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2024年10月30日 (水)

田所伊勢

雨が降る朝で始まった水曜平日。気が重い中傘を開いて通勤に向かう辛さよ。昼ぐらいには雨は上がったのかな?

定時退社して外食してから帰宅する事にする。今は新店開拓という気分ではないので野毛辺りの店を調べていたら『りゅうちゃん』『櫓伴』が閉店していたのを知る事になった。いつ閉店したのかまでは知らないけど、あっけなかった印象だ。ラーメンがちょっと贅沢な外食になって以降ラーメン店の閉店が相次いでいると聞いていたが…。他の良質な飲食店とまともに対峙する事になるのでカツカツの利益計算で挑まざるを得なくなったからか。それとも人手が確保出来なかったか。世知辛いね。

というわけで関内駅周辺に移動。先週も訪問したけど『田所商店』関内店へやって来た。何となく味噌が食べたい気分だったから。店員は中国系男女2人かな。先客3人後客2人。QRコードを読み込みメニュー選択し注文。

241030tadokoro00 241030tadokoro03 麺場 田所商店 関内店

『伊勢味噌野菜らーめん』1056円+『ライス中』176円=1232円

先週は限定の茨城味噌を頼んでしまったので食べ損なった直営店限定?の伊勢味噌を野菜トッピングで、ライス中も付けて注文した。

241030tadokoro02麺は中太縮れ麺。具は肉味噌とフライドオニオン、あおさがたっぷり入っている。野菜はキャベツ、もやし、にんじんで炒め感は弱い。スープなのだが地名がついたからと言ってそもそも味噌の知識が無いので伊勢味噌がどういったものなのか分からない。よってメニュー表にあった蘊蓄を引用すると「岡崎八丁味噌の流れを組んだ丸大豆が主原料の豆味噌」で「やや濃い口」なのだそうだ。濃口の「北海道味噌」と同等かそれ以上の味噌自体の濃厚さを感じた。野菜トッピングとライス中付きで注文したのは正解だった。味噌の個性はそこそこ感じたけど、あおさの存在感の印象の方が強かった。ただ正直コスパがあまり良くない。ライス付きとは言え食後チャーシューか味玉でも付けりゃ良かったなーと思ったほど。あと外税表記がよろしくないね。電子マネーで支払いを済ませ退店し家路についた。

2024年10月27日 (日)

斎藤家再

朝のうちは陽がさしたが徐々に曇っていった日曜平日。今日も昨日に続いて重大な家事があって朝から重労働だった。朝飯抜きで頑張って疲れた。

11時頃一区切りついたので着替えて家を出た。何だかまだ蒸し暑いので半袖を着た。気分転換を兼ねあまり行かない根岸方面へ。先日新たにオープンした家系ラーメン店『斎藤家』日野店の印象が良かったので改めて本店格の根岸店へ約2年ぶりの再訪問を試みた。到着したのは正午20分前くらいだったか。店前には10人以上の行列が生じていた。この辺りはマンションが多いせいか子連れ客も多く回転も早くないのを思い出した。食券先買いシステムなので食券を購入してから列の最後尾についた。店内に案内されたのはちょうど正午あたり。厨房には手慣れた動作と接客の比較的若い男の店員3人。子どもにはお菓子を渡していたりする。開店2年ちょっとでここまで手慣れるか?経験者を数人確保出来たから店舗展開が勢いづいたのか?等と考えながら提供を待った。

241027saitouya00 241027saitouya03 横浜ラーメン 斎藤家 根岸店

『チャーシューメン並』1000円+『ライス』100円+『玉ネギ』100円=1200円

日野店と同様のメニューを注文。好みも同じく「麺かため・油多め」。あと券売機にはないが現金で玉葱が買えるようだったので100円玉を食券と同時に渡した。ライスはフルサイズだけあってたっぷり。いつものように卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入してスタンバイ。

241027saitouya01 提供されたのは日野店同様、美味そうな家系ラーメン。実際美味しかったのだけど何故か日野店ほどのインパクトが感じられなかった。もちろん家系ラーメンとして平均より上なのだが、醤油も鶏油も存在感が際立っておらず直系インスパイア感は大人しめ。チャーシューの香ばしさもちょっと弱かったように感じた。腹減っていたはずなんだけどな。でも美味しい家系ラーメンではあったしボリュームもたっぷりで腹一杯になった。満足して退店。外にはまだ行列が生じていた。

疲れがあったので早々に帰宅し布団等を取り込んでから昼寝をした。

2024年10月26日 (土)

猫鼠茅崎

朝からどんより曇った空の土曜休日。幸い蒸し暑さはなく過ごしやすい気候。週末の家事が忙しくなった為朝6時からフル稼働で朝飯抜きでゴミ出しと洗濯掃除。結構疲れてしまった。

そんな感じなので今日も昼食は近場。近場で満足度が得られるとなると、いつもお世話になっている弘明寺の奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』。開店15分前に店に到着。結局開店時我の後ろに後客は現れなかったね。口頭で注文しセルフで水は準備する。だいぶ後になって後客が3人現れた。この店には何度も訪れているものの空いている時と混む時の波が激しく読めない。

241026nekonezumi00 241026nekonezumi03 ねこ娘とねずみ男『肉肉肉そば 中の上』1800円

今日の筆頭は茅ヶ崎のソウルフードと銘打たれた「肉肉肉そば」。もちろん『横濱飯店』の「肉そば」のインスパイアなのだろう。…って理解する人は極僅かだと思うくらいマイナーな存在だと思うんだけど。我だってもう12年以上前に一度だけ訪問実食しているけどほぼ記憶の彼方だ。「極み」はもう我には厳しいので「中の上」でお願いした。提供される迄20分近く要したが女将が「いつも来て下さるので良かったら…」と言って本来「極み」のみに提供される竈炊きの半ライスをサービスしてくれた!ラーメンメニューだとしてもこの店の肉量は半端ではないのでとっても有り難かった。嬉しい!

241026nekonezumi01 麺は中細ストレート。中華料理店で提供される正油スープに近い味わい。白菜、椎茸、木耳、もやし、青菜等が入っている。餡は弱め。チャーシューは分厚くどでかいのがドーンと2枚置かれているが、こんなメニュー名を付けているだけにそれ以外にも肉がゴロゴロ埋蔵されている。いただいた半ライスの上にどんどん引っ越しさせた。大量の肉以外では椎茸の印象が強いね。この店の肉大量投入な一杯だと濃厚な豚骨よりこういう昔ながらの清湯正油が合っている気がする。とても食べ易かった。完食の大満足で支払いを済ませ退店した。

今日のうちに食料調達してしまおうと買い物をしてから帰宅。結局雨は降らず洗濯物を取り込みしまって一安心。疲れたので横になって夕方まで昼寝をした。

2024年10月25日 (金)

日吉貝醤

何度も書いてしまっている気がするが、もう10月下旬、11月間近というのに昨日一昨日と蒸し暑い日が続いて半袖シャツで出勤した。夜でも扇風機の電源を入れたほどだ。今日はそれほど気温は高くなさそうだったので長袖を着て出勤したら、結局袖をまくって過ごしていた。どんより曇った金曜平日。

帰宅途中、ラーメン激戦区の日吉駅前にやって来た。今年7月19日開店した『貝麺あおみ』への再訪問を試みた。前回は貝出汁塩を食べてなかなか美味しかったので今回は醤油狙い。蘊蓄に「醤油は牛の重量感も楽しめるスープ」と書かれていたので牛骨ラーメン好きの我からすれば気になっていたメニューだった。とは言えラーメンブロガーが書く「近い内に再訪したい」「次は〇〇を食べに来たい」という文言はかなり当てにならないのは最早常識と化している、と思う。興味惹かれる新店や行ってみたい未訪問店が次々と現れるから無理もない事だからだ。でも今日はそれらを差し置いてでもちゃんとやって来た。

早速入店。入口脇の券売機で食券を買う。電子マネー対応になっていた。店員は男女2人?テーブル席で経営者と私服の店員が勤怠記録の確認みたいな事をしていた様子。なので先客はカウンターに座っていた2人のみだった。席は指定され卓上のコップに冷水を注いで提供を待った。後客は来なかった。

241025aomi00 241025aomi03 貝麺あおみ『特製貝出汁中華そば(醤油)』1200円

特製の醤油、無料のライスは大でお願いした。

241025aomi02   麺と具の構成は塩と全く一緒なので説明省略。スープは貝出汁というだけあってちゃんと前面に出ている。特に帆立が目立って感じられた。期待していた牛骨感は残念ながらあまり目立っていなかった。アピールに困り無理矢理書いた蘊蓄だったか。それでも完成度の高い美味しい一杯だった。個人的には塩に軍配をあげるけど。3種のチャーシューを使って白飯をパクついた。この時代に白米を無料で食べられる事を感謝して米一粒残さず完食。満足感に浸り厨房の店員に「ごちそうさま-」と声をかけ退店し家路についた。

2024年10月22日 (火)

田所茨城

日曜日に急激な気温低下が感じられたが、早くも最高気温は24℃超えに戻った火曜平日。出勤前にちょっと力仕事をしたら結構疲れが後を引き、体力の衰えを実感してしまった。

疲れて帰宅後晩飯を準備するのも面倒だったので務めを終えた帰宅途中に外食をしていく事にした。通し営業で並ばず入れる資本系の店でいい。そして選択したのが今年5月の開店直後に訪問した以来2度目となる『麺場 田所商店』関内店。この店舗は直営店の為、他のFC店舗とは異なるメニュー構成で「江戸前味噌」や「伊勢味噌」といったオリジナルメニューがあり、それらが少し気になっていたのでね。早速入店。店員は男女2人。席は指定され水の入ったコップが提供された。注文はスマホでQRコードを読み込みサイトに飛んで注文。あれ?前回は口頭注文だった気がするが…。料金は後払い。先客3人後客8人くらい。

241022tadokoro00 241022tadokoro02 麺場 田所商店 関内店 『茨城味噌肉ネギらーめん』1144円

先に書いた直営店オリジナルメニューを頼むつもりだったのだが、期間限定メニューに「茨城味噌」なるものがあり、そちらに引っ張られてついつい注文してしまった。蘊蓄には「茨城の良質な土地で作られた大豆と自然発酵に適した気候で熟成された麹の旨味」と書かれていたが、それ以上に大きな文字で「納豆好き集まれ」と書かれていた。わかりやすく納豆味噌ラーメンのようだ。サイドメニューには「追い納豆」や納豆がのった「追い飯」まで準備されていた。納豆は食べられないというほどでもないのだが積極的に食べようと思わないレベルなのでそれらは注文しなかった。あまり納豆がダイレクトに来られてもと思い、腹が減ってたのもあり肉ネギトッピングで注文した。

241022tadokoro01 麺は黄色い中太縮れ麺。具は青葱、もやし、挽き肉と辛葱、そして茨城発祥のそぼろ納豆なるもの。スープは辛葱の影響もあるかもしれないがしっかり濃厚な味噌味で我好みの味わい。半分ほど食べ進めたところで納豆を溶け込ませるとしっかり納豆の主張が始まる。納豆ってやっぱり味も食感も強いねー。でも違和感は感じずスープに馴染んでいたよ。なかなか美味しかった。

241022tadokoro04 +『味噌チャーハン』484円=1628円

我は味噌ラーメンには通常白飯を合わせて注文するのだが、今回はクセが強そうな納豆味噌ラーメンだったので、サイドメニューは味噌チャーハンを注文していた。味噌と言っているけど我にはしっかり醤油っぽい味わいに感じられたので美味しく食べられた。豚肉の細切れや卵もしっかり入っていたし満足の晩飯がとれた。電子マネーで支払いを済ませ退店した。次こそ直営店オリジナルメニューを試したい。

2024年10月20日 (日)

港未来再

241020sky01 昨日との気温差が最高/最低共6℃を記録した日曜休日。むしろ今日が平年並で昨日が異常だったのだが、それにしてもこの寒暖差には警戒心が生じる。朝の内は曇っていたが徐々に青空が広がった。昨日同様重要な家事があった為それを先行する1日。今日のうち衣替えも必要だろう。

12時過ぎに家を出る。ラーメンという気分でも無かったのでインド料理店でカレーでも食べようか。昨年8月にみなとみらいに移転するまで我のお気に入りだった横浜の老舗インド料理店『モハン』へ移転後2回目の訪問を試みた。午後1時半前くらいに入店した。終始4割くらいの客入り。適当な席に座り口頭で注文した。

241020mohan00 241020mohan01 インド料理モハン『スペシャルラムカレーセット』1600円

ランチメニューの中でも「スペシャルラムカレーセット」というのが気になり注文した。言えば辛くしてくれるそうなので移転前よくお願いしていたVery HOTで注文した。ドリンクはホットチャイ。前菜のサラダも付いていた。

241020mohan02慣れ親しんだ味なので安心感でどんどん食べ進めたが久々のvery hotはやはり辛く、あんなに涼しかったのに汗が止まらなくなった。 通常とスペシャルの違いはカレーの量だけ?たっぷりあったのでナンを1枚追加せざるを得なかった。腹いっぱいで大満足。支払いを済ませ退店、家路を急いだ。

2024年10月19日 (土)

和香佐続

10月も下旬に差し掛かろうというのに最高気温が30℃近くになり観測史上最も遅い真夏日となった土曜休日。扇風機は全然大活躍の日々だ。今日は色々な家事が立て込み忙しく、外出が出来そうになったのは正午前だった。

出遅れたし食料調達や日用品の購入も必要だったので近場限定。それでも未訪問店を狙うか。上大岡と弘明寺の間辺りの鎌倉街道沿いに『精龍軒』という老舗町中華の店があったのだが昨年12月10日に閉店、その跡地に新しい中華料理店が出来たというので暑い中歩いて行ってみる事にした。その跡地に今月7日オープンしたのは『+和香佐2nd』という、かつて横浜駅根岸道路沿いの大通公園近くの半地下にあった中華料理店『和香佐』という店の移転改名した店らしい。その店にはかなり昔に一度入った記憶はあるのだが本ブログに記事は無いようなのでブログを書き始める以前という事になるな。

午後1時前に到着し早速入店。内外装共『精龍軒』時代からほとんど手を入れていない様子。若めの男が厨房に1人で調理をしているが、他に調理作業には一切手を出さないで店内奥にいっぱなしの太った男と接客が不慣れで元気で押し切ろうとしているお爺さんの3人。客席は厨房周りにL字型カウンター9席ほど。先客3人後客2人。先客には店員に辣油くれはいいとしてチャーハンに付くラーメンスープくれ等という老害丸出しの婆さん連れの夫婦が何か嫌な雰囲気で先ほどの爺さん店員オロオロ。とりあえず空いている席に着席し口頭で注文。料金後払い。店内隅に箸やレンゲ等が置かれているので本来ワンオペの店なんじゃないかなと思う。

241019wakasa2nd00 241019wakasa2nd01 +「和香佐2nd」『塩ニンニクタンタンメン』900円

メニュー表に筆頭オススメと書かれていたのは「麻辣担々麺」等だったが、暑いし辛いのでまた汗かきたくもなかったので塩分補給が出来そうでスタミナつけられそうな名前のメニューを注文した。そうしたら「川崎ニュータンタンメン」な一杯だった。巨大な丼と巨大なレンゲもそのまま。麺は中細縮れ麺。具は溶き卵と挽き肉。もやしや韮が最初っから入っているのがいいね。

241019wakasa2nd02 +『半チャーハン』550円=1450円

炒飯が食べたい気分だったので半チャーハンを頼んだのだが茶碗に盛られて提供されたので量が少なく見えてしまった。実際は半チャーハンと言っていいほどのボリュームはあると思うのだけど。アツアツで味はまあまずまず。とりあえず満足したので支払いを済ませ退店した。

その後蒔田のライフに移動し食料調達を済ませてから帰宅。夕方には雨が降り出した。

2024年10月18日 (金)

丸凪盛大

上空は雲が立ち込めほぼ灰色一色。時々雨が降ったりと終始ぐずついた空模様の金曜平日。そしてこんな天候でも、金木犀が香っても、やっぱり夏はしぶとかったらしく結構まだ蒸し暑いのが嫌になる。でもとりあえず今週の務めは終わらせたぞ!

退社後開放感に促され帰宅途中に東急元住吉駅までやって来た。駅前ブレーメン通りに今月14日いきなり「ちゃん系」の新店がプレオープンながら営業を開始したと聞いたのでね。プレ営業とは言え普通のラーメン店並の営業時間。来月7日の本オープン後には何と24時間営業となるらしい。

店名は『なぎちゃんラーメン』元住吉店。我は今年1月8日『新宿ナギチャンラーメン』へ訪問を果たしているが、この店との関連性は不明。こちらの店名はひらがな表記になっているし、凪スピリッツジャパンオフィシャルHPには新宿の店のみ表記されている。東急線に遅延が生じていた事もあり店に到着出来たのは夜営業開始から30分ほど過ぎたあたり。でも幸いな事に店前に並びは無かったので店外に設置された券売機から食券を購入し入店した。厨房には男の店員1人と若い女の店員2人。接客良好。客席は厨房を囲むようにカウンターが15席くらい。先客8人後客4人。

241018nagichyan00241018nagichyan003 なぎちゃんラーメン 元住吉店 『もり中華 大』940円

「ちゃん系」の店はだいたい「中華そば」と「もり中華(つけ麺)」の2本柱のメニュー構成。いつも「中華そば」しか食べていなかったので今回は「もり中華」の方に挑戦してみた。労働後で腹が減っていたし、並との価格差が50円程度だったので大盛注文。そして無料の「めし」を所望する為、食券と同時に券売機にあった緑の札を渡した。すると店員から「もり中華少しお時間いただきます」と言われた。でも感覚的にはすぐに提供された。

241018nagichyan02 気軽な気持ちで大盛り指定したら大きな丼で山のような高加水の平打縮れ麺が提供された。勿論達磨製麺の地味ながら食感が良いやつ。「ちゃん系」はコストパフォーマンスを追求している系統なので大盛りを頼めばこうなる。他のつけめん店の感覚で大盛りを頼んではいけなかった。美味いので完食したけど。

241018nagichyan01 つけ汁側も、もう麺を浸ける余裕がないくらいに具がパンパンに入っている。きざみ葱、もやしやキャベツといった茹で野菜、多めの細切りメンマ、スライスされたかた茹で玉子、大量の薄切り切りたてのチャーシューが折り重なっている。つけ汁は淡い醤油味だが塩分多め油多め。「ちゃん系」のもり中華、こんな味になるんだ。

241018nagichyan04 具材が多すぎて麺をつけ汁に浸けられないので無料の「めし」の方にお引越し。これは食べ応えがある。流石「ちゃん系」だなーと改めて思ったよ。正直後半キツかったけど米粒ひとつ残さず平らげた。この物量が今どき1000円以下で提供されるといなると驚くべき企業努力だ。でも量だけで味がそうでもなかったらこんな風に完食しないわけで。やっぱり我は「ちゃん系」好きだなー。腹パンパンだったが大満足で気持ちよく退店した。

帰りも東急だけではなくJRまで遅れが出ていたが雨の中何とか帰宅。腹いっぱい過ぎていつもより早めに床についたらすぐ眠ってしまった。

2024年10月16日 (水)

白楽横綱

通勤で歩いているといつの間にか金木犀の香りが漂うようになっていた。ようやく長い夏も観念したかと感じた水曜平日。それでもまだちょっと蒸し暑い。

帰宅途中東急東横線白楽駅で下車した。今月10日オープンしたばかりの新店『中華そば横綱』を訪れる為だ。ネット情報だと市営地下鉄ブルーライン中田駅近くにあった店の移転だそうだ。記憶に引っかかったので本ブログを調べると約2年前に訪問していた。駅から随分離れた陸の孤島みたいな場所の温泉施設に隣接していた『なっとくの中華そば横綱』の事だ、きっと。

白楽駅改札を抜け道路を挟んだ向かい側正面に目的の店を発見。手書きの看板と赤提灯。早速暖簾を割った。先客がちょうど厨房にいる店主に口頭注文中だったので我もそれに続いて口頭注文し現金で先払いした。結構年のいったおじさん店主ワンオペの様子。だからラーメンが出来ると呼ばれるので受け取りに行くシステムで、当然食べ終わったら厨房返却口に渡す決まりになっているようだ。客席は4人がけテーブル席2卓のみだが、壁に立ち食い用と思われる台が取り付けられていた。先客がちょうど3人だったのでテーブル席に相席した。後客ゼロ。でも店主はややテンパリ気味だった。

241016yokozuna00 241016yokozuna01 屋台中華そば横綱『中華そば並』750円

メニューは中華そばの並か大のみ。あとトッピングでチャーシュー増とメンマ増があった。シンプルに並を注文。先客に続いて麺かため注文したら通った。気になるのが「朝限定10時迄日本そば500円」という張り紙がしてあったのだが、この店何時から営業しているのだろうか?

241016yokozuna02

麺は黄色い中細ちぢれ麺。ちゃんとかためで好みの食感。具はきざみ葱とメンマ数本、ナルト1枚、大きめのバラチャーシュー…と言うより煮豚と言った方が的確なものが2枚。スープはあっさり淡い醤油味で出汁優勢。絵に描いたような中華そば。変なしょっぱさもなく優しい味わいで飲みやすく食べやすい。東北や新潟とかでふらりと立ち寄った店で出て来たら嬉しい一杯なのかも知れない。けどハッキリ言ってラオタが貴重な休日に目がけて行くような店ではなく、店主も端からそんなものは眼中にないと思う。ただ地元民に普段使いして親しまれたいという思いだけだと想像がつく。中田で食べた印象からハードルをかなり下げて訪問したのだが、個人的には割と良かった。ラーメンに悪いところはほとんど無かったと言った方が良いか。満足して食べ終わった丼を店主に渡し退店した。

2024年10月14日 (月)

水色長尾

241014green01 スポーツの日という月曜祭日。気温は適度に暖かく爽やかな風が吹いていて、ようやく過ごしやすい季節がやって来た気がする。その影響でこの3日間は我ながら積極的なラオタ活動をしてしまったと思う。それも今日が最終日。どこに行こうかなとネットで情報収集した結果、今日は久々大船へ出てみることにした。

イトーヨーカドー大船店のフードコートに青森に本店を持つ煮干しラーメンの有名店『長尾中華そば』が今月11日に出店したそうだ。それだけなら全然訪問するつもりは起きなかったのだけど、今回通常とは異なる出店をしていると聞き興味を惹かれた。今回は看板メニューである「ごくにぼ」「こくにぼし」といった濃厚煮干しメニューを封印。その代わり「十三湖しじみラーメン」「青森にんにく味噌ラーメン」、裏メニューとして「味噌カレー牛乳ラーメン」等を提供しているのだそうだ。青森のご当地感を前面に青森をPRしたいという企画意図らしい。

そんな中で我が興味を惹かれたのが筆頭メニューの「津軽煮干ラーメン」だ。言ってしまえばあっさりタイプの煮干しラーメンになるのだが、それが青森最古級の老舗店だった『丸海鳴海』リスペクトな一杯らしいのだ。『丸海鳴海』は青森筆頭店『まるかいラーメン』店主の修行先という噂があった老舗店だったが、2021年8月31日に屋台から続いた創業約80年の歴史に幕を下ろしてしまった。我がそれを知ったのは先月実行した青森遠征の下調べをしてた時だった。これは結構ショックだったね。あっさり煮干しスープにうどんのような極太麺が入った一杯。我は閉店前に訪問出来て良かったよ。屋号を引き継いだ店は今もあるみたいだけど。青森で最も勢いがある『長尾中華そば』が『丸海鳴海』リスペクトの一杯を筆頭メニューに持ってきた店。我のようなご当地ラーメンマニアであればぜひとも訪問してみたいと思うのが自然だ。逆に言えば普通の人には何が何やらだと思うけど。

イトーヨーカドー大船店は駅から10分ほど歩いた場所にあり営業時間の5分前くらいに到着。勿論朝飯は抜いた状態。定刻にオープンし1階奥にあるフードコートに直行した。なので結果的に1番乗り先客ゼロの状態で注文口で口頭注文。電子マネーで支払いを済ませ呼び出しブザーを受け取った。『長尾中華そば』の看板は通常紺色なのだが、こちらはメニュー構成が異なる特殊店舗なので水色の看板になっていた。

241014nagao00 241014nagao03 長尾中華そば 大船店

『津軽煮干ラーメン』850円+『幸せの黄色いカレー』600円=1450円

筆頭メニューは手打ち麺orちぢれ麺が選べる。『丸海鳴海』リスペクトであれば自ずと手打ち麺を選択した。サイドメニューのカレーも興味を惹かれたので一緒に注文した。

241014nagao02 241014nagao01 麺は緩やかなちぢれの平打ち太麺。具はきざみ葱とメンマ数本、ホロホロのチャーシュー2枚は醤油が結構強めに染みている。スープは郷愁を誘うあっさりやんわりの煮干し風味。食べ易く飲み易い。確かにギンギン煮干しよりは万人受けが狙え立地に即していると思った。巨大チャーシュー以外は再現度はなかなか良いとは思う。スープ完飲の完食で大満足だ。

241014nagao04 幸せの黄色いカレー。調べたら青森駅の立ち食いそば店で提供されているもののようだ。とにかく黄色い。うどん粉を混ぜた昔のカレーライスっぽい見た目だけど味はしっかり現代風に寄せて作られており適度な辛さもあり美味しく食べられた。こちらも完食で大満足だった。

朝10時開店だったので午前中には帰宅出来た。午後は自宅で残りの休日時間をゆったりと過ごす事が出来た。

2024年10月13日 (日)

池袋魚郎

昨日同様朝から快晴の日曜休日。早朝から洗濯機を稼働させて洗濯物を干す。10時前くらいに家を出た。

元町・中華街駅からみなとみらい線に乗る。昨日と連日になってしまうがまた都内遠征。池袋駅へと向かった。今日の目的店は『特製味噌ラーメンわだ商店』の跡地に出来た『せたが屋』グループの新ブランド、今月5日にオープンしたばかりの『THE魚郎』だ。「魚郎らーめん」と言えば『せたが屋』で提供しているメニューだが、それの専門店にしたのだろう。新しい試みを沢山盛り込み気合を入れて立ち上げたはずの『わだ商店』が上手くいかず、普遍的な二郎系の店舗に鞍替えするという苦渋の選択、という印象を受けてしまった。とは言え前島氏が『せたが屋』の魚郎らーめんそのまま持ってくる事はないだろうしと気になったので訪ねてみる事にした。

池袋駅地下街西口側の終点の出口付近にある店に到着したのは開店15分過ぎくらい。店前に2人並んでいた。満席のようだ。店外に設置された券売機から食券を買って後に続く。5分ほど待って入店を促された。店員は男2人女3人。客席はL字型カウンター11席と4人がけテーブル席2卓。常に外待ちの客が生じている様子。付近にも二郎系ラーメン店があるのに今のところ健闘している様子が伺える。

241013gyorou00 241013gyorou01 THE魚郎『カネシ醤油味』980円

とりあえず麺200g表記の筆頭メニューを野菜・背脂・ニンニクの全マシで注文した。他に「土佐生姜塩味」や激辛の「大噴火」というメニューがあった。こういうメニューの立たせ方は上手いんだけどなー。

241013gyorou02 麺は適度な縮れの二郎系らしい極太麺。野菜はもやし9割キャベツ1割かな。もやしの山の頂上にきざみニンニク。チャーシューは柔らかくて崩れかかったのが2枚半くらい。ボリューム的には大食いでなければ普通に食べられるちょうど良い量。この采配は地味だけど上手い。まずはレンゲでスープを飲んでみる。あーしっかりした魚介醤油の味わい。正に魚郎。美味しい。そのままの状態で半分ほど食べ進めた後にきざみニンニクを混ぜてみる。すると今までの魚介醤油味が嘘だったかのようにしっかり二郎味に変貌した。きざみニンニクって強いなー。後は普通に二郎系ラーメンとして楽しみつつ麺と具は食べ終え完食した。『せたが屋』グループって色々工夫して新ブランドを立ち上げてくるので個人的に興味があるのだが、今回のブランドは安全策って感じで冒険って意味では弱い気がする。でもこういう方が長続きする場合があるので世の中難しい。とりあえず満足して退店。店外には2人ほど待っていた。我は早々に副都心線の駅に戻り15分ほどFライナーの到着を待って横浜に戻り食料調達をしてから家路についた。

2024年10月12日 (土)

生姜塩極

241012sky02 珍しく地方遠征以外での連食を思い立った。『渡なべ』から退店した後副都心線西早稲田駅に移動し池袋に出ることにした。副都心線の池袋駅から駅東口に出るのは大変だった。ゆうに電車1駅分くらい歩いた気がする。おかげで腹は多少こなれたけど。

目指したのは『東京ラーメンショー極み麺』という不定期に提供する店が入れ替わるイベント店舗みたいな立ち位置の店。約7年ほど前に1度訪問した事があるがその時は石神秀幸監修という冠だったけど、今はどうも「渡なべスタイル」が監修しているみたいだね。店には11時40分くらいに到着。食券先買いシステムのようで先客4人が店外に待っていた。6,7分待って入店を案内された。厨房には男の店員3人。客席は厨房前に横一列のカウンター10席くらい。後客も結構続き常に外待ち数人生じていたようだ。

241012kiwamimen00 241012kiwamimen01 東京ラーメンショー 極み麺 『生姜塩ラーメン』1000円

今月7日から大分佐伯ラーメンをメインに据えてリニューアルしたみたいだが、大分佐伯ラーメンは中永谷の『niるい斗』で食べる事が出来るので今回は見送り、限定商品と書かれた生姜塩ラーメンを注文した。

241012kiwamimen02 麺は黄色い中太縮れ麺。細かく刻まれた葱と大量の細切りメンマ、柔らかめのチャーシューは大きめのやつが2.5枚入っていた。スープは潔よく感じるほど塩も生姜両方共強めに出ていた。本来だったら2杯目でかなりキツイ状態だったはずなのだけど、爽やかな味わいだったので難なく完食出来た。満足。

帰りは再び副都心線東横Fライナー直通に乗って1本で横浜に帰ってこれた。

 

 

渡辺鶏豚

241012sky01 昨日大阪日帰り遠征して思いの外疲れてしまい昨夜はすぐ床についてしまった。お陰で疲れはすっかり抜けたと思う。そして迎えた朝から快晴に恵まれた土曜休日。週末気持ちよく晴れたのは久々な気がする。気分も良い。ようやく布団干し等が出来た。

昨日念願の大阪『光龍益』に訪れる事が出来たのだが、今偶然にも『渡なべ』で『光龍益』インスパイアの限定ラーメン「鶏と豚皮」を提供していると聞き行ってみる事にした。渡なべスタイルのプロデュース店『麺匠るい斗』でしかこのインスパイアの一杯を食べた事が無かったのでね。店には開店予定の10分前に到着出来た。店前には既に先客3人が並んでいた。急いでその後に続く。定刻に開店。先客に続いて入店し入口脇の券売機で食券を購入し奥から順番に着席した。厨房には男の店員2人。後客は続々来店し満席になり一時的に外待ちも生じていたようだ。

241012watanabe00 241012watanabe01 渡なべ 『鶏と豚皮』1100円

目的のメニューを注文。着丼のすぐ後にニンニクと韮キムチが別に提供された。

241012watanabe02 麺は中細ストレート。具はザク切り葱、平メンマ数本、豚バラ叉焼1枚。昨日大阪の『光龍益』のラーメンを食べて今日『渡なべ』の「鶏と豚皮」を食べる。どうしても比較はしようとしてしまう。結論から言ってしまうと予想通り再現度は高い。僅かに『光龍益』のものより鶏白湯寄りな気がしたけど、本当に僅かな差異でしかなく気の所為なのかも知れない。というか、食べ進めている内に比較や再現度等些末な事を考えている方が馬鹿らしくなるくらい美味しかった!鶏や豚由来の甘さはいい感じで留められて仄かな塩気もしっかり感じられ一杯のラーメンとしての完成度が高い。我は一ラオタなので、これを作る際の手間暇、難易度、材料コスト等全く知らない前提で話してしまうと、この味のラーメンは「光龍益インスパイアラーメン」とかではなくて、「鶏白湯」や「水鶏」等と同じくラーメンの1種類として「鶏豚ラーメン」みたいな広まり方を期待させられるものだった。あまりの美味しさに別で提供されたトッピングを全く使わないままスープ完飲の完食で終わって大満足。厨房の店員に「ごちそさまー」と声をかけて退店した。

2024年10月11日 (金)

吉牛味噌

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念願の『光龍益』へ無事訪問が叶い今回の大阪日帰り旅行は目標達成。すぐに家路についても良かったのだが、せっかく貴重な有給休暇と新幹線代を使ってやって来たのでもう少し大阪を堪能してから帰る事にした。とは言え昔と同じように食べ歩き続行という訳には行かず、ラーメンを食べるとしてもせいぜいあと1杯が限度だろう。

色々迷ったけど3軒目は『特製味噌ラーメンわだ商店』の南海難波本店を訪れる事にした。この店は『せたが屋』グループのブランドのひとつで、同グループが吉野家HD傘下に入った際に前島店主が吉野家の牛肉を使ったラーメンを商品化して立ち上げたものだと聞く。立ち上げ時は『大阪スタミナ牛肉ラーメンわだ』という名だったが『大阪スタ味噌ラーメンわだ』に変わり、更に現在の店名へと短期間で変えているので迷走している様子が伺える。更に同ブランドは池袋に2号店があったのだが今月2日に突然閉店し別ブランド店に変わってしまった。個人的に今年の盆休み中に東京駅にある『せたが屋』グループ店を訪問した流れで池袋店も訪れようと思っていたので訪問が叶わず心残りだったんだよ。南海難波の本店はまだ営業中と聞いていたのでこの機会に訪れてみる事にした。我ながら発想がラオタだなーと思う。

桜ノ宮駅に戻り大阪環状線に乗って大阪駅へ移動し地下鉄御堂筋線に乗り換え難波駅へ降り立った。新宿駅並に広がった地下ダンジョンを踏破しようやく南海難波駅の地上へ出る事が出来た。本当に難波駅近くは新宿同様複雑怪奇で迷った挙げ句ようやく目的の本店に辿り着く事が出来た。2020年2月23日に開店したそうだ。通し営業なので狙い通り店前に待ちは無くすんなり入店出来た。入口脇の券売機で食券を購入した。厨房には男の店員2人。客席は厨房回りにL字型カウンター12席。先客4人後客6人くらい。

241011wadasyouten00 241011wadasyouten01 特製味噌ラーメンわだ商店 南海難波本店

『味噌祝い盛りラーメン』1270円

インバウンド客を狙うべく券売機のボダンに多言語表記されており、その中でも1番売れていると自ら推していたメニューのボダンを押した。生卵と小ライスが無料という太っ腹な売り方をしている。我は3杯目なので小ライスは辞退し生卵だけお願いした。吉野家の牛肉と生卵は相性良さそうだったのでね。他に辛味噌や醤油、つけ麺等もラインナップされていた。あまり待つ事なく提供された。丼のロゴは旧店名のままだった。

241011wadasyouten02 麺は多加水中太縮れ。具は青葱、もやし、玉葱、平メンマ数本、そして吉野家の牛肉。味玉丸1個と雲呑2個が付いて祝い盛りなのかな?スープ表面には白胡麻と背脂も浮いている。なかなか豪華な構成だけどジャンク感強め。我好みかな?と思ってスープを啜ってみたのだが、鶏ガラベースだと思うのだけど結構味噌味が強く出ておりかなりしょっぱく感じた。関東育ちの我がそう感じたのだから、地元大阪市民やインバウンド客相手に大丈夫なのだろうか?と心配したほど。生卵を活用してつけ麺のように食べて味を緩和させて食べすすめ、3杯目で食べる一杯ではなかったと後悔しつつ何とか食べきった。「ごちそさまー」と言って退店した。

241011myakumyaku01 完全に満腹状態となって今日の食べ歩きは終了。腹ごなしに少し歩く事にした。途中ミャクミャクに遭遇。そう言えば来年4月に大阪万博とか言ってたね。無事開催出来るのかな?

241011horai55101 あ、有名な551蓬莱だ。とりあえずお土産に豚まん2個と甘酢団子を買った。帰宅後豚まんを蒸して食べてみたけど我にとっては普通だったなー。

241011shinsaibashi01 歩いていたら自然と心斎橋に出てしまった。平日とは思えない賑わい。恐らくほとんど外国人。商店街の店にも外国人ばかりだったし。ネットショッピングに慣れてしまった外国人にとっては店舗での買い物が新鮮で楽しい様子。この国は観光立国になったのだなと実感したよ。

241011shinsaibashi02結構歩いて腹もだいぶこなれて来たので帰ることにした。新大阪駅に辿り着くのに一苦労だったが何とか辿り着き、のぞみの自由席にもギリギリ席を確保する事が出来た。以前は平日のこの時間なら余裕で自由席は座れた記憶があるのだが、パンデミック後はインバウンド景気の影響で自由席では席を確保するのは難しい事を実感した。今日は運が良かったけど次回新幹線を利用する際は平日と言えど指定席抑えないといけないな。そう思いつつ席で音楽を聞きつつうたた寝をして新横浜駅で降りて無事帰宅する事が出来た。

光龍益訪

昨年1月末に『麺匠るい斗』15周年記念で『鶏と豚皮』という限定メニューが提供された。鶏白湯のようでいながら豚皮由来と思われる甘みと程よいしょっぱさが加わりとても美味しかった。興味を惹かれたので調べてみると、この店のプロデュースを手掛けた『渡なべ』スタイルの渡辺樹庵氏が大阪にある『光龍益(こうりゅうます)』という店のラーメンに感銘を受けて、『渡なべ』でもインスパイアしたラーメンを度々提供しているくらいお気に入りのラーメンらしい。こんな店が大阪にあるんだ、面白そうだなー、いつか訪ねてみたいなーと思ったことが今回大阪にやって来た理由になる。平日のみ営業する難関店だったので有休使ってやって来た訳だ。

『住吉』を出て布施益に戻り近鉄線で鶴橋に出た後JR大阪環状線に乗り換えるも、土地不案内の為目的地とは逆方向の電車に乗ってしまったりとトラブルがありながら何とか最寄りの桜ノ宮駅に辿り着いた。改札を抜け4、5分ほど歩いた細い路地に目的の店『光龍益』に到着。2006年のオープンで今は新大阪駅近くに暖簾分け?の店もあるそうだ。店に到着したのは開店20分ほど前で店前に誰もおらず本日1番乗りが出来たようだ。しばらくすると店から店主と思しき人が出てきて「ウチへ来ていただいたのですか?すみませんがウチ11時半からの営業でして…」と声をかけられた。判っています、ここに並んで待っていて良いですか?と答えると頷いて店に戻っていった。結果開店を5分以上前倒して店内に案内してくれた。その頃ようやく我の後ろに2人くらい並んでいた。首都圏の行列店訪問のノリで20分前に並んでしまったが逆に店に気を遣わせてしまったようで申し訳なく思った。

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雰囲気のある和風の店内。厨房には先程の店主1人だったが後からもう1人男の店員が現れた。客席は厨房回りにL字型カウンター9席と奥に4人がけテーブル席が1卓。席は1番奥のカウンター席を指定され着席し口頭で注文。先客ゼロ後客8人ほど。

241011kouryuumasu04 カウンター席の前に温められた丼が1つ置かれており、眼の前で店主がタレとスープ、麺を入れていく。そしてその台の厨房側にはスライド機構がある板があって、その板の上には具材が置かれて席の順番通りスライドさせ調理していく。奥の席を指定されたのはこのアトラクションの為だったんだ。こういうのは初めて見たが、眼の前で自分のラーメンが出来上がっていく様を見ているのはとてもワクワクして楽しい。これは面白いよ!

241011kouryuumasu00 241011kouryuumasu01 とんぴととりの光龍益『ラーメン』1000円

基本のラーメンを注文。他の客は皆特製を注文していた。卓上に「当店のラーメンには大蒜が良く合います。ご希望のお客様はお申し出下さい」と書かれていた。なのでお願いしたのだが、別皿とかではなく調理中丼の中に大蒜が投入されていた。食べ進める内徐々に味が変化していくものらしい。

241011kouryuumasu02 麺は四角い中細ストレート。具はザク切りの葱。葱本来の歯ごたえと辛味がいい感じ。平メンマ数枚とチャーシュー1枚。チャーシューは三河もち豚石窯叉焼だそうだ。スープは我が望んでいたもので大満足。鶏白湯より若干豚骨醤油寄りな印象。徐々にニンニクが効いてきてラーメンらしいジャンクな味わいが出てきた。スープは少し残してしまったが具と麺は完食した。この店に来れてこの一杯が堪能出来て良かったなーと思えたよ。店主に1000円札1枚を渡し「ごちそうさまでしたー」と声をかけて退店した。本日の目的は無事達成することが出来た。

高井田再

金曜平日。だが我は今日は有給休暇を使った。長かった酷暑の日々を何とか耐え偲んできたのでそろそろ開放していきたい。ようやく関西地方にも出かけられる気温になってきたようなので、大阪日帰り地麺巡りへと出かけることにした。新幹線のぞみの自由席にしたが何とか席は確保出来た。新大阪には朝9時に到着した。エスカレーターの右側に並ぶ光景を見て「ああ大阪に来たんだなー」と感じる。

241011oosaka01 大阪って地麺らしい地麺があまり無いのでなかなか訪れようと思わないんだよね。仮に地方の人が地麺巡り目的で横浜に来るとしたら、横浜家系の有名店が市内外に点在しているし、サンマーメンやタンメン等ラーメンの原点に近いものを提供している老舗店もあるから少しは楽しめると思うんだよ。でも大阪はそれがほぼ無い。地方遠征に行って首都圏で食べられるような綺麗な盛り付けされたラーメン食べても我のテンションは下がる一方だと思う。大阪唯一の地麺として今のところ確認出来ているのは、東大阪市の「高井田中華そば」と言われる系統だ。我は47都道府県の地麺巡りを達成済なのでもちろん再訪問にはなるのだが、地麺巡りのテンションを上げる為訪れる事にした。地麺巡りに老舗要素大事!

241011sky01 新大阪駅からJRおおさか東線、近鉄線を乗り継ぎやって来たのは布施駅。この付近には「高井田中華そば」の元祖のひとつとされる創業1945(昭和20)年の『中華そば住吉』がある。我にとっては約12年ぶりの再訪問となる。店にはちょうど10時頃到着した。前回訪問時の記憶と全く変わらない佇まい。この店は朝型の我にはありがたい事に朝8時半から営業しているので勿論暖簾は出され営業中だ。店前には待ち客の姿は無かったので早速入店した。狭い店内だなー。厨房には若い金髪のお姉ちゃんが2人。12年前はおばちゃん2人組だったので代替わりが出来たのかな?こういう光景が見られるのは嬉しい。厨房回りに年季の入ったL字型カウンター6席のみ。こんな狭かったっけ?歴史の重みを感じる厨房が丸わかりでテンションが高まる。先客は4人いたので一番奥の席に座ろうとするとその前に「何にしましょー」とお姉ちゃん店員に大阪ネイティブなイントネーションで聞かれた。早くもコテコテ大阪感が味わえてシビれた。壁のメニュー表から口頭で注文した。後客2人。

241011sumiyoshi00 241011sumiyoshi01 中華そば 住吉『中華そば』700円

筆頭基本メニューを注文。高井田中華そばの特徴は、かために茹でられた極太ストレート麺と濃い醤油味のスープ。具は青葱とメンマ数本と小さなチャーシューが4枚のっている。飾り気がなく凄くシンプルで我好みの地麺の顔をしている。

241011sumiyoshi02 関東育ちの我からすると関東のうどんに近い印象を受ける。勿論関東のうどんとは異なり鰹出汁等は入っていない。鶏ガラや昆布から出汁はとってスープは作っているらしいが、それがほとんど感じないくらいビックリするくらい醤油の味が濃い。記憶にある大阪の食文化とは異なる味わいなので本当に大阪の地麺なのか?と疑問になるほど。オフィシャルHPから引用すると「高度成長期の中、鋳鉄工場が多くあった土地柄もあり(中略)お客様の要望でどんどん味が濃ゆくなり現在に至る」とある。立派なご当地ラーメンの成り立ちの逸話だ。大阪の人が関東の人間と対立しようとしてよく言われるのが「東京の真っ黒なうどんなんか喰えるかい!」なのだが、高井田中華そばの存在を知っていたら声高にそのセリフは言えないと思う。我は関東育ちなのでこの一杯は抵抗なくスルスルと美味しく食べられた。それでもマルキン醤油の味が濃かったのでスープは残す事になった。現金で支払いを済ませた。「おおきにー」を期待したのだが残念な事に「ありがとうございましたー」と言われてしまった。

さて次はいよいよ今回大阪にやって来た理由となった本命の店へと向かう。アーケード商店街を抜け布施駅に戻る為歩みを進めるのだが、通り過ぎるおばちゃんの乗った自転車のハンドル中央部分に傘の柄が取り付けられる固定器具、傘スタンドと言うらしいが、それがデフォルトであるかのようにほぼ全部取り付けられている有り様を見た。関東ではあまり見た事が無かったので「大阪、いろいろ違いがあって面白いなー」と楽しくなった。

2024年10月 9日 (水)

六角二郎

昨晩から降り続いている冷たい風の影響で11月中旬並に気温が低下した水曜平日。早朝出勤するのは非常に億劫極まりなかったがしぶしぶ傘を開いて家を出た。

241009rokkakuya004 勤め上げた定時退社日。帰宅途中に新横浜ラーメン博物館へ立ち寄る。ラー博倶楽部会員限定なのだが『六角家1994+』が二郎インスパイアラーメンを提供すると聞き興味を惹かれたのでね。老舗家系ラーメン店が二郎インスパイアラーメンを提供するというのは希少価値が高いと思う。到着すると予想通り長蛇の列が出来ていた。だいたい35分くらいで入店着席。売り切れる事なくありつけそうで安堵した。店員は店主含め男女各4人づつ。勿論来客は途切れず常に満席状態。

241009rokkakuya00 241009rokkakuya01 横浜ラーメン六角家1994+『煮玉子入り祐司郎ラーメン 大盛り』1600円

煮玉子入りの大盛を注文。並だと麺量160gだが大盛りだと320gになる。こちらもなるべく二郎に寄せて味わいたかったからね。コールはニンニクの有無と麺の茹で加減のみ。ニンニク有・麺かためでお願いした。六角家ロゴ入りの青磁の丼で提供される二郎インスパイア系ラーメンのビジュアルは何だか新鮮で少し見入ってしまった。

241009rokkakuya02 麺は『六角家1994+』で通常使用している麺のまま。スープも通常の家系のスープだがカエシにカネシ醤油を使っているそうだ。家系と二郎系の融合を目指した一杯。我は昔から家系と二郎系の混合みたいなラーメンに惹かれているところがあるので興味深く味わった。これはちゃんと二郎系に寄せて作られている。ヤサイはもやし100%。きざみニンニク入り。巨大で肉厚な豚(チャーシュー)がドーンと2枚のっていて二郎系の魅力と満足度はきちんと保証されているのが偉い!但しスープはこの店のマイルド寄りで仕上げられたものを使っているので、カネシ醤油を使ったとしても醤油感が若干弱く感じたかな。とにかく巨大チャーシュー入り大盛りだったので「二郎系ラーメンを喰らっている」感は十分堪能出来、腹いっぱいになり満足出来た。肌寒いくらいの気温だったのに退館した時汗が止まらなく余計に肌寒く感じながら家路についた。

2024年10月 6日 (日)

十五家跡

昨日と同様どんよりとした雲が立ち込めた空の日曜休日。幸い雨は降らないようだが…。

今日は市内の新店開拓。場所は港南区日野。根岸近くにある家系ラーメン店『斎藤家』が支店を出したというので行ってみる事にした。場所が何と『十五家』跡地。えっ!十五家閉店してたの?!調べたら人手不足を理由に今年5月31日、27年間の営業を終えていた。家系勃興期からあった店がまたひとつ無くなってしまったか…。

そしてその跡地に今年9月22日に開店したのが『斎藤家』日野店。驚いた事に静岡・京都に続いての4店舗目だという。根岸本店がオープンしたのは2年前の8月だというのに驚くべき出店ペースだ。我は本店のオープン翌日に訪問したのだが師匠の『田上家』店主に厳しい指導を受けていた光景が記憶にあるので、本当におせっかいだが「大丈夫?」って思ってしまった。でも本店の味は良い印象だったから支店にも行こうと思ったわけだけど。

バスを乗り継いで店には開店予定の10分前に到着した。その時点で小さな子連れ4人家族を含んだ8人が並んでいた。急いで後に並ぶ。我の後ろにも数人並んだ。定刻に開店。先客に続いて入店し入口脇の券売機で食券を購入。店内内装は一面黒で入口同様に「一意専心」と書かれていた。店員は男2人女1人。接客は良好。昔は家系ラーメン店って接客が荒いという印象があったけど完全に昔話になったね。客席は厨房回りにL字型カウンター10席。席は指定された。予め冷水入りコップが置かれていた。開店時点で既に数人外待ちが生じていたので人気の高さが伺え期待が高まった。1stロット集団のラーメンが提供された後で食券の回収がありその際に好みを確認された。

241006saitouya00 241006saitouya03 横浜ラーメン斎藤家 日野店

『チャーシューメン並』1000円+『ライス』100円=1100円

根岸の店で吊るし焼きチャーシューを使っていたのでこちらも期待出来るだろうとチャーシューメンをライス付きで注文した。先に提供されたライスに卓上からおろしニンニクと豆板醤、黒胡椒を振ってスタンバイした。

241006saitouya01 241006saitouya02 麺は平打縮れ中太麺。具は家系標準で大きめのチャーシューが4枚のっていた。予想通りしっかり香ばしいスモークチャーシューで選択は正解だった。本店同様、師匠筋の店より『吉村家』直系に近い味わいに感じた。家系ならではの旨味がしっかり出ている。これは行列が生じるのも納得の美味しさ。出店ペースの速さからちょっと訝しむ気持ちが少しあったけどラーメン自体全く問題無かった。スープ完飲の完食。空になった丼をカウンター上に上げて卓上を拭き取りティッシュで口を拭ってから、厨房に「ごちそうさまー」と声をかけて退店した。店外には数人待っていた。こちらの店舗に来るのは大変なので久々に根岸の店にも行ってみたい気持ちになったよ。

帰りもバスに乗って家路についた。終始ハッキリしない空模様だったなー。残りの貴重な休日時間は自宅で休養に充てた。

2024年10月 5日 (土)

雨学芸大

朝から天気が下り坂。予報ではほぼ1日雨となっていた土曜休日。多少疲れが溜まっていたので丁度いいから良い休養だとゆっくり過ごす事にした。…と言いつつ1日家に閉じこもりは精神的に良くないので10時過ぎくらいに傘をさして家を出た。

元町・中華街駅から東横線急行に乗り込み一路学芸大学駅へ。駅から徒歩6分ほど歩いた場所にある『麺処びぎ屋』が本日設定した目的店。2009年7月7日創業。『せたが屋』各店で店主を歴任し独立した店主が立ち上げた店でミシュラン他各種を受賞していて有名な店…らしいが我は何故か存在を知らず今回初訪問となる。静岡とニューヨークに支店があるそうだ。

店には開店予定の10分前くらいに到着したが店前には既に2人並んでいたので後に続いた。3分くらい前倒しで店員が暖簾を出してくれたので順番に入店。その頃には我の後ろに5人くらい続いて並んでいた。入口脇の券売機で食券を購入。こじんまりとしているが木の温かみを感じる内装。席は指定された。水はセルフ。店員は店主と思しき男1人と女店員2人。客席は厨房回りにL字型カウンター7席と4人がけテーブル席1卓。先客2人後客8人。今年で創業15年目だそうだが、開店当時流行りだった食材の蘊蓄が至る所に紹介されていたのが印象的だった。

241005bigiya00 241005bigiya03 麺処びぎ屋 学芸大学本店

『醤油らーめん』900円+『半熟味付玉子』100円+『釜揚げしらすご飯』350円=1350円

筆頭基本の醤油に味玉を付けて注文した。+100円で柚子塩に変更出来るらしい。あとつけ麺もあるようだ。明らかに醤油が自信作というのが明確に伝わってくる。メニューを絞っているのも我的には高評価のポイントだ。更にこちらも明確に推薦しているサイドメニューの釜揚げしらすご飯も注文した。

241005bigiya01   麺はややかために茹でられた中細ストレート。ザクザクした食感が良い。具は白葱、青葱、海苔1枚、穂先メンマ1本、チャーシューは煮豚と焼豚の2種各1枚。トッピングの味玉は黄身しっとり。スープは主に鶏ガラと節系魚介から作っているそうだ。鰹出汁の印象を強く感じた。シンプルだが丁寧に作られた美味しい魚介醤油の一杯。評判になるのも頷ける。美味しくて自然とスープを完飲し完食。大満足。

241005bigiya04 サイドメニューの店イチオシらしいしらすご飯。静岡駿河湾直送と書かれていた。ほかほかご飯に適度な塩っ気のある新鮮なしらす。これを嫌いな日本人がいるだろうかと思ってしまうくらい美味しい。一緒に甘露じょうゆが出されたので思わずかけてしまったが、そのままの方がシンプルに美味しかったので少し後悔してしまったほど。ラーメンもご飯どちらも日本ならではという美味しさで大満足で退店出来た。

本降りの雨が降る中そのまま家路についた。

2024年10月 4日 (金)

町田家訪

241004sky01 雲が多く時折雨が降ったりして蒸し暑く、まだまだ夏日続行の10月上旬。今週も何とか凌いで迎えることが出来た金曜平日の退社時間。天気が気持ち悪いので早々に帰宅しようと思っていたけど、今週を乗り切った開放感を抑えきれず、久々町田に出てみる事にした。

昨年8月末に『町田商店』本店へ訪れたが、町田には古くから全く別の家系店があったのを思い出した。1996(平成8)年4月に創業した『町田家』だ。『たかさご家』系列で現在小田急相模原、新百合ヶ丘、新宿南口の3支店を展開中。それ以外にもこの店出身という家系店は数多い。軽い家系欠乏症にもなっていたので実に約17年ぶりに本店へ訪れてみる事にした。店に近づくに連れ僅かだが漂ってくる豚骨臭。昔ながらの店炊きの家系店だと判る。早速入店。店内隅の券売機からプラ板食券を購入。席は指定され既に冷水入りコップが置かれていた。店員に食券を渡し好みを伝える。店員は男2人。2人共朴訥だが年季から来ているであろう細かな気遣いが見て取れる。客席は厨房回りにL字型カウンター12席。先客4人後客2人。清潔に保たれているがスープの匂いが染み込んでいるであろう店内に流れるFMラジオ。壁に貼られた各種張り紙。どうって事無い店内だけど「あーラーメン屋ってこうだったよなー。こういうのでいいんだよなー。」と妙に懐かしさも感じた。

241004machidaya00 241004machidaya03 ラーメン町田家 町田本店

『ラーメン並盛』800円+『味玉』120円=920円

基本メニューを味玉付き、麺かため・油多めで注文。ミニライス無料サービスタイムに間に合ったのでお願いした。この米不足なのに例えミニサイズとは言えサービスしてくれるのは感謝しかないよ。卓上からおろしニンニクと豆板醤を投入しスタンバイOK!

241004machidaya01 241004machidaya02 麺は軽く縮れた中太麺。家系王道の酒井製麺の麺らしい。もちもちした食感でかため注文でも柔らかい。具は家系標準装備。ほうれん草多めでチャーシューもやや大きめで肉厚。材料費が高値維持してしまっている状態なのに、こういう客が直接判るような所でケチらない姿勢に好感が持てるよ。スープは我の記憶にある『たかさご家』のものよりしっかり家系に寄っている印象。勿論クラッシック横浜家系スタイルの方でね。美味しく食べ進める事が出来てこれも好印象だ。家系ライスで食欲増進しながら食べ進めたので自然とスープ完飲の完食で終わった。冷水をグビグビと飲み干して丼をカウンター上に上げて卓上を雑巾で拭いて席を立った。店の雰囲気も込で大満足の気持ちで退店する事が出来た。

2024年10月 2日 (水)

新店大王

241002sky01 10月に入ったというのに真夏日認定された水曜平日。今日も色々疲れた。

早出出勤の定時退社日だったので早々に会社から撤退。帰宅途中にJR関内駅で下車した。前々から気になっていたイセザキモールに現れた新たな『元祖つけ麺大王』の看板を掲げた店がいよいよ一昨日の9月30日からプレオープンながら営業を開始していると聞きやって来た。『つけ麺大王』と言えば1970年代に急速なチェーン展開をして「つけ麺」という料理を世に広めた存在だが、その勢いは長く続く訳もなくすぐに店舗が激減していった。すぐ近くにある伊勢佐木町店はその貴重な生き残り…のはずだった。まさか令和6年も後半になった現在新たな店がイセザキモールに誕生するとは思ってもみなかった。

早速入店。先客はいない様子だが厨房内は中国語が飛び交い賑やかだった。店員は男1人女3人で全員中国系と思われる。客席は2階もあって食べログ表記だとカウンター4席、テーブル51席とある。先客はいなかったので適当な席に座る。冊子メニューを見て口頭で注文。後客1人。

241002daiou00 241002daiou03 元祖つけ麺大王 伊勢佐木モール店『ラーメン・チャーハン』980円

◯◯店表記が見当たらなかったので仮に伊勢佐木モール店と書いてみる。屋号にあるつけ麺を頼む気ではあった。でもチャーハンとのセットを頼みたかったので探したけどつけ麺のセットメニューは無かった。仕方なくラーメンチャーハンセットを注文した。メニューをみると単品料理が多くアルコールも豊富で完全に町中華チェーン店の様相。

241002daiou01 麺は多加水中細縮れ麺。具はきざみ葱、ワカメ、業務用メンマ数本、チャーシュー1枚。もうね、町中華のチャーハンに付いてくる中華スープに麺と具を入れたものと言っても過言ではない。ワカメのしょっぱさが際立つとてもチープな味わい。比較的肉厚のチャーシューが良かったくらいかな。

241002daiou04 チャーハンは玉子チャーハンで他の具はほとんど見当たらない。ホクホク食感で油感が希薄で炒めた香ばしい感じはあまり感じられなかった。我には味が薄すぎたので卓上のブラックペッパーを大量投入して食べた。一応腹は満たされたので満足してレジで料金を支払い店を後にした。

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開店する前は、看板のデザインから創業三代目が再起を目指し品質を高め立ち上げた自由が丘総本店の系統かと期待していたが実際は違った。名刺の裏に書かれた運営店舗を見て納得したよ。同じイセザキモール内にある『ラーメン黄金』を展開する会社が別ブランドとして立ち上げた店舗みたいだね。言われてみればメニュー構成がそっくりだ。つけ麺大王蒲田東口店も長年経営しているらしいから、店舗拡大期に暖簾分けされ看板を継承していたんだろうね。そういうわけで平日に訪問出来て良かった。早々に家路についた。

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