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2024年1月13日 (土)

辻堂丸喜

240113tree001 朝から快晴の土曜休日。天気予報では夕方降雪があるとされていたが信じられないくらい良い天気だった。

こんなに天気が良いと少しは遠出をして散歩してみようかなという気になって家事を済ませ早々に家を出た。電車に乗って向かったのは久々の辻堂駅。駅から約1.5kmほど海の方へ南下したところにある『MARU喜』という店だ。この店『元祖スタミナ満点ラーメン すず鬼』の「スタ満ソバ」を丸パク…インスパイアしたラーメンを提供していると知り興味を惹かれた。店主は『せたが屋』で長年修行を積んだ後この店を構えたらしい。修行先のラーメンとは全く違うラーメンだし、2022年10月6日オープンというからインスパイアとしても早めに舵を切っている事からよっぽど店主の好きなラーメンだったのかな。新店と言うには微妙だけど、久々にそういった種類のラーメンを食べたくなったので訪ねてみる事にした。個人的に今年の食べ歩きの裏テーマは「満足感を求めて」にしたからね。

240113sky002 ラーメンと同じくらいに、見慣れぬ町を歩いて気分転換するのが目的だったりするので散歩を楽しみながら店へと向かった。久々にこちらの方に来てみるとやっぱり湘南って雰囲気を感じるよ。それっぽい店構えをした店が多く並んでいるし、ウエットスーツを着たままサーフボードを持って自転車で海へと向かう人を数人見かけた。後発的なイメージだとしても、その雰囲気を愛する人達が集まって移住して自発的に街づくりをしていくからこうなるのだろうなー等と考えながら店へと向かった。

土地勘はほぼ無いし店もどれくらい人気なのかの情報も得ていなかったので早めに出発したら開店予定の20分ほど前に到着してしまった。流石に店前には誰もいなかったが、暖かな日差しを浴びる事が出来る場所だったので寒さもそれほど感じないで開店を待つ事が出来た。開店5分前くらいから後客が後に続くようになった。定刻に開店し店主に入店を促された。店内隅にある券売機で食券を購入して適当な席に着席した。内装も白壁と木の床でどこかお洒落な雰囲気。厨房にはキャップを被って無精ひげの渋いサーファーみたいな雰囲気の中年店主1人。湘南の憧れを抱いてここに店を構えたタイプかな?客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席1卓。後客は続々来店して満席になっていたが良いタイミングで回転して外待ちは生じなかった様子。エプロンとか荷物カゴとか他客はどこからか出してきて使っていたが我には場所がわからず膝の上にコートを畳んでラーメンの提供を待った。

240113maruki00240113maruki03 MARU喜

『スタミナラーメン辛』1100円+『うずらの玉子(3個)』60円+『生卵』60円=1220円

辛いver.のスタミナラーメンにうずらトッピング、つけ麺の要領で二度楽しめるよう生卵も付けて注文した。店主ワンオペで炒めたり煮たり様々な下準備が必要なのか20分くらい待ってようやく提供された。

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おー、見事な「スタ満」ぶり。きざみ大蒜とおろし生姜、背脂が山のように盛られている。具は炒めた韮と玉葱。炒めた豚肉ゴロゴロ。トッピングのうずら3個。麺は見るからにゴワゴワの平打気味の極太麺。これは茹で時間かかるのも無理はない。スープは醤油濃いめの清湯だろうが食べていくと自然に背脂大蒜生姜まみれになっていわゆるスタミナ味になっていった。

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食べ進めていくうちに辛さが足りないなー、これ本当にスタミナ辛か?と疑問に思っていた時店主に後から辛味噌玉がのった小皿を渡された。辛いVer.は自分で後から調整するタイプだったのか。入れ忘れたから雑に後で提供されたのか初訪問なので良く判らない。でもオリジナルの味も楽しめたし、辛さも自己調整出来たし結果オーライだ。これを使ってスープが徐々に辛くなっていくと、溶いた生卵に麺を浸けて食べると自然な甘みのギャップが生じてとても美味かった。辛Ver.は生卵必須クラスと思った。たっぷりと時間をかけて完食した。朝飯抜いて減っていた胃袋はすっかり満たされ大満足だ。その頃には額から汗がたれて何度もハンカチで拭っていた。丼をカウンター上に上げて店主に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。

駅に戻るとホームは大混雑状態。まーた新宿湘南ラインが遅延しているようだ。我が到着したすぐ後に電車はやって来たので逆にラッキーだった。横浜経由で桜木町のサミットで食料調達した後家路についた。予報通り夕方雨が降り始め横浜で初雪が観測されたそうだ。

2023年12月23日 (土)

師走老郷

231223sky001 12年ぶりに訪問した平塚。平塚と言えば個人的に外せないのが『老郷(ラオシャン)本店』。1957(昭和32)年創業の平塚を代表する老舗店だ。全国地麺巡りをした我からしてもかなり特徴的な個性を持つ地麺「平塚湯麺」を提供している。『大黒庵本店』を出た後直行して店に到着したのは開店13分前くらいだったかな。驚いた事に店前に9人の行列が生じていたので慌てて最後尾についた。あー前回訪問時から老朽化した店舗を建て替えたんだね。定刻に開店した頃には我の後ろにも5,6人続いていたので初回で満席となった。入口に券売機が設置されていたが「タンメン」と「ギョウザ」の2つのボタンのみ。店員は白髪のおじさんと中年の男とおばさん店員の3人。客席は厨房周りにコの字型カウンター15席。奥にテーブル席もあるようだが使っていないっぽい?以前は給水器が設置されたコの字型カウンターが2つほどあっておばちゃん店員がもっといた記憶があるが、店員も客席も絞ったみたいだ。卓上には冷水入りのピッチャーが等間隔で設置されていた。時代的にしょうがないとは言えあのレトロな感じが体感出来なくなったのは寂しい。

231223raoshian00231223raoshian01 老郷本店 『タンメン』800円

我は2ロット目となり20分くらい待たされ提供された。それにしてもこの面構え。タンメン発祥の地と言われている横浜と35kmほどしか離れていない平塚で何故にこんなに違うものが生まれたのか本当に不思議だ。単に名前が一緒というだけで全くの別物になっている。

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麺は冷や麦と言っていいような柔らかめに茹でられた白い中細ストレート。具は玉葱の角切りと大量のわかめと平メンマ数本。そして爽やかな酸味が効いた透明スープ。提供時おばちゃん店員に「ラー油をかけてお召し上がりください」と言われたがしばらくはそのまま楽しむ事にした。酸味とわかめと冷や麦みたいな麺が絶妙に合っている。そこに玉葱の角切りが適度な食感のアクセントを生んでいる。卓上の特製ラー油をかけると一気に辛味だけではなく脂感も出てきて味が変わった。久々食べたけど実に美味しいし面白い。大満足だ。まだ横浜市内にこれを提供する店ってない気がする。平塚や厚木に足を運ばないとこの独特な一杯が食べられないというのも最早魅力の一つになっていると思う。完食して満たされた気持ちで退店出来た。外に出るとまだ数名店外待ちが生じていた。

平塚駅に戻り横浜へ直行して家路についた。県内移動だったけど気分転換も出来て良かったよ。

師走平塚

231223fuji002 朝から雲ひとつない青空が広がり気分も爽快になりそうな晴れた土曜休日。関東の冬空らしく遠く富士山も望む事が出来た。

231223sky002 今日は気晴らしに平塚まで足を伸ばしてみようと布団を干してから家を出た。我の感覚だと同じ神奈川県内とは言え相模川を超えた向こう側は別地方になるので半ば遠征している気分になれるからね。東海道線に30分ほど揺られ早めに平塚駅に到着。駅構内はまだ駅ビルがピカピカしているけど駅前ロータリーに出るとやっぱり別地方の都市の雰囲気。商店街で骨董市が開かれていたのでそこを冷やかしてから目的の店に向かった。

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我が最初に向かったのは1950(昭和25)年4月10日創業の老舗蕎麦店…だった『大黒庵本店』だ。かつては市内に3店舗あったらしいが今はここ本店のみで営業しているそうだ。我は石神本で知ったんだったと思う。蕎麦店なのに客の殆どがラーメンを注文する稀有な店として紹介されていた。普通の蕎麦店が片手間に提供するようなものとは一線を画す一杯。それが昨年で蕎麦や丼ものを止めて今年からラーメン専門店に生まれ変わったそうだ。それを機に挑戦的なラーメンを提供開始したと聞いて訪れてみる事にした。我としては実に12年ぶり3度目の訪問となる。ちょうど女店員が暖簾をかけた直後に入店した。新しい赤い暖簾には白字で「大黒ラーメン」と書かれていた。暖簾出された直後なのに何故か先客が1人いた。店員は若い男2人とおばさん店員1人。内外装に変わった様子はない。客席は全てテーブル席のみで2人卓が1つと4人卓が6つらしい。先客1人後客5人。口頭で注文。

231223daikokuan00231223daikokuan01 大黒庵本店 『ヒモラーメン』850円

ラーメン専門店となって追加された新たなメニューの「ヒモラーメン」を注文。『大黒庵本店』のラーメンは元々特徴的な自家製麺を使っていたが、今回そこを強化し板状の麺にしたメニューが開発されたというわけだ。更に麺のかたさと味の濃さが選べてより尖った一杯を指定出来るという魅力が増している。我は更に尖りを増すように麺の茹で時間わずか10秒の「チョーチョーパリ(びっくりかため)」、味の濃さは最高の「カラ(からめ)」を指定した。

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まるで東北のどこかの老舗店で提供されるような面構えをした一杯が驚くくらいすぐに提供された。まず目を引くのがメンマと見間違えるようなこの平打ち麺。かための平打麺独特のワシワシ感溢れる食感。我の長い食べ歩き経験からしてもこの食感は初めてかもしれない。これは良いなー。具はきざみ葱と平メンマ数本と厚めに切られたナルト1枚、良く味の染みた硬めのチャーシューが1枚と切れ端が数個入れてくれたみたい。こういうチャーシューは我好みだ。そしてスープはカラ指定だったので確かにかなり濃くしょっぱい。なのでかなり「富山ブラック」に近いかも。これこそが関東側の人間である我の舌にフィットする感じが良いんだよ。しじみ出汁もいい塩梅。もうね、この一杯と対峙している間は地方遠征での最初の一杯を食べている時と同じ高揚感を味わっていたよ。もちろん大満足。スープは少し残したものの完食し支払いを済ませ退店した。このヒモ麺で味噌ラーメンやカレーラーメンVer.もあるのでそれも食べてみたい。

2022年12月16日 (金)

脂黒椎茸

221216sky004  スコーン!という擬音が聞こえそうなくらい突き抜けるような青空の下、見知らぬ町を歩く。時間の縛りもない、ただのんびりと歩く。もうそれだけで心に出来た痼みたいなものが徐々に弛緩して溶けていくような気さえする。今日休んで本当に良かった。

221216sky003 『藁』を出て東海道沿いに歩いて少し路地に入った閑静な場所に次の目的店『創作麺処スタ☆アト』という店が現れた。2019年4月27日に開店した店で、店主は大阪の店からやって来たそうだ。早速入店。厨房には若く見える店主と接客担当の女店員の2人。客席は2人がけテーブル席が5卓並んだ10席。冊子メニューを見て口頭で注文。料金先払い。先客は2人で後客ゼロ。

221216start00221216start01 創作麺処 スタ☆アト 『セアブラックしいたけ』930円

筆頭は炭火肉生姜しょうゆそば、2番手はお出汁の中華そばだったのだが、先に食べた『藁』と被りそうだったし、せっかく創作麺処と名乗っているわけだから3番手に書かれたメニューを注文してみた。麺の量は小並中大同料金、また麺は普通の麺と手切り麺を選択出来た。より創作っぽさを体験しようと思って手切り麺を並の量を指定した。しばらく待っていると大きめで底の浅い丼で提供された。店員から「よく混ぜて下さい」と言われた。もう立ち昇る香りが椎茸。正直言って我は椎茸ってそんなに得意な食材ではないんだよ。どちらかというと苦手意識がある。だから恐る恐るレンゲでスープを啜ってみる。確かに椎茸の味は感じるんだけど、ブラックたる黒胡椒のような尖った味わいと背脂によるまろやかさに中和されしっかりとラーメンのスープに仕上がっていた。椎茸出汁の濃いめの黒胡椒ラーメンだね。思ったより抵抗なく、美味しく食べ進めることが出来た。手切り麺はもう「きしめん」そのものだった。具は刻み葱と平メンマ数本、ほうれん草と僅かな辛味、バラとロース2種のチャーシュー。このチャーシュー、なかなか美味しかったよ。スープこそ完飲まで出来なかったが麺と具は完食した。面白いだけではなくしっかりと美味しい創作麺だった。好感が持てる店だったが、店主のTwitterによると学びの旅に出る為年内か来月くらいに閉店してしまうのだそうだ。ギリギリ間に合ってこの一杯を味わえて良かったよ。大満足で店を出た。

221216sky005 辻堂駅の方へゆっくり歩いて向かう。それにしても広い青空だなー。気分が良いよ。時刻は正午を20分ほど過ぎた辺りだったので、新しく出来た商業施設「テラスモール湘南」にも入ってみた。今更こういう大型商業施設に何の興味もないのだが、無印良品やロフトで雑貨を見ているとそれだけで楽しいものだ。少々買い物をして駅に戻り横浜へ帰った。3時過ぎの用事には余裕で間に合い有意義な平日休暇の時間を過ごせた。

冬晴藁訪

221216sky001 金曜平日。今日は午後3時過ぎに所用があった為事前に休暇を取っていた。2ヶ月ぶりの有給休暇なので午後半休とかケチケチせず丸1日休みとした。折しも空には雲ひとつ無い抜けるような青空。快晴だ。こんな日にダラダラ家で過ごすのは勿体なさ過ぎるので朝9時には家を出た。もちろん何も食べずに。都内遠征も考えたけど久々に西方向へ行ってみる事にした。横浜駅に出てから東海道線に乗り西の湘南地区へ向かった。降りたのは辻堂駅。約8年ぶりに訪れた。8年前は駅前再開発工事の真っ最中だった記憶がある。それが今や見違えるように綺麗になっており別の街に来たかのようだ。

221216sky002 最初の目的店は辻堂駅から約1kmほど離れた場所にある『らーめん藁(わら)』だ。今年の6月22日に開店した新店。店主は『しおらーめん進化』町田駅前店の店長を務めた人で地元に戻って独立したという形らしい。最近某ラーメン雑誌で新人賞を受賞したとかで有名になっているとか。言い訳がましいが、我はその雑誌は立ち読みした程度で昔から買った事はない。どうもラーメンの最新トレンドを追うような内容だったので、ご当地ラーメン好き&老舗店好きの我とは興味の方向が全然合わない感じだったからだ。なのでその本の権威や影響力も良く知らない。でもその影響で並んで待つのは嫌なのでそれを回避すべく開店15分以上前に店に到着した。店前には誰もおらず待ち席に座って開店を待った。結局定刻に開店しても後客は来なかった。やっぱり都内の店と茅ヶ崎の駅から離れた店とは事情が違うらしい。早速入店。入口脇に券売機。厨房には店主夫婦と思しき男女2人。店内は新店らしく綺麗で清潔感があり明るい配色。客席は厨房周りにL字型カウンター8席と4人がけテーブル席2卓。後客は1人客と2人組客がかなり後になって入店してきた。

221216wara00221216wara01 らーめん 藁 『特製しょうゆらーめん』1100円

メニューは醤油と塩があったが、我は券売機左上の法則に従い醤油の特製を選択した。麺は柔らかめに茹でられた平打中太ストレート。具は刻み葱と三つ葉、平メンマ数本、半分に切られた味玉1個、鶏と豚のチャーシューが各2枚づつ。豚の方は炙りが入っていた。

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一見巷でよく出会う水鶏系ネオ中華そばっぽい見栄えだが、もう立ち上る香りが違う。何というか「旨味」を感じさせる香り。実際飲んでみると「こりゃあ美味いよ!」と最初から白旗上げてしまいそうになるくらい複雑な旨味成分を凝縮させたような味わい。凄みさえ感じさせる美味さ!と、べた褒めだが、麺はちょっと柔らかすぎて我の好みとは一致しなかったな。このスープと釣り合っていない。というか、そこを要求しちゃうのは酷過ぎると思わせるくらいスープの出来が良過ぎる。こういう一杯を食べると、ラオタ的には普段チェーン店や近所の店で食べてても良いけど、たまに上限クラスにいる一杯をわざわざ足を運んででも食べに行って、ラーメンという料理が持つの凄みを思い出すというのは大切なことかも知れないなー…等と思っちゃったよ。言うまでもなく完飲完食で大満足で退店した。

2018年8月10日 (金)

夏昼五三

平日休暇はもっと堪能するぞ。再び小田急江ノ島線で湘南台まで戻った。駅から徒歩2分ほどの場所に今年の6月13日に開店した新店『53’s Noodle』という店だ。店主は町田の『天国屋』で修行して、藤沢の雑居ビルで金曜限定でラーメンを提供していたが、ようやく店舗で営業開始出来たということらしい。店に到着したのは午後2時前。しかし店前に2人待っていた。凄いな。暑さはあったけどビル風が吹いて心地よかった。10分ほど待ってようやく入店。喫茶店のようなサッパリとした内外装。厨房には若い店主と男の店員1人、女の店員1人。口頭で注文。厨房は後客は6人くらい来店。

18081053snoodle00 18081053snoodle01 53’s Noodle 『醤油そば』 780円

こちらも醤油と塩がメイン。 でもこちらは筆頭醤油を選択。イイ顔をした一杯が登場。ややかために茹でられた麺は平打中細ストレート。滑らかな食感。具は青ネギのきざみ、メンマ数本、2種のチャーシュー。しっかりした醤油味と鶏と魚介の出汁の味とのバランスがいい。…というラオタっぽい言い回しの感想になってしまったが、美味かった。人気も納得。満足して退店出来た。

180810minatomirai02 その後銀行に寄ってからブルーライン快速に乗って横浜に出て買い物。その後みなとみらいに移動して「万葉倶楽部」で汗を流し落とした。癒やしだねー。綺麗なみなとみらいの景色を見ながら帰路についた。

昼下渦跡

今日は午後会社を休み午後はフリーとした。当分夏休みは温存せざるを得ないけど、流石に暑いしキツイ。たかが半日休暇だけどようやく取れたのだ。自分なりに癒やしに活用しよう。正午に会社を出ると容赦のない日差しが照りつけてきて肌がヒリヒリするようだ。

せっかくなのでラオタらしい人気店に行ってみよう。久々に藤沢の店を選んだ。小田急江ノ島線で藤沢からひと駅目の本鵠沼駅で下車。駅から徒歩1分程度の場所に県内でも有名店として知られた『麺やBar 渦』という店があったが今年2月に閉店してしまった。その跡地にオープンしたのは、『麺バルHACHIKIN』。今年5月1日にオープンしたという。そしてその店主は『麺やBar 渦』店主の母親であり、その店のラーメンをプロデュースしたのは、何とあのミシュラン星獲得店として有名な『JapaneseNoodles 蔦』店主だという。コンセプトは『蔦別邸』だそうだ。更に驚くのは、実は『蔦』店主はこの店の店主の息子であり、『麺やBar 渦』店主の弟でもあるという。凄い家系だなー。そんな訳で話題の店で土日訪問は厳しそうなので平日訪問したわけだ。午後1時過ぎに店に到着。店前に待ちはなし。早速入店。湘南の雰囲気を感じる夏らしい内装。厨房には若い男の店員2人と、後からオーナーと思しきおばさんが厨房に入った。厨房周りにL字型カウンター10席。仕切りがあって見えなかったが奥にはテーブル席が数卓あるらしい。先客は7人くらいだったが店員に席を指定されたのでそこに座った。卓上にメニュー冊子があったのでそれを見て口頭注文。後客は9人。5人組は奥の席に案内されていた。

180810hachikin00 180810hachikin01 麺バル HACHIKIN 『塩Soba味玉』 1000円

醤油と塩があった。『蔦』では醤油を頼んでいたのでこちらでは塩を食べてみることにした。麺は細ストレート。結構柔らかめなのでそうめんのような食感。具は白髭ねぎ、細切りメンマ、青菜のおひたし、ロースとモモの2種のチャーシュー。トッピングの味玉は中心部だけトロリで周りはしっとりという凝ったもの。スープは高知県産の天日塩「海一粒」を使用。出汁は屋号の元となっている高知県産の「はちきん地鶏」と、藤沢のブランド豚「みやじ豚」の背脂、白身魚、昆布や各種節系から摂ったという。かなり凝ったスープなのでかなり上品で今まで味わったことがない味。感想は「まろやか」。言ってしまうと複雑過ぎて我の知識と駄舌では理解に時間がかかるような感じ。美味いのは確かだが『蔦』で感じた衝撃を思うとちょっとだけ肩透かしだったかな。比較するなという方が無理なシチュエーションだからね。

180810hachikin02 +『カレーセット』 450円=1450円

せっかくの平日休暇、豪勢に行こうとサイドメニューも注文。本鵠カレー(小)と鶏皮餃子3つ。カレーは日本風と東南アジア系の中間のようでパクチーがよく合っていた。鶏皮餃子もパリパリしてしっかりと餃子の味がする。どちらも我の馬鹿舌でも十分美味いと感じられるものだった。注文しておいて良かった。

店の料理や店内の雰囲気は良かったのだが、問題は我の隣に座っていた先客の親父。やたらと話かけてくるんだよ。良くいる話好き自慢好きの退役親父で、先のオーナーも呼び止められ対応に苦慮していた。飲食店経営しているとこういう客の対応に苦慮するのだろう。我も適当に対応して「こちらに踏み込んでくるな」オーラーを出してやんわりと距離をとったんだけどね。それでもせっかくの食事タイムを侵害されて不愉快だ。問題は店員がこの客の存在をよく知っていながら、他にも席が空いているのに我をこの席に案内したことだ。その店は不満が残り気持ちよく退店は出来なかった。

2017年5月20日 (土)

藤沢牛乳

今日は朝から陽光が厳しい土曜日。洗濯物を干して早々に家を出る。先日七里ヶ浜の『ハイブリット』で牛乳ラーメンを食べた時、やっぱり牛乳ラーメンが湘南地方に少なからず広まりを見せているな、と感じたので、改めて原店の『こぐま』@藤沢に行ってみたくなった。

店に到着したのは開店5分以上前。でも既に2人待ちがあったので後に続いて並ぶ。後客が来ないまま開店。入店する。厨房にはおじさん店員2人。外装は変わったが店内は昔のまま。Jの字型カウンター20席。口頭で注文。後客4人。

170520koguma00 170520koguma01 札幌らーめん こぐま 『牛乳ラーメン』 680円

目的のメニューを注文。考えてみるとこの店には数度訪問しているが、このメニュー以外頼んだ事がない。麺は北海道系によく見られる多加水中太縮れ麺。具は薬味ネギ、モヤシ、茹で玉子スライス2枚、大ぶりのチャーシュー1枚。やっぱり塩ラーメンの味がするスープ。塩ラーメンにコクを出す為に牛乳を投入したのではないか?と思っちゃったりする。牛乳のほのかな甘味みたいなものもあまり感じない。あんまりピンとこない一杯。といいつつほぼ食べてしまった。

2016年2月 6日 (土)

湘南拉麺

「はまれぽ.com」という地元横浜の気になる細かいところをレポートする面白いサイトがあり、家系家系図等ラーメン関連の記事も多く出ていて楽しみに見ていたりする。そこで「湘南ラーメン」なるものが紹介されていた。…何それ?記事を読み続けると、平成6年に湘南ナンバープレートが出来、湘南地区に注目が集まったのをきっかけに湘南名物として生み出された町おこしラーメンらしい。「湘南ラーメン」の定義は、乾燥ワカメを粉砕し練り込んだ緑色の麺を使うという事のみ。たとえ麺に練り込もうが地元の名産品を使っただけ、という生産者側だけの都合で、消費者側の事を考えていないという時点でダメダメ。案の定すぐ廃れたらしい。でもこの記事の秀逸なところは、今だに「湘南ラーメン」を提供している店を探しだして実食レポートしているところだ。でもそんな記事を読んだからって実際に足を運ぶヤツなどは我以外にいないのでは?誰に頼まれたわけでもないけど妙な使命感を感じて、その店へ行ってみる事にした。その店は『ぐるめっこほうざん』。元々は『中華料理 鳳山』という屋号で昭和49年創業したらしい。場所は北茅ヶ崎駅から徒歩7~8分のところにある。北茅ヶ崎か。相模線というのは本数が少ないし厄介だな。横浜で東海道線快速アクティーに乗れたが、茅ヶ崎駅に降りた時、相模線までの乗り換え時間が1分くらいしかなく走って走って滑り込み乗車する形になった。一駅目の北茅ヶ崎駅で下車。駅前は何もないと言っていい。相模線沿線の雰囲気、久々だ。今日は薄い雲が全体的にかかり青空が透けて見える感じの空。比較的暖かく、コートを着たまままで歩いていると汗ばむ感じ。徒歩8分程度で目的の店に到着。結構大きめなでファミレスのような感じ。でもどこか田舎っぽい垢抜けない雰囲気。入店してみると中もファミレスのようで中華料理店らしさは全くない。ガランとしていて人気があまりなく誰も出てこない。しばらく入口で待ってみる。付近の棚にウルトラマンや怪獣のフィギュアがたくさん陳列されている。子ども好きの店主のようだ。ようやくファミレス店員風の制服を着たおばさん店員が出てきて「お好きな席へどうぞ」と言ってきた。入口付近のテーブル席に座る。4人がけテーブル席が7席ぐらいと座敷にテーブルが3卓置いてあった。壁には画用紙にマジックで手書きされたメニューがたくさん貼られている。メニュー数が尋常ではなく風変わりな名前のメニューが多い。やたらとメニューを増やしていく飲食店は危険なのだが、こちらは果たしてどうだろう。広い店内に先客おばちゃん1人と後客おじちゃん1人。いずれも常連のように店員と話していた。案の定もの好きに足を運んだのは我1人のようだ。

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16020houzan02ぐるめっこほうざん 『湘南ラーメン 海』950円

記事にもあるが、この店の湘南ラーメンは帆立、アサリ、海老、イカなどのシーフードをつかった「海」、チキンと玉子を使った「空」、キノコ、ワカメ、肉を使った辛味の「大地」の3種類提供している。我は今回筆頭シーフードの「海」を注文した。麺は確かに緑色した中太ストレートのものを使っていた。具は大量のほうれん草、中央部にはイカ、海老、アサリ、帆立がある。スープは多少胡椒が入ったあんかけ塩スープ。ほうれん草のスープといった感じでラーメン感は希薄。美味しかったけど、この値段ではないな。

店を出ると近くに神奈中バスの茅ヶ崎営業所があり、バスが結構頻繁に通っていた。なので帰りはバスで茅ヶ崎駅まで戻った。5分程度で戻る事が出来た。

2015年11月29日 (日)

藤沢初鴇

151129fuji01 今朝も良い天気だったのだがすっかり寝坊してしまい太陽も昇ってしまっていたので根岸森林公園へのウォーキングはさぼってしまった。朝食を食べた後に出発。家の近くからでも雪化粧した富士山が望めた。今日は藤沢の未訪問店を狙う。その前に髪の毛が伸びてしまったのでQBハウスに寄ろうとちょっと早めに家を出た。横浜から東海道線に乗り藤沢に到着。到着してから判ったのだが、藤沢駅周辺にはQBハウスが無かった。仕方がないのでちょっと早いけど目的店に向かってしまおう。駅北口から出て辻堂方面へ線路沿いを歩くこと8分ほど、一本松の陸橋の手前辺りにある『らぁめん鴇(とき)』だ。今年の6月8日にオープンした新店ながらネット上では高い評判がされている。店主は横浜から目黒へ移転した『麺や維新』出身だとか。到着したのは開店時間の15分も前。流石に早く着きすぎたなと思っていたが、何と既に2人店前で待っていた。早速後に並ぶ。祖の直後からどんどん我の後ろに人が並んでいく。予定より2分くらい前倒しで開店し客入れが始まった。その頃には10人を越える行列が生じていた。先客につづいて入店。入口脇に券売機。店内は小綺麗な小料理屋といった雰囲気。厨房にはおとなしそうな若い男の店主1人。厨房前に一列のカウンター6席と4人がけテーブル席1卓。

151129ramentoki00 151129ramentoki01 らぁめん鴇 『醤油』 750円+『味玉』 100円=850円

筆頭基本メニューに味玉付きを注文。麺は中細ストレート。具は薬味ネギ、メンマ、豚と鶏の2種のチャーシュー各1枚、別トッピングの味玉丸1個。上品な醤油の味がしっかりと出ていながらしょっぱさは感じない不思議。鶏油の旨味を感じながらさっぱりとする不思議。鶏チャーシューの柔らかさとサッパリ感、味玉の黄身の味の濃さとしっとり感。これは評判が良いのに納得。あまり比べてもなんだけど、個人的には修行先という『麺や維新』で最初に食べた時より感動のインパクトより大きい。大満足だ。店を出ると何と20人以上の行列が出来ていたが、その理由が納得出来た。早めに来店しておいて良かった。

次に狙った店は「葱の魔術師」の異名を持った名店『めじろ』の後を継いだ『こじろ』なる店。『めじろ』藤沢店はいつの間にかひっそりと店を閉じてしまったんだよな。そんな事を思い出しながらまた駅へと戻ってきた。すると「QBハウス」のような店を発見。「Unicut1000」という看板。二番煎じの店?ともかく渡りに船だ。早速入店した。本家は消費税分のせて1080円だが、こちらは1000円ポッキリで競争力を出している。しかも全然待たずにやってくれた。仕上がりも満足だ。それから更に大船方面に歩を進め店に到着したのだが…。臨時休業?それとも本家と同じくひっそりと店を閉じたか?なんの貼り紙もなくただ準備中と書かれた札が下がっているだけ。店の前にゴミ袋とか置いてあり営業している感じじゃなかった。

151129kojiro00 麺屋こじろ

仕方ないのでスマホで近くのラーメン店を検索。今考えれば何もラーメン店にしなくてもよかったのだが、2杯めのラーメン食べる気まんまんだったのでつい。見つけたのは『らーめんYuToRi』という店。昨年11月1日に開店したらしい。ガラス張りの店舗で入ってすぐ券売機がある。内装はファミリー向けの明るいデザイン設計がされていてラーメン店らしくはない。厨房には若い男の店員3人。厨房前に一列7席のカウンター席が並んで2本。4人がけテーブル席3卓。先客9人後客8人。

151129yutori00 151129yutori01 らーめんYuToRi 『ラーメン(麺かため)』 700円

一見家系のように見える豚骨醤油ラーメン。麺は太麺ストレート。具の構成とかは家系に準じる。食券を渡した時好みとかは聞かれなかったが、麺かためで頼んだ。スープはやや醤油だれが濃いめでしょっぱく感じた。

今晩は家ですき焼きの予定なので近くのスーパーで食材を買ってから大船経由で最寄り駅に向かった。

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