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2024年4月12日 (金)

銘店巡終

新横浜ラーメン博物館創業30周年記念企画として2022年7月1日からスタートした『あの銘店をもう一度』シリーズ。それは過去ラー博へ出店した国内外の銘店達を再集結させる「2年で味わい尽くすラー博の30年史」という謳い文句で幕を開けた。以前からラー博の過去出店リストを見て「この店行ってみたかったなー」と思う事が多々あったので発表された時は期待に胸が高まった。折しも2022年はコロナ禍がなかなか収束を見せなかった時期。移動制限があった為、我の趣味でもあった地麺巡りも封じられていた。フラストレーションが溜まっていた事もあり、この企画に全乗っかりして徹底的に楽しんでやろうと決めた。

ところがラー博側から今回『六角家1994+』の出店をもって「あの銘店をもう一度」は終了すると公式にアナウンスされた。先に書いた通り我はこの企画に前のめり的に楽しんでいたので、この発表はあまりに唐突で受け入れ難かった。ハッキリ言って不完全燃焼で収束してしまう事に不満を感じた。というのは過去の出店リストの中で再出店していない店が多数残っていたからだ。残っているのは『旭川らぅめん青葉』@旭川、『いのたに』@徳島、『らーめんの駅』@札幌、『二代目げんこつ屋』@東京、『匠』、『らー博厨房』、『麺翁百福亭』『NARUMI-IPPUDO』の8店舗。但し今回の企画の注意書きに「本企画は歴代出店店舗から一部企画店を除いた約40店舗が出店予定です」と書かれていた。なので後半4店舗は企画店として除外されても仕方がないが、前半4店舗が出店しなかったのは残念過ぎた。

しばらくは受け入れ難い結末だとショックを受けていたけど、落ち着きを取り戻した今となっては無理も無い事だとラー博側に心から感謝したい気持ちになっている。歴代出店数は現在全50店舗にものぼるが、出店していた当時とは事情が異なるし各々の都合を抱えているはず。冷静に考えてみれば多数の独立体が参加するイベントが全くの計画通りに事が進む方が奇跡に近いと容易に想像出来る。出店する順番のロードマップを明かさず出店直前の公表方式をとっていたのはそういう理由だろう。ラー博側も『青葉』や『いのたに』にも最後の最後まで粘り強く交渉していたんだと思うよ。再出店してもらえなかったのは我々以上にラー博側が悔しかったに違いないのだ。

先に書いた通り世界を襲ったあのパンデミック禍は、地下飲食店を主としているラー博にとっては最大の危機だったと思う。度重なる休館、空調やアルコール洗浄等の嵩む設備投資費、当てにしていたインバウント客の激減等、傍から見ても最悪閉館してしまうじゃないかと思っていた。それらを覆し取り戻す意気込みで望んだであろう今回の大イベント。よくもこれだけの有名店のリレーを繋げさせたなと思う。そして我も全店制覇出来て十分以上に楽しませてもらった。今となっては感無量、大感謝だ。風前の灯状態だった銘店『六角家』をレギュラー店として復活保管させるというのも美しい結末だったと思う。

『博多一風堂1994』の企画出店は続いているし、6月には新たな51店舗目の出店も控えているという。今年も新横浜ラーメン博物館へ通う日々が続きそうだ。

240412raahaku04

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