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2023年3月24日 (金)

釜玉中華

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昨夜は強い風と雨だった。明けて今日は雲が多く5月並の蒸し暑さ。夕方にはまた雨が降り出した。こんな天候が週明け火曜くらい迄続くんだそうだ。残念ながら今年は週末の花見散歩は諦める事になりそうだ。

昨年3月『つけめんTETSU』創業者の小宮氏が東急学芸大学駅前に出店した「釜玉中華そば」を名乗る『ナポレオン軒』という店が評判になっているという情報を聞きつけ気になっていた。その第2号店が昨年11月24日京急蒲田駅近くに出店されたとも聞いている。蒲田なら定時退社日に行けるだろうと機会を伺っていた。今日が良いと判断し早出出勤の定時退社後に京急蒲田駅に降り立った。京急蒲田駅が改装されて初めて降りたが立体構造で立派になっていて驚いた。店は「あすと商店街」入口付近で改札を抜けて徒歩2分といったところかな。雨に濡れず…とはいかず数歩だけ濡れた。夜営業開始20分後くらいに店に到着。待ちはなかったのですぐ入店し店内入口に設置してある券売機で食券を購入。Suica決済が出来たのでそれを用いた。食券を店員に渡すと席を指定され着席。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。先客5人後客4人。

230324naporeonken00230324naporeonken01 釜玉中華そば ナポレオン軒 京急蒲田店『リッチ釜玉(大)』890円

メンマとチャーシュー1枚が加わるリッチ釜玉の大を注文した。麺量250gらしい。まずは卵黄は潰さず麺を食べてみた。最初から黒胡椒が少しかかっている。麺は自家製の平打気味の極太縮れ麺。噛むと弾力がある。よく言われる表現だがモチモチシコシコ。主役であるこの平打縮れの食感が「釜玉うどん」とは明確に異なる食べ物だと主張してくる。具の胡麻油に和えられたシャキシャキ葱はラーショ的なやつでこれも釜玉うどんとは全く別の味わいになる。タレは見た目より多めに入っていて濃過ぎない背脂醤油でスープに寄せられている印象。リッチトッピングのメンマ数本と小ぶりだが肉厚で柔らかいチャーシュー1枚はよりラーメン感を際立たせている。なので見た目は似ているが釜玉うどんとは全然別種の食べ物に仕上がっている。油そばっぽくあるがまた異なる味わい。確かに有りそうで無かったもので、発明と評され評判になるだけあるね。卓上の無料の調味料が豊富なのも新しい。何ときくらげの細切りが無料取り放題。黄身を潰して半分くらい食べたところで、刻みニンニク、揚げ葱、黒胡椒、釜玉タレスープを投入。よく混ぜて食べる。こうなると「台湾まぜそば」風になった。無料で味変が気軽に出来る事で飽きさせない構成になっているのもポイントが高い。素晴らしい。

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+『替え玉』150円=1040円

我が麺を食べ終わりそうな時にすかさず店員が「替え玉そろそろ作ってよろしいですか?」と確認してくれたので頷くとしばらくして提供された。卓上の説明文通り「基本メニュとは打って変わりパツパツ固めの細麺を濃厚煮干出汁に浸して提供」された。結構なニボニボ感で苦味が来る。まるで逆『丿貫』というか。半分はそのまま食し、残りを釜玉タレにスープごと投入。黄卵でニボニボ感が中和され〆にふさわしい優しい味わいに変化。汁一滴残さず完食。シンプルなのに最後まで客を飽きさせない事に注力し考え抜かれた設計は本当に見事。評判通りだった。このアイデアを思いついたら出店したくなるのも無理はないと思う。大満足で退店した。尚、この京急蒲田店は店舗契約上今年7月に閉店する事が決定しており、その代わり東急蒲田駅近くに別の店舗が4月から営業開始するのだそうだ。

再び京急の駅に戻り家路についた。

2022年11月19日 (土)

呼戻二郎

快適なサイクリングを終え、桜木町駅から京浜東北線に乗り大森駅で下車した。今日の狙いは『バリ男』という二郎インスパイア店。虎ノ門駅近くにに本店があり、都内に3店舗、ハワイに2店舗支店を展開している。この店は二郎系ながら久留米ラーメンの豚骨呼び戻し方式でスープを作っていると聞き興味を惹かれたので行っている事にした。今年5月に大森を訪れた時に店を見かけたので覚えているので大森店へ行ってみる。駅北口改札を抜けて右に曲がり真っ直ぐ進めば徒歩2分くらいで到着だ。店前に待ちは無し。早速入店。おー早速豚骨臭の洗礼だ。入口脇に券売機。あ、プラ板食券が落ちてきた。厨房内に男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター12席と奥に4人がけテーブル席2卓。先客8人くらい後客5人くらい。食券提出時に好みを聞かれる。この店はタレときざみニンニクが卓上にあるのでコールはヤサイ・アブラのみ。でも今回は好みなしで注文した。

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らーめん バリ男 大森店 『ねぎラーメン』1050円

筆頭メニューを注文。葱ののった二郎系ラーメンは初めてなので興味あり。スープは溢れんばかりの状態で提供された。受け皿があるとは言え最初から天地返しは困難。

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麺はブリブリに縮れた硬めに茹でられた平打極太麺。しっかり小麦が詰まったような食感で、こういう麺好きだな。具は通常のもやし&キャベツの上にシャキシャキの葱。それが胡椒にしっかりと和えられており事前に想像していたよりインパクトがあった。これによって他の二郎インスパイアと明確に差別化が出来ていると感じるほどだった。チャーシュー3枚は半分くらい脂身でトロトロ。あまり肉感は楽しめなかったかな。スープは背脂たっぷりの豚骨醤油。事前に想像していたほど豚骨濃度は高くなく、むしろ醤油が立っているような印象。適量のきざみニンニクとタレを追加しながら食べ進める。あー同じインスパイアでも先日食べた『豚山』のラーメンとは結構違うものだね。こちらはこちらで大変美味しく食べ終えることが出来た。背脂スープは少し残したが麺と具は完食。大満足で店を出た。

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5月に訪問した時隣にあった『月見ワンタンメン三日月』は早くも閉店していた。結構美味しいラーメンだったのに、大手は見限るのも早いね。そのまま駅に戻り家路についた。

2022年10月29日 (土)

大岡山移

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新橋から山手線で目黒まで移動し、東急目黒線に乗り換え大岡山駅にやって来た。空が広く抜け感があり、駅前から続く細く長い商店街ではイベントをやっているらしく出店がたくさん出て大勢の人で賑わっていた。好印象な町だ。

以前「関内ラーメン横丁」で営業していたラーメン店『ナルトもメンマもないけれど。』。我は元住吉時代から店主のラーメンへのセンスの良さに一目置いていたので2年前閉店してしまった時は残念に思ったね。でも数カ月後この大岡山駅近くで店を構えたと聞いた時は「何だよー」と思った。それでも店主がラーメンを止めてしまったわけでは無かった事は良かったとも思ったよ。ただこの店主少し問題があり、かなり気まぐれな性格の持ち主のようなのだ。最初は塩ラーメンがメインだったけど、ある日突然広島ラーメン専門店に変えてしまったりした。でも技量があるからどちらも美味しいラーメンだったのだけど。移転後は自家製麺まで行ったり、またYouTubeに他店のラーメン批評の動画を投稿したりもしている。お喋りが達者だね。その動画を見ている内に大岡山まで訪問してみようという気持ちが我の中で出てきた。ところがこの店主の気まぐれ度が加速したのか、営業時間が物凄く不安定になり、本当にラーメンで生計を立てているのか不安になってしまうほどになってきた。しかもレギュラーメニューを止めて限定メニューのみ提供するようになってしまった様子。なのでなかなか訪問は実現出来なかったが、今日の昼営業する事をTwitterで知り急遽やって来た次第。

店に到着したのは昼12時半くらい。早速入店。ドアを開けると正面に券売機。限定のみで今日は広島ラーメンのみらしい。広島ラーメンとは関内時代と同じだから比較し易いか、とラオタ脳で考えてしまった。券売機の裏側にまわると厨房と客席スペース。かなり狭くやや暗い店内。厨房には店主1人のみ。客席は厨房周りにL字型カウンター5席か6席。開店時間も気まぐれなので開店後どのくらい経った後だったか知らないが先客は4人いた。空いていた席に座る。後客は3人来たが店内で席が空くまで立って待っていた。

221029narumen00221029narumen01 なるめん 『広島ラーメン』800円

提供された一杯は良い顔をしていた。麺は中細ストレート。具は青葱の輪切りともやし(ブラックマッペ)、小ぶりながら厚めの柔らかチャーシュー4枚。このチャーシュー美味かったなー。そしてスープだが、広島ラーメンに似せるという事は重視していないようで、かなり豚骨濃度が高めだった。そして結果的に一杯のラーメンとして関内時代と比べて確実に美味しくなっていると思う。夢中で食べてスープ完飲の完食!丼の底には骨粉が堆積していたよ。大満足で店を出た。あとは安定した営業が出来るようになる事を望むよ。

駅に戻り目黒線で日吉に出て東横線に乗り換え横浜へと戻った。

2022年6月10日 (金)

朝拉麺店

金曜平日。今日は午後用事があったので、どうせなら1日休んでしまおうと1日有給休暇を事前取得していた。幸いにも梅雨の合間の晴れ間…とまではいかないが雨は降らないようだ。この貴重な平日休暇、当然ラー活に活かそう。

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まずは先月有給休暇取得日にフラレてしまった京急空港線大鳥居駅付近にある『GOOD MORNINGラーメンショップ』にリベンジする為朝7時頃には家を出た。久々通勤ラッシュ時の電車に乗ったが結構な人出でパンデミック前と変わらないように感じた。この光景を見ると本当に少子高齢化が進行しているのか疑問に思ってしまうくらいだ。朝8時ちょうどくらいに穴守稲荷駅に到着。駅から環八通り沿いに歩くこと5分くらい。「今日こそ営業しているように」と心の中で祈りながら店に近づいた。遠くから店前に自転車と丸椅子が出ているのが見えたので「良かったー、やってるよー」となった。この店は「最初の(椿食堂系)ラーメンショップ」と言われたりする。概要は我は約9年前に初訪問 した時の記事に書いた通り。謎が多いのだがラーメンショップの歴史上重要な店であろう事は間違いない。早速入店。歴史を感じる雑多な店内。厨房には白髪のおじさん店主1人だけ。客席はL字型カウンター8席。感染防止用の仕切り有り。先客3人だったが我の後で来客は続々現れ外待ち客も生じた。危なかった。店主は客グループ単位でラーメンを集中して作るらしく、店主のタイミングを伺い注文、支払いをするのが暗黙のルールになっているようだ。先客のラーメンの完成を待ち口頭で注文。

220610ramenshop00220610ramenshop01 GOOD MORNING ラーメンショップ 『ネギラーメン』800円

基本のラーメンを注文するか迷ったのだがやっぱりネギラーメンを注文した。食べたいものを食べる。9年前とほぼ変わらぬビジュアルの一杯が提供された。麺はラーメンショップ独自の中細ストレート。具も独特な胡麻油に和えられた白髭葱と黒胡椒まみれの細切りメンマ、海苔2枚、ペラく薄いチャーシュー1枚。スープは細かい背脂が混じるあっさり豚骨醤油。でも白髭葱から染み出した胡麻油と、メンマの黒胡椒の味が支配的になり結構味が濃くなる。だから基本のラーメンとの注文と葛藤したのだが、この絶妙な味わいこそがラーメンショップの味だと感じた。基本は背脂の量以外は我が4月末に訪問した『ラーメンショップ牛久結束店』とそう大した違いはない。つまりで歴史的価値がある店というのを別にしても美味しい。大満足で完食した。

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この店は元々平日しか営業していなかったが、そこに水曜定休が加わったので更に敷居が高くなった。それに加えて我が先月喰らったように臨時休業も多いようだ。営業時間は朝6時から昼1時迄と徐々に短くなっている。厨房に立つ店主の様子からもこの店の先の行く末が心配になってしまった。突然閉店という事態も十分考えられる。もし我と同じく「ラーメンの歴史も一緒にいただく」事が好きな人は早めに機会をつくり訪問した方が良いかと思う。ともかく我は今日一杯にありつけた事に感謝だ。店主のタイミングを待って支払いを済ませ退店した。今度は大鳥居駅へ向けて環八通り沿いを歩き電車に乗った。

2022年5月22日 (日)

大森雲呑

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日曜休日。昨夜のうちに雨は上がったものの朝はどんより雲が多く、徐々に晴れ間が広がるという予報通りになった。

このところ結構精力的にラーメン食べ歩きをしていたが今日は行きたい店が思い浮かばず、昨日大森駅に出た際周辺のラーメン店を食べログチェックを入れた時に発見した資本系の店に行ってみる事にした。『京都北白河ラーメン魁力屋』の新ブランドで昨年11月22日にオープンした『月見ワンタンメン専門店 三日月』という店。渡辺樹庵氏をして「資本系にこれをやられたら個人店は厳しい」と言わしめた店なので興味があって行ってみる事にした。駅から歩いて2分くらいのオフィス街っぽい場所にあり、隣は二郎系ラーメン店『バリ男』という店があった。「ラーメン店2軒並びの法則」だ。開店予定の1分前くらいに到着したがまだ準備中の札。入口で待っていたら店員が中に入れてくれた。厨房には男の店員2人。客席は厨房前に一列3席と4席のカウンター席と、テーブル席は2人席1卓と4人席4卓。好きなカウンター席に着席。水は卓上のピッチャーからセルフ。口頭で注文。後客はすぐに現れ、後に家族客も入ってきてテーブル席は埋まり開店20分後くらいにはほぼ満席に近い状態になった。屋号からして山形酒田市の月系と言われるご当地ラーメンを意識しているのだろうね。そう言った表記はあえてしていない。看板等デザインも今風ではなく田舎っぽさを演出している。でも店内はとても衛生的。確かに上手いなー。

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月見ワンタンメン専門店 三日月  大森北口店

『月見ワンタンメン(淡麗醤油)』850円+『半炒飯セット』140円=990円

筆頭の月見ワンタンメン、味は淡麗醤油と煮干ブラックから選択出来る。ランチ限定の半炒飯セットがプラス140円追加で出来たのでそれも注文した。

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ビジュアルが郷愁を誘うような顔をした一杯。麺は縮れの強い中細麺。具は青菜、細切りメンマ、卵黄、ワンタン5枚。いいよねーこの細切りメンマ。薬味葱を入れない所が資本系のコストダウンかな?ワンタンの餡は平べったい豚肉で大きくみせてビジュアル重視なのだろう。スープは見た目通り優しい味わいだが旨味はしっかり出ていて、昔の資本系にありがちな嫌なしょっぱさはなく美味しい。正直このスープに卵黄を溶かしもあまり効果はないので月見もシンボル的にビジュアル先行で入れているのだろう。

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炒飯は流石『魁力屋』のノウハウを活かして上手に作られており、アツアツでパラパラで香ばしく炒めた美味さが直接的に味わえた。確かに渡辺樹庵氏が言う通りだった。このクオリティーを立ち寄りやすい立地の衛生的で入りやすい店舗で、良心的な値段で安定的に提供してくれるのであれば、普通の人はこっちに流れるよ。このパンデミック後の世界では今まで以上に強かに戦略を練って出店するようになっている。個人店は駆逐されるところまでは行かないとは思うけど、商店街の惣菜店や弁当店が資本系に置き換わっていくのが普通になったようになってしまうのかも知れない。レジはセルフ化されちゃんと人件費の削減も図られていたよ。満足して店を出た。

即駅に戻り家路についた。午後は家でゆっくりと過ごした。

2022年5月21日 (土)

暖々思出

朝からどんよりと厚い雲に覆われた空。時折雨がぱらつく土曜休日。今日は予め予約している床屋へ出かける約2ヶ月ぶり。夏が近づいているので少しペースを早める事にした。サッパリしてから電車に乗りこんだ。

最近は新店や未訪問店を尋ねるより自分にとって思い出のある店へ再訪する事を重視している。今回はラーメンへの興味を持つきっかけにもなった「初めて二郎系ラーメンと対峙した店」へ行ってみる事にした。まだ我がこのブログを立ち上げる以前の、今から16年以上前、会社からの帰宅途中予備知識も無いままフラッと入った第一京浜沿いのラーメン店。色々な好みの選択をさせられ、いきなり野菜山盛りの一杯が提供されてそのビジュアルに唖然とし、その物量で食べきれず屈辱の退店をした事が我にインパクトを残した。「一体何なんだあのラーメンは?」と退店後心の中で何度も繰り返していた事を覚えている。後で調べたら名前だけは聞いたことがあった「ラーメン二郎」という系統のラーメンだと知った。今のように二郎系が広まっていなかった時代の話だ。

その店は平和島駅近くの第一京浜沿いにあった『麺香房 暖々』という店だ。痩せた店主が1人で長時間切り盛りしていて凄いなーと当時から感心していたよ。しかし今は看板が代わり別の店になってしまっている。食べログの情報だと「2010年5月から『らーめん大』グループが引き継いで2年ほど『暖々』として営業していたが2012年3月から『らーめん大大森店』に改名した」とある。あの店主とうとう体を壊してしまったのかなーと心配になって調べてみたら、郷里の高崎に戻り『自家製ラーメン大者』という二郎系ラーメン店を開いているらしい。それは何よりだ。

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既に店主も屋号も変わっているが我が初めて二郎系の洗礼を受けた店舗へ向かう事にした。京浜東北線で大森駅で下車しバスで京急平和島駅近くまで移動。そこから第一京浜沿いに歩く事約4分程度で到着した。『らーめん大』大森店だ。「ラーメン大」はかつて「堀切系」と言われた二郎系インスパイアの草分け的存在。Wikiによると『ラーメン二郎』三田本店とは何の関係も無いのに「ラーメン二郎」を名乗っていたが、「ラーメン二郎」が商標登録された為以後名乗れなくなり『らーめん大』と改名したらしい。「勝手に二郎の名を騙って商売していた偽物」と言う事になるが、提供されるラーメンは質が良く独特の魅力があったので固有のファンが付き多店舗展開している、という事らしい。店に到着したのは正午ちょっと前くらい。店前に待ちはなく早速入店。店中央壁側にプラ板券売機が設置され食券を購入。厨房にはたった1人の男の店員が切り盛りをしていてかつての店主を連想させたよ。客席は厨房周りにL字型カウンター9席。仕切り板は設置されている。あと窓際に4人がけテーブル席1卓。カウンター席は満席だったがちょうどタイミングよく先客が席を立ったのでそこに着席。水は当然セルフ。後客は5人くらい。

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らーめん大 大森店 『らーめん並』720円

前コールで麺かため指定。後コールで野菜多め、ニンニク、脂多めで注文。明らかに二郎系なのだが、こうみると色々違うね。麺は他の二郎系にしては細く麺密度が高い縮れ麺でボソッとしてゴワッとしている。麺量は200gと書かれている。チャーシューは普通のラーメンにのるようなペラっとしてチャーシューが2枚くらい。ヤサイはほぼ長細い茹でもやしのみ。たっぷりの背脂がかかっていた。色の濃いスープはしっかり二郎系のそれ。早々に天地返しをしてガツガツと食べた。朝飯抜いたしね。なので初遭遇時は食べ切れず悔しい思いをしたけれど、今や余裕で完食。それが良いことか悪いことかは判らないけど。

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大満足で店を出て平和島駅へ向かい京急線に乗り込んだ。

2022年5月20日 (金)

蒲田檸檬

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金曜平日の退社後、再び蒲田へやって来た。先月1日から何度が訪れていたものの全てフラれそのまま長期休業に入ってしまった店が一昨日あたりから営業再開しているはずだからだ。店の名は『らーめんZoot(ズート)』。蒲田駅東口から少し離れた場所に2005年6月から営業開始している。我はその約1年後くらいの2006年6月14日に一度訪問しているので、約16年ぶりに再訪問が叶うのだ。…というかだったらもっと早く再訪問しておけよって話だが。

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開店予定時間よりだいぶ早く蒲田駅に到着してしまったので駅東口近辺をぶらっと歩いてみた。目に入るのはやはりラーメン店。蒲田に通勤していた頃は駅周辺のラーメン店を全店制覇していたものだが、今やほとんど知らない店ばかりだ。場所柄二郎系の店が多いね。あっ…いずれ再訪しようと思っていた『麺屋武蔵 武滴』の店の窓に「閉店のお知らせ」の貼り紙が貼られていた。先月末に閉店したそうだ。『麺屋武蔵』のネームバリューを持ってしても生き残れない激戦区蒲田駅周辺。そこに休業期間を挟んだとはいえ約17年営業を続けている店というのはやはり凄いのだ。

開店予定時刻10分前くらいに店に到着したがまだ暖簾が仕舞われた状態だったので店付近で開店を待った。定刻に開店し店に向かったが、店前に停まっていた車が常連客らしい男2人組が暖簾を出している店員に話しかけ先に入店していった。続いて入店。店壁側中央辺りに券売機と給水器。内装は色の濃い木材を多用した造りで、かつて「ニューウェーブ系」等と言われた店を思い起こさせる。落ち着いた隠れ家的な雰囲気だ。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りにL字型カウンター11席。仕切り等は無かった。セルフで水をコップに注いで着席。食券を渡した。後客は来なかった。

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らーめん Zoot 『塩らーめん』800円

初めてこの店に訪れたのはこのブログ「擂り粉木日記」を開始してまだ19日後。そこで食べた塩らーめんがちょっとショックだった事を覚えている。「ラーメンにレモンが入っている!」今から思えば別になんてことではないのだが、まだラーメン食べ歩きを始めて間もない頃だったから我の目には「とんでもないラーメン」に映った。だから我にとってこの店は「レモンが入ったラーメンを出す店」という印象のまま記憶されている。よって塩を選択した。しばらく待って我にショックを与えた一杯と再開した。麺はもちもちした食感の中太ストレート。具はわけぎ、玉ねぎ、キャベツ、スライスしたヤングコーン、小エビ、スライスレモン1枚、海苔1枚、大きめの炙りチャーシュー1枚。レモンだけではなくヤングコーンや小エビが入っているのは今食べても奇抜なラーメンだ。そしてスープはあっさりした鶏白湯。鶏白湯塩ラーメンだったのか。初訪問時我は鶏白湯ラーメンというものを知らなかった。それに今でこそ鶏白湯は珍しくないが16年前となるとかなり珍しい。その時代からこれを提供していたのはかなり先進的な一杯だったのだろう。そして奇抜な見た目や構成に目を奪われがちだけど、しっかり美味しい鶏白湯ラーメンだった。完飲完食したよ。印象が強く残っていたレモンのスライスは今思えばほぼ飾り付けだったね。

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+『味玉らーめん』900円=1700円

この店の筆頭基本のラーメンは魚介豚骨。先月魚介豚骨見直し行脚をした我としては当然気になっていた。…悩んだけどやっぱり気になる。塩らーめんを半分ほど食べたくらいに席を立って券売機で食券を追加購入した。同じ店での連食は結構恥ずかしいのだが1ヶ月半くらいお預けを喰らった経緯があるので実行してしまった。しばらく待って提供された一杯は見た目からして『渡なべ』のような一杯。店のドアや内装も当時渡辺樹庵コンサルティングで広まったものと似ているので、直接的ではないにしろ間接的でも影響されたのは確実じゃないかな。麺は塩と同じ中太ストレート。具はわけぎと白髭葱、平メンマ数本と海苔1枚、大きめの炙りチャーシュー1枚。有料トッピングの味玉丸1個。スープはトロンとした魚介豚骨。やや鰹が強く醤油ダレが弱い気がするが全然許容範囲。と言うか美味しい魚介豚骨の一杯で連続でこちらも完飲完食だった。ダブルで大満足だ。もう少し人気が出ても良さそうな店に思える。

退店後は早々に駅に戻り家路についた。

2022年5月13日 (金)

十壱源流

金曜平日。朝からずっと雨の1日。今日は午後用事があった為予め有給休暇を申請していた。雨は降っているがこの平日休暇を有効に活用する。雨の休日の過ごし方で定番なのは映画鑑賞。ちょうど「シン・ウルトラマン」が今日封切り初日と知った。「シン・ゴジラ」も映画館に足を運んだ経緯があるので一昨日くらいにチケットをネットで事前購入して行ってみる事にした。そんなに気合いは入ってないけど朝型の我は朝一の上映で鑑賞した。客席はそんなに混んでないけどグッズ売り場が大行列でパンフレット買ってシアター入ったのがギリギリになってしまった。

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映画鑑賞を終え京急エアポート急行に乗り大鳥居駅で下車した。先月末牛久の「日本一のラーメンショップ」と言われる『ラーメンショップ牛久結束店』へ訪問したわけだが、今度は「最初のラーメンショップ」である『GOOD MORNING ラーメンショップ』へ約9年ぶりの再訪問を試みる事にした。なにせこの店は水曜と土日祝日が定休、営業時間は朝6時から午後1時までと大変ハードルが高く、普通の勤め人は有給休暇を使って行くしか術はない。大鳥居駅地上出口から傘を開いて環八通り沿いに真っ直ぐ歩くこと約4分で店に到着。ところが様子がおかしい。

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GOOD MORNING ラーメンショップ

本日臨時休業の貼り紙がシャッターに貼られていた。今日水曜日じゃないよね?平日金曜だよね?何で?…となった。でもしょうがない。こんなのはラーメン食べ歩きで良くある事だ。地方遠征したわけではないのでまたの機会に訪れれば良いだけだ。それに有給休暇を使ってわざわざ大鳥居駅に足を運んだのはこの店だけを目的にしていたわけではないのだ。

早速気持ちを切り替え今度は産業道路沿いに歩を進め約10分、『イレブンフーズ源流』に到着した。この店は以前新馬場駅近くにあった奇妙なラーメン店『イレブンフーズ』の後継店にあたる。『イレブンフーズ』は夜勤明けの労働者達の為朝8時から営業する取材拒否の店だった。洗濯機できくらげを戻す、ポリバケツからわかめを取り出す、支払いはザルに金を入れて釣りは自分で取る等一見客にはハードルが高いかなり個性的な店だった。でも提供するラーメンが店以上に個性的だったのでファンがつき影響を受けた店が幾つかある。その中でもこの西糀谷にある『イレブンフーズ源流』は既に閉店してしまった本店店主の息子達が営む店で、本店閉店前から営業をしていた店だ。我は2006年11月18日に1度訪問している。15年ぶりの再訪問となる。かつての本店跡地近くで店主の孫が営んでいる南品川の支店にも訪問している。我はイレブンフーズのラーメンが好きなのだ。店には11時40分頃に到着。営業時間は朝9時から夕方5時までなので、もうバリバリ営業中だ。早速入店。入口脇にタッチパネル式券売機。家系同様に好みの選択が出来る。購入と同時に厨房にオーダーが入るシステム。食券ではなく引き換え券が出てくる。番号が呼ばれ取りに行き、食べ終われば食器は返却口に戻す。厨房には女の店員2人。客席は厨房前一列に8席、背中わせの壁向かいに4席のカウンター席。感染防止用の仕切り有。店外テント屋根部分に6人がけテーブル席2卓。先客3人だったがちょうど正午近くの時間帯だったので後客は11人も来た。この付近にあまり飲食店はないのだろ。ほとんどが作業着着用の男客ばかりだった。220513genryuu00

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イレブンフーズ源流 西糀谷店 『特製ラーメン』1060円

海苔、きくらげ、チャーシュー、味玉等がトッピング増しされた一杯を注文。好みは麺かため以外は普通で、ランチは大盛からライスが無料だったが単品で注文した。プラスチック製丼で提供された。麺は中太ストレート。注文時細麺に変更可能。具はわかめ、大きめのきざみ玉ねぎ、きくらげ、平メンマ、海苔6枚、味玉丸1個。そして大きくて脂身の多いあっさり味付けのチャーシューが2枚。スープはかなり独特。塩野菜醤油豚骨スープと言ったらいいのかな。最初はそうでもないのだが徐々にしょっぱさを増してくるような感じだった。味濃いめにしないで良かった。どことも似ていない個性爆発の一杯。これが品川で突如誕生したというのが不思議だよ。それなのに「ラーメンを食べる事の喜び」はしっかり感じられた。スープは前述の通り若干残す形になったが麺と具は完食し大満足で店を出た。連食も想定していたがこの一杯で満足してしまったのでそのまま横浜に戻る事にした。

午後の用事は30分程度で終わり、その後前から気になっていた展覧会に訪れてから帰宅した。雨の休日ながら有意義に過ごす事が出来た。

2022年5月 6日 (金)

三度森香

220506kamata01東急蒲田駅から駅東口へ抜け駅前多摩堤通り沿いを歩くこと3分くらい。昨日フラれた『らうめんしんか』へやって来た。1994(平成6)年創業というから『和鉄』より前にこの激戦区蒲田で営業しているという事か?でも正直存在感は希薄で地味。そんな店に我は2006年8月18日に初訪問し、その約3ヶ月後の同年11月15日に再訪しており、今回15年5ヶ月ぶり三度目の訪問となる。夜営業開始2分前くらいに店に到着したがまだ札が準備中だった。定刻まで開店を待つ。店主が出てきて札を営業中に変えた。よく見ると店前に1人待っていて2番めに入店。入口脇に券売機。突き当り奥に厨房があり店主と思しき男が1人だけ。客席は厨房前に逆L字型カウンター5席とつながるようにL字型カウンター4席。実際は2人がけの長椅子だったけど。4人がけテーブル席2卓。先客1人後客2人。

220506sinka00220506sinka01らうめん しんか 『あげねぎらぁめん(普通)』830円

当店人気No.1と書かれた筆頭メニューを注文。店主にはピリ辛か普通か確認されたので普通にしておいた。大盛り無料だけど連食二杯目なので控えた。無料で背脂増しや50円追加で味噌味に変更も可能。でもかなり久々の訪問なので基本の味を確かめたく同様に両方控えた。

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麺はシコシコした中太縮れ麺。具はきざみ葱とたっぷりの揚げ葱、きざみキャベツ、海苔1枚、味玉半個、チャーシュー1枚。スープはやや甘く感じる豚骨スープ。そこにたっぷり香ばしい揚げ葱が加わるものだからマー油っぽく感じる。さらにきざみキャベツもたっぷり入るので『桂花』の太肉麺を連想させ熊本ラーメン的な味わいに感じる。でもこれは我が余計な知識があったからそう感じただけで、この店オリジナルの一杯を提供している。麺も中太縮れ麺だしね。ラーメンを食べる喜びは感じられ満足し退店した。

蒲田はブログ立ち上げ前から食べ歩いていた街なのでまだ訪問すべき店はある。また来る事になる。駅に戻り早々に家路についた。

三度新田

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金曜平日。ゴールデンウィーク終盤前の飛び石出勤日。勤務後に先週木曜今週月曜に続いてまたもや東急多摩川線武蔵新田駅に降り立ってしまった。これまで同様このブログを立ち上げた2006年に一度訪問した店がまだ営業しているのを見つけたからだ。店舗に歴史を感じるいい感じに寂れた典型的な町中華『中華麺舗 虎』という店だ。場所は駅改札から徒歩ゼロ分。駅改札口側と環八側両方に入口を持つ絶好の立地にある店。我は2006年12月4日に一度訪れている。ラーメン専門店ではなく町中華の店なので再訪問するか悩んだけど、当時がむしゃらにラーメン店を訪問していたのでこういう店にも行っていたんだなーと感慨深く思ったのでやっぱり訪問する事にした。暖簾を割ったのは夜営業開始直後くらい。厨房には初老の店主と女店員の2人のみ。客席は厨房周りにコの字型カウンター14席と4人がけテーブル席5卓。前客がいなかったのでおそらく夜営業最初の客になったようだ。後客も来なかったけど…。口頭で注文。

220506tora00220506tora03中華麺舗 虎

『ハーフラーメン』440円+『半チャーハン』385円=825円

15年前訪問時とあまり変わっていないのだろうとレギュラーサイズは頼まず上記のメニューを注文。

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やはり我の想像通り典型的な町中華で提供されるワカメの入った鶏ガラ醤油ラーメン。麺は黄色い中太縮れ麺。具はきざみ葱と焦がし葱、ワカメ、平メンマ数本、柔らかいバラチャーシュー1枚。あっさりした味わいの鶏ガラ正油スープ。焦がし葱がアクセントになっている。普通の町中華のラーメンが食べたい人はこれを食べれば満足するだろう。我もそれを覚悟で暖簾を割ったので不満はないよ。

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出来立てアツアツの炒飯。正に炒めた感じが伝わってくる香ばしい一皿だ。これならフルサイズ食べたかったかもしれない。町中華好きなら訪れるべき店だとは思う。しかし少々コストパフォマンスに難ありという印象。食べログでは外税表示だった為支払いの際驚くレビューが多く見られた。でも今回確認すると内税表示に修正されていた。町中華で外税はかなりのイメージダウンだからこれは良い改善だと思う。支払いを済ませ退店しそのまま駅改札へ向かった。ちょうど蒲田行きの電車がやって来たので乗り込んだ。

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