綱島寸胴
本当に毎回書くのも嫌になるくらい連日猛暑の日が続く火曜平日。あいも変わらず出勤の日々だが退社した時間には小雨が降っており打ち水効果でやや気温の低下が感じられた。その分湿度が上がったけど。
会社からの帰宅途中に電車を乗り換え綱島駅に降り立った。昨日駅前にオープンした新店か目的。正直蒸し暑い台所に立つのが面倒になったのでね。場所は駅改札を抜け徒歩1分弱の『みそ熊』の対面。2008年9月に兵庫県姫路で創業し、主に西日本を中心に年内100店舗展開を目指している独立系ラーメンチェーン店『ずんどう屋』綱島店になる。よく聞く店名だがおそらく初めての入店になる。謳い文句は姫路濃厚とんこつ。
店到着時店外に設置されたタッチパネル式券売機に先客2人が手こずりながら選択中だった。しばらく待って食券購入。そこで先客が手こずっていた理由がわかった。ゴリゴリのセットメニュー推しで単品選択方法が分かりづらい上に麺の種類や味の好み等色々選択しないと購入出来ないシステムだからだ。今の時代、ラーメン単品〇〇◯円!とかお得感アピールするのではなく、むしろわからないようにセット売りする戦略が良いのかね?面倒なのでそれにあえてのってB(チャーハン)セットを選択した。店内に入り店員に食券を渡すと席を指定され着席した。店員は男3人女3人。資本系らしい元気で明るい接客。立ち上げ要員なのかな?内装は黒を基調にして、姫路城をイメージしているのか和風なデザインがされている。厨房も客席も共に広く余裕がある印象。客席は厨房周りにL字型カウンターが約10席、テーブル席は2人卓4つと4人卓2席くらい。先客6人後客5人くらい。
『Bセット(味玉らーめん+チャーハン並)』1500円
セットメニューを選択するとらーめんは味玉付きがデフォルトになるようだ。麺は細麺orちぢれ麺が選択可能。更に麺のかたさ、脂の量が選べる。我は細麺/麺かため/脂ふつうを選択した。
麺は細麺ストレート。かため選択だがあまりかたさは感じられなかった。具は青葱、海苔1枚、トロトロの柔らかチャーシュー2枚、半分に切られた味玉1個。スープは背脂混じりの豚骨スープ。背脂入りだからか若干甘く感じた。はっきり言って既視感がある無難な味わい。
チャーハンは玉子チャーハンだね。味はわりかししっかりしているとは思うが、個人的にあっさりした味わいに感じたので卓上の胡椒を少し投入した。両方共強い引きは感じられないが及第点はいっているので満足し完食した。
もうね、潔いくらいチェーン店感全開の店に感じたね。敷居は低く入店し易いし、女子店員が明るい接客してくれる。店内も広めで居心地が良い空間で、深夜まで通し営業で待つことも少ないだろう。万人受けすることを愚直に目指し店舗を増やす野心を隠さない。良い意味でも悪い意味でも関西の資本系の店だったね。そして気がつけば綱島駅周辺は何故か資本系のラーメン店が多く密集し厳しい生存競争が繰り広げられる地域になってしまった。今後どーなってしまうのだろうね。
店を出ると弱い雨が降っていた。わざわざ傘を開くまでもない。元々じっとり汗をかいていたのでむしろ当たると心地よいくらいだ。でも湿度が不快だから家路を急いだ。
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