星川星虎
お盆真っ只中の水曜平日。今日も朝から酷暑だが昨日より酷い気がする。最高気温が体温超えで強烈だ。せっかくの平日休暇だがこうも暑いといくら何でも外出するのが億劫になる。それでも体調不良への悪循環を断ち切る為に午前中に日傘を開いて家を出た。少しは陽の光を浴びて歩かないといけない。
今日の目的店は星川駅前に今月11日にオープンしたばかりの新店『麺屋 星虎』だ。「星虎」と書いて「スタート」と読ませる強引さよ。人気が出ればラオタ連は呼んでくれるかもだけど、地元の一般客まで定着させるのはなかなか厳しそう。でも美味しければ「あの駅前の美味しいラーメン屋さん」とかは呼んでくれるとは思う。立地も駅の真ん前で素晴らしい。
我は対面の相鉄ローゼンで買い物をした後開店予定の10分前に店に行ってみると既に2人組が並んでいたのでその後に続いた。定刻に開店した頃には10人超えの行列になっていた。先客に続いて順番に入店し店内隅に設置された券売機で食券を購入し奥の席から着席していく。厨房には店主と思しき男の店員1人でのワンオペ。客席はコの字型カウンター11席。厨房はかなり広く作業はしやすそうだけど店主ワンオペで挑むんだ。全くの新店でワンオペは考えられないので、店主はラーメン店の経験が豊富なのだろう。開店直後に満席になり外待ち客が生じていた。そうしたら店主自ら店の外に出て「店内に入って下さい」と外待ち招き客を店内に入れていた。だから客席の後ろで客が10人以上立って待っている状態になった。これは店主が開店日に熱中症になってしまったらしく、その経験からの配慮だろう。確かにこの酷暑では倒れてもおかしくない事態だから理解出来るよ。ただそうすると客が退店した直後の席に後客が勝手に座ってしまうから、店主からしたら食べ終わった客なのか、注文を待っている客なのかわからなくなってしまうので大変そうだと思った。
麺屋 星虎『醤油らー麺』850円+『味玉』130円=980円
メニューは醤油らー麺と生姜らー麺の2種で塩やつけ麺はまだ準備中だった。筆頭醤油を味玉付きで注文。
麺は中細ストレート。具は水菜、柔らかメンマ、海苔1枚、厚切りの煮豚2枚。トッピングの味玉は黄身しっとり。スープは鰹の出汁感強めの魚介醤油清湯で上品だけど味わい深くラーメンとしての満足感がある。ハッキリ言って美味しかった!スープ完飲で完食の大満足。これは良い店が開店したね。横浜近辺では少数派の系統のラーメンで重宝しそうだ。我は落ち着いてきたらまた訪問すると思う。店内が混雑していたので食べ終わって早々に店を出た。
ネットで憶測を書くのは躊躇するけど、この一杯は既視感を覚えた。先日突如閉店してしまった希望ヶ丘駅近くにあった『麺屋江武里』の「江戸醤油らー麺」にとても似ている印象を受けたので、もしかしたら江武里の移転かもしれないと推測してしまった。我は『江武里』には開店当初に一度訪問しただけなので店主の顔を覚えておらず本人かはわからないのであくまで憶測になる。店名もラーメンもどこか『麺屋武蔵』の面影を感じる店だった。またこの酷暑の中厨房に経つ全てのラーメン店の店主店員は皆過酷な職場環境に晒され身体というより精神的に追い込まれるので、客側ももう少し店側に配慮すべきだよなーと思った。
退店後真っ直ぐ帰宅し冷水シャワーを浴びて空調の効いた部屋へ逃げ込んだ。これは厳しい!
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