一風極新
火曜平日。葉桜の時期になったら途端に天気も安定し気温も暖かくなった。でも明日はまた雨が降ると言われている。
会社帰りにまたもや新横浜ラーメン博物館へ。明日訪問するつもりだったが雨の中は嫌なので今日行ってしまう事にした。「あの銘店をもう一度」は出店完了してしまったとはいえ、『博多一風堂1994』は引き続き残り25日間だが営業続行。店舗到着時食券機の前には誰もおらず食券購入後店員にすぐ席を案内された。河原成美氏を含め男7人女2人の店員。先客は5人だけ。そんな感じだからか、我の対面にあるカウンター席に河原成美氏が座りノートPCを見ながらテレビ?の前打ち合わせみたいな事をしていた。後客は7人くらい来たかな。
「一風堂クロニクル」第5弾として今週も限定100食で提供されたのは「極新味」。これは一風堂2大看板メニューとなっている「白丸元味」と「赤丸新味」の発売10年を記念して作った限定メニューのリバイバルなのだという。無事食券は購入出来た。この店の限定メニューは提供数量が結構シビアなので夕方には売り切れになるパターンが多いのだが、流石にこの価格帯になるとなかなか注文されないようで昨日はXでまだ余裕があるアナウンスをしていたほどだ。この店舗で3000円のメニューを注文した経験があるので感覚が麻痺しているのかも知れない。
「一風堂クロニクル」で提供する限定メニューは創業者河原成美氏が「ラーメンの可能性を探る」を主題にしているそうなので、今までラーメン業界に導入されていないような様々な料理の調理法を試している実験メニューだと理解している。なので売れるか売れないかはあまり意識せず、実験の結果美味しいものが作れた時のお披露目として提供しているのではないかな?と、このシリーズを食べ続けている内に推測出来るようになった。
大きなオリジナル丼で提供された。麺はかために茹でられた特製中太ストレート。具は青葱ときくらげ、素揚げした牛蒡、塩味玉半個、モモ肉、バラ肉、肩ロース肉、3種のチャーシューは見た目以上に美味しく元々の肉質の良さを感じられるほどだった。今回のスープは鶏白湯に従来の豚骨スープを合わせたそうで、これまでの「コンソメヌードル」や「オイスターチャウダーヌードル」に比べれば、本来のラーメンらしさを追求した味になっていて、流石に美味しく満足度も高い。無意識にスープを飲み進めてしまうほどだった。
具の最大の隠し玉は牛蒡の下に仕込まれた黄色い茶碗蒸し。昆布と鰹の純和風の味わいで崩していく内にスープがみるみる和の味わいに変化していく。
別皿で提供された一口大のご飯の塊はアップルバターライスでスープをかけて雑炊にして食べるよう店員から説明があった。我が好きでよく食べるバター醤油ご飯より爽やかな甘みがあり、なかなか美味しかった。
更に別皿にある「ヌーベ」なる謎の塊。「提供時店員から後半に入れて味変をお楽しみ下さい」と説明された。試しに単体で少し食べてみたら醤油をゼラチン化した塊みたいだった。これをスープに溶かすと醤油の味が広がり更に和風、というよりやっぱり豚骨醤油に近い味になった。元の味、茶碗蒸しを溶かした味、ヌーベを溶かした味、それぞれ美味しかったのだが、味変を楽しむにはスープの量が少なかった。後半かなり慌ただしくなって終了となってしまい、満足感を堪能する暇がなかった。つまり色々詰め込み過ぎている印象が残った。とは言え結果的にスープ完飲完食に至り満足の退店となった。








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