町田家訪
雲が多く時折雨が降ったりして蒸し暑く、まだまだ夏日続行の10月上旬。今週も何とか凌いで迎えることが出来た金曜平日の退社時間。天気が気持ち悪いので早々に帰宅しようと思っていたけど、今週を乗り切った開放感を抑えきれず、久々町田に出てみる事にした。
昨年8月末に『町田商店』本店へ訪れたが、町田には古くから全く別の家系店があったのを思い出した。1996(平成8)年4月に創業した『町田家』だ。『たかさご家』系列で現在小田急相模原、新百合ヶ丘、新宿南口の3支店を展開中。それ以外にもこの店出身という家系店は数多い。軽い家系欠乏症にもなっていたので実に約17年ぶりに本店へ訪れてみる事にした。店に近づくに連れ僅かだが漂ってくる豚骨臭。昔ながらの店炊きの家系店だと判る。早速入店。店内隅の券売機からプラ板食券を購入。席は指定され既に冷水入りコップが置かれていた。店員に食券を渡し好みを伝える。店員は男2人。2人共朴訥だが年季から来ているであろう細かな気遣いが見て取れる。客席は厨房回りにL字型カウンター12席。先客4人後客2人。清潔に保たれているがスープの匂いが染み込んでいるであろう店内に流れるFMラジオ。壁に貼られた各種張り紙。どうって事無い店内だけど「あーラーメン屋ってこうだったよなー。こういうのでいいんだよなー。」と妙に懐かしさも感じた。
『ラーメン並盛』800円+『味玉』120円=920円
基本メニューを味玉付き、麺かため・油多めで注文。ミニライス無料サービスタイムに間に合ったのでお願いした。この米不足なのに例えミニサイズとは言えサービスしてくれるのは感謝しかないよ。卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入しスタンバイOK!
麺は軽く縮れた中太麺。家系王道の酒井製麺の麺らしい。もちもちした食感でかため注文でも柔らかい。具は家系標準装備。ほうれん草多めでチャーシューもやや大きめで肉厚。材料費が高値維持してしまっている状態なのに、こういう客が直接判るような所でケチらない姿勢に好感が持てるよ。スープは我の記憶にある『たかさご家』のものよりしっかり家系に寄っている印象。勿論クラッシック横浜家系スタイルの方でね。美味しく食べ進める事が出来てこれも好印象だ。家系ライスで食欲増進しながら食べ進めたので自然とスープ完飲の完食で終わった。冷水をグビグビと飲み干して丼をカウンター上に上げて卓上を雑巾で拭いて席を立った。店の雰囲気も込で大満足の気持ちで退店する事が出来た。
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