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2024年4月28日 (日)

渡辺二二

4月最後の日曜休日。相変わらず気だるい体調ではあるが、朝から青空が広がったので幾分調子が良くなった。

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せっかくの連休なので昨日に続いて都内の店を訪れる事にした。本当は昨日訪れるつもりでいた高田馬場の魚介豚骨の名店『渡なべ』が創業22周年を迎え、その周年限定メニューを狙った。2年前に「20周年記念限定メニュー」を食べており、その時の美味しさが忘れられず…と言うのが訪問理由になる。店には開店予定の13分ほど前に到着したが、既に先客2人が待っていた。この程度で済んで良かったよ。しばらくすると我の後ろにも人の並びが生じていた。定刻2分過ぎに開店。入口脇の券売機で食券を購入し店員にそれを渡す。厨房には男の店員2人。客席は以前と変わらず厨房周りのL字型カウンター8席のみ。奥の席から順番に着席。初回で満席になり外待ちも生じていた様子。

240428watanabe00240428watanabe01 渡なべ

『渡なべ22周年記念らーめん』1600円+『固茹で味付玉子』150円=1750円

周年記念メニューのテーマは通常のレギュラーメニューである濃厚魚介豚骨をグレードアップさせた「もっと美味しい渡なべ」。具体的には昆布と豚骨の量を増しているとか。YouTubeチャンネルで「通常の倍以上の材料を突っ込んだからといって倍美味しくはならない」と嘆いていたところを見ると本当に相当の材料費を投入した一杯になっているのだろう。2年前より300円増しの価格設定にされている。今年の味玉は「固茹で味付玉子」。こちらもトッピング注文した。

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麺はややかために茹でられた中細ストレート麺。具は白葱、青葱、巨大メンマ3枚、肉厚で大きめ食感トロトロの豚バラチャーシュー1枚。トッピングの固茹で味付玉子丸1個。2年前の周年限定のスープは色が黒く味もビターな印象だったが今回のものはバランス重視になったのかやや明るめの色合いになっており味わいもマイルドになっていた。それでも濃厚な味わいで美味しい。濃厚過ぎると普通だったら「食べたそばから飽きてくる魚介豚骨」になるはずなんだよ。でも「濃厚魚介豚骨」のパイオニアであるこの店は流石にそんな事態に陥らない技術の蓄積があるからか、本当にレンゲが止まらない状態になる。世間の一部では魚介豚骨を「またお前かよ」を略して「またおま系」等と呼ぶ輩がいるそうだが、そういう奴らは単純に本物に出会えていないのだろうなーと上から目線で蔑んでしまう。本物の魚介豚骨ラーメンはそれほど美味しい。個人的にはラーメンでしか味わえない美味しさなのでラーメンの本流のひとつだと思っている。当然ながらスープは一滴も残してなるものか!と当然の完飲。固茹で玉子も濃厚魚介スープに素晴らしいマッチングを見せていて完食。丼の中をすっからかんにして冷水を飲んで口をティッシュで拭ってから店員に「ごちそうさまでしたー」と声をかけて退店した。本調子の体調ではない中の訪問だったが後悔は全く無かった。

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西早稲田駅からみなとみらい駅まで各駅停車に乗って横浜に戻り、他にどこにも寄らず真っ直ぐ家路についた。午後は清々しい気分で干していた布団を取り込み昼寝をした。

2024年4月27日 (土)

曇新橋塩

GW前半三連休の初日の土曜休日はどんよりした雲で覆われ小雨が降る朝で始まった。今年はGW期間中旅行の予定は入れていない。去年この時期に体調を崩した記憶を思い出し、更に過去を思い返すと例年体調を崩す傾向にある事が解ったからだ。現時点では一応発熱や喉の腫れ等の異常はないのだが、常に眠気を纏っている気分で心の方も安定しない。だから体調を崩してしまう前に自ら注意喚起した。ただこんな天候では1日部屋でゴロゴロ過ごして夕方を迎えてしまう事が容易に想像出来た。そうすると後悔の念で余計に心が落ち込んでしまう事も想像出来た。なので早めに出発して早めに帰宅する事にした。ダラダラしようとする自分に活を入れ強引に朝9時前に家を出た。

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心が不安定になっている影響を受けて、家を出る直前に今日の目的店を変更した。地方遠征しない代わりにせめて都内へ!と思って、やって来たのは新橋駅。最初誤ってニュー新橋ビルに行ってしまったが、目的の店は駅の反対側にある新橋駅前ビル1Fにあった。2021年8月20日に開店した「はるちゃんラーメン」。所謂「ちゃん系」の店だ。開店時間は朝10時だったがその7分前くらいに店に到着した。店前には誰もいない。食券を買ってから並ぶよう張り紙が貼られていたが、タッチパネル式券売機も電源OFF状態。狭い店内では店員1人が賄いラーメンを食べていた。中国系の若い女店員1人で切り盛りしているようだ。開店時刻になってようやく動き出し券売機も起動時間がたっぷりあって3分弱待たされようやく食券を購入出来た。現金使用不可で電子マネー決済のみ。着席した頃には後ろに4人くらい並びが生じていた。客席は厨房周りのL字型カウンター6席のみ。狭い。卓上の紙コップを取りピッチャーから水を注ぎ提供を待った。

240427haruchan00240427haruchan01 はるちゃんラーメン

『中華そば』1000円+『はるたま』250円=1250円

こちらの店は塩専門という特徴がある。しかも標準の中華そばと特製中華そばしかない。もり中華(つけ麺)は存在しない。

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ビジュアルが今まで訪れた「ちゃん系」の店とは結構違いがあるものの、スープがなみなみと注がれて田舎臭い美味そうな我の大好きな顔立ちをしていた。麺はちゃん系御用達のだるま製麺製のつるつる食感の平打ちのややウェーブがかかっている白い麺。具はきざみ葱と柔らかメンマ、海苔1枚、桜麩1枚、やや厚めに切られたバラチャーシューが4枚くらいと細かいチャーシュー屑が入っていた。トッピングの「はるたま」は高価だったが普通のものとそう変わらない印象。スープは煮干出汁が効いた塩味の豚骨清湯。他の「ちゃん系」ほどしょっぱさは控えめでじんわりと程よい味わいになっているのがまた良い。朝ラーメンとしてとても良い。後半卓上の胡椒を少々投入したがやっぱり胡椒との相性が良い設計がされている。文句なくスープ完飲の完食。やっぱり我は「ちゃん系」好きだなー。丼を上げてカウンターを拭き紙コップをゴミ箱に捨てて退店する頃には店前に6人ほどの行列が生じていた。この人気も納得だ。

その後秋葉原に出て買い物をして桜木町に戻り駅前のサミットストアで食料調達をして午後1時過ぎに帰宅した。少々家事をした後惰眠を貪った。

2024年4月26日 (金)

日吉善治

曇天の金曜平日。退社時間を迎えようやく開放された思いだ。

自由の身になった気分で久々に日吉駅に降り立った。駅前浜銀通り中程に今月19日オープンした新店『らぁ麺善治』が本日の狙い。横須賀中央に本店があり既にFC展開をしていてここが4店舗目だという。到着時店前には待ち客無し。早速入店。入口脇に券売機。男の店員3人と女の店員1人。客席は厨房前に一列5席と背中合わせで窓際に一列4席のカウンター席。先客8人後客3人…と思ったら2階席もあるようだ。薀蓄には「祖父の集大成としてのラーメンを孫が引き継ぎその名を店名にした」「東京下町出身の遊び心で店舗の随所に江戸の雰囲気を取り入れた」とある。店内BGMは三味線の演奏曲がエンドレスで流れていた。

240426zenji00240426zenji03 らぁ麺 善治 日吉店

『淡麗醤油らぁ麺』900円+『うなぎ丼』380円=1280円

ラーメン店のサイドメニューに鰻丼があるのは初めて遭遇した。気になって最初に食券を買った。ラーメンの方は醤油と塩、各々濃厚と淡麗が選択出来た。鰻丼に合うのは淡麗醤油かなと思って注文した。

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盛り付けでも個性を演出しようとしてるのがわかる。麺は全粒粉入りのパツパツ細麺。その上にきざみ葱、柔らかメンマ、江戸菜(小松菜)、小ぶりの炙りチャーシュー1枚。中央には乾燥梅1個。スープは単なる水鶏ではなく動物系の旨味強めでありながら上品に仕上がっている印象を受けた。薀蓄によると鶏ガラ・豚骨・牛骨を低温で炊き出し鰹節と昆布を合わせ、帆立入りのかえしで味付けたとある。我の好みの方向性とは正直違うけど、なかなか美味しかった。

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そして鰻丼。ラーメンとの面白い組み合わせ。当然作り置きでラーメン店のサイドメニューの域を出ていないけど、意外と身はふっくら感がありスーパーで安く売っているものよりは質が良く美味しく感じた。機会があれば濃厚スープの方も試してみたい。FC店ながら横浜市トップクラスのラーメン激戦区にあえて乗り込んでくるだけはあるなーと感じた。満足の退店となった。

明日から休み。ゆっくり休養したい。

2024年4月23日 (火)

一風辛麺

また天候は不安定、気温も低下した火曜平日。明日は1日雨の予報だったので1日早めに会社帰りにまたラー博へ立ち寄る。

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いつものように『博多一風堂1994』へ。あと3週間足らずで卒業。もう少しだ。今週は特別創作メニューではない。レギュラーメニューの原点復刻シリーズ最終第3弾、「からか麺」の提供開始時復刻バージョンになる。けれども我は今まで一風堂訪問時「からか麺」を注文した経験がない。今回お初。てっきり「赤丸新味」の辛さを強調したメニューだろう?と想像していたのだが、「赤丸新味」より7年も前に提供開始していたメニューなのだそうだ。今日はちょっと肌寒いくらいだし辛いラーメンを食べるにはちょうど良かろうと判断した。レギュラーメニューだからてっきり来月12日の卒業まで提供を続けるのかと思っていたら、今週平日5日間の1日100食限定提供に急遽変更された模様。食べるなら早めに食べておくに越したことはない。

店に到着した時店前に客無し。食券を買って店員に渡すと「お好きな席へどうぞ」と言われ適当な席へ座った。厨房には河原成美氏の姿はなく店員は男5人女1人。先客3人後客1人。

240423ippudoo00240423ippudoo02 博多一風堂1994 『煮玉子入り からか麺1989』1250円

煮玉子入りメニューを注文。食券購入時に麺バリカタ指定。低加水縮れ細麺との事だが縮れが弱くあんまり違いがわからなかった。基本の具は肉味噌と青葱のみ。追加トッピングにあたる煮玉子丸1個は黄身トロリ。肉味噌は麦味噌をベースに玉葱と豚ミンチをラードと胡麻油で炒めたものと合わせたらしい。スープは一風堂基本のクリーミーなタイプとは違って、油が表面に浮いているし、他の本場博多豚骨のスープに近い気がした。『一蘭』の秘伝のタレ多めにしたみたいな印象。思ったより悪くない。辛いけどあまり抵抗感なくスルスルと食べてしまった。これは意外だった。

対立概念でもないけど我は『博多一風堂』より『一蘭』の方が好き。けれどもその差が何なのか自分でも分からずにいた。『博多一風堂』は接客態度はとても良く行き届いているしサービスも良いし、店自体に全く悪い印象がないのに何故よく似た『一蘭』ほどハマる事が出来ないのだろうか?それが今回の「一風堂クロニクル」という企画を通して色々と知る事が出来た。一風堂原点のスープは豚頭のみ100%使っているからあの滑らかな口当たりのスープになっているそうなのだが、我はその豚頭のスープの味にハマる事が出来なかったんだと思う。豚骨の部位による味の違いまでは流石に理解の外だった。またラオタとしてタガが外れる音を聞いてしまった気がする…。今の一風堂レギュラーメニューは豚頭だけではなくゲンコツも使っているそうなので、現行メニューを食べたら印象が変わるかも知れない。通常の店舗に訪れ比較してみたいな、という気持ちになった。満足して退店する事が出来た。

2024年4月21日 (日)

六浦二郎

昨日同様薄っすら雲が優勢ではっきりしない空模様。雨は降らないようだがそれでいて気温が高めの日曜休日。「春眠暁を覚えず」とは良く言ったもので目が覚めても薄っすら眠い気分が続く。今日もあんまり外出したい気分ではなかったが、少し歩かないといけないかなと思い10時前には家を出た。

訪問するべき店が家を出る段階でも決まらないくらい頭が回らなかったが、結局はずっと保留して未訪問のままだった金沢区の新店へ足を運ぶことになった。京急に乗って金沢八景駅へ降り立った。このところ週末になると来ている気がする。追浜方面へ横須賀街道沿いにテクテクと歩く。侍従川を超えたところに今年2月29日に開店したという『ラーメンハマコー』に到着。以前二郎系の『ラーメン神豚』があった店舗だ。開店の約5分前の到着だったが店前には誰もおらず、店頭のベンチに腰掛けて開店を待つことにした。程なく後客が隣に座り列が生じた。定刻に開店した頃には後ろに6人くらい並んでいた。入口脇に券売機。その横に給水器が設置されセルフでコップに水を注いで着席。厨房には男の店員3人。接客態度は卒なくいい感じ。客席は厨房周りにL字型カウンター12席と4人がけテーブル席1卓。後客は9人入った。

240421hamakoo00240421hamakoo02 ラーメンハマコー 六浦店

『小ラーメン』850円+『うずら卵』100円=950円

先週『ファットン』金沢八景店で変わり種メニューを食べて、逆に王道の二郎系ラーメンを欲する気持ちが高まり上記のメニューを注文。コールは提供直前に店員に確認された。二郎感を過剰気味に味わいたく「にんにく」「やさい」「あぶら」「からめ」コール。つまり全マシコールでお願いした。

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麺は平打やや縮れ。麺量は小で250gだそうだ。ヤサイは感覚的にもやしとキャベツの比率が8:2くらい。分厚い巻きバラチャーシュー2枚。トッピングのうずらは5個入だった。きざみニンニクとスープの濃さも十分だ。久々の王道二郎が味わえて満足。不満点全く無し。ただ我が不用意に全マシコールしてしまったものだから後半へこたれそうになった。何とか具と麺は食べきりスープは残して退店した。

途中スーパーで食料調達をしてから帰宅し、午後は自室でゆったりと過ごした。相変わらず休日の時間経過速度が尋常じゃなく早く感じる。もう少し我慢すればGWだから何とか頑張ってみるか。

2024年4月20日 (土)

牛骨屋白

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朝から白けた空で徐々に雲が多くなってきた土曜休日。今日は最初から家でダラダラと過ごす事にしていたので録画したTV番組を流し見しながら緩く過ごした。

その後我としてはかなり遅めで11時半過ぎに家を出た。今日の狙いは黄金町手前のイセザキモール近くに年明けくらいに開店した『牛骨屋BB』という店。長らく夜8時営業開始だったので訪問出来ずにいたのだが、最近昼営業を始めるようになったと聞いたので訪れる事にした。不定休らしいのである程度臨休は覚悟してテクテクと自分のペースでゆっくり歩いて黄金町方面に向かった。あの辺りはラーメン店は多く全然潰しが効くのでエイヤの気持ちで行ったら無事営業していた。明らかに自分で手書きしたような屋号の文字と牛頭蓋骨のオブジェ。シャッターも1/3が降りたままだし、人によってはとても入りづらいと思われる店構えだが、我はお構いなく入店した。厨房には年配の銀髪おじさん店主1人だけ。客席は厨房前に一列のカウンター4席、背中合わせで壁側にも一列のカウンター4席。先客2人後客1人。口頭で注文してから厨房前側の席に座ったら店主から空の紙コップを手渡された。カウンター上には冷茶の入ったピッチャーが置いてありセルフで注ぐシステム。冷茶と言っても温いのだが。席は明らかにどっかのオフィスから処分に出された背もたれ付きの椅子。令和の世でもこういう店があるのかと懐かしい気持ちになった。でも店主は温和な接客態度なので緊張感はない。卓上に貼られた薀蓄には「牛骨屋バカボーン」と書かれていた。そこで思い出したのが約11年前にこの周辺の平戸桜木道路にあった『牛國屋』という店。メニューも何か似てるし。確かその後「バカボーン」と屋号を変えて松原商店街に移転したと聞く。ああ、あの店が戻ってきたのか。

240420gyuukotsuyabb00240420gyuukotsuyabb03 牛骨屋BB

『ランチセット(白麺+牛飯(小))』1200円

ランチセットがありラーメンと白飯or牛飯(小)のセットがあったので牛飯の方を口頭注文。ラーメンは赤麺(旨辛ユッケジャン)と白麺(塩味コムタン)から選べたので今回は白麺を選択した。

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縁が斜めになっている赤い丼で登場。麺はブリブリに縮れた太麺。我の好きな麺だ。具はもやしとニラ、キャベツ等の炒め野菜と牛肉の焼いたやつが1枚。白胡麻が多めにかかっている。まあコムタンスープに麺を入れただけのように見える一杯なのだが、これがしっかり美味いのだ。卓上の薀蓄には「100%牛のゲンコツとテールで出汁を抽出し油成分を80%取り除き」と書かれていた。確かにさっぱりしていて口当たりが良く旨味もちゃんと出ている。ちょっとタンメンに近い印象。

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牛飯(小)は焼き立ての牛肉に焼肉のタレで味付けされたものが3枚くらい白米にのっていた。脂身が甘くて美味しい。これを嫌いな人は少ないと思う。我はペロリと食べてしまった。ラーメンの丼も空にした。これは機会があれば赤麺の方で再訪問したいと思った。大満足で店主に現金後払いし退店した。

その後業務スーパーとサミットストアで食料を調達しそのまま歩いて帰宅。午後もゆったりと過ごした。今の我には必要で大切な休日時間だ。

2024年4月19日 (金)

記念辣油

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昨日あたりからようやく天候も安定してきた兆しがあり、爽やかを通り過ぎて日中はやや暑く感じ上着いらずとなった金曜平日。そして退社時間を迎えた。1日も休まず一週間を乗り切った自分を褒め称えたい気分だ。

そんな金曜日の会社帰り、またもや新横浜ラーメン博物館へ足を運んだ。…他人からこのブログを見たら「まーたラー博かよ…ラー博ブログか!」と呆れられているんだろうなー、という自覚はある。しかし今帰宅途中わざわざ遠くまで足を運ぶ気力なんて無い。ましてや新店の開店当日にぶっ込む事なんて無理。まあ『博多一風堂1994』が退店するまでのあと約1ヶ月くらいはこんな調子が続いてしまいそうだが、それ以降は訪問回数のペースはガクッと落ちるんだろうとは予想している。

今日の目的店は『元祖熊本ラーメンこむらさき』。「あの銘店をもう一度」シリーズとしては現役店舗だからか特別取り上げてもらえていなかった印象が残る。でもラー博創業当時から唯一営業を続けている店舗なのだからもう少しスポットライトを当ててあげても良かったのでは?という気がしている。券売機で先客が発券に手こずっていて少し待たされたが、その後はスムーズに入店。店員に食券を渡すと「お好きな席へどうぞ」と言われた。店員は男3人女2人。先客3人後客は4人で内2人は力士だった。

240419komurasaki00240419komurasaki01 元祖熊本ラーメン こむらさき 新横浜ラーメン博物館店

『赤ラー油とんこつ』1100円+『煮玉子』150円=1250円

ラー博創業30周年を記念した期間限定メニューで、先月食べた「黒マー油とんこつ」と対になっている。元々は先月で提供終了予定だったが好評だったのでGW期間中まで提供期間を延長するそうだ。煮玉子トッピングを付けたら別皿で提供された。

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麺と具は「黒マー油とんこつ」と全く同じなので説明は省く。違いはスープにマー油ではなくラー油がかかっている。食べるラー油タイプなのでそれほど辛さはない。じわ辛というやつだ。具の種類が豊富でバランスが良く満足度が高い。特に黒豚モモチャーシューが分厚くトロトロの柔らかさ。追加トッピングの煮玉子が今や珍しい存在となったかた茹で煮玉子なのが逆に実に良いんだよ。昔は黄身がパサパサしているのだったりするとゲンナリしていたのに…。時代の移り変わりを感じる。いやー、美味しかった。正直言うが、歴代のラー博出店の中でも『こむらさき』は我の中のランキングでは下から数えた方が早いくらいに位置していた。ところがトレカ欲しさに久々に入店して「王様ラーメン」を食べたらとんでもなく満足度の高い一杯だったので驚き一気に見直した経緯がある。今回も大満足で退店する事が出来た。その為連食はしないで退館し家路についた。

 

2024年4月17日 (水)

桜通魚豚

240417sakura01 天気予報では今日雨が降ると言っていたのだが朝から全然そんな様子は見られなかった。何だよ。というわけでせっかくの早出出勤の定時退社日、昨日と連日になってしまうが会社帰りの帰宅途中にラーメンを一杯食べる事にした。

桜通り沿いに先月20日オープンした『くり山』暖簾分け店の『つけめん章』だ。初回訪問時は看板メニューの「つけ麺」を食べたが、もう一方の「中華そば」が本日の狙いになる。開店直後は通し営業だったが流石に中休みが設定されたみたい。夜営業開始30分後くらいに店に到着。コンビニ跡地の店舗らしいが相変わらず看板も暖簾もなく殺風景な店構え。早速入店。タッチパネル式券売機で電子決済して食券を購入。店員に渡すと厨房前のカウンター席に案内された。店員は男2人女1人。水はセルフ。先客4人後客1人。

240417tsukemenshyou00240417tsukemenshyou01 つけめん章 『特製中華そば』1300円

中華そばを特製で注文。チャーシュー2枚と味玉丸1個が追加になるのかな?空いていたからかあまり待つこと無くなかなか良い面構えの一杯が提供された。

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麺はもっちり食感の中太やや縮れ。具は大きめのきざみ葱と平メンマ、ナルト1枚、海苔2枚、黄身トロリタイプの味玉丸1個、香ばしいバラ巻き炙りチャーシュー3枚。スープはつけ麺同様あまり魚粉に頼らず良い塩梅の濃度の魚介豚骨。非常に飲み易く残すのはちょっと難しいと感じる美味しさだった。多少値は張るけどボリュームもそこそこあって大満足の一杯だった。

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即家路についたが、自宅に到着する直前くらいに雨がパッと降ってきて驚いた。

2024年4月16日 (火)

一風極新

火曜平日。葉桜の時期になったら途端に天気も安定し気温も暖かくなった。でも明日はまた雨が降ると言われている。

会社帰りにまたもや新横浜ラーメン博物館へ。明日訪問するつもりだったが雨の中は嫌なので今日行ってしまう事にした。「あの銘店をもう一度」は出店完了してしまったとはいえ、『博多一風堂1994』は引き続き残り25日間だが営業続行。店舗到着時食券機の前には誰もおらず食券購入後店員にすぐ席を案内された。河原成美氏を含め男7人女2人の店員。先客は5人だけ。そんな感じだからか、我の対面にあるカウンター席に河原成美氏が座りノートPCを見ながらテレビ?の前打ち合わせみたいな事をしていた。後客は7人くらい来たかな。

240416ippudoo00240416ippudoo03 博多一風堂1994 『極新味』2000円

「一風堂クロニクル」第5弾として今週も限定100食で提供されたのは「極新味」。これは一風堂2大看板メニューとなっている「白丸元味」と「赤丸新味」の発売10年を記念して作った限定メニューのリバイバルなのだという。無事食券は購入出来た。この店の限定メニューは提供数量が結構シビアなので夕方には売り切れになるパターンが多いのだが、流石にこの価格帯になるとなかなか注文されないようで昨日はXでまだ余裕があるアナウンスをしていたほどだ。この店舗で3000円のメニューを注文した経験があるので感覚が麻痺しているのかも知れない。

「一風堂クロニクル」で提供する限定メニューは創業者河原成美氏が「ラーメンの可能性を探る」を主題にしているそうなので、今までラーメン業界に導入されていないような様々な料理の調理法を試している実験メニューだと理解している。なので売れるか売れないかはあまり意識せず、実験の結果美味しいものが作れた時のお披露目として提供しているのではないかな?と、このシリーズを食べ続けている内に推測出来るようになった。

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大きなオリジナル丼で提供された。麺はかために茹でられた特製中太ストレート。具は青葱ときくらげ、素揚げした牛蒡、塩味玉半個、モモ肉、バラ肉、肩ロース肉、3種のチャーシューは見た目以上に美味しく元々の肉質の良さを感じられるほどだった。今回のスープは鶏白湯に従来の豚骨スープを合わせたそうで、これまでの「コンソメヌードル」「オイスターチャウダーヌードル」に比べれば、本来のラーメンらしさを追求した味になっていて、流石に美味しく満足度も高い。無意識にスープを飲み進めてしまうほどだった。

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具の最大の隠し玉は牛蒡の下に仕込まれた黄色い茶碗蒸し。昆布と鰹の純和風の味わいで崩していく内にスープがみるみる和の味わいに変化していく。

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別皿で提供された一口大のご飯の塊はアップルバターライスでスープをかけて雑炊にして食べるよう店員から説明があった。我が好きでよく食べるバター醤油ご飯より爽やかな甘みがあり、なかなか美味しかった。

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更に別皿にある「ヌーベ」なる謎の塊。「提供時店員から後半に入れて味変をお楽しみ下さい」と説明された。試しに単体で少し食べてみたら醤油をゼラチン化した塊みたいだった。これをスープに溶かすと醤油の味が広がり更に和風、というよりやっぱり豚骨醤油に近い味になった。元の味、茶碗蒸しを溶かした味、ヌーベを溶かした味、それぞれ美味しかったのだが、味変を楽しむにはスープの量が少なかった。後半かなり慌ただしくなって終了となってしまい、満足感を堪能する暇がなかった。つまり色々詰め込み過ぎている印象が残った。とは言え結果的にスープ完飲完食に至り満足の退店となった。

2024年4月14日 (日)

忙日麺休

240414sky01 昨日に続いて好天に恵まれた日曜休日。天気も良いので暑くなる前に網戸の張替えでもしようか。だから今日はあえて麺休日にして時間を作ろう。なんだかんだと家事が多くて忙しく休日2日では足りないなと思うようになってきた。でもまあ来週分の食料調達もしなくちゃだし、とりあえず9時過ぎには家を出た。

買う物があったので横浜駅に出た。買い物を済ませヨドバシカメラ地下にある『ゴーゴーカレー』で久々食べる事にした。我はここのカツカレーが好きなので定期的に食べたくなる。

240414gogocurry00240414gogocurry01 ゴーゴーカレー ヨドバシ横浜スタジアム店

『ロースカツカレー(M)』900円

ちょっと前だとメジャーカレーが我の定番だったのだけれど、今はこれでいい。何も考えずガツガツいった。うんまかった。

桜木町のサミットストアで食料調達をして正午過ぎには帰宅。休む間もなく即網戸の張替え。1枚やるだけでも大変だ。夕方は疲れてついウトウトしてしまったら気がつけばもう夜7時。やっぱり休日2日では短いって。

2024年4月13日 (土)

酢混二郎

240413sky01 久々に気持ちよく早朝散歩が出来たので自分のエンジンのかかりが早かった。根岸森林公園から自宅に帰ってきてから着替えてまたすぐ家を出た。向かったのはまた金沢八景。想定よりだいぶ早く到着してしまい、駅のスーパーで買い物等をするもまだ早い。まだ営業開始まで30分もあるが店の前で開店を待つ事にした。

その店は今月4日に『麺屋歩夢』の跡地に出来た新店『ファットン』金沢八景店だ。今は新羽駅近くにある『ハイパーファットン』のセカンドブランドFC店にあたるらしい。その為か屋号にハイパーは付けないみたい。到着時当然誰もいないで入口近くで待っていたら5分もしない内に後ろに客が並び始めた。開店5分前に店入口が開けられ先に食券を買うよう店員に促された。タッチパネル式券売機だった。ここで好みが選択されるのでコールは不要となる。電子マネー決済で食券購入後改めて店外に並ぶよう言われた。食券先買いシステムだ。定刻になって改めて店内の奥の席へ座るよう指示があった。水はセルフ。厨房には男の店員3人。おじさん2人と若いのが1人。客席は厨房周りにL字型カウンター10席ほど。初回で満席になったのかな?来客は続き外待ちも生じていたようだ。白い内装で爽やかな印象。

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ファットン 金沢八景店

『汁なしスッパメン・大盛』1050円+『うずら5個』150円=1200円

我はジロリアンではないので二郎系ラーメンの店による違いが明確に判らず面白みがないかな?と思い、この店のオリジナリティが高い人気商品のポン酢味の汁なしを選択した。麺量は並で150gで大盛りで250g。料金は変わらないので大盛り、好みはアブラ・ニンニク。別トッピングでうずら5個を付けて注文した。

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麺は茶褐色の平打縮れ太麺。具は白髭葱、フライドオニオン、唐辛子、きざみ大蒜、味付けされた豚バラ肉と別トッピングのうずら5個。もやしやキャベツのヤサイはなく、豚肉も豚バラなので二郎感はかなり希薄。その上味は完全にポン酢が支配的。あのニンニク二郎味が完全に飲み込まれているというのも凄い。結構昔に蒲田の『凛』でポン酢味の二郎を食べた経験があるがそれは結構二郎寄りだった気がするので、こちらはかなりオリジナリティが出ていると思う。かなり食べやすく仕上がってはいる。夏向きの味って感じ。ただ個人的な感想をいうと後半になってもどう足掻こうが単調なポン酢味に支配されっぱなしなので飽きが生じてきた。大盛指定でもボリューム感は感じず。なので難なく完食。店自身が発信しているように二郎系っぽいけど二郎系ではないようだ。次回機会があれば汁ありの醤油か塩を試してみたい。やっぱりスープ有りのラーメンの方が自分の好みに合致する。

退店後即家路についた。朝早起きして散歩したので眠かったけど、洗濯物を取り込んだり、炊飯器と電気ポットを新しいものに更新して設置したりと結構やることがあったのでなかなか休めなかった。

根岸朝桜

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天候不順が続いた為先週の訪問は諦めた毎年恒例の根岸森林公園の早朝花見。今日は朝から快晴だと天気予報が出されていたので前日から訪れるのを楽しみにしていた。だけど今週になって気温が上昇し天候も回復していたので通勤経路にある桜がことごとく葉桜化しているのを見ていたので心配だった。日照時間の関係で根岸森林公園の桜の開花は毎年遅いのは経験上わかっていたから、そこに一縷の望みを持って朝5時半頃家を出た。

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天気予報通り快晴の空となり清々しさを感じる根岸森林公園。1年ぶりに訪れたが人はまばらだった。我にとっては好都合だ。

240413shinrinpark002240413shinrinpark03 良かった。桜満開に間に合ったようだ。桜が朝陽を浴びて殊の外美しく見える。

240413shinrinpark004240413shinrinpark005 天候が安定しないこの時期の週末の朝に、この爽やかな気温と青空の元でこの景色が見れた幸運に感謝したい。

240413shinrinpark006240413shinrinpark007 240413shinrinpark008 まるで桜の津波が迫ってくるようにも見える。今年も根岸森林公園の満開の桜が見れて良かった。今年の桜に関してはこれでもう悔いはないよ。大満足だ。

2024年4月12日 (金)

銘店巡終

新横浜ラーメン博物館創業30周年記念企画として2022年7月1日からスタートした『あの銘店をもう一度』シリーズ。それは過去ラー博へ出店した国内外の銘店達を再集結させる「2年で味わい尽くすラー博の30年史」という謳い文句で幕を開けた。以前からラー博の過去出店リストを見て「この店行ってみたかったなー」と思う事が多々あったので発表された時は期待に胸が高まった。折しも2022年はコロナ禍がなかなか収束を見せなかった時期。移動制限があった為、我の趣味でもあった地麺巡りも封じられていた。フラストレーションが溜まっていた事もあり、この企画に全乗っかりして徹底的に楽しんでやろうと決めた。

ところがラー博側から今回『六角家1994+』の出店をもって「あの銘店をもう一度」は終了すると公式にアナウンスされた。先に書いた通り我はこの企画に前のめり的に楽しんでいたので、この発表はあまりに唐突で受け入れ難かった。ハッキリ言って不完全燃焼で収束してしまう事に不満を感じた。というのは過去の出店リストの中で再出店していない店が多数残っていたからだ。残っているのは『旭川らぅめん青葉』@旭川、『いのたに』@徳島、『らーめんの駅』@札幌、『二代目げんこつ屋』@東京、『匠』、『らー博厨房』、『麺翁百福亭』『NARUMI-IPPUDO』の8店舗。但し今回の企画の注意書きに「本企画は歴代出店店舗から一部企画店を除いた約40店舗が出店予定です」と書かれていた。なので後半4店舗は企画店として除外されても仕方がないが、前半4店舗が出店しなかったのは残念過ぎた。

しばらくは受け入れ難い結末だとショックを受けていたけど、落ち着きを取り戻した今となっては無理も無い事だとラー博側に心から感謝したい気持ちになっている。歴代出店数は現在全50店舗にものぼるが、出店していた当時とは事情が異なるし各々の都合を抱えているはず。冷静に考えてみれば多数の独立体が参加するイベントが全くの計画通りに事が進む方が奇跡に近いと容易に想像出来る。出店する順番のロードマップを明かさず出店直前の公表方式をとっていたのはそういう理由だろう。ラー博側も『青葉』や『いのたに』にも最後の最後まで粘り強く交渉していたんだと思うよ。再出店してもらえなかったのは我々以上にラー博側が悔しかったに違いないのだ。

先に書いた通り世界を襲ったあのパンデミック禍は、地下飲食店を主としているラー博にとっては最大の危機だったと思う。度重なる休館、空調やアルコール洗浄等の嵩む設備投資費、当てにしていたインバウント客の激減等、傍から見ても最悪閉館してしまうじゃないかと思っていた。それらを覆し取り戻す意気込みで望んだであろう今回の大イベント。よくもこれだけの有名店のリレーを繋げさせたなと思う。そして我も全店制覇出来て十分以上に楽しませてもらった。今となっては感無量、大感謝だ。風前の灯状態だった銘店『六角家』をレギュラー店として復活保管させるというのも美しい結末だったと思う。

『博多一風堂1994』の企画出店は続いているし、6月には新たな51店舗目の出店も控えているという。今年も新横浜ラーメン博物館へ通う日々が続きそうだ。

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再会六角

240412sky001 雨が降ったり晴れたり不安定な空模様だった金曜平日。何とか期初の怒涛の5日間を乗り切る事が出来た。まだ来週も続くのだが…。

今日は訪問するべき店は決まっていた。会社帰りの帰宅途中新横浜に降り立ち今週2度目の訪問となるラー博へと向かった。ラー博30周年企画「あの銘店をもう一度」創業94年組の最後にバトンを受け取ったのは、まさかの横浜家系ラーメン『六角家』だった。ラー博出店は創業の1994年から2003年迄の約9年間在籍していたそうだ。当時我は本格的なラーメン食べ歩きをする前だったので訪問出来ていない。『六角家』は誰が言ったか知らないが『吉村家』『本牧家』と並び「家系御三家」の一角と言われたほどの家系の中では歴史のある有名店。最盛期は10店舗ほど展開していたが、2017年10月に六角橋本店を閉店し2020年にはとうとう破産するという悲しい結末を迎えてしまった。「あの六角家が…」と思わずにはいられなかった。今やそんなほぼ風前の灯という有り様の『六角家』がラー博に帰って来た。そして驚くべき事にそのままレギュラー店として在籍していくのだそうだ。創業店主だった神藤隆氏は2年前に亡くなられたが、その前年にラー博から今回の復帰出店の相談され、自分の代わりと白羽の矢を立てたのが今静岡浜松にある『蔵前家』店主だった。そこに神藤氏の弟が経営する唯一現存する『六角家』である戸塚店も1ヶ月ほど休業して今回の再出店立ち上げに協力して実現に至ったらしい。

店到着時には食券のところで6人待ち。でも食券を購入した後は席が空いていたらしく待つことなくすぐに席に案内された。店員は店主を含め男3人女2人。入店時は6割程度の入りだったが食べ終わる頃には外待ちの並びが出来ていた。内装の壁の模様だけじゃなくカウンターの椅子まで六角になっていた。意気込みの強さを感じた。

240412rokkakuya00240412rokkakuya03 横浜ラーメン六角家1994+

『ラーメン(中盛り)』1050円+『キャベチャー』200円+『ライス並』150円=1400円

基本のラーメンを中盛で注文。好みは初回なのでとりあえず様子見で全て普通でお願いした。六角家名物のキャベチャーと家系ならばのライスを合わせて注文した。

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屋号のロゴが赤文字で入れられた青磁の丼で提供された。最早貫禄すら漂う面構えだ。これをラー博で食べている事が不思議な感じ。麺はもちもちした食感の平打中太ストレート。具は勿論家系標準のきざみ葱、ほうれん草、海苔3枚、チャーシュー1枚。スープは表面の鶏油や豚骨の旨みも十分感じられた。なのでレンゲが止まらず気がつけばスープの水位をだいぶ減らしてしまった。ただ個人的な好みとしてはもう少し醤油のしょっぱさが欲しかったところだ。次回は味濃いめ指定しようと思った。家系ラーメンにも関わらずスープ完飲してしまった。完食の大満足だ。

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そして胡麻油を効かせた数量限定の名物「キャベチャー」も美味しかった。やっぱりライスと一緒だと食事感が増すね。卓上には豆板醤、おろしニンニク、おろし生姜がちゃんと置かれていて家系ライスを作成し海苔3枚を使って大満足の完食でフィニッシュだ。

これからは会社帰りに『六角家』に立ち寄れるようになるのかと思うと嬉しいよ。

そして約2年近く続いたシリーズ企画「あの銘店をもう一度」は今回『六角家』がレギュラー復活する事でエンディングを迎えた。これについては別記事にして私見を述べたい。

2024年4月11日 (木)

夕錦牛味

240411sky001 昨日に続いて今日も朝から晴れた木曜平日。午後から雲が広がってきたけど。

会社からの帰宅途中昨日に続いてイセザキモールへやって来た。昨日『松のや』へ行く途中で見かけた「ラーメン」の張り紙が貼られた店が気になったので今日はその店を訪れる事にした。連日の外食になってしまうが好奇心を抑える事が出来なかった。ネオンランプが光り輝く派手な店構え。店名は『BBQbar錦kin』というようだ。何となく韓国系のような気がする。ネットで調べたところ元は1人焼き肉の店だったが最近になってラーメン店に鞍替えしたようだ。早速入店。店内も店構えと同じ雰囲気でBARって感じ。奥の方に厨房があり男の店員が1人のみ。客席は4人がけテーブル席が4卓あったが2階へ続く階段があったので2階にも客席があるのかも知れない。とりあえず席に座り口頭で注文。先客1人…と思ったが何も食べずに外国語で電話していたので店の関係者かも知れない。後客は来なかった。

240411kinkin00240411kinkin03 BBQ Bar 錦 kin 『牛味ラーメン』880円

メニューは白丸、赤丸、黒丸ってどこかで聞いた事があるようなメニューが並び、更につけ麺、醤油、塩、味噌と続いていた。そして最後に我が興味を惹かれるメニューがあった。牛骨ラーメンだ。いや!牛味ラーメンとなっている。ライス無料だそうだ。

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麺はストレート細麺。具は玉ねぎの角切りとスプラウト数本、穂先メンマ1本と塩味のチャーシュー2枚。スープは塩ベースの清湯で牛脂で味付けしているよう。なので香ばしさと甘みが出ている。実に焼き肉店っぽいラーメンで思ったより美味しかった。白米が合う組み合わせのラーメンではないと思っていたが、スープをかけて雑炊っぽくしたら、こちらも意外と良い感じ。満足して支払いを済ませ退店した。

豚揚定食

ようやく朝から青空が広がるようになった4月半ば水曜平日。何とか土曜まで葉桜にならないで欲しいところだ。

今日は欲しい本があったので有隣堂に立ち寄りたく帰宅途中関内駅で下車し久々のイセザキモールへ。本を購入した後晩飯を食べてから帰宅しようと考えた。今日はラーメンという気分ではなかった。なので珍しく松屋フーズ経営のとんかつチェーン店『松のや』伊勢佐木町店へ入店した。『マイカリー食堂』と併用されている店舗だ。入口のタッチパネル式券売機で電子決済で注文。完全セルフ方式。適当な席に座って自分の番号が呼ばれるのを待った。入店時客は数人しかいなかったけど退店時には8割くらい席が埋まった。

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松のや 伊勢佐木町店『本格唐揚げ&ムートート定食』950円

狙いはムートート定食。これに興味があったんだよ。ムートートとは豚バラ唐揚げの事でタイ料理の料理名らしい。シンプルに未知のムートートだけだと失敗すると不安だったので唐揚げのセットがあったのでそちらを注文。ライスの量は並を選択。

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とても美味そうだけど体に悪そうな茶色の塊が中心に置かれたプレートが登場。こういうのを美味しそうだと思える内が華だと思っていただきます!まずは千切りキャベツにとんかつソースをたっぷりかけて食べる。下手なドレッシングかけるより全然美味しく感じる。そして主役のムートートだが豚バラの唐揚げそのもので味や食感も想像通りだった。でもこんな感じになるのかと経験出来た事に価値がある。付いてきた酸っぱ辛い赤いソースに漬けるとタイ料理っぽさが出るし食欲増進効果を感じる。でも日本風にアレンジがされているようで醤油ベースの揉みダレに付けて揚げているそうだ。よってそのまま食べると唐揚げとほぼ同じ味わいで白米が進む。けれど同じ味なら鶏の唐揚げの方が我の好みだった。食感が豚バラを上回るんだよ。サックサックのジュワ~だ。普段スーパーで買ってきた出来合いのやつをオーブンで焼いたやつしか食べていないので、この揚げたての唐揚げの美味さに胃袋を掴まれるって!もう全て完食の大満足!

この店での満足感。自分はケチのつもりは全くないのだけれど、価格は満足度にダイレクトに直結するのは否定出来ないと思ったよ。このレベルでこのボリュームで、更にご飯も味噌汁もおかわり自由で1000円以下で食べられるって凄い事だ。しかも品質は安定しているだろうし、24時間営業で客席数も多く行列に並ぶ事等無くすぐ食べられるし。入口からでは目立たないけど結構客入りが良いのも納得。1000円の壁をあっさり破ってしまった個人経営店のラーメンを普段食べているから尚の事それを強く感じた。

2024年4月 9日 (火)

一風紐育

朝から本降りの雨が降り気温も低くなった火曜平日。よってまたもや心身共に調子は良くない状態が続いている。

そんな感じだけど退社した後ラー博へ訪れた。狙いはまたもや『一風堂1994』クロニクル第4弾。到着時に並びはなくスムーズに入店。そうしたらガラガラで先客5人くらい。しかも『一風堂』関係者らしく厨房にいた河原成美氏が客席に座り談笑していた。後客4人くらいかな。

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一風堂1994『NYオイスターチャウダーヌードル』1800円

今回は2008年3月に開店したニューヨーク店開店を記念して提供された限定メニューの復刻版なのだそうだ。フォカッチャとトリュフオイルかな?が別皿で提供された。

240409ippudoo01240409ippudoo04 提供された瞬間から牡蠣の香りがしてきた。麺は平打中太やや縮れ麺。具は角切りポテトくらい。あとは粉チーズが山となっている。それにバジルとパプリカかな?の粉末がかかっている。スープに浸かった部分は凝固していた。我は乳製品を使った料理は結構好きなので全く抵抗なく美味しく食べることが出来た。ただラーメン感は希薄…はっきり言ってしまうとほぼ感じなかった。欧米のヌードル料理って感じ。これは先々週食べた『コンソメヌードル』と全く一緒の感想。そういうイベントラーメンだからね。我からすれば平日の夜に高価なディナーを食べてしまったなーという食後感だった。

2024年4月 7日 (日)

春変動歩

今朝も根岸森林公園の桜を見たいと思い早い時間に起きたが、しっかり雨が降っていた。こりゃいかん、今日も寝て過ごそうかと横になって寝たものの精神の不調が災いしてか夢見が悪く10時半頃二度目の起床となった。何故夢でイライラさせられなくちゃいけないのだ。でも窓の外を見ると弱々しくはあるが日差しが少し差し込んで来ているのが見えた。どちらにせよ来週分の食料品を調達しなくてはならないので外出する事にした。

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昨日桜見物はしたので今日は散歩しながら他人の家に咲いている桜を鑑賞させてもらうに留めた。綺麗だな。根岸森林公園も来週末まで散らずに咲いていてくれるといいなー。

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桜に気を取られ気づきにくかったが足元の草花も雨の雫で緑にキラキラと輝いていて美しかった。生命のサイクルはしっかりと回っている事に気付かされる。こんな事を考えてしまうのも精神が弱っている証かも知れないが回復に向かっている証だとも思いたい。いつもどおり賑やかな横浜橋商店街を通る頃にはだいぶ平穏な気持ちになっていた。

今日はもう新店攻略とかブログ映えとか頭で余計な事は考えず、自分の胃袋に問いかける気持ちで何か優しいものを食べたい気分。そして可能な限り近場で、出来ればあまり並ばずに食べたい。と考え導き出されたのが『寿々喜家』曙町店『地獄ラーメン田中屋』と迷ったけど今日に限っては家系に軍配が上がった形になった。店前に待ちはなかったが我が店に入る直前で1人先に入店した。でも食券を買っている間に先客が食べ終わり退店したのでちょうど待たずに座れた。我の後から来た客は店外で待たされていたので幸運だった。店員は厨房に男ばかり4人。威勢が良く家系店らしい雰囲気で我にとっては逆に落ち着く。後客は続々やって来て常に満席状態だった。

240407suzukiya00240407suzukiya01 寿々喜家 曙町店 『ラーメン並』850円+『味玉』100円=950円

並で好みは全て普通を選択。今日は味玉追加だ。約2ヶ月ぶりの訪問だが来る度に美味しくなっている感じがする。期待通り良い意味で優しいクラッシックスタイルの家系ラーメン。ついついスープを完飲してしまった。大満足で退店した。

隣のサミットで食料品等を調達し早々に家路についた。午後はゆっくり休養を取ることにした。

2024年4月 6日 (土)

春印度飯

桜も見頃を迎えているとの報を聞き、例年通り根岸森林公園の桜を見物に早朝出かけようと着替えたがあまりに寒く、今にも雨が降ってきそうな空模様だった。これは駄目だと諦めてゴミ捨てに行くだけで自室に戻り二度寝してしまった。そんな4月最初の土曜休日。

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朝9時過ぎに二度目の目覚め。雨は降っていないようだ。やっぱり心も体も本調子ではない事を自覚。それでも一応桜見物はしておきたいので、まず腹ごしらえしてから大岡川沿いをゆっくり歩いてみる事にした。となるとやっぱり近場の行きつけの店である弘明寺の奇妙な肉料理店『ねこ娘とねずみ男』。今日はラーメンの提供はないようだが構わない。その代わり面白そうなものを提供すると予告されていた。弘明寺商店街で少し買い物をしてから開店前に店に到着すると1番乗り。定刻から少し遅れて入店を案内された。後客3人も続いた。水はセルフ。口頭で注文。しばらく来客は無かったが我が食べ終わる頃には外待ちも生じていたようだ。

240406nekonezumi00240406nekonezumi01 ねこ娘とねずみ男 『思いっきりインド飯 中の上』1800円

カレーとは書かれていないし、どんな内容か不明のまま注文してみた。その為極みではなく中の上にしておいた。

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20分ほど待って提供された一皿。皿の半分ほどバスマティライスが盛られている。その上に大根の煮物、チキンソテー、大きな焼豚2枚、トロトロの牛すじ肉が乗っており、そのどれもが大量のスパイスで味付けされていた。まるでターリーの各皿に乗っていたものを全部ライスの上にぶちまけたようだ。それでいてカレールーは無い。具のみ。だからインド飯か。これはインド料理好きにはたまらない一皿になっていると思う。朝飯を抜いてやって来たが、中の上にも関わらず満腹になって大満足。支払いを済ませ退店した。

240406sakura001240406sakura003 そしていよいよ大岡川へ。桜は満開のちょっと手前といったところ。でも人出は多く結構な混みようだった。

240406sakura005240406sakura004 空が雲で灰色に塗り潰されているのが実に残念。そして陽当りの影響だと思うが生えている場所によって開花のムラが激しいようだ。そしてまだ小さい桜が植えられていた。こういうのを見るとちょっと安心する。

240406sakura006240406sakura007 大岡川に沿って結果的に弘明寺から桜木町まで歩いてしまった。すっかり疲れてしまった。240406sakura008

 

2024年4月 5日 (金)

三陸千草

時間はまだ余裕があるしラー博なので連食決行。次の店は今日を入れてあと3日で撤退してしまう『らーめんの千草』だ。毎週限定メニュー狙いで訪問している『博多一風堂1994』を除いて『あの銘店をもう一度』開催期間中に三度訪問している店は、間違いなく我の心のど真ん中に入ってきた大好きなラーメンを提供してくれる店である証。到着時店前には誰もいなかった為こちらも食券を買ったらそのまま席に案内された。店員は男4人女3人くらい。先客は16人くらい後客5人くらい。

240405chigusa00240405chigusa03 らーめんの千草 新横浜ラーメン博物館店

『三陸ワカメらーめん』1200円+『鶏皮』200円=1400円

開催期間の終盤に加わった、久慈本店でも提供しているメニューを注文。この店の純鶏スープにベストな効果を生む鶏皮はマストアイテムだ。

240405chigusa01240405chigusa02 陸前高田産のワカメがふんだんに丼へ投下されている。しょっぱくてコリコリした安モノのワカメと全く違う。自然な味わいとプリプリとした食感が味わえた。ところが残念なことにごま油で味付けされていたんだよ…。それが純鶏スープの香ばしく仄かな甘さをほぼかき消してしまっていた。別皿提供の鶏皮を投入し何とか鶏感を高めようと試みたが叶わなかった。とは言え我の大好きな田舎っぽい地方のラーメンらしさは感じ取れたので満足し退店した。

フロントでラー博SNSをフォローしている画面を見せると貰えるステッカーを貰って退館した。横浜で用事を済ませ少し食料調達をしてから家路についた。ぐずついた空模様が続き夜は冷え込んだので明日良い桜見物が出来るか心配になってきた。

爽風味噌

240405sky001 雨がシトシト降る朝となった4月最初の金曜平日。このところ天候、気温、おそらく気圧も日々目まぐるしく変化している。それに加えて花粉やら黄砂やらも大気中に多く舞っているのだろう。毎年この時期はそうだったのかも知れないが今年は特に極端に感じる。その影響を受けて我もこのところ何となくだが体調だけではなく精神的にもおかしくなっている気がしている。だからこの時期精神がおかしくなる人が多く現れてしまうのも無理はないなと感じている今日このごろ。なるべくなら外出時間は可能な限り短くしておきたい。

今日は午後用事があるので会社を午後半休を使い昼前には退社した。用事までまだ時間はあるので新横浜ラーメン博物館に立ち寄り昼食を食べておく事にした。昼時にラー博を訪れるのは初めてになると思う。確かに仕事終わりの時間に来た時より多少賑わっている印象だ。狙いは『博多一風堂1994』。店に到着した時には並び無し。食券を買ってそのまま入店着席。店員は男5人女3人くらい?今日は厨房に河原成美氏の姿があった。先客7人後客7人くらいか。

240405ippuudoo00240405ippuudoo01 博多一風堂1994 『玄海みそラーメン』1200円

クロニクル限定第3弾メニュー。『博多一風堂』が1988年に同じ福岡に出店した今は無き『爽風亭』という別ブランドで提供していた味噌ラーメンなのだそうだ。

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麺は低加水の平打ちストレート細麺。具は茹でたもやしとキャベツ、挽き肉少々、塩味玉半個、肩ロースチャーシュー2枚。スープは数種類の味噌を豚頭100%で作った豚骨スープで割り焦がしラードを加えて作ったものだそうだ。見た目よりサラッとした口当たりだが、味はクッキリと濃いめの味噌味。赤味噌っぽい味が強めに出ていた印象。なかなか美味しく、ついついスープを結構多めに飲んでしまったほどだ。満足感のある一杯だった。

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