生麦長浜
8月下旬の土曜休日。空には雲がポツポツ浮いているものの、朝からあの酷暑が戻ってきた感じだ。特に予定は無くゆっくり過ごせる休みの日、本当は外に出たくなんかないけど、経験上の夏バテ防止策として午前中に少しでも歩いて陽の光を浴び体力を維持するというのがあるので10時前に家を出た。
今日は今月8日に鶴見区岸谷にオープンしたという博多ラーメンの店へ行ってみる事にした。岸谷なら少し歩くし、博多ラーメンならこの暑さで食欲も減衰しているから適量かな?と思ってね。京急線各駅停車という心に余裕がある人しか乗っちゃいけない電車に乗って生麦駅へ降り立った。そこから歩いて8分くらいだったかな?目的の店に到着出来た。到着時「準備中」の札が出ていたので暑さから避難する為近くの「まいばすけっと」でしばらく待って営業中の札に切り替わってから入店した。入った途端「中暑いですが大丈夫ですか?」と店主に聞かれた。爺さんを想像していたが意外と若い男だった。確かに店外より確実に暑い。店頭に中型スポットクーラーを設置したり何とか扇風機を置いたりしているがあまり効果はなく熱気を搔き回しているだけな気がする。空調設備を考えずそのまま開店してしまったって感じだ。これはこの夏の間昼間に来店するのは厳しいし、何より熱い厨房に立つ店主は我慢大会の様相を呈しているように思えた。とにかく入店した以上は店内隅に設置された券売機で食券を買い店主に渡した。店主から一番スポットクーラーがあたる席へ誘導され着席。客席は一列のカウンター6席。と言っても小さな椅子が間隔がほとんど無く置かれているので隣席を使用出来る状態にない。前後客の入店が無かったので問題は無かったけどさ。結構強引に開店してしまった様子が伺えた。
『元祖長浜ラーメン』700円+『きくらげ』100円=800円
筆頭の元祖長浜ラーメンを麺バリで注文。現金できくらげトッピングを希望した。他に中華そばや胡麻坦々麺、昆布水つけ麺、もつ煮込みちゃんぽん等意外とメニュー豊富。もつ煮込みとか鉄板焼きとか注文したらいよいよ我慢大会だ。
麺は細麺ストレート。具はきざみ葱、チャーシュー3枚とシンプルだ。チャーシューは比較的美味しかった。有料トッピングの細切りきくらげもいい食感。スープはシャバいタイプで豚骨臭はほとんど感じない。油分は適度。自然なしょっぱさと僅かな酸味を感じるが豚骨の旨味はちょっと分かりづらかった。卓上には紅生姜や胡麻、ラーメンダレが置いてあり味の調整は可能。なので我は満足感は得られた。但し汚い話だが汗が丼内に滴り落ちるのは防げなかった。店主は「あと2ヶ月くらいしたら空調を入れます」と話してくれたがその頃には流石に夏が収束しているので後の祭りだと思う。あと2ヶ月は長いなー。店主自ら倒れないように営業時間を調整した方が良いんんじゃないかと思いながら店を後にした。
この暑さなので早々に帰宅したい。スーパーで食料調達を済ませてから家路についた。汗みどろだったので速攻冷水シャワーを浴びて空調の効いた部屋へ逃げ込んだ。
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