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2024年2月29日 (木)

一風江戸

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2月29日。うるう日となった木曜平日。空は雲に覆われ顔に吹き付ける風は冷たい。

先週売り切れで苦渋を飲んだ『博多一風堂1994』の限定メニュー「江戸式醤油ラーメン」を求めラー博へ訪れる事にした。本当は明日訪問する予定だったが、木曜平日の方が売り切れを回避出来る可能性が高いと考え会社帰り新横浜駅で降り立った。

ラー博入口から『博多一風堂1994』の店舗へ直行。すると店前で女性スタッフが「限定江戸式醤油、残り僅かとなっておりまーす。如何でしょうかー。」と客の呼び込みをしていた。やったー!間に合った!早速食券を購入し入店。先程の女性スタッフに「お好きな席へどうぞー」と言われたので適当なテーブル席に着席した。先客は2人だけ。河原社長の姿は見えず店員は男3人女3人。後客が1人入店してきたのだが驚くべき事が起きた。厨房の男店員が「本日の醤油、終了でーす!」と大声で言ったのだ。来る時電車に飛び乗ったのだがあれを乗り過ごしてしまっていたら完全アウトだったって事か!紙一重過ぎるだろ!何にせよ間に合って本当に良かった!

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博多一風堂1994

『煮玉子入り江戸式醤油ラーメン1985』1200円

+『明太ご飯』400円=1600円

1985年創業時のメニューの再現。約3年前『博多一風堂浅草橋本舗』に出向いて同じ名のメニューを食べているがわざわざ「1985」と冠しているから別物なのだろう。煮卵入り、前回も食べて満足度も高かったサイドメニューの明太ご飯も注文。替え玉は可能のようだが麺の固さは指定出来なかった。

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滑り込みセーフでありつけた醤油色に輝くスープの一杯を前にして胸が高まった。麺は低加水平打ち中細やや縮れ。具はきざみ葱、細切りメンマ、海苔1枚、白蒲鉾1枚、薄切りチャーシュー2枚。トッピングの味玉丸1個。醤油スープには若干細かい背脂が浮いている。鶏の清湯に長崎県産カタクチイワシを合わせ、醤油は地元福岡老舗の再仕込み醤油を使用しているのだそうだ。

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癖がなくシンプル故に美味しい醤油ラーメンだった。あの博多一風堂が創業時は豚骨と醤油の2本立てだった事を知り驚いた。明太ご飯も合わせて完飲完食の大満足。とにかく食べる事が間に合い何よりだった。しかし平日木曜でこの難易度はいくら限定とは言え今回はあまりにも数量が少な過ぎはしないか。多分ありつけず不満を抱いた客も多かったに違いない。今回はもう材料発注や仕込みの問題があるだろうから増やすことは困難だと思うが、次回の限定メニューから数量設定を見直して欲しいよ。

ラー博を出ると雨がポツポツ降っていたが、今夜は幸運をモノにすることが出来た幸福感に満たされ大満足で家路についた。

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