味噌鏡花
昨日梅雨明け宣言がされた。関東地方が梅雨入りしたのは6月21日だったのでちょうど1ヶ月くらいの期間だったが体感的には短かったな。そして34℃超えの酷暑の日々が始まることになると思うとうんざりな気持ちになる。とは言え今週無事にやり過ごして金曜の退社時間を迎える事が出来た。
今日は夕方ラー博の新店に立ち寄るついでに出社し仕事をするんだと自分に言い聞かせて出社してきたので、退社後早々にラー博へ直行した。今回は昨日から営業を開始した新店『らーめん愉悦処鏡花』八王子想庵が狙い。「国産小麦の風味と甘味を活かした味噌ラーメン」をテーマにして開催されたラー博ラーメンコンテスト「ラーメン闘竜門」の準優勝店として今月28日までの短期間出店するそうだ。
『らーめん愉悦処鏡花』といえば立川にある有名店だが、その支店で店主は本店創業者である町田店主の実子なのだそうだ。実父の店の看板を掲げる際に親の七光りとか影で散々言われたのではないかと容易に想像がつく。でも今回準優勝ながら結果を出したので、本人も色々な意味で安堵出来たのではないのだろうか。
店に到着した時は幸運にも店前に待ち客はおらず食券を買って店員に渡すとそのままスムーズに着席出来た。だいたい7割の席は埋まっていた。後客も続々来店し外待ちも生じていた様子。我はタイミングが良かったみたいだ。店員は店主を含め男3人と女1人。あ、客席には実父の創業者店主が座っていた。一風堂関係者と雑談しているようだった。
『特別仕様山椒味噌変化』1680円
今日は連食するつもりはないので1日限定100食と書かれた特別メニューを注文した。西京焼豚&紀州生ぶどう山椒増量+味玉らしい。
麺は中太ストレート。具は散切りネギと西京味噌に漬け込んだ後吊るし焼きにしたバラ焼豚4枚、黄身しっとりの味玉丸1個。スープは鶏清湯に山椒香味油が多めに混じる。中央に各種味噌を合わせた味噌玉がのる。まずは味噌玉は放置してそのままの状態で味わう。鶏油は感じるが味としては山椒香味油が支配的で爽やかな印象。それに初めて食べる西京漬け味の叉焼が合うんだね。我は結構デフォルト状態のスープの爽やかさを壊すのが嫌で本当に半分以上食べるまで味噌玉は放置していた。観念して味噌玉を溶かす。米味噌、麦味噌、西京味噌を合わせたものらしいが何となく関西風な上品さを感じる味噌味になった。我も初めて味わうタイプの味噌ラーメンでギミックも多く、いかにも「技巧派なラーメン」という印象が残った一杯だった。豪華で上品な味噌ラーメンを食べられて満足の退店となった。店を出ると大行列が生じていた。
早く冷たいシャワーを浴びたい一心で家路についた。ようやく週末休暇が迎えられる。
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