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2024年12月29日 (日)

名店再現

1990年代から2000年代に起きたラーメンブームの最中、今や重鎮と呼ばれるようになった名店の数々が奇跡のように同時期に誕生した事があった。後に「96年組」等と言われるようになった『麺屋武蔵』『中華そば青葉』『くじら軒』等だ。その影で当時一躍名を馳せたが今は姿を消してしまった名店も数多くある。そのひとつに『柳麺ちゃぶ屋』がある。フランス料理人出身の森住康二氏が1996年6月に荒川区三河島でオープンさせたラーメン店。後に文京区護国寺に移転、『MIST』と呼ばれる高級ラーメンブランドを立ち上げ海外進出も果たしたが、2012年に破産し暖簾を下ろす事になった。

我が本格的にラーメン食べ歩きを始めたは2006年春だったのでかなり後発なのだが、当時のラーメンブームの熱というものはまだ体感出来た。幸運にも『柳麺ちゃぶ屋』にも訪れる事が出来ている。2007年1月26日、勿論護国寺移転後の時だが、当時は昼営業で創業当時の三河島時代の味を、夜営業でリニューアル後の護国寺での味を提供していた。よって1日で昼夜2回訪れた。両方共行列に並んだ。格調の高さを感じる店内で革製のエプロンを格好良く着用した森住氏が丁寧に提供してくれた姿が記憶に残っている。

241228sky01 その『ちゃぶ屋』創業当時の味を、生粋のラオタ店主である渡辺樹庵氏が森住氏の全面協力を得て再現したラーメンを高田馬場にある『渡なべ』で期間限定で現在提供していると聞いた。ラーメン黄金期と言っていい当時を知る者からすればたまらない企画。年内一杯で提供終了になってしまうらしいので思い切って訪問してみる事にした。ちょっとは気を晴らさないと。

店に到着したのは開店予定の10分前。店前には既に9人の行列が出来ていた。席数は8なので初回入店は無理なことが確定した。ほぼ定刻に開店。我が入店出来たのは並び始めてから約30分ほど経過した後だった。その頃には我の後ろには15人くらいの行列が生じていた。入口脇の券売機で食券を購入。あれ?厨房には男の店員1人だけ。こりゃ大変だなーと思っていたら、しばらくして渡辺樹庵6番目の弟子と目され底なしの胃袋の持ち主であるとされる清田氏が颯爽と厨房に入ってきた。

241228watanabe00 241228watanabe01渡なべ

『ちゃぶ屋1996 醤油 大』1300円+『味付玉子』150円=1450円

今回のメニューは醤油と味噌が選択出来る。本当は両方食べてみたかったが、我が『ちゃぶ屋』へ訪問した際筆頭醤油を食べていたので醤油を選択した。何故か悔しかったので食券購入時急遽大盛り味玉付きで注文した。

241228watanabe02 森住氏からレシピ提供等の全面協力を受けたらしいが、渡辺樹庵氏曰く「完全再現ではなく記憶のちゃぶ屋の味を再現した」「今の客にも美味しいと思ってもらえるように仕上げた」とのこと。そういう采配が素晴らしいと思う。『渡なべ』の真骨頂だ。

麺はしなやかさを感じる平打中太ストレート。具は青葱ともやし、かためのチャーシュー2枚。スープは豚骨や鶏がベースの醤油清湯。そこにしっかりとした揚げ葱の風味と背脂の脂分が加わる。やっぱりどこか洋の味わいを感じる仕上がりになっている。これは美味しい。そう言えば最近こういったラーメンに出会っていないなとも思った。文句なく完食。席を立つ瞬間に清田氏から「ありがとうございましたー」を声をかけてもらえた。勿論「ごちそうさまでしたー!」と返した。意を決して今日訪問出来て良かった。

森住氏は現在千葉の田舎でひっそりとラーメン店を営んでいるという。ぜひ機会をつくって訪れてみたいなーと思った。

2024年10月13日 (日)

池袋魚郎

昨日同様朝から快晴の日曜休日。早朝から洗濯機を稼働させて洗濯物を干す。10時前くらいに家を出た。

元町・中華街駅からみなとみらい線に乗る。昨日と連日になってしまうがまた都内遠征。池袋駅へと向かった。今日の目的店は『特製味噌ラーメンわだ商店』の跡地に出来た『せたが屋』グループの新ブランド、今月5日にオープンしたばかりの『THE魚郎』だ。「魚郎らーめん」と言えば『せたが屋』で提供しているメニューだが、それの専門店にしたのだろう。新しい試みを沢山盛り込み気合を入れて立ち上げたはずの『わだ商店』が上手くいかず、普遍的な二郎系の店舗に鞍替えするという苦渋の選択、という印象を受けてしまった。とは言え前島氏が『せたが屋』の魚郎らーめんそのまま持ってくる事はないだろうしと気になったので訪ねてみる事にした。

池袋駅地下街西口側の終点の出口付近にある店に到着したのは開店15分過ぎくらい。店前に2人並んでいた。満席のようだ。店外に設置された券売機から食券を買って後に続く。5分ほど待って入店を促された。店員は男2人女3人。客席はL字型カウンター11席と4人がけテーブル席2卓。常に外待ちの客が生じている様子。付近にも二郎系ラーメン店があるのに今のところ健闘している様子が伺える。

241013gyorou00 241013gyorou01 THE魚郎『カネシ醤油味』980円

とりあえず麺200g表記の筆頭メニューを野菜・背脂・ニンニクの全マシで注文した。他に「土佐生姜塩味」や激辛の「大噴火」というメニューがあった。こういうメニューの立たせ方は上手いんだけどなー。

241013gyorou02 麺は適度な縮れの二郎系らしい極太麺。野菜はもやし9割キャベツ1割かな。もやしの山の頂上にきざみニンニク。チャーシューは柔らかくて崩れかかったのが2枚半くらい。ボリューム的には大食いでなければ普通に食べられるちょうど良い量。この采配は地味だけど上手い。まずはレンゲでスープを飲んでみる。あーしっかりした魚介醤油の味わい。正に魚郎。美味しい。そのままの状態で半分ほど食べ進めた後にきざみニンニクを混ぜてみる。すると今までの魚介醤油味が嘘だったかのようにしっかり二郎味に変貌した。きざみニンニクって強いなー。後は普通に二郎系ラーメンとして楽しみつつ麺と具は食べ終え完食した。『せたが屋』グループって色々工夫して新ブランドを立ち上げてくるので個人的に興味があるのだが、今回のブランドは安全策って感じで冒険って意味では弱い気がする。でもこういう方が長続きする場合があるので世の中難しい。とりあえず満足して退店。店外には2人ほど待っていた。我は早々に副都心線の駅に戻り15分ほどFライナーの到着を待って横浜に戻り食料調達をしてから家路についた。

2024年10月12日 (土)

生姜塩極

241012sky02 珍しく地方遠征以外での連食を思い立った。『渡なべ』から退店した後副都心線西早稲田駅に移動し池袋に出ることにした。副都心線の池袋駅から駅東口に出るのは大変だった。ゆうに電車1駅分くらい歩いた気がする。おかげで腹は多少こなれたけど。

目指したのは『東京ラーメンショー極み麺』という不定期に提供する店が入れ替わるイベント店舗みたいな立ち位置の店。約7年ほど前に1度訪問した事があるがその時は石神秀幸監修という冠だったけど、今はどうも「渡なべスタイル」が監修しているみたいだね。店には11時40分くらいに到着。食券先買いシステムのようで先客4人が店外に待っていた。6,7分待って入店を案内された。厨房には男の店員3人。客席は厨房前に横一列のカウンター10席くらい。後客も結構続き常に外待ち数人生じていたようだ。

241012kiwamimen00 241012kiwamimen01 東京ラーメンショー 極み麺 『生姜塩ラーメン』1000円

今月7日から大分佐伯ラーメンをメインに据えてリニューアルしたみたいだが、大分佐伯ラーメンは中永谷の『niるい斗』で食べる事が出来るので今回は見送り、限定商品と書かれた生姜塩ラーメンを注文した。

241012kiwamimen02 麺は黄色い中太縮れ麺。細かく刻まれた葱と大量の細切りメンマ、柔らかめのチャーシューは大きめのやつが2.5枚入っていた。スープは潔よく感じるほど塩も生姜両方共強めに出ていた。本来だったら2杯目でかなりキツイ状態だったはずなのだけど、爽やかな味わいだったので難なく完食出来た。満足。

帰りは再び副都心線東横Fライナー直通に乗って1本で横浜に帰ってこれた。

 

 

渡辺鶏豚

241012sky01 昨日大阪日帰り遠征して思いの外疲れてしまい昨夜はすぐ床についてしまった。お陰で疲れはすっかり抜けたと思う。そして迎えた朝から快晴に恵まれた土曜休日。週末気持ちよく晴れたのは久々な気がする。気分も良い。ようやく布団干し等が出来た。

昨日念願の大阪『光龍益』に訪れる事が出来たのだが、今偶然にも『渡なべ』で『光龍益』インスパイアの限定ラーメン「鶏と豚皮」を提供していると聞き行ってみる事にした。渡なべスタイルのプロデュース店『麺匠るい斗』でしかこのインスパイアの一杯を食べた事が無かったのでね。店には開店予定の10分前に到着出来た。店前には既に先客3人が並んでいた。急いでその後に続く。定刻に開店。先客に続いて入店し入口脇の券売機で食券を購入し奥から順番に着席した。厨房には男の店員2人。後客は続々来店し満席になり一時的に外待ちも生じていたようだ。

241012watanabe00 241012watanabe01 渡なべ 『鶏と豚皮』1100円

目的のメニューを注文。着丼のすぐ後にニンニクと韮キムチが別に提供された。

241012watanabe02 麺は中細ストレート。具はザク切り葱、平メンマ数本、豚バラ叉焼1枚。昨日大阪の『光龍益』のラーメンを食べて今日『渡なべ』の「鶏と豚皮」を食べる。どうしても比較はしようとしてしまう。結論から言ってしまうと予想通り再現度は高い。僅かに『光龍益』のものより鶏白湯寄りな気がしたけど、本当に僅かな差異でしかなく気の所為なのかも知れない。というか、食べ進めている内に比較や再現度等些末な事を考えている方が馬鹿らしくなるくらい美味しかった!鶏や豚由来の甘さはいい感じで留められて仄かな塩気もしっかり感じられ一杯のラーメンとしての完成度が高い。我は一ラオタなので、これを作る際の手間暇、難易度、材料コスト等全く知らない前提で話してしまうと、この味のラーメンは「光龍益インスパイアラーメン」とかではなくて、「鶏白湯」や「水鶏」等と同じくラーメンの1種類として「鶏豚ラーメン」みたいな広まり方を期待させられるものだった。あまりの美味しさに別で提供されたトッピングを全く使わないままスープ完飲の完食で終わって大満足。厨房の店員に「ごちそさまー」と声をかけて退店した。

2024年7月13日 (土)

小滝焼豚

240713sky02 世田谷文学館を退館した後芦花公園駅へと向かった。なかなか足を運ばないところなのでせっかくだから周辺のラーメン店をチェックしておいたのだが、何せ突発的にやって来たのでどの店も思い入れが全く沸かず結局スルーし京王線に乗って新宿に出ることにした。

240713shinjyuku00 新宿で降りたのも久々だよなー。ラーメン激戦区である小滝通り方面へ歩を進めた。昨年末から我が関心を寄せている「ちゃん系」ラーメン店を訪れる為だ。流石新宿駅、周辺には「ちゃん系」ラーメン店が数店点在するのだが、一番気になっていた2023年7月21日に開店した『クマちゃんラーメン』へ訪問した。店到着時に店前に待ち客はいなかったのでそのまま店外券売機で食券を購入し暖簾を割った。無料ライスのプラ板はあえて取らなかった。厨房には日本人のおじさん店員と東南アジア系女店員の2人。客席は厨房周りの変形L字型カウンター13席。先客3人後客2人。

240713kumachyan00 240713kumachyan01 新宿小滝橋 クマちゃんラーメン『中華そば』750円

券売機のボダンに「おすすめ!」と書かれた筆頭メニューをシンプルに注文。丼を渡される時店員から「スープなみなみなので気を付けて下さい」と言われた。提供された瞬間から満足度が保証されたようなビジュアルに自ずとテンションが上がってしまう。

240713kumachyan02スープのこの油!このしょっぱさ!そこに食感が滑らかなだるま製麺の中太平打ストレート麺がバッチリ合っている。細切りメンマもコリコリの良い食感、柔らかチャーシューは枚数など数えてられないくらいたくさん入っている。これで今時一杯750円で食べられてしまう。これが「ちゃん系」ラーメンだっ!当然ながら大満足だ。他店が簡単に見様見真似で提供出来るものではないのかも知れない。丼をカウンター上に上げ店員にごちそうさまと伝えて退店した。

朝飯を抜いて歩いていたのでもう少し食べたい。出来ればカレーライスが。そう思っているところにちょうど都合よく近くに『よもだそば』があったので入店する。以前日本橋店で立ち食いそばで提供するものとは思えない本格派のインドカレーを食べた事があり美味しかった記憶がある。券売機で食券を購入し厨房の店員に食券を渡し適当な席に座ったが驚くほど早く呼ばれてセルフで注文の品を取りに行った。

240713yomogida00 240713yomogida01 よもだそば新宿西口2号店『よもだカレー』620円

蕎麦の出汁を効かせた一般的な立ち食い蕎麦屋の和風カレーとは一線を画し、トマトの酸味と玉葱の甘みが効いたスパイシーなインドカレー。最初はそうでもないのだが後から辛さが効いてくるタイプ。柔らかい骨付き鶏モモ肉が入っているのもポイントが高い。これを我は今求めていたのだ。質も量もベストなカレー。これが待たずにこんな値段で食べられるのだから日本人は幸せだと思う。大満足で退店し新宿駅に向かった。

どこにも立ち寄る事なく自宅へ直行した。帰宅後シャワーを浴び自室で昼寝。良い休日を過ごせた。

2024年4月28日 (日)

渡辺二二

4月最後の日曜休日。相変わらず気だるい体調ではあるが、朝から青空が広がったので幾分調子が良くなった。

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せっかくの連休なので昨日に続いて都内の店を訪れる事にした。本当は昨日訪れるつもりでいた高田馬場の魚介豚骨の名店『渡なべ』が創業22周年を迎え、その周年限定メニューを狙った。2年前に「20周年記念限定メニュー」を食べており、その時の美味しさが忘れられず…と言うのが訪問理由になる。店には開店予定の13分ほど前に到着したが、既に先客2人が待っていた。この程度で済んで良かったよ。しばらくすると我の後ろにも人の並びが生じていた。定刻2分過ぎに開店。入口脇の券売機で食券を購入し店員にそれを渡す。厨房には男の店員2人。客席は以前と変わらず厨房周りのL字型カウンター8席のみ。奥の席から順番に着席。初回で満席になり外待ちも生じていた様子。

240428watanabe00240428watanabe01 渡なべ

『渡なべ22周年記念らーめん』1600円+『固茹で味付玉子』150円=1750円

周年記念メニューのテーマは通常のレギュラーメニューである濃厚魚介豚骨をグレードアップさせた「もっと美味しい渡なべ」。具体的には昆布と豚骨の量を増しているとか。YouTubeチャンネルで「通常の倍以上の材料を突っ込んだからといって倍美味しくはならない」と嘆いていたところを見ると本当に相当の材料費を投入した一杯になっているのだろう。2年前より300円増しの価格設定にされている。今年の味玉は「固茹で味付玉子」。こちらもトッピング注文した。

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麺はややかために茹でられた中細ストレート麺。具は白葱、青葱、巨大メンマ3枚、肉厚で大きめ食感トロトロの豚バラチャーシュー1枚。トッピングの固茹で味付玉子丸1個。2年前の周年限定のスープは色が黒く味もビターな印象だったが今回のものはバランス重視になったのかやや明るめの色合いになっており味わいもマイルドになっていた。それでも濃厚な味わいで美味しい。濃厚過ぎると普通だったら「食べたそばから飽きてくる魚介豚骨」になるはずなんだよ。でも「濃厚魚介豚骨」のパイオニアであるこの店は流石にそんな事態に陥らない技術の蓄積があるからか、本当にレンゲが止まらない状態になる。世間の一部では魚介豚骨を「またお前かよ」を略して「またおま系」等と呼ぶ輩がいるそうだが、そういう奴らは単純に本物に出会えていないのだろうなーと上から目線で蔑んでしまう。本物の魚介豚骨ラーメンはそれほど美味しい。個人的にはラーメンでしか味わえない美味しさなのでラーメンの本流のひとつだと思っている。当然ながらスープは一滴も残してなるものか!と当然の完飲。固茹で玉子も濃厚魚介スープに素晴らしいマッチングを見せていて完食。丼の中をすっからかんにして冷水を飲んで口をティッシュで拭ってから店員に「ごちそうさまでしたー」と声をかけて退店した。本調子の体調ではない中の訪問だったが後悔は全く無かった。

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西早稲田駅からみなとみらい駅まで各駅停車に乗って横浜に戻り、他にどこにも寄らず真っ直ぐ家路についた。午後は清々しい気分で干していた布団を取り込み昼寝をした。

2024年1月 8日 (月)

新宿丸凪

240108sky001 朝から快晴の空が広がった月曜祭日。成人の日。一昨日急に下館まで行ってしまったので、なんと言うかラーメンへの意欲が満たされてしまい、その反動か、昨日は近場で買い物だけ済ませて帰ってきてしまった。今日もそんな気分だったので腰が重たかったのだが、こんな天気が良いのに出かけないのはマズイ!と突発的に朝9時過前に家を出た。

遅まきながら昨年末から「ちゃん系」と呼ばれるラーメン店を訪問し始めた訳だが、いずれも『すごい煮干ラーメン凪』店舗跡地が改装されて出店しているケースが多かった事から、公式には認めていないけど事実上『凪スピリッツジャパン』グループの新ブランドだと思われていた。それがとうとう隠す事もなく、丸の中に『凪』のロゴを冠した、その名も『ナギチャンラーメン』という店が昨年10月28日に開店していると聞き気になっていたので行ってみる事にした。東横線特急に乗り10時過ぎには新宿三丁目駅に降り立つ事が出来た。目的の店は24時間営業なのだ。と言っても深夜早朝の時間帯でラーメンの値段も高めになるので注意が必要だ。店は新宿の繁華街と言っても明らかに夜賑やかになる場所にあり周りはホストクラブばかりだった。こちらは『凪ゴールデン街別館』跡地との事。夜に映えそうな正月飾りが残るガラス張りの店舗に早速入店。入口近くにタッチパネル式券売機有り。そこに緑のプラ板がありそれと一緒に食券を差し出すとライス無料になるそうだ。水はセルフ。店員は日本人の男1人と外国籍と思われる女2人。客席は変形L字型カウンター15席。先客3人後客7人くらいだったかな。

240108nagichyan00240108nagichyan01 ナギチャンラーメン 『中華そば』890円

筆頭基本メニューをライス付きで注文。丼もプラ製コップも凪のロゴ入りだ。

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丼の中身である麺や具の構成は他の「ちゃん系」と変わらないと思う。これで本当にチャーシュー麺じゃないのか?と思うくらいチャーシューが入っているので枚数とか数えなかった。順次ライスに引っ越しさせて食べた。神田の『ちえちゃんラーメン』に比べるとスープがわずかに出汁感弱めで塩分強めに感じた。時間帯による差かもしれないけど。満足度重視の姿勢は変わらずで、大満足で完食した。

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壁にTシャツ等オリジナルグッズが飾られており、その中に小冊子というのがあって気になったので勇気を出して200円で購入してみた。中は「ちゃんのれん組合」の店舗紹介が主だった。

店斜向いのファミリーマートで買い物をしただけで、来る時と同様に特急に乗る事が出来たので正午前には帰宅出来た。三連休最終日の午後、ゆっくり過ごした。

2023年4月 7日 (金)

胡椒蕎麦

JR品川駅港南口が再開発される以前、昭和の面影を多分に残す細い路地が密集した飲食店街が残っており、そこには『天華』という町中華の店があった。その店には「コショーそば」と名付けられた一風変わった麺料理が名物メニューになっていた。『天華』は店主が他界したことにより閉店し「コショーそば」は失われてしまったが、今でもそれは一部の古いラオタ達の間で語り継がれている。

230407sky003 そんな「コショーそば」を突然渡辺樹庵氏が『渡なべ』@高田馬場で期間限定メニューで提供すると聞きつけ、今日の予定を急遽変更して店に向かった。東船橋から総武線に乗り西船橋に出た後東西線に乗り換えて約40分ほど電車に揺られ高田馬場駅に到着した。店には開店15分以上も前に到着してしまった。流石に誰もいなかったがこのまま暖簾が出されるのを待つ事にした。定刻に開店した時には我の後ろに5,6人並んでいた。早速入店。入口脇の券売機で食券を買い一番奥にある席に案内された。厨房には男の店員2人。客席はほどなく全て埋まった。そのほとんどが今回の限定メニューを注文していた。

230407watanabe00230407watanabe01 渡なべ 『コショーそば 並』900円

渡辺樹庵氏曰く「食べたのはかなり前で全く覚えていないので再現ではない」「モチーフにしてイメージとして仕上げた」そうだ。

230407watanabe02

麺はもちもちして適度にかたさがある中太麺。オリジナルはおそらく老舗中華店らしい昔ながらの柔らかめの麺だったと思うが、この麺に変えてる事で一気にグレードが上がっている気がした。具はもやし、白菜、豚肉のあんかけ。「コショーそば」とは端的に言ってしまうと塩タンメンにコショーをぶっかけたやつなんだけどね。胡椒を味を整える為の調味料としてではなく、メインの味付けに使っているのにこれが不思議と美味いんだよ。胡椒の味自体を美味いと感じられるのは新鮮だ。白菜の芯も中まで柔らかくトロトロに仕上げていたりと技が光る。これは美味い!この一杯ほどレベルが高くなくてもいいから、この麺料理、広まってくれないかなーと思ってしまうほどだった。完食し大満足。予定を変更してやって来た甲斐があるというものだ。

この後秋葉原に移動し買い物をした後横浜に戻り用事を早々に済ませ家路についた。幸運にもほとんど傘を使う事はなく帰宅出来た。帰宅後強い風で叩きつけるような雨が降り出した。良い休日時間を過ごす事が出来た。

2022年8月27日 (土)

目白丸長

220827sky001 強烈な熱帯夜明けの土曜休日。空調を効かせたまま夜明けを迎えた。いつの間にか雨も降っていたようだ。蒸し暑さは朝も継続して熱帯朝。今日も暑くなりそうだ。ゴミ捨てと洗濯、布団干しをして早めに家を出た。これは昼頃強烈な暑さになりそうだ。早めに外出し早めに帰宅し日中の猛暑をなるべく避けたい。

220827mejiro001 先週に続いて今週も都内へ出向いた。今日は老舗店狙い。『東池袋大勝軒』の祖にあたる荻窪の『丸長』、その暖簾分け1号店の『丸長』目白店が今日の目的店。1954(昭和29)年12月開店という老舗も老舗。我としたことがラーメン食べ歩きを16年以上していながら今まで訪問したことが無かった。ついつい荻窪本店に行ったので満足してしまっていた。自分的には失態に近い感覚だったので早速店へと向かった。元町・中華街駅から1本で池袋に出てから山手線に乗り換え1駅目の目白へ。駅から5分くらい歩いて店に到着出来たのは開店35分前くらい。大行列店と聞いていたので早めに来たが、既に5人並んでいたよ。その後に続いて並ぶ。日差しが強くキツかった。開店予定15分前くらいに店員が出てきて注文を取りに来た。だいたい8分くらい前倒しで開店してくれて助かったよ。開店まで我の後ろに8人くらい並んでいた。早速入店。厨房には女の店員3人。客席はL字型カウンター9席。順番バラバラに座ったが注文は間違いなく素早く提供された。

220827marutyou00220827marutyou03 つけそば 丸長 目白店

『チャーシューやさいつけそば』1200円+『中盛』50円+『生たまご』50円=1300円

この店の看板メニューであるチャーシューやさいを中盛で注文。生たまごも追加した。着席して1分も経たない内に提供された。料金後払いのようだ。

220827marutyou01220827marutyou02 このクラスの老舗暖簾分け店になるともう胡椒ガッツリの荻窪本店とは違う独自性が生まれている。それがこのチャーシューやさいだ。大量の細切れチャーシューとくたくたのもやし&キャベツが大量に入った豪快な盛り。追加の生卵も相まってまるですき焼きを取り分けた小鉢のようだ。麺は老舗らしい白い中太麺。いよいよ実食。おそらくベースは酸味の効いたピリ辛つけ汁なのだろうが細切れチャーシューの出汁の味に支配され、どちらかというと甘辛い味が支配的。結構濃いよ。後半生卵を溶いたがあまり味の変化はなかったくらい。そしてつけ麺って大概具は少なめで麺との配分を考えて食べ進めるものだが、こちらは麺より具が多いので、食べる時常に具に麺が混ざっているような感じになり面白い。具が減ってきてようやくピリ辛酸味感が出てくる自然な味変も面白い。麺を食べ切りカウンターに器を上げスープ割をお願いした。中盛だったけど具の多さで満腹になった。そして大満足。こんなつけ麺は初体験だった。最近の新店で色々工夫して個性を出している店数多かれど、老舗の貫禄でこの独自性のインパクトは凄いな。ちょっと感動した。そう言えば千葉県八千代市の超レア営業店『丸長勝田台店』も強烈な胡椒が効いて個性があった。『丸長』系統って意外と面白いのかも知れない。我は新店開拓より老舗探究の方が性に合っているなと改めて思った。

支払いを済ませ退店、目白駅へと歩を進めた。行きと同じく池袋経由で横浜に戻った。強烈な蒸し暑さだ。昼12時半くらいには帰宅。熱がこもらないよう早々に布団等を取り込み、午後は冷房を効かせた部屋に避難せざるを得なかった。

2022年4月24日 (日)

豚骨臭店

220424nishiwaseda002 世界でも屈指のラーメン激戦区である高田馬場駅周辺。大満足で『渡なべ』を出たのだがつい欲が出て連食する事にした。『博多ラーメンでぶちゃん』高田馬場本店。2018年6月1日にオープンしたそうだ。ここの店主は渡辺樹庵氏と共に「くさい豚骨ラーメンを作りたい」というテーマで豚骨ラーメンが臭くなる原因を追求する動画をYouTubeでアップしている。あ、動画を作っているのは渡辺樹庵氏か。内容も興味深いので我も視聴しているので今日はミーハー気分多めで食べ歩こう。店に向かっていたらコーヒーを片手に持った渡辺樹庵氏とすれ違ったよ。歩いて5分くらいで店に到着。入口のドアを開けると確かにしっかりとした豚骨臭が漂ってきた。厨房には甲斐店主と女の店員2人体制。客席は厨房前に一列、3席と6席のカウンター席。手前に4人がけテーブル席が2卓。うなぎの寝床のような店内で奥が見えなかったのでもしかしたらもっと客席はあるのかも知れない。先客5人で後客9人。口頭で注文し料金は後払い方式。

220424debuchyan00220424debuchyan01博多ラーメン でぶちゃん 高田馬場本店 『博多ラーメン』690円

筆頭基本メニューを麺「ばりかた」指定で注文。他に一品料理も提供していてラーメン専門にこだわるというより居酒屋的な立ち位置の店なのかも知れない。スープは泡立ち白濁した茶色をして天然の本物感が漂う。後は青ネギのきざみと大きめのチャーシューが1枚のっている。「あーいい感じの臭さのスープだねー」と思いながら何度も臭いを嗅ぎながら食したよ。我は子供の頃北関東でほとんど過ごしていたのに父親の仕事の関係で小学6年の半ばにいきなり北九州門司に転校した。その時近所にあったラーメン店の強烈な豚骨臭に吐き気を催し以降店前を通る時鼻をつまんで登校したものだよ。それからトラウマのように豚骨ラーメンが苦手になったのだが、約16年のラーメン食べ歩きが我をここまで成長(?)させたんだなーと感慨深い思いになったよ。本当に美味しい上質な博多豚骨ラーメンだと満足はしたのだけれど、連食だったし替え玉もせずスープも少し残して店を出た。再び西早稲田の駅に向かい副都心線に乗り渋谷で東横線Fライナー特急に乗り換え横浜に向かい家路についた。横浜に到着するまで雨に降られずにすんでよかった。帰宅後は窓の外の雨音を聞きながら昼寝をしてしまった。

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