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2024年11月 4日 (月)

達磨新城

JR武蔵新城駅前の『ラーメン花月嵐』跡地に今年10月24日オープンした『だるま大使-無限-』。まさかあの群馬高崎の名店『だるま大使』が神奈川県に出店を果たすとは時の流れを感じてしまう。昨年4月に『ラーメン花月嵐』とコラボで『だるま大使』の豚骨ラーメンが提供されていたので、その流れからの出店だとは推測されるわけだが。

店に到着したのは開店から20分ほど過ぎたあたり。店前には誰もおらずすんなりと入店出来た。入口脇のタッチパネル式券売機で注文。電子マネー払い。店員は男3人女3人。客席は厨房前一列8席くらいのカウンター席と4人がけテーブルが4卓くらい?正直記憶が曖昧。でも8割くらい席は埋まっていた。後客の来店もあったがいい感じで回転していて常に賑わっており接客も普通に良い印象。

241104darumataishi00 241104darumataishi01 群馬豚骨らーめん だるま大使-無限-武蔵新城店

『だるまらーめん』990円

とりあえず筆頭メニューをシンプルに麺バリカタで注文した。麺はストレート細麺。具は青葱、メンマ2本、半味玉、チャーシュー2枚。スープはしっかりどっしりの濃厚豚骨スープで脂分もいい感じ。流石豚骨ラーメン専門店といった印象。何だよちゃんと美味しい豚骨ラーメンじゃん。心配は杞憂だった。

241104darumataishi02  オープン時にあまり評判が良くないコメントが多かったのは、やはりコストパフォーマンスが良くない印象を受けるからかな。群馬豚骨を名乗ってはいるが基本は九州豚骨ラーメンと同じなので。よってラーメンとしては新鮮味はないし、替え玉すれば1000円超えてしまうし。メンマと半味玉とチャーシュー2枚は本店同様の構成なので拘りなのかな?我は本日連食なので麺と具は食べたところでお腹いっぱいになり退店した。他に背脂豚骨や清湯醤油も提供しているようなので機会があれば訪れてみたいとは思った。

本日の目的を達成したので早々に駅に戻り家路についた。昼1時前には帰宅。三連休最終日は充実感をもって終える事が出来そうだ。満腹だったし安堵した為か、少しうたた寝をしてしまった。

新城混伊

241104sky01 昨日に続いて爽やかな快晴となった三連休最終日となる月曜祭日振替休日。今朝も早くから家事に追われ朝食抜きで大忙しでヘトヘトになってしまった。すぐ横になりたい気持ちを堪えて連休最終日なので生活圏を脱して川崎市方面まで足をのばしてみることにした。

東横線と南武線を乗り継いでやって来たのは武蔵新城。駅前に群馬豚骨ラーメンの名店『だるま大使』が出店したと聞いたのでね。でも事前調査したところ何となく評判が芳しくない印象を受けた。なので休日満足感の保険を打って付近のラーメン店との連食を狙った。三連休最終日だから、と言い訳にもならない言い訳を自分の中でしていた。朝飯も抜いたのもこの為だ。

SNSでたまたま知る事になったのだが『麺屋あびすけ』武蔵新城店オリジナルメニューとして「ピザそば」なるものが提供されている事を知った。「ピザそば」は今は閉店してしまった『ajito ism』@大井町で提供されていた半ば伝説と化した人気メニュー。それと同名の似たものをまた食べられる事が出来るのか?保険として行くつもりだったが優先度を上げてこちらを先に訪問する事にした。

必要な日用品がいくつかあったので先に駅前の西友で買い物をするべく結構早めに武蔵新城の駅へ降り立った。買い物を済ませ店に到着したのは開店3分ほど前で待ち客ゼロ。暖簾が出されたのは予定より1分遅れて出され店員に店内へ入るよう促された。入口脇のタッチパネル式券売機で食券を購入。「お好きな席へどうぞー」と言われたのでコップに水を注ぎ適当な席に座って食券を差し出した。厨房には男の店員2人。客席は厨房周りのL字型カウンター8席。結局後客はテイクアウト客が1人だけだった。

241104abisuke00 241104abisuke01 麺屋あびすけ 武蔵新城店 『ピザそば』1000円

希望していたメニューをトッピング無しで単品注文。ニンニクの有無は確認された。後客のテイクアウト客が商品を受け取り退店した後にようやく提供された。おお!正にピザそばといった綺麗な一杯だ。メニューにはタバスコの写真入りだったが別で提供されなかった。言わないと提供されない様子。別に欲していなかったのでそのままにしておいた。

241104abisuke02

麺はかために茹でられたストレート太麺。具はきざみ玉葱、フライドオニオン、きざみ海苔、ピーマンの細切り、オリーブ、スライスサラミ数枚etc。取り敢えずよく混ぜ混ぜ。タレにはトマトソースとチーズがたっぷり入っていて完全にピザの味わい。でもピザ生地が麺に変わったので食感は異なる。そしてパスタとは完全に異なる味と触感なのがこのメニューならでは。パスタの国でも辿り着く事が出来なかったピザの麺料理化。世界中で愛されるであろうジャンクな味わい。なのでこれは日本から発信してぜひ世界に広めて欲しいと思う。海外で受けるのはほぼ確実だと思う。結局味変無用で楽しめた。連食予定なので迷ったけど入口近くの炊飯器から無料サービスのご飯を少しだけお椀によそり、最後に残ったタレに混ぜて追い飯として残さず完食した。大満足で退店する事が出来た。店舗ごとに看板オリジナルメニューが存在するのは面白いね。

2024年10月18日 (金)

丸凪盛大

上空は雲が立ち込めほぼ灰色一色。時々雨が降ったりと終始ぐずついた空模様の金曜平日。そしてこんな天候でも、金木犀が香っても、やっぱり夏はしぶとかったらしく結構まだ蒸し暑いのが嫌になる。でもとりあえず今週の務めは終わらせたぞ!

退社後開放感に促され帰宅途中に東急元住吉駅までやって来た。駅前ブレーメン通りに今月14日いきなり「ちゃん系」の新店がプレオープンながら営業を開始したと聞いたのでね。プレ営業とは言え普通のラーメン店並の営業時間。来月7日の本オープン後には何と24時間営業となるらしい。

店名は『なぎちゃんラーメン』元住吉店。我は今年1月8日『新宿ナギチャンラーメン』へ訪問を果たしているが、この店との関連性は不明。こちらの店名はひらがな表記になっているし、凪スピリッツジャパンオフィシャルHPには新宿の店のみ表記されている。東急線に遅延が生じていた事もあり店に到着出来たのは夜営業開始から30分ほど過ぎたあたり。でも幸いな事に店前に並びは無かったので店外に設置された券売機から食券を購入し入店した。厨房には男の店員1人と若い女の店員2人。接客良好。客席は厨房を囲むようにカウンターが15席くらい。先客8人後客4人。

241018nagichyan00241018nagichyan003 なぎちゃんラーメン 元住吉店 『もり中華 大』940円

「ちゃん系」の店はだいたい「中華そば」と「もり中華(つけ麺)」の2本柱のメニュー構成。いつも「中華そば」しか食べていなかったので今回は「もり中華」の方に挑戦してみた。労働後で腹が減っていたし、並との価格差が50円程度だったので大盛注文。そして無料の「めし」を所望する為、食券と同時に券売機にあった緑の札を渡した。すると店員から「もり中華少しお時間いただきます」と言われた。でも感覚的にはすぐに提供された。

241018nagichyan02 気軽な気持ちで大盛り指定したら大きな丼で山のような高加水の平打縮れ麺が提供された。勿論達磨製麺の地味ながら食感が良いやつ。「ちゃん系」はコストパフォーマンスを追求している系統なので大盛りを頼めばこうなる。他のつけめん店の感覚で大盛りを頼んではいけなかった。美味いので完食したけど。

241018nagichyan01 つけ汁側も、もう麺を浸ける余裕がないくらいに具がパンパンに入っている。きざみ葱、もやしやキャベツといった茹で野菜、多めの細切りメンマ、スライスされたかた茹で玉子、大量の薄切り切りたてのチャーシューが折り重なっている。つけ汁は淡い醤油味だが塩分多め油多め。「ちゃん系」のもり中華、こんな味になるんだ。

241018nagichyan04 具材が多すぎて麺をつけ汁に浸けられないので無料の「めし」の方にお引越し。これは食べ応えがある。流石「ちゃん系」だなーと改めて思ったよ。正直後半キツかったけど米粒ひとつ残さず平らげた。この物量が今どき1000円以下で提供されるといなると驚くべき企業努力だ。でも量だけで味がそうでもなかったらこんな風に完食しないわけで。やっぱり我は「ちゃん系」好きだなー。腹パンパンだったが大満足で気持ちよく退店した。

帰りも東急だけではなくJRまで遅れが出ていたが雨の中何とか帰宅。腹いっぱい過ぎていつもより早めに床についたらすぐ眠ってしまった。

2024年1月26日 (金)

平間冬夜

240126hirama001 今週もいくつもの関門を抜け辿り着いた金曜の夜だなあ。夜道を歩いて いると耳が冷たくなりコートのフードを被ったほど寒さが厳しい。でも冬はこれくらいでないと季節感が感じられない。これで良い。

一風変わった中華そばを提供する店が南武線平間駅近くに出来たと聞いたので、会社からの帰宅途中にかなり大回りになるが行ってみる事にした。駅から徒歩で2分くらいの場所にある飲食店等が集まったオープン型ビルの二階に今月15日に開店した『領寿庵(りょうじゅあん)』という店だ。開店予定時刻の4分くらい前に到着したら既に開店していたので早速入店。先客1人も既に座っていた。厨房には男の店員1人のみ。客席は一列のカウンター3席と奥にテーブル席が4人卓が4つくらい。水と調味料はセルフ。口頭で注文。料金後払いで対応は現金のみ。後客3人。

240126ryoujyuan00240126ryoujyuan03中華そば 牛すじ煮 領寿庵

『中華そば』880円+『肉ごはん』370円=1250円

筆頭基本メニューとサイドメニューを合わせて注文。メニューには「豚骨☓カツオ出汁のおきなわんテイストの中華そば」と説明がされている。その中華そばは普通のと淡麗の2種があり、普通は豚骨寄り、つまり豚骨ラーメン寄り。淡麗は鰹出汁寄り、つまり沖縄そば寄りという事らしい。

240126ryoujyuan01具はわけぎと錦糸卵、ラフテー3切れとソーキが1切れ。スープ表面には時間が経つとすぐ膜が張るほど油が浮く。沖縄そばとしたら確かに白濁して豚骨濃度が高いが豚骨ラーメンとしたらシャバ豚骨。豚骨臭は感じない。そして説明通り味は完全に沖縄そばのそれ。鰹出汁って味が強いんだ。だからどうしても沖縄そば寄りに感じてしまうが、それでもラーメン、中華そばたらしめているのが麺だ。チュルチュルした食感の縮れの強い平打太麺だ。絶妙にスープに合っている気がした。

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調理場近くの棚から紅生姜とコーレーグースを持ってきた。紅生姜は最初から投入したがコーレーグースは最後の方で投入。ガラッと味変され最後まで完飲完食した。

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サイドメニューの肉ごはん。具の構成は中華そばと全く同じ。でも白米で食べるラフテーは美味しくて満足出来た。ありそうでなかった一風変わった沖縄そば風中華そば。面白い体験が出来た。疲れていたが平間まで足を運んだ甲斐があった。腹は満たされ幸せだ。支払いを済ませ退店した。

駅に戻って南武線で川崎駅に出てから横浜へ向かい家路へとついた。

2024年1月 5日 (金)

川崎黒麺

仕事始めの金曜平日。でも来週月曜日が成人の日で祝日になるので明日から三連休。つまり人によっては今日休暇を取ってしまえば年末から11、12連休くらいになるのかな?その為有給休暇使用率も高かったらしく職場も静かで平穏だった。ただそれをやってしまうと正月気分から抜け出すのは容易ではなくなり職場に戻った時の精神的負担も大きくなってしまうのは火を見るよりも明らか。なので我は出社した。少しづつ慣れさせるのが吉だ。

平穏なまま仕事始め初日を終え帰宅途中に東横線に乗り換え新丸子駅に降り立った。先週訪問したばかりの『萬福飯店』へ再訪する為だ。その時年末年始の休業期間は確認しており今日から営業再開すると確認済だったので、その時点で今日の予定はほぼ確定していた。夜営業開始5分前くらいに店に到着。定刻に開店した。最初は前回訪問時と同じおじさんと男の店員の2人だったが、後から人の良さそうなおばちゃんがやって来た。温かい接客で見事だった。開店と同時に後客7人入った。途中でテイクアウトを受け取りに来た客もいたな。口頭で注文。料金後払い。

240105manpukuhanten00240105manpukuhanten01 料理工房 萬福飯店『川崎ブラック』1000円

前回訪問した後この店の事を調べてみると、何と『渡なべ』の渡辺樹庵氏が「石神秀幸氏からオススメされて」訪問していたとあり、その時オススメされていたのがこの「川崎ブラック」だったと知った。なので興味を引かれてて今日再訪問して実食する事を楽しみにしていたという訳だ。

240105manpukuhanten02

麺はストレート細麺。町中華店としてはかために茹でられていた気がする。具はきざみ葱、青梗菜、細切りメンマ数本、大きめのチャーシュー1枚。そして驚いたことに味玉ではなく温泉卵が入っていた。「地名+ブラック」に辟易していた我なので、これもどうせたまり醤油を使ったスープだろうなーと期待しないで飲んでみた。すると全然違っていたので驚いた。辛い、という表現が合っているのかは微妙だが、確実に胡椒の味わい。前回食べた「胡椒湯麺」もそうだったがこの店胡椒に並々ならぬこだわりを持っているのだろうか。オリジナリティが強めで良いなー。後半温泉卵を潰して溶いてみるとやや甘さが立ち上がってきてこれも良いんだよ。スープは飲み干せなかったけど完食。大満足だ。支払いを済ませ退店した。

2023年12月28日 (木)

早矢仕麺

231228sky001 木曜平日、仕事納めの日。業務は午前中だけで午後は職場の大掃除で午後3時にはシャンシャンでお終い。コロナ禍前に戻った感じ。

我は早々に退社して溝の口へと向かった。ちょっと面白そうな店を見つけたのでね。店名は『日比谷ハヤシそば』。今年11月15日に駅前丸井2階のフードコートにオープンした。「ガチンコラーメン道」出身の店主が手掛ける『ドゥエイタリアン』系列の店だとか。同じフードコートにその『ドゥエイタリアン』もあった。店名にある通りハヤシライスのライスを中華麺に変えた一杯を提供する店だ。カレーラーメンはよく聞くけどハヤシライスのラーメンというのは初めて聞いたので興味が湧き体験してみたくなった。そのフードコートのある丸井の2階には駅陸橋から直接行けた。結構人はいたが空いている席も十分あった。カウンターに先客はいなかったので店員に口頭で注文し支払いを済ませ呼び出しブザーを受け取った。適当な席に座りブザーが鳴るのを待った。

231228hayashisoba00231228hayashisoba01 日比谷ハヤシそば『ハヤシそば』1070円

屋号を冠する基本メニューを注文。吉野家っぽい丼で登場。麺はやや縮れがある中細麺。具は青葱のきざみと牛肉が2枚くらいか。スープは本当のハヤシライスよりはややスープ感はあるものの、それでも十分とろみがありソース感を感じる。しかもホワイトソースまでかかっている。その中には溶けかかった玉葱の粒粒感もあり、よく煮込まれたものである事が伺えた。トマトの酸味も奥に感じる。ハヤシライスを久しく食べていなかったという事もありなかなか美味しいなと感じた。正直あまりラーメンを食べた感はなかったけどね。それでも「あーこうなるのか」という経験が出来て良かったよ。丼を返却口に戻した。

2023年12月27日 (水)

胡椒湯麺

231227night001 今日は通勤時電車がガラガラ…とまではは言わないまでも空いていたなー。もう仕事納めに入ったところが多いのかなー…などと思いつつ出勤し勤め上げた水曜平日。

かつて品川駅近くにあり既に閉店してしまった町中華の店『天華』で名物メニューとして提供されていた「コショーそば」。高田馬場の『渡なべ』で限定メニューとして提供されたのも記憶に新しい。その幻のコショーそばと良く似たメニューを提供している店が新丸子にあると聞いて帰宅途中に立ち寄ってみる事にした。ドラマ「孤独のグルメ」でも紹介され有名な『三ちゃん食堂』の前を横切りひたすら西方向に歩くこと4,5分くらい。こじんまりとした町中華の店を発見した。今日の目的店『萬福飯店』だ。2009年3月に開店したそうだ。「中華料理」ではなく「料理工房」と書かれているのが普通の店ではないアピールをしている気がした。夜営業開始5分くらい前だったが店の前に立った瞬間におじさん店員が顔を出し「どうぞー」と言ってくれたので早速入店。厨房には中年の男の店員と先程の少し歳のいったおじさんの2人。現店主と先代店主の関係かな?客席はテーブル席が2人卓1つと4人卓4つ。先客ゼロで後客は赤子を含めた4人家族。冊子メニューを渡されたがそこに目的のメニューの記載は無かった。でも店頭に張り紙があるのを確認済なので口頭で注文した。料金後払い。

231227manpukuhanten00231227manpukuhanten01 料理工房 萬福飯店『胡椒湯麺』1050円

目的のメニューを注文。看板メニューのひとつになっているようだ。

231227manpukuhanten02

麺は柔らかめに茹でられたストレート細麺。具はきざみ葱、針生姜、白菜、豚肉。メニュー名通りベースは熱々の塩タンメン。白菜の芯の部分がいくつも入っていたがいずれもトロトロ。その上に白胡椒と黒胡椒がガッツリ多めに振りかけられ綺麗な模様を浮かび上がらせている。特に黒い胡椒の方は結構辛味が効いており額から汗が吹き出すようだった。やっぱり塩タンメンにはこれくらい胡椒がかかってこそ!とか我は思っちゃうな。最早普通のタンメンでは物足りなさを感じてしまうのではないかな。それくらい好きだ。熱々の一杯と格闘しながら綺麗に完食した。支払いを済ませ退店。この店にはまだ気になるメニューを見つけたので年が明けてから早い内に再訪しようと既に目論んでいる。

明日はようやく仕事納め。あと1日頑張ろう。

2023年10月 6日 (金)

川崎幻麺

231006sky001 早くも朝晩は半袖では厳しいかな?と感じるくらいに涼しくなってきた10月初旬の金曜平日。

何とか今週を乗り越え三連休前日の退社時間がやってきた。ラー博へ行こうかな?とも思ったが、今度の店は今月末までの出店予定なので焦る事もなかろうと久々に武蔵新城まで行ってみる事にした。駅から4,5分歩いた路地にある『付麺屋 壱志』という昨年1月22日に開店した店が狙い。一見隠れ家的小料理屋のようなお洒落な外装。暖簾が出ていたので早速入店。こじんまりとした店内。入口脇にタッチパネル式券売機。厨房には女の店員1人だけ。愛想がよく接客対応や良好。客席は厨房前に一列のカウンター6席と4人がけテーブル席1卓。前後客はいなかった。

231006isshi00231006isshi03 付麺屋 壱志

『川崎昭和大蒜麺 並』980円+『半ライス』100円=1080円

かつて川崎市役所通りにあった『萬楽』という中華料理店で提供されていた「アホー麺」という名物麺料理があった。アホーというのはスペイン語で大蒜の事だとか。我は幸運にも閉店前に一度実食する機会があったので知っているけど、端的に言ってしまうと揚げ大蒜の粒がゴロゴロ入った塩胡椒多めに味付けされたタンメンみたいな麺料理だった。ネーミングも料理自体も結構なインパクトだったが、『萬楽』は随分前に閉店してしまい、今や幻の地麺になってしまった。それでも川崎市民の記憶に残り、川崎貝塚にあった『中坦』という店で「アホバッカーラーメン」としてインスパイア提供されたりもしていた。でも『中坦』も店を畳んでしまったらしい。長らく「アホーメン」は再び幻になっていたのだが、ここの店で復活再現させたというのでわざわざやって来たという事だ。しかも『萬楽』の味をベースに構築したスープタイプの「川崎昭和大蒜麺」と、汁なしタイプの「川崎令和大蒜麺」の2種を提供しているという。無論我は汁ありの「川崎昭和大蒜麺」の並と半ライスを注文した。大蒜を揚げるところから調理が始まったので結構待たされてから提供された。

231006isshi01231006isshi02 具はシャキシャキ炒めもやしと韮、豚バラ肉、糸唐辛子とホクホクの揚げ大蒜が5,6粒。麺は結構かために茹でられポキポキ感すら感じられる黄色い縮れ太麺。流石つけ麺をメインに据えた店だけあって、このかための太麺が我の好みにピッタリ合致し美味い!『萬楽』は多分こんな良い麺ではなかったろうから、再現度を高めるより今の時代に合った美味しい一杯を形にしようという正しい選択をしたようだ。濁ったスープは最初の一口めからガツン!という強烈な衝撃を舌と喉に与えてくる。大蒜ではなく塩胡椒味のガツン!だね。結構塩辛いので子供とかは無理そう。我は尖ったジャンクなものが大好きなので大満足だ。あまりに塩辛かったのでスープ全部は飲み干せなかったものの完食しカウンターに丼をあげて店員に「ごちそうさまー」と挨拶して退店した。

『萬楽』ではニンニク臭対策として物凄い色をしたペットボトル入りのお茶をくれたけど、ここではそうはいかないので近くのコンビニで冷たいアールグレイティーを購入してから家路についた。

2021年12月 1日 (水)

渡来武訪

今年も最後の月に突入してしまった。今日は早出時差出勤だったので暴風雨の中出勤した。これほどの風雨になると傘は役に立たず早朝からびしょ濡れ状態で出社後職場で上着等は干したよ。靴はそうはいかなかったので帰宅時もジメジメ状態だった。

211201musashikosugi001 早出出勤の定時退社日だったので帰宅途中に武蔵小杉まで足を伸ばした。川崎だけど東京家系巡りの一端になる。東急武蔵小杉駅南口から徒歩1分程度の所にある『渡来武(とらいぶ)』総本店だ。自由が丘に1号店、学芸大学に2号店、続いて開店した3店目を何故か総本店にしている。屋号の由来は「修行先の『武蔵家』日吉店から渡来した」という意味らしい。もちろんトライブ(族)とのダブルミーニングだろう。かなりの修行先へのリスペクトを感じさせるな。手を消毒してから店外に設置された券売機で食券を購入し入店。店内はコンクリート打ちっぱなしな内装で大学のタオル等が飾られている。厨房には男の店員1人。我が食べ始めた頃にもう1人やって来て男2人になった。威勢のよい接客。無骨な男臭い家系ラーメン店然としている。客席は厨房周りにL字型カウンター8席。アクリル板の仕切り有り。先客3人後客4人。

211201toraibu00211201toraibu02横浜らーめん 渡来武 総本店『渡来武らーめん』 1000円

屋号を冠した筆頭メニューを麺かため・油多めで注文。ライスは無料でおかわり自由。これは『武蔵家』系列の特徴なんだね。東京家系を良く知らなかった我は『武蔵家』日吉店の影響で日吉駅前のラーメン店がこぞってライス無料にしたので勝手に「日吉ルール」とか言っていたんだけど間違いだったと知ったよ。今日はライス中盛でお願いした。

211201toraibu01

内容はチャーシュー4枚、味玉付き、海苔8枚、ほうれん草増し、かな?所謂特製ラーメンだ。肉厚のチャーシューが4枚も重なる様は絵になるが燻製臭は感じなかった。でも柔らかくて美味しかったな。麺は酒井製麺の中太麺。スープは『武蔵家』系統にしては割とおとなしめの印象を受けた。駄舌の我は『寿々喜家』より気持ち豚骨濃度高めくらいに感じた。新中野『武蔵家』系列と意識しなければ十分美味しい家系ラーメンだ。土地柄というのがあるからね。新中野『武蔵家』系列が勢力拡大しているのは、ラーメンの内容に厳格な決まり等なく各店舗の裁量に任されている部分が大きいというところも魅力のひとつだ。紋切り型を嫌う姿勢はセントラルキッチン方式の所謂「量産型家系店」へのカウンターパンチになっていると思う。結果的にライスはもちろんスープも完飲完食し大満足。ティッシュで口を拭いてマスクをして店を出た。今日は川崎まで出たけど家系ラーメンを気軽に食べられるこの環境をもっと感謝しなくちゃいけないなと思ったよ。首都圏以外ではこうはいかないと思うから。

店から出たらすぐ駅に戻り東横線に乗り家路についた。

2021年10月 7日 (木)

煮干新城

明日は用事があり有休を使用する為今夜はすっかりラオタモードの気持ちになっていたのだが、狙っていた店が今日に限って営業時間を変更してしまいあえなく訪問計画消滅。事前に知る事が出来て良かったのだが代わりに訪問する店が全然決まらず頭の中で迷走してしまった。まだまだ自分がラオタ何だなと今更感じたよ。結果的に横浜市内は諦めて川崎武蔵新城まで足をのばす事になった。約3年ぶりの訪問だ。北口改札を出る。他の駅前に比べ飲食店の数が多い気がするな。

駅から街道沿いに溝の口方面へ歩いて5分ほどのところに目的の店を発見した。今年6月15日に開店した『田中にぼる』という店だ。店主は八王子の煮干しラーメン店『圓』で数年修行した経験があり晴れて独立したという事らしい。到着したのは夜営業開始予定を15分ほど過ぎたあたり。店内は店主1人のみ。店内隅に設置された券売機で食券を購入し手渡して着席。客席は変形L字型カウンター9席。結局前後客ゼロだった。

211007tanakaniboru00211007tanakaniboru01煮干しらーめん 田中にぼる 『煮干しバター塩らーめん』 880円

筆頭は煮干し醤油だったが「煮干しバター塩」の名称に惹かれて塩を注文。しばらく待って着丼。麺は中太ストレート。具は薬味ネギ、メンマ2本、バラ海苔、半味玉、大きめのチャーシュー2枚。そして煮干しバター。本当に煮干し魚粉が入ったバターだ。こんなの市販されていないだろうから自家製だろうね。味はそのまんま。煮干しの苦味によってバターの甘みが際立っていて面白い。それがスープに溶け込むと面白いだけではなく美味しい。塩を選択して正解だったなと思ったよ。スープはもう煮干しがギンギンなので塩とかは「言われてみれば」くらいにしか感じなかった。心地よい苦味としょっぱさ。一風変わった美味しい煮干しラーメンだった。麺がちょっと我の好みが合わなかったくらい。汁一滴残さず完食し退店した。

この一杯で完全ラオタモードに入ったので禁断の平日連食に挑む。また駅前に戻って2店目。3年前訪問した『麺屋信醸』の跡地。2019年5月21日にオープンした『さかなとブタで幸(こう)なった。』という奇妙な屋号の店だ。店主は『麺匠濱星』出身とか。こちらも煮干しラーメンの店だ。早速入店。なかなかに狭い店内。厨房には男の店主1人。入口脇の券売機で食券を購入し着席。客席は厨房前に一列のカウンター6席のみ。先客4人後客ゼロ。

211007butasachi00211007butasachi01さかなとブタで幸なった。 『煮干らーめん』 800円

筆頭基本メニューを注文。麺はストレート細麺。具は紫玉葱と水菜のきざみ、海苔1枚、角柱のように切られたチャーシューが2本。食感が良い。ちょっと酸味を感じた。スープは今や王道の煮干し豚骨で美味い。なかなかの豚骨濃度だ。レンゲに魚粉が入っているのでまず放置して麺を食べ進めて味わっていった。放置していたレンゲはいつの間にかスープに沈み煮干し魚粉は溶け込んでいた。なので徐々に煮干し感が強烈になっていった。いかにも、という感じでラオタモードになっていた我はラーメンを食べた喜びを感じて満足し退店した。

駅に戻り武蔵小杉に出て東横線に乗り換え家路についた。今日はとても蒸し暑かったな。

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