稚内黒麺
フェリーは無事定刻の13時40分に稚内港に接岸した。しかし稚内空港から羽田直行便は13時15分に既に飛び立っている。、次に稚内空港から飛び立つ便は17時25分発の新千歳空港行きとなる。我はそれに乗り新千歳空港を経由して帰路につく予定。その飛行機に乗るための空港行きリムジンバスが稚内駅前から出る4時まで2時間あるのだ。その時間を利用し稚内のラーメン店で一杯食べようと目論んでいた。でも稚内には既に3年半前に地麺巡りを行っていてほとんど町の中の店は訪問済み。『青い鳥』か『たからや』への再訪かなあ等と考えていたところ、その時訪問を逃してしまった店が1店あったのを思い出した。食べログで調べると昼の営業時間が2時までとなっていた。これは厳しい。それでも!と早足でフェリー乗り場から稚内の中心部へ向かった。時刻は2時ちょうどあたり。間に合うか?暖簾はまだ出ている!急いで店の前まで走った。そうしたら営業は昼のみになっていて3時までと営業時間が変わっていた。良かった!その店の名は『らーめん伽拉屋(からや)』という。早速入店。普通の田舎のラーメン店といった雰囲気。厨房には作務衣を来たおじさん店主とおばちゃん店員の2人。厨房周りにL字型カウンター12席と4人がけテーブル席2卓、座敷に5人卓ひとつ。カウンター席に座り口頭で注文。先客1人後客2人。テレビで「相棒」がやっていたが後客が野球に変えてくれと頼んで変えられた。
らーめん伽拉屋 『稚内ブラック』750円
塩が主力の味になっている店が多いのが稚内のラーメンの特徴。この店もそうだったが、唯一地名が入った魅力的なメニューが視界に入ったのでそれを注文。『味楽』以外ではあまり良い食事を摂ったとは言い難い状況だったので、この黒い色のスープが美味そうに思えた。しばらく待って着丼。麺は黄色い縮れ麺。具は薬味ネギ、もやし、メンマ数本、チャーシュー1枚。ラード多めの黒い醤油スープ。ブラックと言っても富山ブラックのような強烈なしょっぱさはもちろうん無い。旭川醤油のような魚介豚骨でもない。どちらかと言うと『札幌すみれ』の醤油に近い印象。満足の一杯。
+『ほたてごはん』 300円=1050円
追加でほたてごはんを注文。ご飯も食べたかったから。ご飯にホタテが短冊切りと海苔の細切りがのり、さらに生姜がちょんとのる。おばちゃん店員に「混ぜて食べて下さい」と言われた。なんかここでちょっとだけ稚内感を味わえたかな。満足の退店で終えることが出来た。
この時点でまだ2時半くらい。空港行きリムジンバスが来るまであと1時間半もある。本屋で30分ほど立ち読みして、稚内駅に隣接された道の駅で土産物を購入。その後は「宗谷の塩ソフト」を食べながらバスが来るのを待った。バスに乗り込み稚内空港まで30分強。空港にはまだ乗る便が到着しておらず心配したが問題なく定刻に出発することが出来た。小さなプロペラ機だった。予定より20分ほど早く新千歳空港に到着。乗り継ぎ予定の客だけ別途待たされ案内された。ここで1時間ちょっと待つことになる。満席だとのこと。我もこの新千歳からの帰りの便がなかなか空席待ちが取れなかった。無事定刻に出発し定刻にの21時10分に羽田に到着。ようやく安心感が得られた。横浜駅行きリムジンバスで横浜に到着して最寄り駅に到着。土産物などで手荷物が重かったので自宅付近までタクシーを使ってしまった。帰りはスムーズに進行して22時半には無事帰宅出来た。利尻島鴛泊港でフェリーに乗船してから10時間半かかったが、無事最終ミッションをクリアする事が出来た。良かったー。
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