嵐前金曜
メディアで大騒ぎしている史上最強クラスの台風はまだ九州付近をノロノロ東へ移動中。関東地方ではその影響を受けて朝から本降りの雨。早朝家を出るのはかなりの気合いを要したが「今日1日乗り越えれば!」と自らを説得し傘を開いて家を出た。通勤電車の中でスマホがピコンピコンと鳴り緊急避難速報が何度も入ったよ。そんな中出勤する我は偉いな!と自画絶賛するしかやってられない。こんな天候の日に無駄に有給休暇を使わず社畜のフリしておいて、快晴の日にゴッツリ使って人生楽しんでやる!と心に誓って出勤した8月末の金曜平日。
何とか勤め上げ一週間の勤務から開放された。退社した頃には雨は止んでいた。でも台風が近づいているので本当は無理せずすぐ帰宅するつもりだったけど、開放的な気分のまま新店開拓をする事にした。市営地下鉄阪東橋駅付近の伊勢佐木モールの、かつて『新潟らーめんがんこ屋』があった場所に今月1日開店した『横浜家系ラーメンあかし家』という店を狙った。今まで営業時間がよくわからなかったのだがSNSで今日は営業していると知ったのでね。店に到着すると無事営業中の札が出ていたので早速入店。厨房にはおじさん店主1人。客席は厨房前に一列のカウンター6,7席。店内には野球のバットやユニフォームが飾ってあった。卓上のメニュー表を見て口頭注文、料金現金先払い。前後客ゼロ。
横浜家系ラーメン あかし家『あかし家特製ラーメン 塩』1350円
屋号を冠した特製メニューを注文。味は塩/醤油/味噌/辛味噌の順で並んでいたので筆頭の塩を選択。好みは麺かため油多めを指定した。基本のラーメンでも950円する。まあ今の時代ラーメンはちょっぴり贅沢な食べ物と化してしまったのでそこに文句を言うつもりはない。問題は価格に見合った満足度のあるラーメンを提供してくれるか否かだ。
基本の具の構成はわからないが特製の内容はほうれん草☓1.5倍、白髭葱、味玉丸1個、バラチャーシュー2枚だそうだ。あと海苔は3枚だった。味玉はかなり冷たかったのでスープに漬けて最後の方に食べた。麺は透明度のある中太縮れ多加水麺。ツルツルした食感だ。スープはまろやかな味で尖ったところは無く濃度も一般的な塩豚骨。通常の家系に比べて鶏油感が希薄に感じらた。つまり所謂家系ラーメンっぽさというものが希薄だったというのが正直な感想だ。店で炊いてるようにも見えなかったので別の場所で作ってるっぽいね。夜通し早朝まで営業しているみたいだから呑兵衛達には使い勝手の良い店なのかもしれない。でも我は呑兵衛ではないので、この価格でどんな特製ラーメンが提供されるのかと期待していたら普通の味玉ラーメンにしか見えないものが提供されたので正直ガッカリした。他の店と比べてしまうのは何だとは思うけどさ、我の好きな『武蔵家』の菊名盛りラーメン(定価1000円)を提供された瞬間に感じられるワクワク感とは比すべくもなかった。一応麺と具は完食して「ごちそうさま」と丼を上げて退店した。
この異様な湿度の中歩いて帰宅した。あまりの不快指数に頭がまともに回転しない。早々に風呂に入りサッパリして空調の効いた自室へ逃げ込みようやく人心地ついた。明日は休み!台風が来て大雨降ったとしても家でゆっくり過ごせるぞ!
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