一風辛麺
また天候は不安定、気温も低下した火曜平日。明日は1日雨の予報だったので1日早めに会社帰りにまたラー博へ立ち寄る。
いつものように『博多一風堂1994』へ。あと3週間足らずで卒業。もう少しだ。今週は特別創作メニューではない。レギュラーメニューの原点復刻シリーズ最終第3弾、「からか麺」の提供開始時復刻バージョンになる。けれども我は今まで一風堂訪問時「からか麺」を注文した経験がない。今回お初。てっきり「赤丸新味」の辛さを強調したメニューだろう?と想像していたのだが、「赤丸新味」より7年も前に提供開始していたメニューなのだそうだ。今日はちょっと肌寒いくらいだし辛いラーメンを食べるにはちょうど良かろうと判断した。レギュラーメニューだからてっきり来月12日の卒業まで提供を続けるのかと思っていたら、今週平日5日間の1日100食限定提供に急遽変更された模様。食べるなら早めに食べておくに越したことはない。
店に到着した時店前に客無し。食券を買って店員に渡すと「お好きな席へどうぞ」と言われ適当な席へ座った。厨房には河原成美氏の姿はなく店員は男5人女1人。先客3人後客1人。
博多一風堂1994 『煮玉子入り からか麺1989』1250円
煮玉子入りメニューを注文。食券購入時に麺バリカタ指定。低加水縮れ細麺との事だが縮れが弱くあんまり違いがわからなかった。基本の具は肉味噌と青葱のみ。追加トッピングにあたる煮玉子丸1個は黄身トロリ。肉味噌は麦味噌をベースに玉葱と豚ミンチをラードと胡麻油で炒めたものと合わせたらしい。スープは一風堂基本のクリーミーなタイプとは違って、油が表面に浮いているし、他の本場博多豚骨のスープに近い気がした。『一蘭』の秘伝のタレ多めにしたみたいな印象。思ったより悪くない。辛いけどあまり抵抗感なくスルスルと食べてしまった。これは意外だった。
対立概念でもないけど我は『博多一風堂』より『一蘭』の方が好き。けれどもその差が何なのか自分でも分からずにいた。『博多一風堂』は接客態度はとても良く行き届いているしサービスも良いし、店自体に全く悪い印象がないのに何故よく似た『一蘭』ほどハマる事が出来ないのだろうか?それが今回の「一風堂クロニクル」という企画を通して色々と知る事が出来た。一風堂原点のスープは豚頭のみ100%使っているからあの滑らかな口当たりのスープになっているそうなのだが、我はその豚頭のスープの味にハマる事が出来なかったんだと思う。豚骨の部位による味の違いまでは流石に理解の外だった。またラオタとしてタガが外れる音を聞いてしまった気がする…。今の一風堂レギュラーメニューは豚頭だけではなくゲンコツも使っているそうなので、現行メニューを食べたら印象が変わるかも知れない。通常の店舗に訪れ比較してみたいな、という気持ちになった。満足して退店する事が出来た。
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