅まで移動した。駅前のサミットで食料調達を済ませ家路についた。突発的な行動で慌ただしかったが帰宅後はのんびりと過ごすことが出来た。

2023年10月11日 (水)

新生黒麺

231011sky001 気がつけば10月中旬に差し掛かりめっきり秋めいてきた水曜平日。体感では急に気温が下がったように感じるが、今年の夏が暑過ぎて長過ぎたからそう感じるだけなのだろう。

『なんつッ亭』が売却されたというニュースを聞いたのは今年の4月末くらいだったかな。秦野の田舎から急激に知名度を上げのし上がっていく様を知っている者からすれば感慨深いものがあるよ。最盛期は国内外で10店舗展開していたけど徐々にその名を聞かなくなり、国内では秦野本店川崎店のみが残っていた状態。本店と支店の味のギャップが広がってきたからだと噂されていた。以前テレビ番組で創業店主がスープだか特製マー油かを門外不出にして大事にしていた光景を見たのを覚えている。それがコントロールが出来なくなったのかしなくなったのかは知らないが各店舗まかせになっていた事は創業店主も認めている。創業店主が政治活動に熱を入れ始めたからというのがもっぱらの噂だ。

その『なんつッ亭』を買収した人物というのが、かつて低価格の家系ラーメンをウリにして多店舗展開していた『せい家』創業者だという。この人も『せい家』を別企業に売却して、飲食業界に関わらない契約縛りの期間が明けてから早々に『なんつッ亭』を買収したという。なんか奇妙な話だね。その新生『なんつッ亭』最初の店舗が今月1日町田に開店したというので、定時退社日を利用し帰宅途中に行ってみる事にした。

JR町田駅から歩いて4,5分くらいかな。繁華街只中の好立地に店はあった。待ちはなかったのでそのまま入店。入口はガラス張りで奥に長い店内。店員は男2人と女2人。券売機はなく着席してから口頭で注文。明るく活気がありいかにも大手資本の飲食店という雰囲気ではある。また「うまいぜベイビー」の文字はあるものの、個性が強い創業店主を連想させるようなものは他になく目立たないようにしているのがわかる。客席は厨房前に一列のカウンター10席と2人がけテーブル席3卓と4人がけテーブル席1卓。先客5人後客8人くらいだったかな。

231011nantsuttei00231011nantsuttei04 なんつッ亭 町田店

『らーめん』680円+『半ねぎまんま』270円=950円

筆頭基本のメニューを注文。好みとかは聞かれなかった。この時代に税込みで一杯600円台の値段設定とは驚きだ!

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この値段設定で提供されたのがこんな美味そうな良い顔をした一杯なのだから、それだけで満足度が跳ね上がる。しかもあまり待たずに提供されたし。若い女子店員の接客も良いし。ここらへんがラーメン店経営者としての上手さなんだろうなー。

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麺は低加水でザクザク食感の中細ストレート。具はきざみ青葱と茹でもやし、海苔1枚。そしてこんなに大きいだけではなく分厚いチャーシュー1枚がドーンと正面に配置されている。そして麺など全く見えないでたっぷりなみなみと注がれたスープ一面に、ケチらずマー油がたっぷりかかっている。しかも他の熊本ラーメン店の一杯とは一線を画すると言って良いマー油の魅力が感じられる濃厚スープ。家系で例えるなら濃厚さを増す進化をして横浜家系とはだいぶ違くなった東京家系ラーメンくらいに違う。売却した以上創業店主は惜しみなく手法を教えたのだろうから本来の店の味の再現度は高いと思う。これが一時代を築いた力量なのだろうね。ボリュームも正に「お値段以上」で、資本系に売り渡したと知り半分貶すつもりで入店してきたようなラオタ達を力でねじ伏せるみたいな一杯だった。スープこそ完飲は出来なかったが完食の大満足だ。

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サイドメニューのご飯物。ハーフサイズがあるのが良いね。チャーシューも少し入ってる。酷暑の影響で葱の価格高騰のニュースを聞いた事もありありがたくいただいた。最後はマー油たっぷりスープをかけて美味しく完食した。

M&Aも良し悪しあるのだと思うけど、今回のケースのように、価格も品質も安定し、店も明るく入り易く接客も向上したので、多くの客からすれば「むしろこっちの方がありがたい」と思うはずだ。少なくともラーメンへの情熱を保てなくなった店主が廃業の道を選択するより全然良い。5年後に20店舗展開を目指しているとか。いずれ『丸亀製麺』クラスになれたりするかも?電子マネーで支払いを済ませ大満足で退店し家路についた。

2023年8月30日 (水)

町田本店

230830sky001 連日最高気温が35℃近くで残暑と言うには暑さが厳しすぎる8月末の水曜平日。雲だけは少し秋っぽくなってきたけど…。

会社帰り久々町田にやって来た。町田のラーメン店と言えば…『町田商店』。こう言うと反発があるだろうことは想像するけど、東京都下の街のひとつである「町田」の名を全国、いや海外にまで押し広めたのはこのラーメン店以上には無いように思える。その始まりの地、本店を訪問するのが今日の狙い。実は我がこの本店を訪れたのは初めてではない。それはこの店が本店を名乗る前、今や上場企業となった運営元の株式会社ギフトが影も形もない頃、店主の個人店として営業を開始して1ヶ月程度の2008年2月に一度訪問している。確か店主は磯子の『壱六家』でラーメンを学んでいたはず。だから当時提供されたラーメンは当時の『壱六家』の白っぽいスープに近いものだった。それが今や日本全国、海外にまで勢力を伸ばしているのには理由があるはずだ。ラオタをやっているとこういう資本系の店はいつでも行けると思ってどうしても後回しにしてしまう。我が一番最近に訪問したのは『町田商店』横浜店で、もう7年半も前だ。その間どのように変わっているのか確認したかったのだが、どうせなら本店で確認しようと思ったわけだ。小田急線の踏切を抜けて店に到着。そのまま入店。創業店だけあって『町田商店』としてはこじんまりとしている。入口脇の券売機で食券を購入。現金のみ対応。店員は男2人のみ。昔印象的だった異常なくらい大声接客ではなかった。でも接客態度自体はそつがない。客席は厨房周りに変形L字型カウンター8席、2人がけテーブル席3卓とボックス4人席1卓。先客5人後客4人。

230830machidasyouten00230830machidasyouten03 横濱家系ラーメン 町田商店 本店

『ラーメン』800円+『ライス』100円=900円

筆頭基本メニューをライス付きで注文。好みは昔に習って麺かため・油多め指定。あまり待たずに提供された。卓上から我の好きなきざみ玉葱入れ放題だ。

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昔ながらの『壱六家』系のうずら1個が入った構成は変わりはないが、スープの色がしっかり醤油色が濃くなっている。ここ本店はスープ店炊きの噂があり、確かに厨房に大きな寸胴が2本あったが、客入りが少なかったからかかき混ぜる事がなく蓋は閉めっぱなしだった。でも見た目だけではなく醤油の味がキリッと立っていて濃度もしっかりあって美味しいぞ。記憶の中にあるチェーン店独特のしょっぱさや変な甘ったるさも全く無かった。麺は中太縮れ麺で我が個人的に家系だと嬉しいタイプ。しかも麺かため好みの人間を満足させるくらいボキボキ感を与えてくれる麺だ。家系かどうかの判断は置いておいて、味わいと食感にメリハリがあり豚骨醤油ラーメンとしてはしっかり美味しい一杯だった。一般の客がそんじょそこらの個人のラーメン店より『町田商店』を選ぶのも致し方ない。改善をキチンと続けているのが分かったし、勢力拡大を続けている理由がちゃんとある事も理解出来た。

230830machidasyouten02ただ個人的に不満なところもあって、明らかにスープの量が少なくなっている。もう麺が全部丸見え。油そばスープ多め、みたいな。提供された時点で「ケチってんなー」と思っちゃってテンションが下がるんだよ。カウンターには「完マクしたら店員に声をかけて云々~」と完マクを促す貼り紙があってポイントが貰えるやら何やらと書かれていた。客が完マクし易くする為にスープの量を減らしていたとしたらそれこそ本末転倒だ。普通に食べ進めているとスープがみるみる減ったし、ライスもあるので自ずとスープ完飲完食したが店員に申告などせず「ごちそうさまー」と言って席を立った。食事として満足する事が出来たのは間違いないし。すると店員が入口に立ちドアを開けて見送ってくれた。

今日は殊更暑さが厳しい気がする。汗みどろの帰宅となって即風呂に入った。

2023年3月11日 (土)

鶴川龍聖

230311sky002 小田急永山駅から小田急多摩線に乗り新百合ヶ丘で小田急本線に乗り換え2駅目の鶴川駅で降りた。目的は鶴川駅から歩いて12分くらいの場所にある『龍聖軒』というラーメン店だ。『パパパパパイン』グループの4店舗目にあたる。1号店『パパパパパイン』の近くにも同名の『町田龍聖軒』が出店されており勢力が拡大している様子。そしてここ鶴川にある店舗は以前尾道ラーメンの『正ちゃん』の跡地だという。懐かしいなー。約15年ぶりに訪れる事になるとは思わなかったよ。城跡みたいな丘を回り込む形で店に到着。駐車場は広いが小さな店舗がポツンとある。ちょうど正午くらいに入店。店内隅にある券売機で食券を購入。厨房には男の店員1人のみ。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。先客4人後客は9人も来て空席待ち客が生じていた。店員1人で大変そうだ。

230311ryuuseiken00230311ryuuseiken04 龍聖軒

『醤油ラーメン並』810円+『半カレー』330円=1140円

筆頭基本メニュー並と半カレーを注文。家系同様に麺のかたさ・味の濃さ・油の量が指定出来るようだが、全て普通指定だったので何も言わず店員に食券を渡した。

230311ryuuseiken01230311ryuuseiken02 見た目はオーソドックスな昔ながらの中華そば。でも麺はもちもちした中太縮れ麺。具はきざみ葱、柔らか平メンマ数本、正方形の小さな海苔1枚、大きめのチャーシュー1枚は柔らかく崩れるタイプ。スープは醤油角が立たず丸みを帯びたような醤油味。店内の蘊蓄によると牛のオイルを使っているらしい。だから見た目以上に完成度の高い美味しい醤油ラーメンだ。全然昔ながらじゃない。流石『渡なべ』出身店主が手掛けている店だ。基礎がしっかりしているから、奇をてらう事なく正道の勝負をすればこのような高品質の一杯が誕生する。

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さて半カレーだが牛すじカレーっぽい。でも業務用ののっぺりしたものとは全く別モノで、スパイスがビンビンに効いた美味しいカレーだ。ボリュームもそこそこありセットで両方共大満足で本日の食べ歩きを終える事が出来た。

帰りは回り込まず坂を上り丘を超えて駅へと戻った。もう暑くて上着を脱ぐだけに留まらず長袖をまくって歩いたよ。駅から小田急町田駅に出てJRの駅に移動し横浜線に乗り帰路についた。自宅に到着し干していた布団を取り込んでいたら睡魔に襲われ日が沈む時間まで昼寝をしてしまった。

2023年3月10日 (金)

果汁無再

230310sky002 町田仲町商店街にやって来た。昭和の面影を色濃く残す雰囲気は変わらないようだ。入口の小籠包屋には大勢の人が並んでいたよ。その人だかりを避けて暗くこじんまりした商店街を奥に進むと現れたのがラーメン店『81番』。『パパパパパイン』店主の2号店。店名は「No.81=No Pine」という意味らしい。2016年1月30日オープン。我はその1週間後くらいに一度訪問している。店前に待ち客は無かったが満席のようだった。入口の券売機で食券を購入している間にほとんどの客が退店したのでそのまま着席出来た。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。後客2人。店内にはジャズが静かに流れていた。

230310no8100230310no8101 81番 『うま味塩そば(細麺)』880円

基本メニューを注文。麺は細めんか中太縮れ麺かを券売機の段階で選べる。細麺にした。具はわけぎ、乾燥えのき、チャーシューは豚と鶏の2種。透明なスープは鶏、貝、きのこから摂ったものに帆立オイルで覆ったものだそうだ。和風で上品な味わい塩ラーメン。だけど我の駄舌では何故か干し海老っぽさを感じちょっと違和感を感じてしまった。麺と具は食べ退店した。

駅に戻り横浜で途中下車して買い物をした後帰宅。でも家でやる事もあったので帰宅直後から着替えもせず作業を開始し日が暮れる前には完了した。これで少しでも生活の利便性が上がる事を期待したい。

果汁有再

230310sky001 朝から雨が降ったり晴れ間が広がったりと変わりやすい空模様だった金曜平日。今日は所用の為午後半休を使い久しぶりに町田にやって来た。昔はよく訪れていたが町田駅に降りたのは5,6年ぶりのはず。基本的な街並みは変わっていないがラオタ視点で街を見るとまるっきり変わっているようだ。

用事をサクッと済ませ、どのラーメン店に訪れようかと悩んで決めたのは『パイナップルラーメン屋さんパパパパパイン』。『渡なべ』の渡辺樹庵氏3番目の直弟子が2017年12月28日に開店させた店。個性を何よりも重視する『渡なべ』系の中でもかなり際立った個性を選んだ店だと言えるだろう。この店は2011年に西荻窪駅前に出店したのが始まりで、その西荻窪にあった時、約8年前か、我は初訪問している。だから再訪問なのだ。何故再訪問してみたくなったかと言えば、先月『桜上水 船越』の一杯がかなり印象に残ったので『渡なべ』系に興味が出てきたから。それともう一つは閉店休業等色々あったとは言え、この奇抜な味で10年以上営業し続けている実績を鑑み、8年前から進化しているのではと期待して。

訪問時店前に並びはなくすんなり入店。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入。厨房には男の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。タイルのカウンターや箸の色や箸入れ等インスタ映えしそうな凝ったインテリアだ。先客6人後客1人。

230310pain00230310pain01 パイナップルラーメン屋さん パパパパパイン

『塩ラーメン いっぱいん』1100円

筆頭は海老塩だったが海老には苦手意識があるので、基本の塩の、いっぱいんという呼び名の特製を注文。特製の内容は海苔、チャーシュー、パイン増量、味玉付きと書かれていた。

230310pain02

麺は中細ストレート。具は青菜、海苔4枚、チャーシュー2枚、黄色い味玉丸1個。そしてカットパインがどっさり。スープはやっぱりパインの甘みを若干感じるが強烈さはなく、煮干しと昆布なのかなー、ギリギリ塩ラーメンらしさは保たれている。そこに技術を感じる。とは言え結構なパイナップルへの振り切り方だ。鮮やかなほど黄色い味玉なんか齧るとパイナップル味だからね。パイナップル果汁に漬け込んだのだろう。事前に予想が出来ていたとは言え、食感が茹で卵の白身なのに味がパイナップルというのは衝撃的。西荻窪時代より進化というより更に尖らせてきたというか。具と麺は食べ切りスープも2/3くらいは飲んだので腹は満たされた。でも食後の口の中はパイナップル味が強烈に残っているので、まるで果汁100%パイナップルジュースを大量に飲んだ後のような気分になった。

230310pain04これは日記なので正直に感想を書いてしまうが、二度目…じゃない、三度目の訪問をする可能性はかなり低いと思う。ほぼ完食したので決して不味かったわけではないけど、習慣性は低く「また食べたい」という気分にはならなかったからだ。けれども珍しいものを食べたという非日常の楽しさは感じた。ラーメンの多様性を改めて経験出来たのは良かったと思う。ここの店主は他に数店舗ラーメン店を出店しているが、そちらは割りと一般的な味のラーメンを提供している。この店で培った技術を活用して「メメメメメロン」や「バババババナナ」という店を出店しても良さそうなものだけど限定メニューに留めているのは、店主も「それは厳しい」と理解しているのだと思うし。追従者も今のところ出ていないようだ。ラーメン店を高評価する時によく「唯一無二」という言葉が使われるが、この店のラーメンこそ唯一無二の存在だと思う。更に10年以上続けている実績は改めて凄いと思うよ。ただこの食後感のままで帰宅したくなかったので禁断の平日連食に挑む事にした。

2022年2月18日 (金)

南町田変

横浜線成瀬駅から南下し金森付近の町田街道沿いのパチンコ店脇にあった『地獄ラーメン天国屋』。後に『超純水採麺 天国屋』へリニューアルした。その店が昨年10月8日に南町田へ移転したという。再開当初は整理券制にするほど大人気になっていると聞いた。今も土日は今も整理券制らしい。そんな凄い店だったのか。

220218grandberry000 今日は所用の為午後半休を予め取得していたので、これを有効活用すべくラオタ脳を働かせてこの難関店へ訪問してみる事にした。時間は十分にあるし、平日は整理券なしで入れると聞いていたし。南町田に来るのは約12年ぶりになる。これほどの歳月が流れるともう記憶も危ういのだが、それでもこの街が激変している事がわかりその度合いに驚かされた。まず駅名が「南町田グランベリーパーク」に変わっていた。いかにも大手不動産会社が都市開発で使いそうな名称だ。そしていかにも都市開発のイメージボード通りの駅の構造に変貌していて改札を出るもうショッピングモールだった。でも目的の店はショッピングモールの外にある。案内板を見てまずショッピングモールの外に出て5,6分歩いて店に到着した。店の前には2人並んでいたけど1分も待たず先客が出ていったのでその2人は入店。我はそれから2分ほど待ってから入店を促された。手の消毒後入口脇の券売機で食券を買い入店。厨房には店主と男の店員1人、接客担当の女の店員1人。接客態度良好で好印象。客席は厨房前一列のカウンター5席。テーブル席は2人がけ4卓。その後来客はあったが満席にはならなかった様子。

220218tengokuya00220218tengokuya01超純水採麺 天国屋 『鶏醤油らーめん』950円

色々なメニューがあったが悩んだ時は券売機左上の法則に従い基本メニューを注文。過去食べていないメニューだったし。麺は小麦の香りが感じられる中細ストレート。具はきざみねぎ、メンマ数本、豚ロースチャーシュー1枚、鶏チャーシュー2枚。鶏油がバッチリ効いたネオ中華そばなスープ。ラオタ達が好みそうな味で人気に納得。この鶏油加減が昔町田駅近くにあった『ラァメン家69’nROLLONE』の2号ラーメンを思い起こさせた。何で今はなき昔の店のラーメンを思い出したのか自分でもわからない。汁一滴残さず完飲完食!気難しそうな印象だった店主だが何度も「ありがとうございました!」と言ってくれたよ。気分良く大満足で店を出ることが出来た。

220218grandberry002220218grandberry003 まだ今日の用事の時間まで余裕があったのでグランベリーパークへ戻りぐるっと一周してみた。なんだろうかこの既視感は。ああ「三井アウトレットパーク横浜ベイサイド」にそっくりなんだとすぐ思い出した。こっちは三井ではなく東急グループらしいのだが、何で同じような造りになってしまうのかね?個人的に何も惹かれる要素がなく駅に戻り横浜へ戻った。

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2020年2月 7日 (金)

成瀬丘店

また『東京ラーメン系譜学』という本の影響でラーメンショップ(椿食堂系)のネギラーメンが食べたいなーという気分になってしまった。特に我ながら簡単に影響される。しかし改めてラーメンショップに行こうとしても意外と駅近の店って少ない気がする。そこでようやく探しだしたのがJR横浜線成瀬駅から徒歩5分くらいのところにある『ラーメンショップ成瀬が丘店』だ。2007年8月23日以来の再訪問となる。早速入店。入口脇に券売機。厨房にはおじさんとおばさんの店員2人。広めの厨房の周りにL字型カウンター15席くらい。店内は広めにとられているけどテーブル席はなし。間延びした感じだけどこれがよいね。いい感じの寂れ具合。先客3人後客5人。ブルーカラーのおっさん、母子2人など。
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ラーメンショップ 成瀬が丘店

『ネギラーメン(麺かため・油多め)』 650円※サービス価格

金曜日はラーメンデー!レギュラーのラーメンが何と450円!お目当てのネギラーメンは通常800円のところ今日は650円!好みは家系同様選択出来る。しばらく待って提供された一杯は待ち望んでいたもの。麺はストレート細麺。具はワカメ、海苔1枚、きざみチャーシュー、ヘナシャキした独特のネギ、胡麻油の風味。スープは豚骨醤油。油多めにしたら結構大粒の背脂が入っていた。懐かしい一杯。一回りしてこういうラーメンが普通に美味く感じる。満足。

2016年9月16日 (金)

金曜町田

3連休前の週末金曜日。昨日に続いて町田に行っちゃうよ。昨日フラれた『一番いちばん』にあまり期待しないように行ったら、やっぱりやっていなかった。今日は「研修の為昼のみの営業」との事。この店はもう見限る事にした。で代替えの店として選んだのが、以前『野郎ラーメン』があった跡地に昨年9月19日に開店した『鶏そば十番156』という店。屋号の通り鶏白湯ラーメンをメインに据えた店。『野郎ラーメン』と同じ経営で麻布十番に本店があり、ラーメンBARという営業形態だそうだ。確かにラーメン店らしからぬ入口で開け放たれている。早速入店。厨房には男の店員1人と女の店員1人。この女の店員はスマホに夢中で接客もないがしろ。これはさすがに駄目だろう。先客3人後客ゼロ。口頭で注文。

160916ichikoro00 160916ichikoro01 鶏そば十番156 町田店 『純鶏白湯そば』 800円

筆頭基本メニューを注文。やや楕円のオリジナル丼で登場。麺は褐色を帯びた細麺でかために茹でられている。ザクザクとした歯ごたえがありいいね。具は水菜と糸唐辛子、メンマと鶏チャーシュー1枚、半味玉。定冠詞付きの真っ白い鶏白湯スープ。鶏白湯でありがちの臭みなどはきれいに除かれていた。特に惹かれるものはないけど一定水準以上ではあった。不満なし。問題は店員の態度。

食べログで町田のラーメン状況を調べたが、しばらく来てなかったわりにあまり目新しい店などはあまりないね。ただちょっと気になったのが駅前にあった『夢とはじまるby』という熊本ラーメン店の屋号が変わっていたことだ。町田郊外にあった熊本ラーメン店『火の国』という店の2号店という位置づけで、町田のラーメン店の中でも存在感はあった店だったも思う。調べてみると郊外の本店は3年前に畳んで、駅前の2号店を『火の国ラーメンはじまるby』と改名、規模を縮小集約させていた。その後阿蘇山の噴火の影響を受けた実家に戻る為その店も昨年2月一時閉店していたようだ。それが昨年11月から現在の屋号で再開したというのが事の顛末らしい。我は『夢とはじまるby』から9年半ぶりの訪問になるから知らなかった。久々に入店。入口には券売機。店内はめちゃくちゃ狭い居酒屋といった感じの内外装とも黒い。厨房には親父店主1人と東南アジア系女店員1人。隣の居酒屋と厨房は同一で行ったり来たりしている。ラーメン店側は厨房周りに5席のカウンター席と4人がけテーブル席1卓。なかなかの狭さで圧迫感がある。先客1人後客ゼロ。

160916hinokunikai00 160916hinokunikai01 熊本ラーメン 火の国 改 『ラーメン』 750円

筆頭基本メニューをノーマルで注文。熊本ラーメン、かなり久々な気がする。麺は中細ストレート。九州系としては太いね。具は薬味ネギ、ニンニクチップ、きくらげの細切り、海苔1枚、半味玉、チャーシュー1枚。いたって普通の濃度の豚骨スープにマー油がかかっている。ニンニクのパンチが効いた熊本ラーメンらしい一杯。美味かった。

そういえば町田の代表的な店のひとつだった『ラーメンおやじ』も閉店していたし、町田のラーメン店もこれから変わっていくのかも知れない。
横浜線に乗り帰路についた。

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