父旅支度
朝から冷たい雨がほぼ1日中降った水曜日。父が息を引き取ってちょうど一週間。今日は父があの世への旅支度を整える日。父に最後の化粧と死装束を着させ棺桶に移動した。冷たく硬くなってしまった父の体を触るのはやっぱり悲しかった。
その帰り道昼飯をとることにした。こんな時でもラーメン食べるのかと自分でも呆れるけど、父がいなくなってしまって以来朝食を食べる気が失せて、昼にラーメン一杯食べるのでちょうど良いんだよ。選んだ店は豚骨清湯ラーメンの店『かつら』。約3年ぶりの訪問だ。この店開店が11時半だったのか。開店3分前くらいに到着したので店前で1人待った。定刻に店主が暖簾を出し「どうぞ」と言われたので入店した。男の店主と女店員の2人みたい。適当な席に座り口頭で注文。先客ゼロ後客2人。
店内の壁にオススメNo.1として掲げられていたメニューを注文。
しっかりした量の餡が入った大きめの雲呑が5個も入っていた。麺は自家製のしなやかさを感じるストレート細麺。雲呑以外の具はきざみ葱と糸唐辛子、メンマ数本、肉厚のチャーシュー1枚。スープは白濁していて旨味がじんわりと舌に伝わってくる。年齢を重ねる毎にこういうじんわりとした味わいのスープが好きになってくるなー。美味い!もう文句なくスープ完飲の完食マークを出した。この店の客席はテーブル席のみで実際稼働している席数は少ない。その為休日にはいつも店前に並びが出来ている。人気が加速しているのに昔から客席数を増やさないのは質を落とさない為なのではと推測している。誰の真似でもない豚骨清湯のラーメン。しかも自家製麺。店主は職人気質な人なんだろうなーと想像し敬意を払ってごちそうさまーと言って退店した。
お悔やみ申し上げます。
私も24年12月に父が他界しました。
失った実感は今の方があり、時折声を思い出したりします。
お互い帰天した父親に笑われないよう、頑張りたいですね。
投稿: | 2025年3月12日 (水) 23時03分
心のこもったお言葉をいただきありがとうございます。
葬儀を終えると自分でも不思議なくらい気持ちが落ち着いてきました。
これから家の中にある父の遺品等を見るにつけ思い出し涙してを繰り返し
慣れていくのだと思います。ありがとうございました。
投稿: いぬ吉 | 2025年3月15日 (土) 18時11分