拉麺昔店
今日は飛び石連休の中日の月曜平日。期初に設定する特別休暇を今日に充てていたので我は出勤しないで済むのだが、何だかんだと忙しかった。
昼は吉野町の老舗旭川ラーメン店『ぺーぱん』へ。一昨年おじちゃんが他界しおばちゃんが復活させてから早くも1年以上の時間が流れた。あれからどうなっているかな?正午前に到着したのだが外から中を覗くと先客の姿がない。それもそのはず札が「準備中」になっていた。でも中で手伝いのおばさんが我の入店を待っている様子だったので意を決してドアを開け「あの、やってますか?」と聞くと「やってますよー」との返事。我が札の事を言うと、「あらやだ!まだ準備中になってたー?」「あらやだ!どうりで!」と2人で言っていた。おばちゃんは見た目変わらず元気そうで何より。というわけで本日1番乗りの客として口頭で注文。料金後払い。後客はパラパラと6人入店。
筆頭基本メニューを注文。メニューには「支那竹ラーメン」「チャーシュウラーメン」が加わり増えていたがかつての人気メニューだった「肉野菜ラーメン」は無かった。あれはおじちゃんが担当していたのかな?
かための縮れ麺と濃いめの旭川正油スープ。きざみ葱と平メンマ数枚、チャーシュウ3枚。スープに安定感が出たのかしっかりした旭川ならでは正油味とこのかための縮れ麺の共演がいいねー。
昔ながらのカウンターに丸椅子、背後に食材の段ボールが積み上がっている店内の雰囲気。寒い冬に丼から立ち昇る湯気の中に顔を突っ込みながら勢いよく縮れ麺を啜る。この瞬間こそがラーメンを食べている幸せというものだと感じた。おばちゃんの作業のタイミングを見計らってお代を渡し「ありがとね」と笑顔でお釣りを渡してくれるおばちゃん。昔はこういうやりとりがある店が当たり前だったのに、いつの間にか直にお代をやり取りするような店は市内を見渡してもこの店くらいしか思い浮かばないよ。ラーメンは勿論美味しかったが、それ以上に昔に戻れたような懐かしくも穏やかな気分になれた。我も歳をとったのかな。大満足で退店した。
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