手打蒼井
ようやく辿り着いた三連休前日の金曜平日の退社時間。残念ながら今日から本降りの雨で三連休後の来週にかけてずっとぐずついた空模様になってしまいそうだ。その分気温は30℃未満に抑えられている。湿度が高いから不快指数は高いままなんだけどね。
今日は先週訪問を見送ったラー博の新店を狙う。今回はラー博ラーメンコンテスト企画「ラーメン登龍門」で三位入賞した『手打ち麺あお井』という店。忘備録としてラー博オフィシャルで公開されていた情報を要約すると、店主は『博多一風堂』出身で社内暖簾分け制度という社内独立システムで独立して一風堂数店舗の運営を任されていた人物。その後一風堂運営会社「力の源カンパニー」運営で開店した『とら食堂』福岡分店に自ら志願ししばらく店長を務め、その後店舗ごと経営権を買い取り独立経営しているのだそうだ。なかなか凄い経歴だ。
今回のコンテストのテーマは「国産小麦の風味と旨味を活かした味噌ラーメン」。それに合わせて作ったラーメンは『とら食堂』で提供しているものとは大きく異なるものなので、別の店名『手打ち麺あお井』としてラー博にて16日間限定で出店する。といっても今日入れてあと4日の営業で終了してしまうのだが。
会社を退社すると同時に気持ち小走り気味にラー博へ向かった。というのは屋号にも入れているほどウリであるはずの手打ち麺が1日120杯限定販売だった為日々夕方を待たずして売り切れていたからだ。まあ手打ち麺を毎日100玉以上準備するのは大変なのはわかっているのだが…。それが幸運な事に今日から30玉増しの限定150杯提供になったと聞きこれならギリギリ間に合うかも!と急いで店に向かったわけだ。結果…間に合った!売ってた!急いで食券を買って店前に待ちは無かったのでそのまま入店し店員に食券を渡して席に案内してもらった。店員は店主を含め男4人女2人。客入りは常時ほぼ8割以上だった。冷水を飲みながら安堵していたら厨房から「残り9杯で-す」という声が聞こえた。あっぶねー。
手打ち麺 あお井『手打ち味噌ラーメン~素材の旨味~』1200円
筆頭看板メニューをデフォルトのまま注文。数量限定ではない方は「機械打ち製麺」と正直過ぎる表現を用いていた。食べられなかった人は残念感が増してしまい可哀想なので普通麺ぐらいの表記にしておいた方がいいのでは…。具は水菜、エリンギ、糸唐辛子、角切りメンマ、大判の肩ロースチャーシュー1枚。スープは一口飲んで「あ!この粒粒感!我が大好きなヤツだ!!」とわかった。大豆を磨り潰して作る日本各地に伝わる郷土料理「呉汁」からヒントを得て磨り潰した大豆を大量投入しているとか。白味噌と赤味噌をブレンドし、更にバターや背脂を加えてラーメンらしいスープに仕上がっていた。割とハッキリした味噌味で大好きだ。
名門白河『とら食堂』で修行した店主だけあって素晴らしい食感の手打ち麺。この独特の縮れ具合が、粒粒感のある味噌スープをよく絡ませて口まで運んでくれるんだ。こんなの間違いなく美味いって!文句なく完食!もうねコンテストの順位とか関係ない。純連すみれ系より好きかも知れないと感じているぞ。店主は元々横浜出身で『博多一風堂』ラー博店のアルバイトからラーメン人生が始まっているそうなので、何とかこの屋号のままこの味噌ラーメンを提供する店を横浜市内に出店してくれないかなー等と妄想しながら最後の方は食べていたほどだ。大満足だ。
来週18日から準優勝の店が営業開始するのでそちらも目が離せないな。全くすっかりラー博の良い客になってしまっているよ。
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