吉牛味噌
念願の『光龍益』へ無事訪問が叶い今回の大阪日帰り旅行は目標達成。すぐに家路についても良かったのだが、せっかく貴重な有給休暇と新幹線代を使ってやって来たのでもう少し大阪を堪能してから帰る事にした。とは言え昔と同じように食べ歩き続行という訳には行かず、ラーメンを食べるとしてもせいぜいあと1杯が限度だろう。
色々迷ったけど3軒目は『特製味噌ラーメンわだ商店』の南海難波本店を訪れる事にした。この店は『せたが屋』グループのブランドのひとつで、同グループが吉野家HD傘下に入った際に前島店主が吉野家の牛肉を使ったラーメンを商品化して立ち上げたものだと聞く。立ち上げ時は『大阪スタミナ牛肉ラーメンわだ』という名だったが『大阪スタ味噌ラーメンわだ』に変わり、更に現在の店名へと短期間で変えているので迷走している様子が伺える。更に同ブランドは池袋に2号店があったのだが今月2日に突然閉店し別ブランド店に変わってしまった。個人的に今年の盆休み中に東京駅にある『せたが屋』グループ店を訪問した流れで池袋店も訪れようと思っていたので訪問が叶わず心残りだったんだよ。南海難波の本店はまだ営業中と聞いていたのでこの機会に訪れてみる事にした。我ながら発想がラオタだなーと思う。
桜ノ宮駅に戻り大阪環状線に乗って大阪駅へ移動し地下鉄御堂筋線に乗り換え難波駅へ降り立った。新宿駅並に広がった地下ダンジョンを踏破しようやく南海難波駅の地上へ出る事が出来た。本当に難波駅近くは新宿同様複雑怪奇で迷った挙げ句ようやく目的の本店に辿り着く事が出来た。2020年2月23日に開店したそうだ。通し営業なので狙い通り店前に待ちは無くすんなり入店出来た。入口脇の券売機で食券を購入した。厨房には男の店員2人。客席は厨房回りにL字型カウンター12席。先客4人後客6人くらい。
『味噌祝い盛りラーメン』1270円
インバウンド客を狙うべく券売機のボダンに多言語表記されており、その中でも1番売れていると自ら推していたメニューのボダンを押した。生卵と小ライスが無料という太っ腹な売り方をしている。我は3杯目なので小ライスは辞退し生卵だけお願いした。吉野家の牛肉と生卵は相性良さそうだったのでね。他に辛味噌や醤油、つけ麺等もラインナップされていた。あまり待つ事なく提供された。丼のロゴは旧店名のままだった。
麺は多加水中太縮れ。具は青葱、もやし、玉葱、平メンマ数本、そして吉野家の牛肉。味玉丸1個と雲呑2個が付いて祝い盛りなのかな?スープ表面には白胡麻と背脂も浮いている。なかなか豪華な構成だけどジャンク感強め。我好みかな?と思ってスープを啜ってみたのだが、鶏ガラベースだと思うのだけど結構味噌味が強く出ておりかなりしょっぱく感じた。関東育ちの我がそう感じたのだから、地元大阪市民やインバウンド客相手に大丈夫なのだろうか?と心配したほど。生卵を活用してつけ麺のように食べて味を緩和させて食べすすめ、3杯目で食べる一杯ではなかったと後悔しつつ何とか食べきった。「ごちそさまー」と言って退店した。
完全に満腹状態となって今日の食べ歩きは終了。腹ごなしに少し歩く事にした。途中ミャクミャクに遭遇。そう言えば来年4月に大阪万博とか言ってたね。無事開催出来るのかな?
あ、有名な551蓬莱だ。とりあえずお土産に豚まん2個と甘酢団子を買った。帰宅後豚まんを蒸して食べてみたけど我にとっては普通だったなー。
歩いていたら自然と心斎橋に出てしまった。平日とは思えない賑わい。恐らくほとんど外国人。商店街の店にも外国人ばかりだったし。ネットショッピングに慣れてしまった外国人にとっては店舗での買い物が新鮮で楽しい様子。この国は観光立国になったのだなと実感したよ。
結構歩いて腹もだいぶこなれて来たので帰ることにした。新大阪駅に辿り着くのに一苦労だったが何とか辿り着き、のぞみの自由席にもギリギリ席を確保する事が出来た。以前は平日のこの時間なら余裕で自由席は座れた記憶があるのだが、パンデミック後はインバウンド景気の影響で自由席では席を確保するのは難しい事を実感した。今日は運が良かったけど次回新幹線を利用する際は平日と言えど指定席抑えないといけないな。そう思いつつ席で音楽を聞きつつうたた寝をして新横浜駅で降りて無事帰宅する事が出来た。
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