二丁目濃
木曜平日だが明日金曜日は祝日なので思い切って会社帰り橋本まで行ってみる事にした。橋本駅で降りるのは実に11年ぶりだったりする。南口改札から歩いて5分ぐらいの場所に今月5日にオープンしたという『二丁目ラーメン』という店が本日の狙い。この店は川崎稲田堤駅近くにある有名店『麺や六等星』の2号店にあたるらしいのだ。本店はまだ未訪問。行こうとしたことはあるのだが営業時間が恐ろしく気まぐれで不安定な為、先にこの2号店を訪問してしまおうと思った次第。店には夜営業開始30分前に到着した。店前には誰もおらずそのまま待つ事にした。待っている間に雨が降り出した。開店まで我の後ろに4人並んだ。定刻を3分ほど過ぎてようやく暖簾が出され入店を促された。店員は男2人。不安定な営業をしているからいい加減な店員なのかと思ったら接客は丁寧だった。厨房前に一列のカウンター7席。後客はポロポロと現れ満席となり店内待ちが生じた。店内には結構な豚骨臭が漂い期待が高まった。BGMは80年代JPOPだった。
『味玉とんこつラーメン』1000円
メニューはとんこつラーメンと油そばの2本。しかしとんこつラーメンは夜営業しか提供しないという事で会社帰りにわざわざ立ち寄ったのだ。味玉メニューに✗が付いていて残念がったら「味玉が少なくなっておりましてご希望でしたら現金で対応します」との事だったので早速100円玉を食券に添えて渡した。1番のりの強みだ。また提供直前に「ニンニク入れますか?」と思いもかけない事を確認されたので反射的に「お願いします」と答えた。二郎コールで返さなくて良かった。
麺は自家製中太縮れ麺。少し柔らかめかな。麺量は250gもあるとか。なかなか食べ応えがあった。そしてスープだが噂通り骨粉のザラザラ感が感じられるほどの濃厚な豚骨醤油。但し馬鹿みたいにドロドロなのではなく、スープとして飲めるくらいの濃度になっている。具はきざみ葱とワカメ、濃い味付けのメンマ数本、ナルト1枚、海苔1枚、大きく分厚い肩ロースチャーシュー1枚。メンマとチャーシューがかなり凝って作り込まれた上質のものでこだわりが感じられた。それとトッピングの味玉は黄身にしっかり味が染み込んだ、これまた上質なものだった。単純に濃厚スープだけではなく、こういった具材ひとつひとつへのこだわりが隠れた人気の秘密なのだろう。意外だったのはワカメで、このくらい濃厚なスープになると全然違和感を感じなくなるのは発見だった。これはもう文句なくスープ一滴残さず完食。腹いっぱいで大満足で退店した。外は雨が本降りだったので折りたたみ傘を開いた。
駅に戻り長時間横浜線で揺られながら帰宅の途についた。
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