純連継承
灰色の雲に覆われ昨日までの暖冬から急に気温低下が見られた2月最初の金曜日。ようやく今週を乗り切った。頑張ったな我。
ようやく迎えた退社時間。帰宅途中に新横浜ラーメン博物館へ歩を進めた。狙いは「あの銘店をもう一度」シリーズの新店…のつもりだったが博物館に到着するまでの間に気が変わった。歩いていると顔の皮膚に冷たい風があたる。こんな寒い冬の日の夜にあの店を素通りするなんて普通に考えてあり得ない。そう、『すみれ1994』だ。今や各々が行列店の店主になっている巣立った弟子達を順番に招いて村中社長自ら厨房に立っている。『すみれ』継承。それは厨房の中の話で我々では知り得ない話だ。それも今日を入れてあと4日でエンディングを迎える。その前にもう一度!と思い入館して真っ直ぐ店へ直行した。店前には6人くらいかな?階段を少し降りたところまで列が出来ていた。早速最後尾へ。待ち時間は5分となっていたが本当に5分程度で入店出来た。これはタイミングが良かっただけで連日大行列らしい。我が退館する頃には約20分待ちになっていたから。店員は男2人と女4人。今回は札幌『八乃木』店主が厨房にいるそうだ。
寒い中やって来てありついたこの一杯は格別。この熱々ラードとプリプリ縮れ麺。そして深い味噌の味わい。もう身体に染み入る一杯。帰宅して床に就く頃でもまだ胃の中に熱いものが残る感じがするのが凄い。金曜の夜に辿り着けた安堵感も相まって幸せな気分になれた。『すみれ1994』、ありがとう。
跡地には今月9日より『一風堂1994』が登場するそうだ。『らーめんの駅』が続けて営業するという我の予想は外れてしまった。
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