正道再訪
猛暑の中京急空港線大鳥居駅近くにやって来た。約2年前に遡るが、この辺りにある「ラーメンショップの祖」の一つであると言われる『GOODMORNINGラーメンショップ』に2度目の訪問を試みていた事がある。臨休を何度も喰らってその度に周辺のラーメン店を代替えとして調べていたのだが、その中に『らーめん正道(まさみち)』という店があった。我がラーメン食べ歩きを本格的に始めた頃は大田区に通勤していたので、周辺の店をしらみ潰しの如く訪問していた。その時この店にも入店したことを思い出し懐かしく思い再訪問したい気持ちを抱いていた。今日はせっかく近くに来て開店時間に訪問出来そうだったので立ち寄ってみる事にした。何と約17年越しの再訪問だ。
開店予定から約15分後くらいの時間に店へ到着した。店前に待ちは無くすんなり入店した。入口脇の券売機で食券を購入し店主に食券を渡す。年配店主のワンオペ。店内は狭く空調は動いているようだが厨房から出る熱の方が強く役に立っておらず結構暑かった。そんな中でも店主は黒い長袖を着て調理をしている。客席は厨房前に一列5席のカウンター席とテーブル席は2人卓と4人卓が各1席。先客は男ばかり5人もいたが全員ラーメン提供待ちの状態。全員黙っているが少々苛ついているのが伝わってきて嫌な予感がした。後客は来なかった。
筆頭基本メニューを注文。太麺か細麺を選択可能なようだが好みも含め何も確認されなかった。何と食券を渡してから30分待ってようやく提供された…。ライスは無料サービスらしいが保健所からの指導とかでセルフではなく店主がよそるシステムだった。我は連食だった為遠慮した。
麺はもちもち感を感じる中太縮れ麺。具はきざみ葱、ほうれん草、海苔2枚、ホロホロ崩れた叉焼1枚。スープは豚骨寄りのクリーミーな豚骨醤油で約17年前の写真と比較する限りだいぶ変わっているようだ。これがねー、今のように家系ラーメンがどこでも食べられるように拡散される前の時代に多く見かけた豚骨醤油ラーメンの味わいに似ていて懐かしいー!って思ったね。こういうのも当時を知る人でないと伝わらないと思うけど。崩れかけの濃い味付けの叉焼も最近見ない懐かしいやつだった。総じて安心感があり普通に美味しい一杯で満足は出来た。狭い店内に先客が5人もいたのが理解出来たし長年地味に営業を継続出来た理由も納得した。と同時に長年営業を続けていても特に評判になっていない理由も悲しいかな理解する事になった。ここの店主は接客は悪くはないけど明らかに手際が悪い、と素人ながら見て取れたから。室温が高かったので長時間滞在する事となり退店出来た時は安堵したほどだ。
大鳥居駅から京急に乗ろうとしたが人身事故が発生したらしくダイヤに乱れが生じ行き先も変更されたりしていたので東神奈川駅からJRに乗り換え家路についた。午後2時くらいの帰宅になってしまったが、急いで西陽が差す窓の雨戸を閉め部屋が熱を保たないようにして空調を入れて、布団などを取り込んでから冷水シャワーを浴びてようやく人心地がついた。空調が効いた部屋でしばらく横になっていたら昼寝をしてしまった。




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