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2021年12月 1日 (水)

渡来武訪

今年も最後の月に突入してしまった。今日は早出時差出勤だったので暴風雨の中出勤した。これほどの風雨になると傘は役に立たず早朝からびしょ濡れ状態で出社後職場で上着等は干したよ。靴はそうはいかなかったので帰宅時もジメジメ状態だった。

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早出出勤の定時退社日だったので帰宅途中に武蔵小杉まで足を伸ばした。川崎だけど東京家系巡りの一端になる。東急武蔵小杉駅南口から徒歩1分程度の所にある『渡来武(とらいぶ)』総本店だ。自由が丘に1号店、学芸大学に2号店、続いて開店した3店目を何故か総本店にしている。屋号の由来は「修行先の『武蔵家』日吉店から渡来した」という意味らしい。もちろんトライブ(族)とのダブルミーニングだろう。かなりの修行先へのリスペクトを感じさせるな。手を消毒してから店外に設置された券売機で食券を購入し入店。店内はコンクリート打ちっぱなしな内装で大学のタオル等が飾られている。厨房には男の店員1人。我が食べ始めた頃にもう1人やって来て男2人になった。威勢のよい接客。無骨な男臭い家系ラーメン店然としている。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。アクリル板の仕切り有り。先客3人後客4人。

211201toraibu00211201toraibu02横浜らーめん 渡来武 総本店『渡来武らーめん』 1000円

屋号を冠した筆頭メニューを麺かため・油多めで注文。ライスは無料でおかわり自由。これは『武蔵家』系列の特徴なんだね。東京家系を良く知らなかった我は『武蔵家』日吉店の影響で日吉駅前のラーメン店がこぞってライス無料にしたので勝手に「日吉ルール」とか言っていたんだけど間違いだったと知ったよ。今日はライス中盛でお願いした。

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内容はチャーシュー4枚、味玉付き、海苔8枚、ほうれん草増し、かな?所謂特製ラーメンだ。肉厚のチャーシューが4枚も重なる様は絵になるが燻製臭は感じなかった。でも柔らかくて美味しかったな。麺は酒井製麺の中太麺。スープは『武蔵家』系統にしては割とおとなしめの印象を受けた。駄舌の我は『寿々喜家』より気持ち豚骨濃度高めくらいに感じた。新中野『武蔵家』系列と意識しなければ十分美味しい家系ラーメンだ。土地柄というのがあるからね。新中野『武蔵家』系列が勢力拡大しているのは、ラーメンの内容に厳格な決まり等なく各店舗の裁量に任されている部分が大きいというところも魅力のひとつだ。紋切り型を嫌う姿勢はセントラルキッチン方式の所謂「量産型家系店」へのカウンターパンチになっていると思う。結果的にライスはもちろんスープも完飲完食し大満足。ティッシュで口を拭いてマスクをして店を出た。今日は川崎まで出たけど家系ラーメンを気軽に食べられるこの環境をもっと感謝しなくちゃいけないなと思ったよ。首都圏以外ではこうはいかないと思うから。

店から出たらすぐ駅に戻り東横線に乗り家路についた。

2021年10月 7日 (木)

煮干新城

明日は用事があり有休を使用する為今夜はすっかりラオタモードの気持ちになっていたのだが、狙っていた店が今日に限って営業時間を変更してしまいあえなく訪問計画消滅。事前に知る事が出来て良かったのだが代わりに訪問する店が全然決まらず頭の中で迷走してしまった。まだまだ自分がラオタ何だなと今更感じたよ。結果的に横浜市内は諦めて川崎武蔵新城まで足をのばす事になった。約3年ぶりの訪問だ。北口改札を出る。他の駅前に比べ飲食店の数が多い気がするな。

駅から街道沿いに溝の口方面へ歩いて5分ほどのところに目的の店を発見した。今年6月15日に開店した『田中にぼる』という店だ。店主は八王子の煮干しラーメン店『圓』で数年修行した経験があり晴れて独立したという事らしい。到着したのは夜営業開始予定を15分ほど過ぎたあたり。店内は店主1人のみ。店内隅に設置された券売機で食券を購入し手渡して着席。客席は変形L字型カウンター9席。結局前後客ゼロだった。

211007tanakaniboru00211007tanakaniboru01煮干しらーめん 田中にぼる 『煮干しバター塩らーめん』 880円

筆頭は煮干し醤油だったが「煮干しバター塩」の名称に惹かれて塩を注文。しばらく待って着丼。麺は中太ストレート。具は薬味ネギ、メンマ2本、バラ海苔、半味玉、大きめのチャーシュー2枚。そして煮干しバター。本当に煮干し魚粉が入ったバターだ。こんなの市販されていないだろうから自家製だろうね。味はそのまんま。煮干しの苦味によってバターの甘みが際立っていて面白い。それがスープに溶け込むと面白いだけではなく美味しい。塩を選択して正解だったなと思ったよ。スープはもう煮干しがギンギンなので塩とかは「言われてみれば」くらいにしか感じなかった。心地よい苦味としょっぱさ。一風変わった美味しい煮干しラーメンだった。麺がちょっと我の好みが合わなかったくらい。汁一滴残さず完食し退店した。

この一杯で完全ラオタモードに入ったので禁断の平日連食に挑む。また駅前に戻って2店目。3年前訪問した『麺屋信醸』の跡地。2019年5月21日にオープンした『さかなとブタで幸(こう)なった。』という奇妙な屋号の店だ。店主は『麺匠濱星』出身とか。こちらも煮干しラーメンの店だ。早速入店。なかなかに狭い店内。厨房には男の店主1人。入口脇の券売機で食券を購入し着席。客席は厨房前に一列のカウンター6席のみ。先客4人後客ゼロ。

211007butasachi00211007butasachi01さかなとブタで幸なった。 『煮干らーめん』 800円

筆頭基本メニューを注文。麺はストレート細麺。具は紫玉葱と水菜のきざみ、海苔1枚、角柱のように切られたチャーシューが2本。食感が良い。ちょっと酸味を感じた。スープは今や王道の煮干し豚骨で美味い。なかなかの豚骨濃度だ。レンゲに魚粉が入っているのでまず放置して麺を食べ進めて味わっていった。放置していたレンゲはいつの間にかスープに沈み煮干し魚粉は溶け込んでいた。なので徐々に煮干し感が強烈になっていった。いかにも、という感じでラオタモードになっていた我はラーメンを食べた喜びを感じて満足し退店した。

駅に戻り武蔵小杉に出て東横線に乗り換え家路についた。今日はとても蒸し暑かったな。

2019年9月23日 (月)

鶏白汁久

新丸子駅近くに移動。線路の高架をくぐってマンションが並ぶ路地裏の店へ。博多水炊き・焼き鳥の店が昼は鶏白湯ラーメンを提供する『麺屋汁は久(しるく)』になっているというので立ち寄ってみた。入店すると誰もいない。けど大声で話し声が聞こえる。ママ友とその子供たちっぽい。しばらくすると男の店員が出てきて席に案内された。中央にコの字型カウンター12席。座敷は仕切りがあって見えなかった。
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麺屋 汁久 『超濃厚 鶏白湯そば』 880円

濃厚と超濃厚があり100円の価格差がある。どうせ頼むんだら超濃厚いっておくかと口頭注文。麺は細麺ストレート。具は玉ネギの千切り、糸唐辛子、穂先メンマ2本、鶏チャーシュー3枚。濃厚ではあったが常識範囲の鶏白湯。食べていると横で店員がゴソゴソしている。先客のママ友達が頼んだ生ビールがビールサーバーが不調で泡だけ出る状況になり、業者に電話をして半ギレ状態。それと知らず仕切りの向こうで大声でしゃべくっているママ友達。他人の修羅場とはいえラーメンを楽しむような環境ではなかったので、早めに食べて料金を支払い店を出た。

帰りは武蔵小杉駅まで歩いて帰路についた。

2019年7月 7日 (日)

住吉雨待

昨夜から続く雨は夜が明けても降り続き、陰鬱な気持ちにさせる空模様で始まった日曜の朝。この時期としては涼しい気温なのが救い。今日も行きたい店など無かったので市外の店へ訪問してみる事にした。狙いをつけた店は『徳島NOODLEぱどる』。2017年7月開店というからちょうど開店2周年だそうだ。場所は長い元住吉ブレーメン通りを抜ける手前にある路地裏。開店5分前くらいに到着出来たのだが、何とこの雨の中20人くらいの行列が店前に生じていた。あれ?そんな有名店だったのか?やはり下調べが足りないといけない。結局1時間待ちでようやく入店出来た。昨日の『ラーメン二郎関内店』の3倍も待ってしまったよ。入口脇に券売機。厨房には男の店主と若いバイト店員、女の店員1人。客席は厨房周りにL字型カウンター8席のみ。これでは時間がかかると納得。
190707padolu00 190707padolu02徳島NOODLE ぱどる 『徳島ラーメン全部盛り』950円+『小ライス』 50円=1000円

基本の徳島ラーメンの全部盛りを小ライス付きで注文。なかなかいい顔をしている一杯。麺は中細ストレート。具は青ネギの小分け切り、もやし、柔らか穂先メンマ、ゆで卵半個、豚バラ肉。別皿で生卵も添えられている。豚バラ肉などはしっかり味が付いている。なのでご飯がすすむようになっている。ところがスープがちょっと醤油味が弱い気がした。なので生卵はご飯に直接投入して豚バラを茶碗に移籍して食べた。本場徳島のものも見た目より味はあっさりしているのだが、こちらはあちょっと上品に首都圏向けにアレンジされている印象がある。悪くはないけど雨の中1時間待つほどの内容では無かった。
190707padolu01ここの商店街はいい意味で競争がされて品揃えも価格もいい店が多い。雨の中買い物をして家路についた。

2018年10月 5日 (金)

雨新丸子

暑い日々が続いて、その後の長い秋雨前線や台風による長雨に日々。気がついたら今年ももう10月の声を聞くことになったか。

そして明日から3月の三連休の定時退社日。小雨が降っている夜だけどちょっと遠回りして帰ろうか。昔は前々日くらいから行くべき店を決めていたのに、最近は行きたいと思わせる店がないので、電車の中で調べて決めた。菊名から東横線に乗り換え新丸子駅にやって来た。最初の目的店は駅西口から徒歩3分ほどのところにある『麺やでこ』だ。2014年5月26日開店。我は2014年6月27日に訪問している。その時は鶏白湯塩ラーメンを食べた。そして昨年11月15日、店名はそのままに煮干しそば専門店へニューアルを行ったという。早速入店。厨房にはおじさん店員2人と女の店員1人。店内中央あたりに券売機。厨房周りにL字型カウンター席8席と2人がけテーブル席2卓。先客3人後客4人。

181005deco00 181005deco01 麺や でこ 『のどぐろ煮干しそば』 1000円

我はいつもなら筆頭基本メニューを狙うが、突然決めた店でリニューアルしたとは言え再訪問なので店頭で紹介されていた「本日の限定メニュー」を注文。同じ煮干しだし、1杯4桁超えという値段設定から店主の本気度を知ることが出来るだろうと期待を込めての選択だ。なかなかの面構えをした一杯が登場。麺は固めに茹でられた細麺ストレート。具は薬味ネギ、赤玉葱のきざみ、そして鶏と豚の低温調理チャーシュー。そしてのどぐろ煮干しスープは苦味は抑えめでほんのりと甘さが伝わってくるもの。それほどのインパクトは感じない味なのだが、無意識に近い感じでレンゲでどんどん飲んでしまいほぼ完食。満足の退店となった。

再び駅に戻り今度は東口を出て1分程度のところにある先月19日に開店したばかり新店を狙う。『中華そば もり川』という店だ。早速入店。入口脇に券売機。厨房には男の店員1人と女の店員1人。店主夫婦かな?厨房回りにL字型カウンター10席。先客5人後客3人。

181005morikawa00 181005morikawa01 中華そば もり川 『濃厚中華そば』 680円

この店は昼はあっさりスープのラーメンを提供しているが、夜のみ提供される看板メニュー「濃厚中華そば」があるのでそれ狙い。麺は固めに茹でられた極細ストレート。具は薬味ネギ、海苔1枚、半味玉、肉厚巻きバラチャーシュー1枚。なかなかコストパフォマンスがある。スープは名前負けしない濃厚な豚骨醤油スープ。我は『哲麺』を思い出した。醤油の味もしっかり出ていてラーメンを食べている実感がある。強いて言えば玉ネギの角切りトッピングがあると良かったな。満足の退店となった。

2018年9月14日 (金)

牛王信醸

この夜をどれほど渇望していたことか!明日から10連休!ようやく我の夏休みが始まる!何せ6月から半休を1回使ったきり、早めの梅雨明けで酷暑続きだった7月8月の間も休暇は取らず、職場では都合の良い男と化していたような気がする。よくここまで我慢したと自分を褒めてあげたい。生憎雨が降っているが我の心は晴れやかだ。久々会社帰りに遠出をしてみるか。

東急田園都市線溝の口経由で武蔵新城駅で下車したのは18時半頃だったかな。この駅に降りるのは何年ぶりになるだろうか?ブログを見返したら約5年半ぶりだった。今夜の目的点は今年5月28日に開店した『牛骨らーめん牛王(ごおう)』だ。我が全国地麺巡りをしている中でかなり印象深かったのが鳥取倉吉と山口下松の牛骨ラーメン。あの時から牛骨ラーメンを名乗られると弱い我が誕生した。だからラオタ界隈を賑わせていたこの店の存在は気になっていたのだ。駅から歩いて2分くらいの通りに面したところに店を発見した。近づくと先客2人が出てきたところ。入れ替わりに我が暖簾を割り入店。入口脇に券売機。厨房にはいかつい男の店員1人だけ。厨房前に一列7席のカウンター席のみ。内装は黒を基調としているけど照明は明るめ。牛の絵やオブジェが置かれている。水セルフ。先客3人後客1人。

180914goou00 180914goou01 牛骨らーめん 牛王 『牛王らーめん』 1000円

屋号を冠したメニューを注文。チャーギュー3枚と味玉プラスした特のせのようだ。ほどなく提供された一杯はなかなかそそる顔をしている。黒いスープのラーメンは何故に我をここまで惹きつけるのだろう?麺は中太ストレートでザックリとした歯ごたえが楽しめた。具は生トマトの角切り、焼いたニンジン、柔らかい青菜、ローストビーフ3枚、半熟ゆで玉子が丸1個。この具からすると完全に洋風な仕上がり。で、スープなのだが、表面に大量の黒胡椒がかかっていて最初のうちはその胡椒の味が支配的。店主が仕上げに、これ見よがしに巨大なペッパーミルでゴリゴリパフォーマンスを見せてくれていたしね。でもその中から牛骨らしさを探ろうと何度もレンゲを動かしたが、我の駄舌ではあまり良くわからず、オニオンスープに近いかな?と感じてしまった。牛テールスープのようなあの独特の甘さは感じられなかった。倉吉や下松のあのパンチ力のある牛骨スープをついつい期待してしまったのがいけないか。でも一杯のラーメンとしては良い個性を持ったおいしい一杯だった。満足感を持って退店することが出来た。

店外に出て店の写真を撮っていると、隣もラーメン店だと気がついた。『麺屋信醸』とある。夏休み幕開け前夜で大解放。連食いっちゃうか。早速暖簾を割る。さっきの『牛王』とは鏡対照のような作り。白を基調にしていて、こちらも男の店主1人で厨房前に一列7席のカウンター席のみ。後で調べると今年の4月6日に開店したばかりだとか。先客ゼロ後客1人。この後客が独り言をずっとつぶやいている親父で気味悪かった。

180914shinjyou00 180914shinjyou01 麺屋信醸 『醤油らーめん』 700円

メニューは醤油と塩、ラーメンとつけ麺がある。突発的入店なので基本の醤油を注文。麺はゆるやかな縮れ具合の細麺。具は薬味ネギ、メンマ数本、海苔1枚、チャーシュー1枚とかなりシンプル。なのでスープも豚骨鶏ガラ出汁の典型的な正油味かな?と思って啜るとありゃ?煮干し味だ。そして表面の油感が強い。これはなかなか意表を突かれて面白かった。悪くない。ただチャーシューがちょっとハムっぽい味がして残念だったかな。

帰りは2駅先の武蔵小杉から東横線に乗り換え横浜へと帰ってきた。

2017年8月 4日 (金)

夏新丸子

金曜の夜。久々に市外に出て新店開拓。新丸子駅から徒歩2分程度のところに4月23日に開店した『Noodle Kitchen GUNNERS』という店。店主は東中野にある『海坂屋』という店の出身との情報。全然知らないなあ。店名は横文字だけど暖簾は懐かしいものを使っているね。その暖簾を割り入店。店内は新店らしい清潔感がある感じだが狭く小さい。入口脇に小型券売機。厨房には小柄な店主一人だけ。その前に一列のカウンター6席。先客2人後客ゼロ。

170804gunners00 170804gunners01 Noodle Kitchen GUNNERS 『特製中華そば』 1080円

連食はするつもりはないので特製を注文。具は紫玉ねぎのきざみ、カイワレ、穂先メンマ、少量の岩のり、海苔1枚、鴨肉2枚、低温調理豚バラチャーシュー1枚、海老ワンタン2個、味玉味玉丸1個。麺はかために茹でられた四角いストレート細麺。ざっくりという歯ごたえがいい。そしてスープは貝の出汁を感じる清湯醤油スープ。醤油のキリッとした味わいよりも出汁の美味さが際立つ。美味い。久々の汁一滴残さず完食マークを出した。

発展著しい武蔵小杉周辺はレベルの高い店が集まってくるな。

2017年1月 7日 (土)

昼鳴門無

今年初の土曜日。昨夜訪問した『ナルトもメンマもあるけれど。』の一杯が美味しかったので(『夜鳴門有』参照)、これは昼のパターンも食べてみたくなった。みなとみらい線に乗り元住吉へ。同じ場所に約16時間後に訪問した。屋号は『ナルトもメンマもないけれど。』という違う店だけど。こちらの方が表の顔で塩と味噌がメインになっている。出遅れてしまったので開店時間10分後くらいに店に到着。早速入店。既に満席で1人立ち待ちの先客がいた。券売機で食券を買い10分ほど待って着席。その後も来客は続々。

170107narutonashi00 170107narutonashi02 170107narutonashi01 ナルトもメンマもないけれど。 『特製 塩』 1080円


店主イチオシの塩を選択。昨日食べてレベルが高い事がわかっているので初回から特製で注文。ランチは大盛りかチャーシュー1枚追加のサービス。連食体質なのでチャーシュー1枚追加を選択。あまり待たされずに着丼。技量だけではなく手際も接客も素晴らしい店主だ。塩もまたいい顔をしている。麺はストレート細麺。具はきざみネギとフライドオニオン、ピーマンの細切り、海苔2枚、味玉丸1個、レアチャーシュー4枚。中央には肉辛味噌のようなものがあり、これが後々効いてくる。スープは節系の香ばしさを感じる上質の繊細な塩味。具だくさんだしスープがうまいので食べ進めていくと、中央の肉味噌風のものが溶け広がって繊細な味わいから濃い複雑な味わいに変化した。これは店主の狙いらしい。卓上の薀蓄が書かれた冊子にあった。やはり凄いねこの店。大満足で店を出た。

2017年1月 6日 (金)

夜鳴門有

年明け早々三連休に入る。定時退社日という事もあり久々に横浜市外のラーメン店へ会社帰り寄ってみる事にした。狙いは元住吉駅から徒歩5分ほどの住宅街の中に先月12日に開店した『ナルトもメンマもないけれど。』という変わった屋号の店。普段は塩や味噌をメインをしているようだが、夜のみ醤油味の中華そばを提供し屋号も『ナルトもメンマもあるけれど』に変えて営業しているそうだ。住宅街の奥に明るい照明に照らされた店舗を発見。意外と立派な店構え。早速入店。入口脇に券売機。厨房には若い男の店主が一人だけ。接客は丁寧。厨房前にカウンター一列3席が2つ。何故か座敷が衝立で閉ざされて物置になっている。先客4人後客ゼロ。

170106narutoari00 170106narutoari02 170106narutoari01 ナルトもメンマもあるけれど。 『中華そば 並』 800円

メニューは中華そば並か大盛りかの2つだけ。あまり待たずに提供された。おおっいい顔をした一杯登場。仙川の『しば田』の中華そばに匹敵する美しさ。麺は四角いストレート細麺。具は多めのきざみネギ、メンマ数本、ナルト1枚、海苔2枚、脂身が多いレアチャーシュー2枚。スープはほんのり邪魔にならない程度の甘さを備えた醤油味で、鶏油もバッチリ効いているのでラーメンを食べている幸せを味わえた。見た目はどこか懐かしさを感じる「中華そば」だけど、唸るくらいに美味い。『しば田』だけではなく『蔦』『やまぐち』なんていう最近の東京のトップクラスと同じ系統の一杯。懐かしさと雰囲気を重視してしまう我の好みとは違うけど、美味いのは間違いない。これは行列店になる事確実に思う。行列が出来ない今の内に来れて良かった。

2016年8月19日 (金)

夕暮溝口

今週は台風が上陸したりで雨の日が続いて蒸し暑く不快指数が跳ね上がった日が続いている。そして迎えた週末金曜日は定時退社日。早々に退社しプチ遠征を試みた。田園都市線に乗り換え、約5年ぶり溝の口に出てみる事にした。この日は雨が降っていなかったが、蒸し暑さは変わらず。夕暮れ時の溝の口駅近くを歩いていると、通り過ぎる人々の会話がふと耳に入ってくる。「へー、それ、のくちにもあるの?」。へー地元民は溝の口のことを”のくち”と略すのか?妙な略し方をするなと思った。

160819mizonokuchi01 さて最初の訪問店は東急溝の口駅を出て徒歩2分程度のところにある盛岡ラーメンを標榜する溝の口の老舗店『松虎亭』。我は約10年ぶりの再訪問となる。もう当時の記憶はほとんど残っていない。年季の入った駅前のラーメン店といった店構え。早速入店。厨房には男の店員2人。厨房周りに一列のカウンター席4席とL字型カウンター6席。先客3人後客3人。口頭で注文。

160819syoukotei00 160819syoukotei01 めん彩処 松虎亭 『盛岡醤油老麺』 670円


10年前と同じく看板メニューを注文。他に溶き卵とニンニクを使いニュータンタンメン系の松府麺などもあって興味を引かれた。麺は四角く黄色い中細ストレート麺。その麺に黒いスープの色が転写されている。具は薬味ネギ、ほうれん草、海苔1枚、平メンマ数本、巻きバラチャーシュー1枚とシンプル。そしてこの特徴的な黒いスープ。たまり醤油をタレに使っているという。富山ブラックのようにしょっぱいわけではなく、むしろやや甘みも感じる。そこが評価が分かれるところになるのだろうが、ちゃんと味わいがあるので我は好きだな。別に盛岡ブラックと言われるほど現地盛岡では広まりは見せていない。でもきっと盛岡にはこういう店があり、ここの店主か経営者はその店の一杯が好きでリスペクトインスパイアしているのではないかと想像する。店の雰囲気と懐かしさ、独特な一杯という事で満足度は高かった。また溝の口に訪れる事があれば再訪問してみたいと思った。

160819mizonokuchi04 店を出て「溝の口駅西口商店街」を進む。ここは昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえる貴重な場所。元々市の農業用水路だったところ。終戦直後その上に不法占拠し店舗を構えた闇市がこの商店街の前身。2007年大火があり商店街の半分は失われたが、まだ半分は残っておりほぼ飲み屋街と化している。我は飲兵衛ではないので、ただ夕暮れ時の雰囲気を楽しんだだけに留めた。160819mizonokuchi02160819mizonokuchi03
商店街を抜け線路を渡り駅の反対側に出る。そこにもいい雰囲気の飲み屋通りがあるのだが、その一角にもう一つの目的店『紀州和歌山らーめん まっち棒』がある。一時和歌山ラーメンブームというものがあったが、今ではすっかり見かけなくなってしまったご当地ラーメンのひとつ。この『まっち棒』も多店舗展開していたはずだが、今や溝の口にあるこの店舗のみになってしまったようだ。我も約9年半ぶりの再訪問となる。引き戸を開けて早速入店。強めの豚骨臭がする。店構えはリニューアルしたようだが、店内は狭く昔の雰囲気。厨房には男の店員2人と女の店員1人。L字型カウンター11席。先客6人後客5人。口頭で注文。

160819machibou00 160819machibou01 紀州和歌山らーめん まっち棒 溝の口店

『中華そば(麺かため)』 700円

筆頭基本メニューを麺かため注文。望み通りかために茹でられた細麺ストレート。具は薬味ネギ、平メンマ数本、かまぼこ1枚、巻きバラチャーシュー1枚。濃いめの醤油味に鼻にまとわりつくような豚骨臭漂う濃厚豚骨スープ。忘れかけていた和歌山ラーメンの記憶を一瞬で呼び起こしていくれた。歳をとるとこういうのがキツくなると言うが、我はギリギリ大丈夫かな?でも少しキツイかな?暑いからかな?でも食べきったよ。スープは残したけど。満足。

帰りはまた田園都市線に乗りあざみ野からブルーラインに乗り換え横浜に戻った。

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