一風炒飯
新橋から東海道線及び横浜線を乗り継いでやって来たのは新横浜ラーメン博物館。目的は昨日訪問したが売り切れだった『博多一風堂1994』フィナーレ第2弾、題して「さぶちゃんへ愛をこめて」。かつて神保町にあった半チャンラーメンの元祖と言われた老舗ラーメン店『さぶちゃん』へのオマージュとして炒飯をメインに提供するそうだ。いかにも我好みで期待出来る限定メニューだ。正午過ぎの到着だったので館内はいつもより賑わっていたが、店前に待ちは無く食券を買って店員に渡すとすんなり店内に案内された。あー創業者の河原成美氏が丼の片付けをしている貴重なシーンを目撃。でも流石に写真撮影はまずかろうとやめておいた。店員は男5人女3人くらい。先客9人後客は次々と来店していた。ラー博は平日でも昼はこんなに賑わうんだね。そりゃ100食だと夕方まで保たないで売り切れるはずだよ。
『さぶちゃんへ愛をこめて』1500円+『一風堂とんこつコロッケ』300円=1800円
やっぱり炒飯がメインでラーメンは小ぶりの丼で提供された。せっかくの平日昼間に乗り込んだので限定30食のとんこつコロッケも合わせて注文した。そうしたら本日2軒目なのにテーブルの上は豪華な布陣になってしまった。
醤油味が効いている我の大好きな味の日本の炒飯。「幻のとんこつ醤油ラーメン」で使われたもろみ醤油で味付けているそうだ。具材は葱、玉葱、キャベツ、玉子、チャーシューのきざみ。紅生姜が添えられている。熱々で王道な美味しい炒飯。一口目食べた時「何だよ!一風堂、やれば出来るじゃん!」と、どこから目線だよとツッコミされそうな感想が浮かんだ。「一風堂クロニクル」シリーズではかなり風変わりなラーメンばかりを食べさせられていたからね。こういうノスタルジック寄りのメニューは嬉しい。勿論美味くて一粒も残さず綺麗に完食した。
『さぶちゃん』と謳いながらラーメンではなく、町中華の炒飯に付属する鶏ガラスープをイメージして作ったであろう一杯。何しろ麺は雲呑の皮を麺状に包丁切りしたものを使っていた。雲呑も1個入っていて餡は豚肉と玉葱。美味しかったけど炒飯の脇役を見事に演じていた。
1日限定30食という高ハードルのサイドメニュー「とんこつコロッケ」。中はじゃがいもメインと挽き肉入り。千切りキャベツと別皿でソースが付く。何が豚骨なのか?と言うとじゃがいもを一風堂の豚骨スープで煮込み、挽き肉はラーメンで使っているチャーシューを使用しているからだそうだ。ハッキリ言って味は王道のコロッケ。揚げたてで表面カリカリで衣は厚く中ホクホク。街の商店街で食べるものと同じくらい美味かった。ラー博で予想外に満足度が高い食事が出来、大満足で退店した。
その後本来の用事を済ませ買い物をして帰宅。過ごしやすい気候で個人的には充実した平日休暇を堪能出来た1日だったと思う。
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