十五家跡
昨日と同様どんよりとした雲が立ち込めた空の日曜休日。幸い雨は降らないようだが…。
今日は市内の新店開拓。場所は港南区日野。根岸近くにある家系ラーメン店『斎藤家』が支店を出したというので行ってみる事にした。場所が何と『十五家』跡地。えっ!十五家閉店してたの?!調べたら人手不足を理由に今年5月31日、27年間の営業を終えていた。家系勃興期からあった店がまたひとつ無くなってしまったか…。
そしてその跡地に今年9月22日に開店したのが『斎藤家』日野店。驚いた事に静岡・京都に続いての4店舗目だという。根岸本店がオープンしたのは2年前の8月だというのに驚くべき出店ペースだ。我は本店のオープン翌日に訪問したのだが師匠の『田上家』店主に厳しい指導を受けていた光景が記憶にあるので、本当におせっかいだが「大丈夫?」って思ってしまった。でも本店の味は良い印象だったから支店にも行こうと思ったわけだけど。
バスを乗り継いで店には開店予定の10分前に到着した。その時点で小さな子連れ4人家族を含んだ8人が並んでいた。急いで後に並ぶ。我の後ろにも数人並んだ。定刻に開店。先客に続いて入店し入口脇の券売機で食券を購入。店内内装は一面黒で入口同様に「一意専心」と書かれていた。店員は男2人女1人。接客は良好。昔は家系ラーメン店って接客が荒いという印象があったけど完全に昔話になったね。客席は厨房回りにL字型カウンター10席。席は指定された。予め冷水入りコップが置かれていた。開店時点で既に数人外待ちが生じていたので人気の高さが伺え期待が高まった。1stロット集団のラーメンが提供された後で食券の回収がありその際に好みを確認された。
『チャーシューメン並』1000円+『ライス』100円=1100円
根岸の店で吊るし焼きチャーシューを使っていたのでこちらも期待出来るだろうとチャーシューメンをライス付きで注文した。先に提供されたライスに卓上からおろしニンニクと豆板醤、黒胡椒を振ってスタンバイした。
麺は平打縮れ中太麺。具は家系標準で大きめのチャーシューが4枚のっていた。予想通りしっかり香ばしいスモークチャーシューで選択は正解だった。本店同様、師匠筋の店より『吉村家』直系に近い味わいに感じた。家系ならではの旨味がしっかり出ている。これは行列が生じるのも納得の美味しさ。出店ペースの速さからちょっと訝しむ気持ちが少しあったけどラーメン自体全く問題無かった。スープ完飲の完食。空になった丼をカウンター上に上げて卓上を拭き取りティッシュで口を拭ってから、厨房に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。店外には数人待っていた。こちらの店舗に来るのは大変なので久々に根岸の店にも行ってみたい気持ちになったよ。
帰りもバスに乗って家路についた。終始ハッキリしない空模様だったなー。残りの貴重な休日時間は自宅で休養に充てた。
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