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2024年6月 8日 (土)

庵野人生

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梅雨入りは来週以降になりそうで週末2日はまだ爽やかな外出日和になりそうとの予報だったので、これ幸いと以前から計画していた名古屋へ行ってみる事にした。朝6時半前には家を出て朝9時には名古屋へ到着していた。

遡る事約5ヶ月前に一泊二日の長野旅行へ出かけた。その2日目に善光寺へ訪れたのだが、そのすぐ近くにある長野県立美術館で「庵野秀明展」が開催されていた。事前知識も無く本当に知らなかったのだが「面白そうだな」と当日入場券を購入し観覧した。我からすればとても懐かしいモノで溢れていて面白く満足度の高い体験が出来、何だか得した気分になった。ただ突発的に訪れたので気分的にゆっくり観覧する事が出来ず、何より図録を購入出来なかったのが大きな心残りとなってしまった。旅の途中という事もあり、手に取った時あまりの大きさと重量に気が引けて「帰宅後通販で購入すればいいや」と思って買わなかったんだよ。そうしたらこういう展示会の図録は基本会場のみで購入可能なものと初めて知り更に後悔が深まった。でもその後巡回展示が名古屋に移り今年の4月13日から開催されると聞いて嬉しくなった。名古屋なら長野へ行くより断然楽だし、会場も今年3月に訪れた「北斗の拳大原画展」と同じと知ったので早速4月上旬の時点で前売り券は購入済。奇しくもTV版エヴァンゲリオン等を制作していた㈱ガイナックスが破産報告した翌日、満を持して訪問することにした。

会場には開場20分も前に到着してしまったが入口前に既に5人並んでいたのでその後に続いて待つことにした。定刻に開場する頃には30人以上の並びが生じていた。

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庵野秀明展 愛知展

観覧2回目という事もあり個々の創作作品の展示物はほぼ把握出来ていたので、今回は庵野秀明という個人の軌跡全体に自然と焦点が合い、展示内容全体を俯瞰して観る事が出来た。

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この人の何が凄いって「子供の頃から夢中になったもの、好きなものへの情熱を貫き通した」事にあるんだと思う。

240608annoten03240608annoten04 240608annoten05 彼が過ごしてきた少年時代は今みたいに特撮や漫画、アニメの事を「世界で評価されるジャパニーズカルチャー」みたいに明るく肯定された視点で言われる遥か以前の頃だ。「オタク」だ「根暗人間」だと世間から意味もなく蔑まれ犯罪予備軍みたいな視点で見られていた事は容易に想像がつく。でも彼はこの笑顔だよ!好きな事をやっていたからだ。

240608annoten07240608annoten08 山口県宇部という田舎で生まれ育ち、インターネットなど姿形も無い頃なので情報入手もままらなかったはずだ。「それでも」というか「だからこそ」なのか、心無い事を言われたとしても彼は夢中で描いて、作って、創作し続けた。そしてそれをそのまま現在に至るまでほぼ変わらずやり続け貫き通した事が偉大だなと感銘を受けたよ。

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好きな事をひたすらやり続けるというのはそう簡単な事ではない、とここまで生きてくれば理解出来る。周囲からの視線・言動で大抵の人は心が揺らいで不安になって離脱してしまいがちだから。

240608annoten11240608annoten09 時代は変わってもあいも変わらず「コミュ障」やら「チー牛」やら「キモい」やら、他人を蔑む言葉を生み出し撒き散らす輩。しかしそれ以上にそういう他人の考えた言葉を、尻馬にのって平気で使い赤の他人にマウントを取っていると勘違いしているような輩がどうしようもない。その言葉を使っている時点で操られているのが自覚出来ていない。他人に絡む事しか存在意義を見いだせない哀れな人間も残念ながら少なからず存在しているのが厄介。

240608annoten14 240608annoten13 我が心の師である水木しげる御大からいただいた言葉「好きなことをやりなさい」を思い出したよ。そしてそれは性別年齢に無関係だ。今からでも好きな所に行って好きな事をすればいいのだ。

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深い感銘を受け観覧を終える事が出来た。今回の大きな目的だった図録はもちろん、ちょっとしたグッズも無事購入出来、大満足で退館した。帰宅後読むのが楽しみだ。

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