日吉善治
曇天の金曜平日。退社時間を迎えようやく開放された思いだ。
自由の身になった気分で久々に日吉駅に降り立った。駅前浜銀通り中程に今月19日オープンした新店『らぁ麺善治』が本日の狙い。横須賀中央に本店があり既にFC展開をしていてここが4店舗目だという。到着時店前には待ち客無し。早速入店。入口脇に券売機。男の店員3人と女の店員1人。客席は厨房前に一列5席と背中合わせで窓際に一列4席のカウンター席。先客8人後客3人…と思ったら2階席もあるようだ。薀蓄には「祖父の集大成としてのラーメンを孫が引き継ぎその名を店名にした」「東京下町出身の遊び心で店舗の随所に江戸の雰囲気を取り入れた」とある。店内BGMは三味線の演奏曲がエンドレスで流れていた。
『淡麗醤油らぁ麺』900円+『うなぎ丼』380円=1280円
ラーメン店のサイドメニューに鰻丼があるのは初めて遭遇した。気になって最初に食券を買った。ラーメンの方は醤油と塩、各々濃厚と淡麗が選択出来た。鰻丼に合うのは淡麗醤油かなと思って注文した。
盛り付けでも個性を演出しようとしてるのがわかる。麺は全粒粉入りのパツパツ細麺。その上にきざみ葱、柔らかメンマ、江戸菜(小松菜)、小ぶりの炙りチャーシュー1枚。中央には乾燥梅1個。スープは単なる水鶏ではなく動物系の旨味強めでありながら上品に仕上がっている印象を受けた。薀蓄によると鶏ガラ・豚骨・牛骨を低温で炊き出し鰹節と昆布を合わせ、帆立入りのかえしで味付けたとある。我の好みの方向性とは正直違うけど、なかなか美味しかった。
そして鰻丼。ラーメンとの面白い組み合わせ。当然作り置きでラーメン店のサイドメニューの域を出ていないけど、意外と身はふっくら感がありスーパーで安く売っているものよりは質が良く美味しく感じた。機会があれば濃厚スープの方も試してみたい。FC店ながら横浜市トップクラスのラーメン激戦区にあえて乗り込んでくるだけはあるなーと感じた。満足の退店となった。
明日から休み。ゆっくり休養したい。
コメント