目白丸長
強烈な熱帯夜明けの土曜休日。空調を効かせたまま夜明けを迎えた。いつの間にか雨も降っていたようだ。蒸し暑さは朝も継続して熱帯朝。今日も暑くなりそうだ。ゴミ捨てと洗濯、布団干しをして早めに家を出た。これは昼頃強烈な暑さになりそうだ。早めに外出し早めに帰宅し日中の猛暑をなるべく避けたい。
先週に続いて今週も都内へ出向いた。今日は老舗店狙い。『東池袋大勝軒』の祖にあたる荻窪の『丸長』、その暖簾分け1号店の『丸長』目白店が今日の目的店。1954(昭和29)年12月開店という老舗も老舗。我としたことがラーメン食べ歩きを16年以上していながら今まで訪問したことが無かった。ついつい荻窪本店に行ったので満足してしまっていた。自分的には失態に近い感覚だったので早速店へと向かった。元町・中華街駅から1本で池袋に出てから山手線に乗り換え1駅目の目白へ。駅から5分くらい歩いて店に到着出来たのは開店35分前くらい。大行列店と聞いていたので早めに来たが、既に5人並んでいたよ。その後に続いて並ぶ。日差しが強くキツかった。開店予定15分前くらいに店員が出てきて注文を取りに来た。だいたい8分くらい前倒しで開店してくれて助かったよ。開店まで我の後ろに8人くらい並んでいた。早速入店。厨房には女の店員3人。客席はL字型カウンター9席。順番バラバラに座ったが注文は間違いなく素早く提供された。
『チャーシューやさいつけそば』1200円+『中盛』50円+『生たまご』50円=1300円
この店の看板メニューであるチャーシューやさいを中盛で注文。生たまごも追加した。着席して1分も経たない内に提供された。料金後払いのようだ。
このクラスの老舗暖簾分け店になるともう胡椒ガッツリの荻窪本店とは違う独自性が生まれている。それがこのチャーシューやさいだ。大量の細切れチャーシューとくたくたのもやし&キャベツが大量に入った豪快な盛り。追加の生卵も相まってまるですき焼きを取り分けた小鉢のようだ。麺は老舗らしい白い中太麺。いよいよ実食。おそらくベースは酸味の効いたピリ辛つけ汁なのだろうが細切れチャーシューの出汁の味に支配され、どちらかというと甘辛い味が支配的。結構濃いよ。後半生卵を溶いたがあまり味の変化はなかったくらい。そしてつけ麺って大概具は少なめで麺との配分を考えて食べ進めるものだが、こちらは麺より具が多いので、食べる時常に具に麺が混ざっているような感じになり面白い。具が減ってきてようやくピリ辛酸味感が出てくる自然な味変も面白い。麺を食べ切りカウンターに器を上げスープ割をお願いした。中盛だったけど具の多さで満腹になった。そして大満足。こんなつけ麺は初体験だった。最近の新店で色々工夫して個性を出している店数多かれど、老舗の貫禄でこの独自性のインパクトは凄いな。ちょっと感動した。そう言えば千葉県八千代市の超レア営業店『丸長勝田台店』も強烈な胡椒が効いて個性があった。『丸長』系統って意外と面白いのかも知れない。我は新店開拓より老舗探究の方が性に合っているなと改めて思った。
支払いを済ませ退店、目白駅へと歩を進めた。行きと同じく池袋経由で横浜に戻った。強烈な蒸し暑さだ。昼12時半くらいには帰宅。熱がこもらないよう早々に布団等を取り込み、午後は冷房を効かせた部屋に避難せざるを得なかった。
最近のコメント