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2022年8月27日 (土)

目白丸長

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強烈な熱帯夜明けの土曜休日。空調を効かせたまま夜明けを迎えた。いつの間にか雨も降っていたようだ。蒸し暑さは朝も継続して熱帯朝。今日も暑くなりそうだ。ゴミ捨てと洗濯、布団干しをして早めに家を出た。これは昼頃強烈な暑さになりそうだ。早めに外出し早めに帰宅し日中の猛暑をなるべく避けたい。

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先週に続いて今週も都内へ出向いた。今日は老舗店狙い。『東池袋大勝軒』の祖にあたる荻窪の『丸長』、その暖簾分け1号店の『丸長』目白店が今日の目的店。1954(昭和29)年12月開店という老舗も老舗。我としたことがラーメン食べ歩きを16年以上していながら今まで訪問したことが無かった。ついつい荻窪本店に行ったので満足してしまっていた。自分的には失態に近い感覚だったので早速店へと向かった。元町・中華街駅から1本で池袋に出てから山手線に乗り換え1駅目の目白へ。駅から5分くらい歩いて店に到着出来たのは開店35分前くらい。大行列店と聞いていたので早めに来たが、既に5人並んでいたよ。その後に続いて並ぶ。日差しが強くキツかった。開店予定15分前くらいに店員が出てきて注文を取りに来た。だいたい8分くらい前倒しで開店してくれて助かったよ。開店まで我の後ろに8人くらい並んでいた。早速入店。厨房には女の店員3人。客席はL字型カウンター9席。順番バラバラに座ったが注文は間違いなく素早く提供された。

220827marutyou00220827marutyou03 つけそば 丸長 目白店

『チャーシューやさいつけそば』1200円+『中盛』50円+『生たまご』50円=1300円

この店の看板メニューであるチャーシューやさいを中盛で注文。生たまごも追加した。着席して1分も経たない内に提供された。料金後払いのようだ。

220827marutyou01220827marutyou02 このクラスの老舗暖簾分け店になるともう胡椒ガッツリの荻窪本店とは違う独自性が生まれている。それがこのチャーシューやさいだ。大量の細切れチャーシューとくたくたのもやし&キャベツが大量に入った豪快な盛り。追加の生卵も相まってまるですき焼きを取り分けた小鉢のようだ。麺は老舗らしい白い中太麺。いよいよ実食。おそらくベースは酸味の効いたピリ辛つけ汁なのだろうが細切れチャーシューの出汁の味に支配され、どちらかというと甘辛い味が支配的。結構濃いよ。後半生卵を溶いたがあまり味の変化はなかったくらい。そしてつけ麺って大概具は少なめで麺との配分を考えて食べ進めるものだが、こちらは麺より具が多いので、食べる時常に具に麺が混ざっているような感じになり面白い。具が減ってきてようやくピリ辛酸味感が出てくる自然な味変も面白い。麺を食べ切りカウンターに器を上げスープ割をお願いした。中盛だったけど具の多さで満腹になった。そして大満足。こんなつけ麺は初体験だった。最近の新店で色々工夫して個性を出している店数多かれど、老舗の貫禄でこの独自性のインパクトは凄いな。ちょっと感動した。そう言えば千葉県八千代市の超レア営業店『丸長勝田台店』も強烈な胡椒が効いて個性があった。『丸長』系統って意外と面白いのかも知れない。我は新店開拓より老舗探究の方が性に合っているなと改めて思った。

支払いを済ませ退店、目白駅へと歩を進めた。行きと同じく池袋経由で横浜に戻った。強烈な蒸し暑さだ。昼12時半くらいには帰宅。熱がこもらないよう早々に布団等を取り込み、午後は冷房を効かせた部屋に避難せざるを得なかった。

2022年4月24日 (日)

豚骨臭店

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世界でも屈指のラーメン激戦区である高田馬場駅周辺。大満足で『渡なべ』を出たのだがつい欲が出て連食する事にした。『博多ラーメンでぶちゃん』高田馬場本店。2018年6月1日にオープンしたそうだ。ここの店主は渡辺樹庵氏と共に「くさい豚骨ラーメンを作りたい」というテーマで豚骨ラーメンが臭くなる原因を追求する動画をYouTubeでアップしている。あ、動画を作っているのは渡辺樹庵氏か。内容も興味深いので我も視聴しているので今日はミーハー気分多めで食べ歩こう。店に向かっていたらコーヒーを片手に持った渡辺樹庵氏とすれ違ったよ。歩いて5分くらいで店に到着。入口のドアを開けると確かにしっかりとした豚骨臭が漂ってきた。厨房には甲斐店主と女の店員2人体制。客席は厨房前に一列、3席と6席のカウンター席。手前に4人がけテーブル席が2卓。うなぎの寝床のような店内で奥が見えなかったのでもしかしたらもっと客席はあるのかも知れない。先客5人で後客9人。口頭で注文し料金は後払い方式。

220424debuchyan00220424debuchyan01博多ラーメン でぶちゃん 高田馬場本店 『博多ラーメン』690円

筆頭基本メニューを麺「ばりかた」指定で注文。他に一品料理も提供していてラーメン専門にこだわるというより居酒屋的な立ち位置の店なのかも知れない。スープは泡立ち白濁した茶色をして天然の本物感が漂う。後は青ネギのきざみと大きめのチャーシューが1枚のっている。「あーいい感じの臭さのスープだねー」と思いながら何度も臭いを嗅ぎながら食したよ。我は子供の頃北関東でほとんど過ごしていたのに父親の仕事の関係で小学6年の半ばにいきなり北九州門司に転校した。その時近所にあったラーメン店の強烈な豚骨臭に吐き気を催し以降店前を通る時鼻をつまんで登校したものだよ。それからトラウマのように豚骨ラーメンが苦手になったのだが、約16年のラーメン食べ歩きが我をここまで成長(?)させたんだなーと感慨深い思いになったよ。本当に美味しい上質な博多豚骨ラーメンだと満足はしたのだけれど、連食だったし替え玉もせずスープも少し残して店を出た。再び西早稲田の駅に向かい副都心線に乗り渋谷で東横線Fライナー特急に乗り換え横浜に向かい家路についた。横浜に到着するまで雨に降られずにすんでよかった。帰宅後は窓の外の雨音を聞きながら昼寝をしてしまった。

渡辺二十

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西早稲田駅にほど近い路地にひっそりとある小さなラーメン店『渡なべ』が20周年を迎え、その記念の限定ラーメンを提供していると聞き、予定を返上してみなとみらい線に乗り込み西早稲田へと向かった。店主である渡辺樹庵氏に対する我の最初の印象は正直あまり良くなかった。それは当時ラーメン雑誌等を通じてラーメン店主ではなくラーメンプロデューサーとしてその名を知る事になったからだ。どうみても怪しい職業名。それでいてお洒落で格好つけているようでなんとなくいけ好かない。当時はそういった偏見で彼を見てしまっていた。それが後に我がご当地ラーメンを食べ歩くようになり、その関連情報を収集する中でその名を改めて聞く事になり、氏に対する印象が徐々に変わってきた。彼がラーメンが本当に好きで各地に食べ歩きに出かけている事を知り親近感を覚えた。それと同時に食べ歩きの中で印象に残ったラーメンを良い感じで再現してしまうので尊敬の念すら抱き始めた。ラーメンプロデューサーとしてではなく1人のラーメン店主としての圧倒的な力量を見せつけられたと感じたからだ。それでいて今もラーメンマニアの心も失っていないどころか、今も全開にしているのは凄い。好きなものでも仕事として接するとなかなかその気持ちを維持出来ないものなので。港南区にある氏のプロデュース店の『るい斗』『niるい斗』はその流れで我も好きな店になっている。

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その彼の本拠地である『渡なべ』は2002年4月21日開業した。基本は魚介豚骨ラーメンを提供している。我は2006年7月8日に始めて訪れ、2014年5月17日に再び訪れている。色々書いているがその二度共提供された一杯の美味しさには感服している。このところ魚介豚骨系ラーメン店を再訪問している我からすれば三度目の訪問は必須だったのだが、良いタイミングで20周年記念の限定ラーメンの情報を聞いて馳せ参じた訳だ。今日は朝から雲に覆われた空模様で予報では昼過ぎには雨が降りはじめるという。早めに家を出て開店の約40分も前に店に到着したのだが、店前には既に7人の行列が出来ていた。この店の客席は8席のみなのでギリギリ初回には入れる。危ないところだった。定刻を2分ほど過ぎて小さな暖簾が出された。その頃には我の後ろに10人くらいの行列が出来ていた。順番に入口脇の券売機で食券を購入し着席。店には男の店員が3人。渡辺樹庵氏も我の目の前で監督者の立ち場で狭い厨房に立っていた。

220424watanabe00220424watanabe01渡なべ

『渡なべ20周年記念らーめん』1300円+『燻製味付玉子』150円=1450円

限定ラーメンに燻製味玉をトッピングした。今回の限定ラーメンのコンセプトは「もっと美味しい渡なべ」だそうだ。羅臼昆布を大量に投入し基本メニューをグレードアップさせた一杯だそうだ。

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麺はもっちりした食感のややかために茹でられた中細ストレート。具はわけぎと白髭葱、この店の特徴のひとつである幅の広い柔らかいメンマ2枚、小さめの柔らか豚バラチャーシュー3枚。トッピングの燻製味玉は黄身に味が染み込んで甘くて美味しいやつだった。そして今回の限定の目玉である渾身の魚介豚骨スープ。レンゲで一口飲んでみて「これは…凄いな」と感じ、以降スープをすするたびに同じフレーズを心の中で繰り返す事になった。まるで上質のブラックコーヒーのような、深い旨味を感じさせるものであり、至高の魚介豚骨と言っていいものだった。スープの乳化に拘り脂を分離させず旨味を閉じ込める事を心がけて作ったという。正に!これぞ!と言った『渡なべ』の一杯に仕上がっていると思う。味変調味料としてきざみニンニクと酢を提供されたので好奇心に負け後半投入してしまったが余計な事をして後悔してしまった。そのもののスープが美味すぎたのでそれを損なってしまったからだ。それでもこのスープ一滴でも残してなるものかと丼を90°以上傾けて飲み干し完飲完食した。こんなの大満足するしかないよ。幸せな気分で店を出る事が出来た。店前には10人以上の行列が生じていた。

2021年11月 7日 (日)

武道家訪

昨日までとはうって変わって朝からどんより雲が立ち込めている日曜休日。雨は降らないようだからこのところ続けている東京家系店訪問の為に都内へ出る事にした。元町・中華街駅からみなとみらい線に乗って渋谷に出て半蔵門線に乗り換え九段下に出た後さらに東西線に乗り換え早稲田駅で下車した。

211107waseda01今日の目的店は『武道家本店』。東中野『武蔵家』出身の店主が2006年5月21日、地下鉄の地上出口すぐの場所に開店させた家系ラーメン店だ。数店舗都内に展開していいる。我は約4年も前だが中野駅近くの『二代目武道家』には訪問した事がある。豚骨濃度が高い事で知られる東中野『武蔵家』系列の中でも特に濃厚なスープを作り上げていると聞いてね。その本店は未訪問のままだったので気になってはいたんだよ。創業時の店主が空手家だったので「ぶどうや」ではなくそのまま「ぶどうか」と読ませている。その初代店主も今は『輝道家』という別の家系ラーメン店を立ち上げているとか。ともかく今日は家系ラーメンの武道家本店初訪問となる。開店予定の7分前くらいに店に到着。既にシャッターの前に5人並んでいた。定刻に開店。しかしその直前3人も割り込んで来た。腹立たしい。しかもそいつら店主の知り合いのようで厨房を挟んで楽しそうに話し込んでいるんだよ。何か一気に冷めたね。屋号負けしている。店入口にある券売機で食券を購入し入店。客席は厨房周りのL字型カウンター11席のみ。仕切り等無し。割り込みがあったが何とか初回着席出来た。我の後ろに並んでいた客でちょうど満席になった。

211107budouka00211107budouka02横浜家系らーめん 武道家 本店

『のり味玉らーめん(並)』 850円+『ライス』 50円=900円

筆頭メニューを我の家系定番好みの麺かため・油多めを選択。ライスは有料だがおかわり無限で自分で炊飯器からよそうスタイル。水もセルフ。卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入しラーメン到着を待った。

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海苔5枚、味玉付きで登場。たしかに『二代目武道家』同様いかにも豚骨濃度が高いとわかる独特の色合いをしたスープだ。チャーシューは肉厚で噛むとスモーキーさを楽しめる上質なもの。ほうれん草もたっぷりで柔らかくて美味い。麺は中太平打麺で酒井製麺らしい。かため指定だけど柔らかかったのが残念だった。でもまあ家系ラーメンとしては上質なものだと思う。満足はして退店した。店前には7人くらい行列が生じていた。

帰りは日本橋に出て銀座線に乗り換え新橋に出、JR東海道線で横浜に1時間で戻った。桜木町サミットに寄り食料品を買い帰宅した。

2021年10月23日 (土)

瓶蒸羊麺

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『皇綱家』での食事でかなり腹はいっぱいになっていたのでジュンク堂書店に立ち寄った後で2軒目に向かう事にした。何と言ってもラーメン激戦区である池袋。連食しないと勿体ないと思い事前に池袋のラーメン店をチェックしてみたのだがなかなか自分の心に訴えかけてくれるようなラーメン店が見つからなかった。結果、自分が選んだのはラーメン専門店ではなく羊肉専門店だった。2017年7月に開店した『辰(たつ)』という店でランチタイムにはラーメンやまぜそば等麺類メニューがメインとなっているようだ。我は少し前から羊肉ラーメンという未知のものに興味を惹かれていた。元々我はラーメンに対しては「多様性」に興味があり、何なら「美味い/不味い」等二の次、どうでも良いと考えている変人なのでこういう選択になるのだ。店は階段を上がった2階にあった。入店時店内にいたのは先客1人のみ。店員はいなかった。客席はテーブル席のみで2人卓2つ、4人卓5つ、6人卓1つ。適当な席に座った。厨房は奥にあり見えない。ようやく厨房入口に女店員の姿が確認出来たので手を揚げアピールすると、その女店員は奥にいて姿が見えない別の女店員を促しようやく口頭で注文出来た。大陸系店員のみなのだろう。綺麗な店舗だけど店内の雰囲気は大陸の緩い雰囲気そのまんま。後客は6人来たが半分は中国人のようだった。

211023tatsu00211023tatsu01 羊肉専門店 辰 南池袋店 『瓶蒸し羊肉ラーメン』 1180円

新メニューとなっているこのメニューを注文。しばらく待たされようやく提供された。麺は中太やや縮れ。具は刻みネギと大量のもやし、そしてゴロゴロした羊肉の角切りが大量。瓶蒸し羊肉というものがどういうものなのか全く知らないが羊肉は臭み等なく柔らかかった。塩味のスープは日本で感じる事はあまりなく、本場中国の料理でよく感じる独特の味わい。なのでこれは我が考えていたラーメンというより、中国の麺料理の一種だなーと感じたよ。味のクセは強かったがさっぱりした塩味スープだったので食べやすく満足は出来た。料金後払い。珍しく外税ではなくメニュー表通りの価格だった。

すっかり満腹状態になった我はそのまま副都心線の乗り場へ向い家路についた。

青空池袋

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めっきりと秋らしくなり活動しやすくなる季節になったけど、パンデミック世界への対応生活が習慣になってしまい遠出に抵抗を覚えるようになってしまった。というか本来の我の出不精な性格が常態化してしまったというべきか。今日も朝の時点までは近場の店へ訪問するつもりだった。でも今日土曜休日は朝から目が醒めるような青空が広がっていた。この青空に誘われる形で池袋まで足をのばしてみる事を突然思いつき朝9時前には家を出てしまった。

今日から渋谷駅の拡張工事が始まるのでJR山手線が一部運休しているので本来都内に出るのは面倒な状況。でも我は元町・中華街駅からみなとみらい線に乗ればそのまま乗換なしに座れて池袋まで行かれるので全然不都合はなかった。今日の目的店はまた横浜以外の家系ラーメン店狙いで昨年12月4日に開店した『皇綱家(きづなや)』という店が狙い。東京の家系事情については疎くてよく判っていないから少しづつ学習していこうと思っていたからね。でも最早「横浜家系」とすら謳わない時代になってしまったんだね。いきなり「輝道家直系」だよ。何だよ輝道家って?調べたら新中野『武蔵家』から連なる系統の店のようだ。もう直系という言葉もインフレ化している。いや本来はそういう意味なんだけど、家系ラーメンに限っては「直系」って言葉は別の意味を持っている…ってずっと思っていたから。

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池袋駅には大分早めに到着してしまったので少しブラブラ歩いてから開店予定の15分前くらいに店に到着したら男女2人組が待っていたのでそれに続いた。そしたら我の後ろにすぐさま6人位並んだ。定刻から4分遅れて開店。その頃には10人を超える行列が後ろに生じていた。前客に続いて入店しようとしたらいきなり詰まった。券売機のトラブルだ。だから何でラーメン店って開店前に使用前点検しないんだよ?店入口で待たされなかなか着席出来ない状態が続いた。食券の紙がおかしいようで我が買った時に食券が半分の幅になっていたよ。その後も券売機トラブルは尾を引き後客はなかなか入店出来ない事態が続いていた。厨房には男の店員4人。客席は厨房周りにL字型カウンター12席。

211023kizunaya00211023kizunaya02輝道家直系 皇綱家

『チャーシューラーメン(麺かため・油多め)』 980円+『ライス』 100円=1080円

チャーシューメンを我の家系定番の好みで注文。あとライス。おかわり無制限らしい。ライスには無限ニンニクと豆板醤を卓上から投入しラーメンの到着を待った。

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この店は新中野『武蔵家』系列でありながら『王道家』と親交があり麺は王道家の自家製麺を使っているそうで家系クロスオーバー店的なところに面白みを感じて訪問してみた。『武蔵家』って豚骨濃度高めのスープが特徴のひとつな印象だったが、この店は完全に醤油寄りの醤油豚骨スープになっている。誤解を恐れずに言えば『吉村家』にも近い。海苔はパリッとしているし、ほうれん草は柔らかだし、炭火チャーシューは脂身がほとんどなく香ばしく肉の旨味が味わえるし、かなり上質の家系ラーメンだった。何と言ってもライスにとても合う。これが実は我が一番横浜家系ラーメンに求めるモノだったりする。ライスのおかわりは控えたけどね。家系ラーメンとしては珍しくほぼスープを飲み干す形で完食となった。横浜にいるとついつい県外の家系ラーメン店を一段低く見ている古いラオタ達が結構いると思うけど、横浜市民の預かり知らぬところで家系ラーメンの進化は進んでいる。「えっ!家系ラーメンって横浜が発祥だったの!?」と言われてしまうのも遠くないと思ったよ。

それにして日本のキャッシュレス化がもっと進んでくれれば券売機トラブルもかなり低減すると思うのだけど。まあラーメン店は出店費用を抑える為旧式を使い続けるだろうから当分このトラブルには付き合わせられるのだろうな。店を出た後も券売機トラブルが収まらず店外に大渋滞が生じていた。

2021年4月 1日 (木)

再神名備

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秋葉原にやってきたもののラオタとしての平日休暇もったいないの気持ちが頭をもたげた。事前に決めずに家を出ていた為移動しながら頭を巡らせた。狙いの店を決めて山手線に乗り西日暮里へ移動する。狙ったのは千駄木にある『神名備(かむなび)』。1999年2月創業。我がラーメン食べ歩きを始めた頃には既に有名店だったので14年も前に一度訪問している。今でも食べログ百名店に毎年名を連ねている凄い店。西日暮里駅から歩いて10分ほど、不忍通り沿いにその店はあった。ラーメン店というより日本蕎麦店のような店構え。店前に待ち客は無し。早速入店!と入ったが店内に2人だけ待ち客がいた。おばさん店員が我に向かって「すみません、少し外でお待ちいただけますか!」と言ってきたので仕方なく店外のベンチに座って待つ。5分ほど待って先客が2人くらい出ていったのにまだ案内されない。8分くらい待ってようやく店内に案内されたが、まだ着席は許されず待ち席に座るよう言われた。結局10分以上経ってようやく着席。厨房には男の店主1人。おばさん店員は接客会計係で忙しそう。腰も低い接客態度で良いのだが、どうも客さばきや清掃等の手際が良くない感じがした。客席は厨房前に一列のカウンター9席と3人卓が2つ。ところがこの店、異常なほど感染症を理由にかなり席を間引いており先客は5,6人しかいなかった。これじゃあ待つはずだ。その割に席間に仕切りは設けられていない。口頭で注文。

210401kamnabi00210401kamnabi01神名備 『醤油ラーメン』1320円

醤油と塩がある。筆頭の醤油を選択。他に「ごまの酸辣湯麺」というのがあった。それにしても驚異の価格設定だ!チャーシューメンにすると2000円オーバーになる。前回訪問時からこの14年間にこの店に何があったのだろうか?ともかくようやくありつけた一杯。麺は黄色いやや縮れた中太麺。具は薬味ネギとフライドオニオン、茹でもやしがそれぞれ大量にトッピングされスープ表面が見えない状態。そしてランドマークのような分厚い巨大チャーシューが1枚。これがホロホロと柔らかく美味い。

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スープは豚や鶏、そして魚介、昆布などから摂った旨味成分たっぷりの醤油スープだ。確かに美味しい。美味しいけど…やっぱりこの価格設定だとどうしてもこちら側もハードルを高く設定してしまう。なので満足は出来たけど「また食べたい!」という感動の領域までには至らなかった。支払いを済ませ退店。すると店外に5人くらいが小さいベンチに屋外とは言え密の状態で待っていた。

山手線、東海道線を乗り継いで横浜に戻ってきた。我の平日休暇はこれにて終了だ。

2020年8月31日 (月)

新宿翔塩

せっかく新宿まで出てきたんだから連食しよう。次は塩がいいな。そう思って前からちょっとだけ気になっていた店がある。『麺屋 翔』という店だ。別に深い興味ではなく、ただ単に塩の有名店らしいけど行ったことないな、という程度。せっかく近くに本店があるらしいので行ってみる事にした。2007年4月10日に開店したというから10年以上続いているんだ。TV番組に出演して「売れないラーメン店が繁盛店に」という事があったそうだ。ちょうど正午くらいの入店。我の入店直前に客が入っていったけど店から出る客もいたのですぐ座れた。入口に券売機。厨房には男の店員3人。客席はL字型カウンター12席と4人がけテーブル席1卓かな?先客10人くらいかな後客は4人くらい。正午で満席になることは無かったけどたまたまかな?行列店と聞いていたんだけど。

200831menyashyou00200831menyashyou01 麺屋 翔 西新宿本店 『香彩鶏だし味玉塩ラーメン』 990円

筆頭塩を味玉付きで注文。麺は中細ストレート。具は白髭ネギ、水菜、糸唐辛子、メンマ、チャーシュー。トッピングの味玉は黄身しっとり。スープは鶏ベースの塩スープなのだろうが香味油入りなのか妙に油っぽく独特の味がする。普通に美味しいとは思うけど、不幸なことに今日我が求めていたスッキリさっぱりの塩ラーメンとは違うものだった。でも麺は美味しかったのでスープ以外は残さず食べて退店した。すると入れ替わりに客が大勢入ってきていた。やはり人気店のようだ。

やっぱり今日も蒸し暑いじゃん。JR新宿駅まで戻って新宿湘南ラインに乗って帰路についた。

創始武蔵

いつの間にかラオタの中でも中堅クラスになってきた…と思っている我。そんな我がラーメン食べ歩きを始めた頃、既に破竹の勢いでラーメン界で存在感を放っていたのが『麺屋武蔵』だった。当時ラーメンの知識などほとんど無かった我は少しでも知識を得ようとして『麺屋武蔵』の各店を訪問したよ。確か創業者はアパレル出身でラーメンのイロハもわからず、サンマ節を使ってスープを作って評判を呼んだと聞いた事がある。でも我が訪問した頃にはもうそのサンマ節の使用を止めてしまっていたんだよ。それが今月21日『麺屋武蔵』新宿本店がリニューアルし、屋号を『創始麺屋武蔵』に改め、ラーメンも創業当時のサンマ節を復活させたという情報を聞きつけた。これは行くしかあるまいと、新島から帰ってきた翌日に早速新宿湘南ラインに乗って新宿に出た。

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相変わらず西新宿方面に出るのに苦戦したが何とか店に到着した。開店から20分経過したあたり。店前に待ち客無し。改装したらしいけどあんまり外観に変化はないね。早速入店。入口にタッチパネル式券売機。厨房に男の店員4人。厨房周りにL字型カウンター19席。アクリル板設置有り。ありゃ満席で店内待ち先客4人だよ。でもその後は空いてきた。

200831musashi00200831musashi01創始麺屋武蔵 『らー麺 あっさり味』 900円

筆頭基本のあっさり味を選択。麺は平打縮れ太麺。以前はうどんのように丸い麺だったので変わっている。具はきざみ青ネギと細切りメンマ、海苔1枚、豚の角煮1個。スープは以前は明るい澄んだ茶色だったけど魚粉が見える渋い色に変わっている。啜ってみると蕎麦つゆに似た味わいだけど、もっと節系の出汁がでていて油分がある。感動するまでには至らないけど美味いと思う。少なくともリニューアル前よりは我は好きだね。ラーメンに豚の角煮というのは発明だね。満足して退店した。

2020年3月21日 (土)

客分堀内

中華粥で食事をとったが、やはり粥。それだけでは満足に至らず。なので突発的に横浜中華街駅からみなとみらい線に乗車。新宿三丁目駅で丸ノ内線に乗り換え新宿駅に到着したのは9時半過ぎ。新宿巨大ダンジョンを抜け辿り着いたのは『らぁめんほりうち』。我は2016年9月24日以来の訪問。先月末に『らあめん満来』に訪問したが、そこから50m離れていない場所に2007年8月29日開店。こちらの店主は長年『満来』の厨房に立っていたので、そのラーメンも『満来』と酷似、というかほぼそのもの。なので何かトラブルがあったのかと邪推してしまったが、実は『満来』店主が、『満来』新宿店店舗を改装する時に仮店舗として営業していた場所をそのまま『ほりうち』店主に引き継がせ、暖簾分けならぬ「客分け」、つまり『満来』の味に親しんだ客がこちらにも行ってもらえるよう配慮したというイイ話だそうだ。そして今では新橋にも支店が出来ているそうだ。

店に到着したのは9時50分頃だったが既に暖簾は出されている。この店は8時から営業しているから。暖簾を割り入店。店内隅に券売機。厨房には男の店員2人。厨房周りにL字型カウンター15席。先客4人後客2人。
200321horiuchi00200321horiuchi01 らぁめん ほりうち 本店 『チャーシューらあめん』 1300円

チャーシューらあめんを選択。こちらのチャーシューは二郎以上の肉の塊が提供されるので有名。今日はこの肉をガッツリと食べたくてわざわざ新宿にやってきたと言っても過言ではない。麺は自家製 中太丸平打麺。ツルツルでシコシコした食感。具はきざみネギ、きざみ海苔、平メンマ数本、そして肉塊と言っていい肩ロースチャーシューが3枚tならぬ3個。これにかぶりつく喜び。鶏ガラ豚骨から出汁を摂った正統醤油清湯が麺と絶妙に自家製麺と合っている。ほぼ全部平らげた。満足の退店だ。

そのまま新宿駅に戻り来たルートをそのまま使ってまた横浜中華街へ戻ってきた。昨日『南粤美食』にうっかり上着を忘れてしまっていた為だ。11時には店に到着。開店30分前だったが10人くらい行列が出来ていた。開店前に入口から忘れ物をとりにきた旨を伝えるとビニール袋に入った上着を渡してくれた。店員にお礼を言う。忘れものが無事戻って安心した。少しだけ中華街を散策し、油条とタピオカミルクティを土産に買い家路についた。正午までには帰宅する事ができた。

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